実は俺が二重人格で配信者?そんなわけねえだろw

らむす。

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♯6 謎解き

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『いやマジでほんとにどういうことだよ......。
この文章何回も読みすぎて頭おかしくなりそうだわ。
あーやべぇ詰んだかも』

【なんもわからん】【ゲシュタルト崩壊や】
数分経っても未だ攻略の糸口を見いだせないZer0。マウスを放り出して天を仰いだのだろう、後半はやけに言葉が遠く薄く聞こえる。

そして先ほどから画面には静止画のようにポスターのみが映っている。

『うーむ......”タ”が多いんだよな...。
そんで...すぐ近くにはたぬきに注意と....。
やっぱこの2つがなーんか繋がってそう......ん?』

【お】【なんかわかったか】


改めてポスターを見て何か気づいたのか、リスナーからも期待が寄せられる。

『いやこれさ......ちょまてよ。
....................あっはっはっは!!!』

「うわっ」

黙ったかと思いきや突如大笑いをするZer0に思わず驚き、体をびくつかせる。

【???】【急になに】【とうとう狂ったか】
【なんか分かった?】

『いやーすまんすまん、まさかこんなにわかりやすいヒントだなんてな』
ヒント.........このたぬきの注意書きのことだろうか。でもたぬきに注意がヒント......?
わかりやすいヒントってことは単純なのか...。
たぬき...たぬき.......たぬき.................................

「あ」

『これね、やっぱヒントはたぬきでさ......
あ、まって俺答え言っちゃうけどいいよね?
ネタバレされたくないんなら一旦抜けてもらって』

【大丈夫やでー】
【配信見に来てる時点でネタバレもクソもない】
リスナーに配慮をするZer0とそれに答えるリスナー、良いやりとりだ。

俺も早く自分の答えがあっているか知りたいためむしろウェルカムだ。
流れてくる返答コメントを見ているのだろう、数秒沈黙が続いたのちに

『ほんじゃ喋ってきますか。
まず、さっきも言ったようにたぬきはヒント。
でも動物の方のたぬきじゃねえよ?
たぬきってのは”た”を抜くんだよ。
つまり”た抜き”っつーことだ。』

【うわたしかに】【すげえ】
そう、たぬきはた抜きなのである。
意外とあっさり出てきやすいかもしれないがたぬきの絵のせいで全く出てこなかった。
このためにわざわざ絵を入れて我々のミスリードを誘ったのか。この作者なかなか賢いな。

解説は続く。


『そんで[”た抜き”に注意]っつーことだからこのカタカナの文章から”タ”を抜くんだよ。
そしたら出てくるのは......』

「うんうん」
Zer0の解説よりも早く答えが分かったことから少し得意げになって聞く。まるでクラス内で自分だけが難問を解けて先生の解説を聞く生徒のように。
もっとも、解説の数十秒前にぎりぎり解けたのだが。

『ラ・イ・ン・ト・コ・ン・オ・イが出てくる。
そんでこれを並び替えると校長が好きなのはライオントインコになる。だから必要な置物は...』




『「ライオンとインコの置物」』
口から出てきた言葉がZer0とシンクロする。

『答えが分かったとなりゃ取りに行きまっしょい~』


すぐさま砂場に戻ってインコの置物を探す。
数秒、足元を見回して

『よっしゃ、ほんじゃキリンさんはこの辺で......ありがとうな...』

【じゃあねキリン】【今までありがとう】
キリンの置物を捨ててからインコの置物を拾う。
やけに捨てるモーションがポイ捨てのように冷たい捨て方だな......いや冷たい捨て方ってなんだよ。


朝礼台に戻ってライオンとインコをはめて反応を待つ。まあ恐らく合っているだろうが。

『......お、キター!これ鍵っしょ?
やーっと校舎いけるー!』

【おおお】【おつかれさんー】
カチリという音とともに鍵が落ちる。
校舎のカギだろう。

『ライオン君とインコちゃんありがとう。
そしてキリンさん忘れないよ』
感謝の言葉を述べつつ最初は突き返された正面玄関へ向かう。


『よしじゃあ鍵を使ってと.......よし!』
[ドアが開いた]の表示。ようやくこれで進める。
そして校舎へ飛び込むZer0。
果たして課題は取りに行けるのか。
虐子には出会うのか。


『うっしゃ入ってくぞついて来いおめえら!!
うっひょー!キリンとか誰だよんなもん忘れた笹でも食っとけ!』
【最低】【キリンさん今ですやっちゃってください】【笹はパンダだろ】
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