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アシオ・シティを開発
自警団が出来ました
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アシオ・シティは空前の建設ラッシュの真っ最中だ。
銅や鉄なんかが大量に採掘され、精錬までやることが公になると、それを目当てに様々な職人達が各地から集まってきた。
特にエレクトス王国の高い銅精錬技術を持ち込んだ純度の高い銅製品は今後この大陸でも注目されるのは間違いなく、それに目を付けた有能な職人達がなだれ込んできたのだ。
同時にそれらの人を相手にする武器商人や道具屋、飲み屋、食堂、衣類関連、生活雑貨などの店が続々と現れた。
街の領主であるランスさんも大忙しだ。
様々な人達が入ってきて賑わうのは良いんだけど、当然治安は悪くなる。
些細な喧嘩から泥棒、挙句には殺人事件なども起こりだした。
「ヒロシ様申し訳ありません。規制しているのですが、あまりにも流入が多すぎて対処が後手に回っています。」
今日もランスさんが俺のところに相談に来ている。
「ランスさん、自警団を作ったらどうですか。それとショッピングモールも作りましょう。
街の造成が間に合わず無秩序に店舗を建設されるよりは、ショッピングモールに店を入れて整理した方が話が早いです。
街の中心地に広めの敷地を確保してあったと思うのですが、まだありますか?」
「ええ、残してあります。あそこにはヒロシ様の城を作る予定で周りに環状道路と放射状の道を何本か用意するように指示を出してありますから。」
「それなら好都合です。俺の城なんていらないですから、あそこにショッピングモールを作りましょう。
ちょっと一緒に行きましょうか。」
俺とランスさんは街の中心にある広大な空き地に向かった。
俺はその空き地に入り、久しぶりの土魔法でショッピングモールの基礎と外壁を造り出す。
土魔法もいくらレベルが上がったかわからないけど、今では鉄筋コンクリートも作り出せるようになっていて精緻な調整もお手の物だ。
「いやあ、久しぶりに見ましたが、かなり高度になっていますねえ。王都の技術者が束になってもかないませんよ。
しかもこんな一瞬で。」
「まあ俺の場合は別の世界でもっと高度な建設技術を見ているからね。
創造心が重要な魔法を使うのには有利なんですよね。」
「しかし、それにしても広すぎますね。どれだけの店舗が入るのか、想像もつきません。」
「土地は結構あったからね、ちょっと奮発しちゃいました。13000平方メートルくらいですかね。」
イ〇ン最大のショッピングセンターといわれるのが13000平米弱だからそれと同等だと考えてもらえばいいかな。
「高さは5階建てくらいで考えています。2階までが店舗で3階以上をアパートにしようかと。
ショッピングモール内で自警団を作っておけばある程度治安も守られるんじゃないかと。
放射状に延びた道にはそれぞれ職人街、役所街、飲食街等職業区分に分けておき、それぞれの職業ギルドを作らせて管理させればいいと思います。
そうそう、環状道路は何本か作ってそれらの道路を適当な距離でつないだ方がいいですね。」
「.....ヒロシ様、それもヒロシ様の生まれられた世界の知識ですか?
余りにもこの世界の常識とかけ離れていて.....」
「うーん、そうだと言えばそうだし、そうじゃないと言えばそうじゃないし。」
確かに世界中を探せばこんな街もあったりするんだろうけど。
ギルドによる自治は完全にラノベの世界だしね。
「それじゃあ、この構想はヒロシ様のオリジナルですか。素晴らしいです。」
ランスさん目が輝いているよ。キャラが変わってきているんじゃない?
「とりあえず今から都市の基礎部分だけ作っていくからあとはよろしくね。」
俺は放射線状に延びた道同士を適当な感覚で放射状につないで行き、区画整理を進めていった。
幸いまだそんなに建物の数も多くないからそんなに手間はかからなかったよ。
まあ、いくつかの建物は少しずらしたけどね。
それから数カ月後、ランスさんの頑張りもあり、アシオ・シティは世界に類を見ない立派な都市へと変貌したんだ。
ちょうどその頃、ひとりの男が陳情に来ていた。
懐かしい顔毛皮屋でドラゴンスレイヤーのスタイロンさんだ。
「スタイロンさん、ご無沙汰しています。
今日はどうされたのですか。」
「ヒロシ…っ いけね、ヒロシ様、時間を取って、いや貴重なお時間を頂きありがとう…
ええい面倒な!」
「ふふふ、スタイロンさん、前と同じでいいですよ。
今は誰もいませんからね。」
「悪いなヒロシ様。
ところで、死んじまったって噂が流れてたが大丈夫だったのかい。
あのドラゴンを簡単に倒すほどのお前が殺されるなんて、俺やホールドは信じてなかったけどな。」
「ここだけの話しにしておいて下さいね。
本当に死んだんですよ。
最近生き返ったんですけどね。
本当内緒ですよ。」
「本当かよ。でもお前ならありそうだな。
もし俺がこんな話ししたって誰も信じねーだろうな。
そう思ってるから俺に話したんだろ。」
「まぁ、そんなとこです。
