98 / 114
第七章 闘技大会編
学校対抗戦開会式
しおりを挟む
学校対抗戦開会式
「な、なんだ今のは!」
「速い!本当に学生なのか?」
「何者なんだあの少女は…」
「一瞬で4人を…」
観客がそれぞれの反応を見せる。観客といっても親御さんや教師、同学年の生徒たちだ。Sクラスは学園に来てないから授業も受けない。だからほとんどがカテリーナの実力を知らないわけだ。
この程度で驚いてちゃダメだな。カテリーナの本気はこんなもんじゃない。
「楽勝だな。まるで歯応えがない」
「そりゃ当たり前だろうよ。なんたって俺たちSSランク冒険者だぜ?闘技大会じゃなきゃ相手にならねぇだろ」
「ふむ、それもそうだな」
「ならこのままカテリーナちゃんだけで戦う?」
「僕は賛成!」
「俺の出番はねぇのかよー!まあいいや俺も賛成だ」
「分かった。今後も私のみで勝ち進むとしよう」
「じゃあ教室戻ろうよ!」
ーーーーーーーーーーーーー
それから2週間が経過した。もちろん学園の代表は俺たちだ。5年生や4年生に中級魔法を使いこなす者や、上級魔法が使える者までいたが相手にならなかった。上級魔法といっても質は最悪だ。魔力が全然込められていなかった。
相手の出方を探ったあと、全ての敵をカテリーナが一撃で倒してしまったので、俺たちの出番は無かった。
そして今日から学校対抗戦が始まる!学校対抗戦は王都の闘技場で行われる。出場校は全部で40校、出場選手は160人だ。ほとんどの学校が5年生や4年生が出ている。まあ1年生はいるわけないよね。
「これより開会式を始めます!始めに国王陛下からのお話です」
「皆の者!今日は生徒達の晴れ舞台だ!選手は誇りを持って全力を出しきり、観客は精一杯応援をするように!これにて終わりとする。カノン王国国王、アメリア・カノン・ウォーカー」
「「「「「国王陛下万歳!」」」」」
パチパチパチパチ
すごい声援だな。さすがこの国の国王だ。この国は治安もいいし飢えも無いから慕われてるんだろうなぁ。
「続きまして選手宣誓の言葉、デザイア騎士学院5年生、ルーク・ウェン・カストリア」
金髪の短髪でスラリとしたイケメンの少年が台に上がる。
「はい!選手宣誓!我々生徒は誇りを持って全力で戦うことを誓います!」
「キャー!!ルーク様こっち向いてー!」
「カッコいい!!」
そう、このルーク・ウェン・カストリアとかいうやつは結構有名らしい。別名《甘いマスク》として知れ渡っている。若いのに武術、魔法、そして容姿。全てが完璧と言われている天才イケメン少年だ。学校対抗戦でカテリーナの相手になるやつはコイツくらいだろう。
「続きまして、英雄アルベルト様よりお言葉をいただきます」
「ぶふぉっ!」
聞いてない聞いてない!そんなこと一言も聞かされてないぞ!?
絶対陛下の仕業だな。あとでガツンと言ってやらないと!
いやいやそんなことよりどうする?何も考えてないぞ?いや待て、大丈夫だ!今までだってなんとか優等生キャラ演じてきただろ?考えろ、考えるんだ!今最適な答えを導き出せ!
