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【セシリア視点】
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ワタクシ――セシリアは、ローズウッド家の長女として生を受けました。
ローズウッド家は、かつては3大貴族家とも呼ばれる有力貴族であり、王族を陰で支える王国の中心的存在でした。
もっとも権力争いで敗れて嵌められたローズウッド家は、気がつけば中央を追いやられ、今では辺境に小さな領地を持つだけの弱小貴族に落ちぶれています。
お父さまの悲願は、かつての栄光をローズウッド家に取り戻すこと。
魔力の才に優れていたワタクシは、幼い日から厳しい修練を積んで、魔法の腕や貴族令嬢として必要な英才教育を受けることになりました。
「セシリア、よく頑張ったな。おまえは私の自慢の娘だよ」
「えへへ、当然ですわ! これからもワタクシ、セシリア・ローズウッドにお任せあれ!」
結果を残した時だけ、お父さまはワタクシを名前で呼んでくれました。
お父さまに喜んでほしくて、ワタクシはますます完璧を目指しました――そんな経験は、利用価値を示さないと、誰からも相手にされないという強迫観念に繋がっていきました。
やがてエリシュアン学園に通う年齢になりました。
長年の努力のおかげか、ワタクシはどうにか特進クラスへと入学をすることができました。
学園での目的は、まずは自らの派閥をまとめ上げて、有力貴族との繋がりを作ること。
お父さまは、最終的には私が王族に嫁ぐことを望んでいました。
「ワタクシの派閥に入れば、将来をお約束いたしますわ!」
ローズウッド家が栄えていたのは、所詮は昔のこと。
社交界と縁のなかったワタクシは「派閥ってどうやって作るのかしら?」なんて頭にハテナを浮かべながら、それでもピリピリした毎日を送っていました。
「ワタクシの目が黒いうちは、目の前でイジメなんて許しませんわ!!」
「そんなところで1人でいないで。ほら、こっちに来て1緒に食べませんこと?」
「「セシリアさま~!」」
(派閥って、これでよろしいんですの?)
(なんか違う気がしますわね!?)
どうにか派閥のメンバーを2人増やし、ワタクシは日々の学園生活を謳歌していました。
※※※
そんなある日のこと。
地方出身の平民が、我が校に編入してきました。
「好きなものは新鮮なドラゴンの丸焼きです! もし狩りに行く人は、是非誘って下さいね!」
嫌味な試験官マティをぶちのめし、見事に編入を果たした天才少女。
おまけに挨拶では、そんな突拍子もないことを言い放つのです――最初はローズウッド家のために取り込みたいという打算が大きかったのですが、だんだん突拍子もない行動から目を離せなくなっていきました。
だから何度も断られても、派閥に誘い続けましたし……、
「き~! なんでワタクシの誘いを断って、エリンさんを選びましたの!?」
その事実は、少なからぬショックをワタクシに与えました。
あの子にとって価値のあるものを与えられなかったせい――頭では分かっていましたが、それを認めたくはありませんでした。
実際、ワタクシから貴族の地位と魔法を除けば、そこには何も残りません――だとしてもローズウッド家の人間として、それを認める訳にはいかないのです。
そうこうしているうちに、スロベリア課外演習の日がやって来ました。
突貫で組んだメンバーを上手くまとめられず、ワタクシは自らの不甲斐なさを呪います。
勝負でフィアナさんに勝つどころか、最後には突然現れたモンスターに遅れを取って、絶体絶命のピンチに陥る羽目になりました。
(最後まで付いてきて下さった2人のことは、命に変えても逃さないといけませんわね)
現れたのは、ムカデ型のモンスター――それは幼少期のトラウマを刺激してきます。
戦わないといけないのに。
こんなところで失態を見せる訳にはいかないのに。
そう思っていても、過去の記憶は消えてくれず、
「い、いや――」