ところで今日はどうされたのですか?」
「そうだ、それが聞いてくれよ。
ホールドの奴にはめられて、このアシオ・シティに冒険者ギルドを作ることになってな。
そこのギルマスにされてしまったんだ。」
銅や鉄なんかが大量に採掘され、精錬までやることが公になると、それを目当てに様々な職人達が各地から集まってきた。
特にエレクトス王国の高い銅精錬技術を持ち込んだ純度の高い銅製品は今後この大陸でも注目されるのは間違いなく、それに目を付けた有能な職人達がなだれ込んできたのだ。
同時にそれらの人を相手にする武器商人や道具屋、飲み屋、食堂、衣類関連、生活雑貨などの店が続々と現れた。
街の領主であるランスさんも大忙しだ。
様々な人達が入ってきて賑わうのは良いんだけど、当然治安は悪くなる。
些細な喧嘩から泥棒、挙句には殺人事件なども起こりだした。
「ヒロシ様申し訳ありません。規制しているのですが、あまりにも流入が多すぎて対処が後手に回っています。」
今日もランスさんが俺のところに相談に来ている。
「ランスさん、自警団を作ったらどうですか。それとショッピングモールも作りましょう。
街の造成が間に合わず無秩序に店舗を建設されるよりは、ショッピングモールに店を入れて整理した方が話が早いです。
街の中心地に広めの敷地を確保してあったと思うのですが、まだありますか?」
「ええ、残してあります。あそこにはヒロシ様の城を作る予定で周りに環状道路と放射状の道を何本か用意するように指示を出してありますから。」
「それなら好都合です。俺の城なんていらないですから、あそこにショッピングモールを作りましょう。
ちょっと一緒に行きましょうか。」
俺とランスさんは街の中心にある広大な空き地に向かった。
俺はその空き地に入り、久しぶりの土魔法でショッピングモールの基礎と外壁を造り出す。
土魔法もいくらレベルが上がったかわからないけど、今では鉄筋コンクリートも作り出せるようになっていて精緻な調整もお手の物だ。
「いやあ、久しぶりに見ましたが、かなり高度になっていますねえ。王都の技術者が束になってもかないませんよ。
しかもこんな一瞬で。」
「まあ俺の場合は別の世界でもっと高度な建設技術を見ているからね。
創造心が重要な魔法を使うのには有利なんですよね。」
「しかし、それにしても広すぎますね。どれだけの店舗が入るのか、想像もつきません。」
「土地は結構あったからね、ちょっと奮発しちゃいました。13000平方メートルくらいですかね。」
イ〇ン最大のショッピングセンターといわれるのが13000平米弱だからそれと同等だと考えてもらえばいいかな。
「高さは5階建てくらいで考えています。2階までが店舗で3階以上をアパートにしようかと。
ショッピングモール内で自警団を作っておけばある程度治安も守られるんじゃないかと。
放射状に延びた道にはそれぞれ職人街、役所街、飲食街等職業区分に分けておき、それぞれの職業ギルドを作らせて管理させればいいと思います。
そうそう、環状道路は何本か作ってそれらの道路を適当な距離でつないだ方がいいですね。」
「.....ヒロシ様、それもヒロシ様の生まれられた世界の知識ですか?
余りにもこの世界の常識とかけ離れていて.....」
「うーん、そうだと言えばそうだし、そうじゃないと言えばそうじゃないし。」
確かに世界中を探せばこんな街もあったりするんだろうけど。
ギルドによる自治は完全にラノベの世界だしね。
「それじゃあ、この構想はヒロシ様のオリジナルですか。素晴らしいです。」
ランスさん目が輝いているよ。キャラが変わってきているんじゃない?
「とりあえず今から都市の基礎部分だけ作っていくからあとはよろしくね。」
俺は放射線状に延びた道同士を適当な感覚で放射状につないで行き、区画整理を進めていった。
幸いまだそんなに建物の数も多くないからそんなに手間はかからなかったよ。
まあ、いくつかの建物は少しずらしたけどね。
それから数カ月後、ランスさんの頑張りもあり、アシオ・シティは世界に類を見ない立派な都市へと変貌したんだ。
ちょうどその頃、ひとりの男が陳情に来ていた。
懐かしい顔毛皮屋でドラゴンスレイヤーのスタイロンさんだ。
「スタイロンさん、ご無沙汰しています。
今日はどうされたのですか。」
「ヒロシ…っ いけね、ヒロシ様、時間を取って、いや貴重なお時間を頂きありがとう…
ええい面倒な!」
「ふふふ、スタイロンさん、前と同じでいいですよ。
今は誰もいませんからね。」
「悪いなヒロシ様。
ところで、死んじまったって噂が流れてたが大丈夫だったのかい。
あのドラゴンを簡単に倒すほどのお前が殺されるなんて、俺やホールドは信じてなかったけどな。」
「ここだけの話しにしておいて下さいね。
本当に死んだんですよ。
最近生き返ったんですけどね。
本当内緒ですよ。」
「本当かよ。でもお前ならありそうだな。
もし俺がこんな話ししたって誰も信じねーだろうな。
そう思ってるから俺に話したんだろ。」
「まぁ、そんなとこです。
ところで今日はどうされたのですか?」
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