俺は時間停止を使って時を止める。こうすればいくら考えても時間は経たない。だが気が引けるため早めに終わらせよう。
考えがまとまったので時を動かす。
「はい!皆さん今日この良き日に集まってくださってありがとうございます。その期待に応え、生徒を代表して真剣に戦うことを誓います!」
これで大丈夫か?結構即興で作ったには自身あるんだけど。
「「「「「「うおぉぉお!!」」」」」」
「流石に英雄様と言う言葉はちげぇ!」
「かっこいいわー!」
「英雄様万歳!」
「アルベルト様万歳!」
どうやら思ったより受けがいいみたいだ。
「続きまして、トーナメントの組み合わせを発表したいと思います。第1試合、カストリア武術学院VSデザイア騎士学院。第2試合王立カノン学園VSブルメン魔法学院。第3試合…………」
俺たちは第2試合か。相手はブルメン魔法学院、ブルメン領にある魔法専門学院だ。多分全員魔法使いだと思うから相性は抜群だな。カテリーナが詠唱をする間もなく一瞬で間合いを詰めるだろう。
そしてルークがいるデザイア騎士学院はカストリア武術学院と試合か。カストリア騎士学院はカストリア領、つまりルークの親の領地の学院だ。ルークがなぜカストリア領の騎士学院に通わないかの見当は大体ついてる。
多分デザイア領、俺の親の領地の騎士学院がレベルが高いからだろう。
「第1試合は20分後の10時から、第2試合は10時20分の予定で始めたいと思います。選手は控え室に行き準備を整えていてください。それではこれで開会式を終了したいと思います」
やっと開会式が終わった。対戦校をいちいち発表しなくても紙で貼り出されてるから言わなくてもいいのに。
王立カノン学園Sクラスの俺たちは闘技場にある控え室に向かった。
「おい、待てよ!」
声をかけてきたのはルークとその取り巻き3人だった。
「な、なんだ今のは!」
「速い!本当に学生なのか?」
「何者なんだあの少女は…」
「一瞬で4人を…」
観客がそれぞれの反応を見せる。観客といっても親御さんや教師、同学年の生徒たちだ。Sクラスは学園に来てないから授業も受けない。だからほとんどがカテリーナの実力を知らないわけだ。
この程度で驚いてちゃダメだな。カテリーナの本気はこんなもんじゃない。
「楽勝だな。まるで歯応えがない」
「そりゃ当たり前だろうよ。なんたって俺たちSSランク冒険者だぜ?闘技大会じゃなきゃ相手にならねぇだろ」
「ふむ、それもそうだな」
「ならこのままカテリーナちゃんだけで戦う?」
「僕は賛成!」
「俺の出番はねぇのかよー!まあいいや俺も賛成だ」
「分かった。今後も私のみで勝ち進むとしよう」
「じゃあ教室戻ろうよ!」
ーーーーーーーーーーーーー
それから2週間が経過した。もちろん学園の代表は俺たちだ。5年生や4年生に中級魔法を使いこなす者や、上級魔法が使える者までいたが相手にならなかった。上級魔法といっても質は最悪だ。魔力が全然込められていなかった。
相手の出方を探ったあと、全ての敵をカテリーナが一撃で倒してしまったので、俺たちの出番は無かった。
そして今日から学校対抗戦が始まる!学校対抗戦は王都の闘技場で行われる。出場校は全部で40校、出場選手は160人だ。ほとんどの学校が5年生や4年生が出ている。まあ1年生はいるわけないよね。
「これより開会式を始めます!始めに国王陛下からのお話です」
「皆の者!今日は生徒達の晴れ舞台だ!選手は誇りを持って全力を出しきり、観客は精一杯応援をするように!これにて終わりとする。カノン王国国王、アメリア・カノン・ウォーカー」
「「「「「国王陛下万歳!」」」」」
パチパチパチパチ
すごい声援だな。さすがこの国の国王だ。この国は治安もいいし飢えも無いから慕われてるんだろうなぁ。
「続きまして選手宣誓の言葉、デザイア騎士学院5年生、ルーク・ウェン・カストリア」
金髪の短髪でスラリとしたイケメンの少年が台に上がる。
「はい!選手宣誓!我々生徒は誇りを持って全力で戦うことを誓います!」
「キャー!!ルーク様こっち向いてー!」
「カッコいい!!」
そう、このルーク・ウェン・カストリアとかいうやつは結構有名らしい。別名《甘いマスク》として知れ渡っている。若いのに武術、魔法、そして容姿。全てが完璧と言われている天才イケメン少年だ。学校対抗戦でカテリーナの相手になるやつはコイツくらいだろう。
「続きまして、英雄アルベルト様よりお言葉をいただきます」
「ぶふぉっ!」
聞いてない聞いてない!そんなこと一言も聞かされてないぞ!?
絶対陛下の仕業だな。あとでガツンと言ってやらないと!
いやいやそんなことよりどうする?何も考えてないぞ?いや待て、大丈夫だ!今までだってなんとか優等生キャラ演じてきただろ?考えろ、考えるんだ!今最適な答えを導き出せ!