ワタクシは、杖を取り落としてしまいます。
――そこに助けに入って来てくれたのが、フィアナさんでした。
「今のワタクシに助ける価値なんてありませんことよ?」
ああ、ワタクシは助けてくれた恩人に、なんていう言葉を吐いているのでしょう。
虫を前にすると、精神が乱されて魔法が使えなくなること――魔法使いとしては、知られただけで瑕疵になる致命的な欠陥でした。
絶対の秘密を知られてしまい、ワタクシは世界の終わりのような絶望を抱いていましたし、やけっぱちになっていたのでしょう。
そんなワタクシの価値観をふっとばすように、フィアナさんは言ってくれたのです。
「助ける価値なんて誰が決めるんですか?」
と。見返りなんて堅苦しいことは求めない――ただ助けたいから助けるのだと。
それは、ワタクシの幼少期からの価値観の根幹を吹き飛ばすような言葉で、
(ああ。求められていたのは、そういうことではなかったんですわね――)
思えば皆、ずっと最初からそう言ってくれていたというのに。
ワタクシは今まで、常に相手に与えられる利益を追求して生きてきました。
それを提示し、それを魅力に思ったものだけが、打算で近づいてくるものだと──だって、利用し利用し合うのが貴族社会ですから。
それだけの世界は、たしかに殺伐としているのかもしれませんね。
「私、派閥には入れませんが――セシリアさんとお友だちになりたいです!」
本当は、ローズウッドの名前以外を見てほしかった。
利用価値も、魔法の腕もすべて投げ捨てて、そんな自分と向き合ってくれる人と、ただ友達になりたかった――ワタクシはそう思っていたのかもしれません。
同時にそれらの大切なものは、とっくに手に入れていたものでもあり、
「――喜んで!」
ワタクシの答えに、ふにゃりとだらしなく笑うフィアナさん──素直で、好ましくて、美しい。
そして、あまりにも危なっかしいのです。
その危うさに気がついているから、エリンさんはフィアナさんにべったりしている――なんていうのは、考え過ぎでしょうか。
(大切なお友だち――ワタクシも厄介事から、しっかり守ってあげないといけませんわね!)
危なっかしい友人を見ながら、ワタクシは密かにそう決意するのでした。
ローズウッド家は、かつては3大貴族家とも呼ばれる有力貴族であり、王族を陰で支える王国の中心的存在でした。
もっとも権力争いで敗れて嵌められたローズウッド家は、気がつけば中央を追いやられ、今では辺境に小さな領地を持つだけの弱小貴族に落ちぶれています。
お父さまの悲願は、かつての栄光をローズウッド家に取り戻すこと。
魔力の才に優れていたワタクシは、幼い日から厳しい修練を積んで、魔法の腕や貴族令嬢として必要な英才教育を受けることになりました。
「セシリア、よく頑張ったな。おまえは私の自慢の娘だよ」
「えへへ、当然ですわ! これからもワタクシ、セシリア・ローズウッドにお任せあれ!」
結果を残した時だけ、お父さまはワタクシを名前で呼んでくれました。
お父さまに喜んでほしくて、ワタクシはますます完璧を目指しました――そんな経験は、利用価値を示さないと、誰からも相手にされないという強迫観念に繋がっていきました。
やがてエリシュアン学園に通う年齢になりました。
長年の努力のおかげか、ワタクシはどうにか特進クラスへと入学をすることができました。
学園での目的は、まずは自らの派閥をまとめ上げて、有力貴族との繋がりを作ること。
お父さまは、最終的には私が王族に嫁ぐことを望んでいました。
「ワタクシの派閥に入れば、将来をお約束いたしますわ!」
ローズウッド家が栄えていたのは、所詮は昔のこと。
社交界と縁のなかったワタクシは「派閥ってどうやって作るのかしら?」なんて頭にハテナを浮かべながら、それでもピリピリした毎日を送っていました。
「ワタクシの目が黒いうちは、目の前でイジメなんて許しませんわ!!」
「そんなところで1人でいないで。ほら、こっちに来て1緒に食べませんこと?」
「「セシリアさま~!」」
(派閥って、これでよろしいんですの?)
(なんか違う気がしますわね!?)
どうにか派閥のメンバーを2人増やし、ワタクシは日々の学園生活を謳歌していました。
※※※
そんなある日のこと。
地方出身の平民が、我が校に編入してきました。
「好きなものは新鮮なドラゴンの丸焼きです! もし狩りに行く人は、是非誘って下さいね!」
嫌味な試験官マティをぶちのめし、見事に編入を果たした天才少女。
おまけに挨拶では、そんな突拍子もないことを言い放つのです――最初はローズウッド家のために取り込みたいという打算が大きかったのですが、だんだん突拍子もない行動から目を離せなくなっていきました。
だから何度も断られても、派閥に誘い続けましたし……、
「き~! なんでワタクシの誘いを断って、エリンさんを選びましたの!?」
その事実は、少なからぬショックをワタクシに与えました。
あの子にとって価値のあるものを与えられなかったせい――頭では分かっていましたが、それを認めたくはありませんでした。
実際、ワタクシから貴族の地位と魔法を除けば、そこには何も残りません――だとしてもローズウッド家の人間として、それを認める訳にはいかないのです。
そうこうしているうちに、スロベリア課外演習の日がやって来ました。
突貫で組んだメンバーを上手くまとめられず、ワタクシは自らの不甲斐なさを呪います。
勝負でフィアナさんに勝つどころか、最後には突然現れたモンスターに遅れを取って、絶体絶命のピンチに陥る羽目になりました。
(最後まで付いてきて下さった2人のことは、命に変えても逃さないといけませんわね)
現れたのは、ムカデ型のモンスター――それは幼少期のトラウマを刺激してきます。
戦わないといけないのに。
こんなところで失態を見せる訳にはいかないのに。
そう思っていても、過去の記憶は消えてくれず、
「い、いや――」
ワタクシは、杖を取り落としてしまいます。
――そこに助けに入って来てくれたのが、フィアナさんでした。
「今のワタクシに助ける価値なんてありませんことよ?」
ああ、ワタクシは助けてくれた恩人に、なんていう言葉を吐いているのでしょう。
虫を前にすると、精神が乱されて魔法が使えなくなること――魔法使いとしては、知られただけで瑕疵になる致命的な欠陥でした。
絶対の秘密を知られてしまい、ワタクシは世界の終わりのような絶望を抱いていましたし、やけっぱちになっていたのでしょう。
そんなワタクシの価値観をふっとばすように、フィアナさんは言ってくれたのです。
「助ける価値なんて誰が決めるんですか?」
と。見返りなんて堅苦しいことは求めない――ただ助けたいから助けるのだと。
それは、ワタクシの幼少期からの価値観の根幹を吹き飛ばすような言葉で、
(ああ。求められていたのは、そういうことではなかったんですわね――)
思えば皆、ずっと最初からそう言ってくれていたというのに。
ワタクシは今まで、常に相手に与えられる利益を追求して生きてきました。
それを提示し、それを魅力に思ったものだけが、打算で近づいてくるものだと──だって、利用し利用し合うのが貴族社会ですから。
それだけの世界は、たしかに殺伐としているのかもしれませんね。
「私、派閥には入れませんが――セシリアさんとお友だちになりたいです!」
本当は、ローズウッドの名前以外を見てほしかった。
利用価値も、魔法の腕もすべて投げ捨てて、そんな自分と向き合ってくれる人と、ただ友達になりたかった――ワタクシはそう思っていたのかもしれません。
同時にそれらの大切なものは、とっくに手に入れていたものでもあり、
「――喜んで!」
ワタクシの答えに、ふにゃりとだらしなく笑うフィアナさん──素直で、好ましくて、美しい。
そして、あまりにも危なっかしいのです。
その危うさに気がついているから、エリンさんはフィアナさんにべったりしている――なんていうのは、考え過ぎでしょうか。
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