大人の私と子供のわたし

みフィラ

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久しぶり、子供の頃のわたし

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小学生の頃から中学生の頃まで私は、よく同じ夢をみていた。同じ夢でも二つの夢があった。
今思いかいせば自分で自分を褒めたいぐらいだった。
  今私は、二十二歳で東京の一K六畳のアパートに一人暮らしをしている。
東京にきた理由は、就職のためと一人暮らしをしてみたかったからだ。
だけど一人暮らしは、寂しいと思う気持ちになる事が多かった。
仕事は、縫製工場に勤めてたが誰とも喋らないし社長に注意される毎日で家に帰っても一人で誰とも喋らない生活が苦痛だった。
そんな時、やりたい事、自分の夢がわからなくなっていて悩んでいた。そんななか仕事がお休みの時ふと子供の頃を思いだした。
地元は、東北で冬は、とても寒い。
地元から出るまで私は、冬が嫌いだった。
なんでと聞かれると外で泣いた時冷たい風と空気で目と頬がとても痛い思いをして冬が嫌いになった。
なぜ冬の外で泣く事になったのかて、それは・・・いじめにあったからよく帰り道や学校の登校途中によく泣いていたんだ。
まわりの人達には、「弱虫」、「変な子」などいろいろ言われたよ。
自分でもビックリしたのは、小学1年から孤独と言う言葉を知る事になるとは、思わなかった。
辛くても誰にも相談出来なかった。
周りの人達が言う様に私は、変な子だから私が我慢すればいつか私を理解してくれる人が現れてくれると信じていた。
そう思いながら一年我慢してみようと学校は、熱や風邪になんない限り学校に行っていた。
一年我慢しようと決めた時からか私は、変な夢を見る様になった。
大人になった今でも覚えているしその夢が終わる時の事も忘れた事がなかった。
    一つ目の夢は、言葉で現すと「寂しさ」と「孤独」と言ってもいいと思う。
夢が始まると私は、真っ暗な世界にいた。
少し歩くとライトに照らされた中ぐらいの箱が置いてあった。まるで開けろと言わんばかりの場所に置いてあるが、初めてその夢をみた時の私は、疑いもしないですぐにその箱を開けてしまった。箱を開てでてきたのは、ピエロのパペット人形だった。ビックリ箱みたいに勢いよく出てきた人形に私は、びっくりししりもちをついてしまった。そんな私の姿をみて人形は、ゲラゲラと笑っていた。私は、怖いと思いその場から逃げようと思い立ってその場を去ろうとした瞬間人形手を捕まれてしまった。
人形の手を振り払うとしたが人形とは、思えないほどの力で押さえてきて私は、逃げられない状態になってしまった。
逃げようとした私に人形は、話しかけてきた。
「少しお話しないか?」
私は、「嫌だ!」と言ったのだが人形は、私の手首を掴んだまま話を勝手に始めた。
話と言っても人形が私に勝手に質問していくだけなのだか答えないとだんだん手首を強く握るため頑張って質問に答えたと言いたいところだがその時の私は、質問に一つも答えなかった。
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