俺は時間停止を使って時を止める。こうすればいくら考えても時間は経たない。だが気が引けるため早めに終わらせよう。
考えがまとまったので時を動かす。
「はい!皆さん今日この良き日に集まってくださってありがとうございます。その期待に応え、生徒を代表して真剣に戦うことを誓います!」
これで大丈夫か?結構即興で作ったには自身あるんだけど。
「「「「「「うおぉぉお!!」」」」」」
「流石に英雄様と言う言葉はちげぇ!」
「かっこいいわー!」
「英雄様万歳!」
「アルベルト様万歳!」
どうやら思ったより受けがいいみたいだ。
「続きまして、トーナメントの組み合わせを発表したいと思います。第1試合、カストリア武術学院VSデザイア騎士学院。第2試合王立カノン学園VSブルメン魔法学院。第3試合…………」
俺たちは第2試合か。相手はブルメン魔法学院、ブルメン領にある魔法専門学院だ。多分全員魔法使いだと思うから相性は抜群だな。カテリーナが詠唱をする間もなく一瞬で間合いを詰めるだろう。
そしてルークがいるデザイア騎士学院はカストリア武術学院と試合か。カストリア騎士学院はカストリア領、つまりルークの親の領地の学院だ。ルークがなぜカストリア領の騎士学院に通わないかの見当は大体ついてる。
多分デザイア領、俺の親の領地の騎士学院がレベルが高いからだろう。
「第1試合は20分後の10時から、第2試合は10時20分の予定で始めたいと思います。選手は控え室に行き準備を整えていてください。それではこれで開会式を終了したいと思います」
やっと開会式が終わった。対戦校をいちいち発表しなくても紙で貼り出されてるから言わなくてもいいのに。
王立カノン学園Sクラスの俺たちは闘技場にある控え室に向かった。
「おい、待てよ!」
声をかけてきたのはルークとその取り巻き3人だった。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
付きまとう聖女様は、貧乏貴族の僕にだけ甘すぎる〜人生相談がきっかけで日常がカオスに。でも、モテたい願望が強すぎて、つい……〜
咲月ねむと
ファンタジー
この乙女ゲーの世界に転生してからというもの毎日教会に通い詰めている。アランという貧乏貴族の三男に生まれた俺は、何を目指し、何を糧にして生きていけばいいのか分からない。
そんな人生のアドバイスをもらうため教会に通っているのだが……。
「アランくん。今日も来てくれたのね」
そう優しく語り掛けてくれるのは、頼れる聖女リリシア様だ。人々の悩みを静かに聞き入れ、的確なアドバイスをくれる美人聖女様だと人気だ。
そんな彼女だが、なぜか俺が相談するといつも様子が変になる。アドバイスはくれるのだがそのアドバイス自体が問題でどうも自己主張が強すぎるのだ。
「お母様のプレゼントは何を買えばいい?」
と相談すれば、
「ネックレスをプレゼントするのはどう? でもね私は結婚指輪が欲しいの」などという発言が飛び出すのだ。意味が分からない。
そして俺もようやく一人暮らしを始める歳になった。王都にある学園に通い始めたのだが、教会本部にそれはもう美人な聖女が赴任してきたとか。
興味本位で俺は教会本部に人生相談をお願いした。担当になった人物というのが、またもやリリシアさんで…………。
ようやく俺は気づいたんだ。
リリシアさんに付きまとわれていること、この頻繁に相談する関係が実は異常だったということに。
召喚学園で始める最強英雄譚~仲間と共に少年は最強へ至る~
さとう
ファンタジー
生まれながらにして身に宿る『召喚獣』を使役する『召喚師』
誰もが持つ召喚獣は、様々な能力を持ったよきパートナーであり、位の高い召喚獣ほど持つ者は強く、憧れの存在である。
辺境貴族リグヴェータ家の末っ子アルフェンの召喚獣は最低も最低、手のひらに乗る小さな『モグラ』だった。アルフェンは、兄や姉からは蔑まれ、両親からは冷遇される生活を送っていた。
だが十五歳になり、高位な召喚獣を宿す幼馴染のフェニアと共に召喚学園の『アースガルズ召喚学園』に通うことになる。
学園でも蔑まれるアルフェン。秀な兄や姉、強くなっていく幼馴染、そしてアルフェンと同じ最底辺の仲間たち。同じレベルの仲間と共に絆を深め、一時の平穏を手に入れる
これは、全てを失う少年が最強の力を手に入れ、学園生活を送る物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる