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許婚様のお家へGO
しおりを挟むお昼の一件から許婚様に「学校が終わったら家に来い!」と言われ、ただいま許婚様のお家に向かっております。
勿論、隣には許婚様もいらっしゃいます。
「全く……俺の気持ちが伝わっていなかったとは……」
「いえ、あのっ……伝わってましたよ?」
「なら何故、分からない?」
「う……それは……」
「それは分かっていない証拠だ」
「そ、そんな……!」
「お前の親には、俺の親から電話してもらう。今日は金曜日だから、とことん俺の気持ちを分からせてやる」
「はいぃいい!?」
な、なんという刺激的な台詞なんでしょうか……!
ますます、ドキドキと胸の高鳴りが激しくなった気がしますわ!
「あの……」
「何だ!」
「その、お、お手柔らかに……お願い、します」
「も、勿論だ!怒っているわけではないから、怒ったりはしない」
「はい」
「ただ……ショックだった。後は、ちょっと……寂しかった」
「えっ……」
「想っているのは、俺だけなのかって……」
「い、いえ!そんなこと……!」
「そうこうしているうちに、着いたぞ」
「あっ、はい……お邪魔します」
「うむ、入りたまえ」
久しぶりの許婚様のお家。これから、許婚様のお部屋へ向かいますわ!
無事に生きて帰れますように……!(何が)
「きゃあ~っ!綺羅ちゃん!?」
「お、お義母様!ごきげんよう」
「あら、そんなお堅い挨拶はナシよ!もう、また更に可愛くなって……」
「そう言っていただけて、本当に嬉しいですわ!」
「あんた、綺羅ちゃんに飽きられてないでしょうね?」
「いえ、そんな───」
「勿論だ。飽きられているはずがないだろう。この前、お揃いの“ペアルック”とやらをプレゼントしてくれたんだからな」
「まぁ……!綺羅ちゃんも、うちの子のこと……好きなの?」
「えっと、お恥ずかしながら……好き、です」
尊いぃいいっ!!!(怜と怜の母の心の中)
お恥ずかしながら、言えましたわ!……って、お義母様は顔を手で覆っていますわ。
「大丈夫ですか……?」
「あぁ、気にするな」
「今、幸せに浸っているのよ……気にしないで……」
「そ、そうなのですか……?それなら、気にしないようにします」
「えぇ、もう私のことは気にしないでちょうだい!」
「はぁ……」
「母のことは気にするな、さぁ俺の部屋へ」
「あっ、はい……!」
「後で、お茶を持って行くわね!ごゆっくり~!」
相変わらず、個性的なお義母様ですこと。しかし、私をとても可愛がってくださるので好きですわ!
私が幼稚園の頃も、許婚様や他の男子たちから守ってくださったことがありましたし、とても素敵な方ですの。
そして許婚様のお部屋に入り、これから許婚様との静かな闘いが……幕を開けようとしています。
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