タイムワープ艦隊2024

山本 双六

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第一章 タイムワープ艦隊

第五話 マレー沖海戦①

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1941年12月10日
      南シナ海
「ん?ここは...?」
どゆこと?
「痛てて」
なにがあった?
「えっ?」

「どうかしたか?」

「ここ、南シナ海のマレー沖です!」
え?
「うそつけ!さっき俺たちは、日本近海で第一艦隊の代わりに海上警備にあたってスコールにあって...って!スコール!信じてもらえんかもしれんが、かの有名な『神の機動部隊』は、スコールにあって未来からタイムスリップして来たと聞いたことがある!もしそれが本当なら、俺たちは場所的にも今、1941年10月のマレー沖海戦に間違いなく巻き込まれる」

「冗談はやめてください。原司令」
嘘じゃないって
「とにかく、現状を突き止めるため、伊250・251号潜水艦と月光を派遣して周りを索敵しろ!もしかすると、近くに、イギリス東洋艦隊がいる。だとしたら空母1隻戦艦2隻にからまれる!攻撃される前に、こちらから見つけろ」
艦内に沈黙が続いたあと、
「分かりました!空母翔鶴、伊250・251号潜水艦に打電!索敵求ム」
分かってくれる人いたー!


一時間後
「原司令、伊250号潜水艦から入電。マレー沖にて、キング・ジョージ5世・レナウン級戦艦一隻ずつと空母インドミタブルらしき艦を発見した」
やはりか....
「まぁ様子見だな。一様空母翔鶴・瑞鶴に、攻撃機発艦の準備をさせとけ。そして艦載機の月光のみ撤退させて、
伊号二隻は、偵察続行」

「了解!」
これからどうしようか

ダン!

ダン!

ゴゴゴ

ゴゴゴ

「なんだ?」
何が起きた?
「3時の方向に、敵編隊発見!」

「油断した!対空戦闘用意!打ち方はじめ!」

ダン

ダン

ダン

バーン

バーン

「ふぅ~何とか撃墜できたけど、我慢ならない!伊号二隻と翔鶴型空母二隻に打電!敵艦隊を撃滅せよ!」
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