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第2章 敵はホンノー人にあり
7【新たな刺客】
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<<????視点>>
「コペン!コペンはおらぬか!」
「マリー様、如何されましたでしょうか?」
「キンコー王国の件、どうなったのじゃ。昨日サロンでキンコー王国の王妃と会った感じでは、何も起こっておらぬ様にのんきにしておったぞ。」
「あの件については、大失敗に終わりました。カインは攻めはしましたが、用意されていた罠に掛かり、捕まってしまいました。
潜り込ませていた間者の報告によると、大半の兵が見えない穴に落ちるか、小さな雷を当てられ気絶したそうです。残った者も戦意を喪失し、敵に恭順したそうです。」
「一体何があったのじゃ?」
「全くわかりません。
襲撃の数日前に確認させた時は、特におかしなところは、なかったそうです。
あんな罠をすぐに作れるとは、思えませんが。
」
「まぁ良いわ。目障りなホンノー人が大量に消えてくれたと思えば、成果があったというものじゃ。」
「それが、この戦闘での死者は、おりません。
皆無事で、自治区に帰順し、自治区の領土拡大に貢献しているようです。」
「な、なんということに!
全て無駄な上に、ホンノー人を団結させてしまうとは。……
うぅん、くやしい!!」
「マリー様、また別の手を考えましょう。」
「おのれぇ、ネクター王め!
今度こそ泡を吹かせてやるわ。」
本当に、腹がたつ。
あの時の恨み、晴らさずにおくべきか。
「ふふふふふっ、コペンよ。あれだけ大口を叩きながら無様なものだな。」
「ハゲンか、姿を見せなさい。」
「マリー様、ご無沙汰をしておりました。
ハゲン、只今戻りましてございます。」
ハゲンは、キンコー王国の王都に潜入させている間者の棟梁だ。
ネクターを失脚させられるような、失態を探らせている。
「して、何か収穫はあったのか?」
「残念ながら。ご存知の通り、キンコー王国は行政改革が目覚ましい勢いで進み、ネクター王の名声は、これまで以上に上がっております。
また、大陸中の国々にも積極的に支援するなど、国外での評判も良好で、付け入る隙が無い状態です。」
「それは、妾もよく耳にする。まことに忌々しいことです。」
「行政改革推進の原動力になっているのは、行政改革担当大臣になった、ユーリスタ公爵夫人です。」
ユーリスタ。忌々しい名前。
彼奴は、学生時代から大嫌いだった。
キンコー王国王立アカデミー。大陸でも屈指の名門校で、わたしの母校でもある。
本来なら、わたしが首席になっているはずだったのに。
ユーリスタのせいで、わたしはいつも2番だった。
勉強でも、運動でも。彼奴さえいなければ。
そして今、また大陸中で注目を集めるとは!
彼奴がうらめしい。
「マリー様、さぞかしユーリスタが憎いでしょうな。わたしが、消して参りましょうか?」
そうだ、ユーリスタが死ねば、行政改革が頓挫し、ネクターにもダメージが出るに違いない。
「ハゲン、許可します。必ず消してくるのですよ。」
「コペンのような無様な真似はしません。
首を長くしてお待ち下さい。」
「おのれ、ハゲンめぇー」
「コペン、精々他の手柄を見つけることだな。ふふふふふっ。」
ハゲンが、消えるように部屋を出て行った。
期待して待つことにしよう。
「コペン!コペンはおらぬか!」
「マリー様、如何されましたでしょうか?」
「キンコー王国の件、どうなったのじゃ。昨日サロンでキンコー王国の王妃と会った感じでは、何も起こっておらぬ様にのんきにしておったぞ。」
「あの件については、大失敗に終わりました。カインは攻めはしましたが、用意されていた罠に掛かり、捕まってしまいました。
潜り込ませていた間者の報告によると、大半の兵が見えない穴に落ちるか、小さな雷を当てられ気絶したそうです。残った者も戦意を喪失し、敵に恭順したそうです。」
「一体何があったのじゃ?」
「全くわかりません。
襲撃の数日前に確認させた時は、特におかしなところは、なかったそうです。
あんな罠をすぐに作れるとは、思えませんが。
」
「まぁ良いわ。目障りなホンノー人が大量に消えてくれたと思えば、成果があったというものじゃ。」
「それが、この戦闘での死者は、おりません。
皆無事で、自治区に帰順し、自治区の領土拡大に貢献しているようです。」
「な、なんということに!
全て無駄な上に、ホンノー人を団結させてしまうとは。……
うぅん、くやしい!!」
「マリー様、また別の手を考えましょう。」
「おのれぇ、ネクター王め!
今度こそ泡を吹かせてやるわ。」
本当に、腹がたつ。
あの時の恨み、晴らさずにおくべきか。
「ふふふふふっ、コペンよ。あれだけ大口を叩きながら無様なものだな。」
「ハゲンか、姿を見せなさい。」
「マリー様、ご無沙汰をしておりました。
ハゲン、只今戻りましてございます。」
ハゲンは、キンコー王国の王都に潜入させている間者の棟梁だ。
ネクターを失脚させられるような、失態を探らせている。
「して、何か収穫はあったのか?」
「残念ながら。ご存知の通り、キンコー王国は行政改革が目覚ましい勢いで進み、ネクター王の名声は、これまで以上に上がっております。
また、大陸中の国々にも積極的に支援するなど、国外での評判も良好で、付け入る隙が無い状態です。」
「それは、妾もよく耳にする。まことに忌々しいことです。」
「行政改革推進の原動力になっているのは、行政改革担当大臣になった、ユーリスタ公爵夫人です。」
ユーリスタ。忌々しい名前。
彼奴は、学生時代から大嫌いだった。
キンコー王国王立アカデミー。大陸でも屈指の名門校で、わたしの母校でもある。
本来なら、わたしが首席になっているはずだったのに。
ユーリスタのせいで、わたしはいつも2番だった。
勉強でも、運動でも。彼奴さえいなければ。
そして今、また大陸中で注目を集めるとは!
彼奴がうらめしい。
「マリー様、さぞかしユーリスタが憎いでしょうな。わたしが、消して参りましょうか?」
そうだ、ユーリスタが死ねば、行政改革が頓挫し、ネクターにもダメージが出るに違いない。
「ハゲン、許可します。必ず消してくるのですよ。」
「コペンのような無様な真似はしません。
首を長くしてお待ち下さい。」
「おのれ、ハゲンめぇー」
「コペン、精々他の手柄を見つけることだな。ふふふふふっ。」
ハゲンが、消えるように部屋を出て行った。
期待して待つことにしよう。
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