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第2章 敵はホンノー人にあり
9【サイカー領 その1】
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<<ユーリスタの護衛マーク騎士視点>>
近年のキンコー王国内の発展は目覚ましいものがある。
ナーラ領で突発的に始まった農村の改革は、誰もが予想し得なかった成果を上げ、地域経済の活性化のみならず、流通網の整備や貨幣経済への移行等と相まって、大きな流れとなった。
それは、王国のみならず大陸中に広がりを見せ、貧困に喘ぐ民が劇的に減少した。
国家間でも、武力で物資を奪い合う時代から、経済力で競い合う時代に変化し、各国が自国の経済発展に注力することで、より繁栄しようとしている。
わたしは、王立アカデミーに在学中に、ユーリスタ様の書かれた論文を目にしたことがある。
およそ20数年前に書かれたそれは、10年前に読んだ時ですら革新的で夢物語であった。
だが、その内容は、緻密かつ理論的で、遠い将来を実際に見てきて書いたかのようだった。
その著者が女性で且つ侯爵家の令嬢であることにも驚いた。
今、ユーリスタ様の影響で、女性が官僚になることを容認する気運が高まっているが、20数年前には、女性の社会進出など異端としてしか見られなかっただろう。
今、その論文の著者であるユーリスタ様が、その論文の内容を実現させつつあるのを目の当たりにしている。
この改革が始まったきっかけは、1人の青年だという。
彼は、ユーリスタ様の論文を読むことなく、それと同様、いや、その不足を補う知識と実現する為の技術を持っていると言われている。
実際、ナーラ領で最初になるハーバラ村の改革は、彼が指揮したものだ。
そう、ユーリスタ様の筆頭ブレーンであるマサル殿である。
ユーリスタ様が、行政改革大臣になられて、王城に来られた当時、わたしを含む王城内の大多数は、マサル殿が野心を剥き出し、王族を脅かそうとするのではないかと思い警戒していた。
しかし、3年経った今、そんなことを考える者は居なくなった。
彼は権力とか名声に全く無頓着なのだ。
彼がユーリスタ様に進言し、実際に彼自身が陣頭指揮を執って成し得た政策や公共事業は、あまりに多い。
もし彼が野心を持っていたのであれば、とっくに上級貴族になり、宰相の地位も得ていただろう。
ところが、彼は度重なる爵位の打診を全て断り、庶民であることにこだわる。
王族の次に彼を取り込もうとしたのはマリス教会であった。
彼がマリス様をお祈りするために教会に頻繁に通っているのを見て、教会の広告塔として利用しようとした。
マサル殿が、腐敗したマリス教会に取り込まれた場合、王国を揺るがすような事態になるかもしれなかったが、彼は全く興味を示さなかった。
次に彼に手を出したのは、商業ギルドである。
彼が開発し特許を取得している様々な商品の販売権や新商品の開発等で莫大な利益を得ようとした。
これについても、彼は靡かなかった。
他国からも強力なオファーが来ている様であるが、それにも耳を貸さない。
しかし、不思議なこともあるものだ。
これだけ様々なところから、勧誘があれば、卑怯な手を使って強行手段に出るところもあるものだ。
しかし、彼が断るとその後しばらくして、どこも勧誘をやめてしまうのだ。
まるで、恐怖に怯えるように。
唯一彼が表に出る場としてあるのが「カトウ運輸」である。
彼はネクター王や宰相、ユーリスタ様に、「これからは、物の輸送が時代の鍵になります。」と進言し、「物流ネットワーク」なるものを提案した。
それは、その場にいる誰もが必要だとは思うが、どう構築すればよいか見当もつかない途方もない夢物語であった。
彼は、自身でそれを構築する許可をもらうと、領主会議を利用し、各領の領主にその計画を根気よく説明し理解と賛同を得た。
次に、各領内に物流の拠点となる物流センターの建設や、物を運ぶために必要な馬車等を作成した。
その後、各領にいるリタイヤした冒険者や老人、女性を大量に集め、読み書き算術を教え、社員として採用する。
最初は国や領主間の荷物の輸送から始め、段々商人が利用する様になりだした頃、タカツー領の大規模冷害が起こった。
タカツー領は、険しい岩山に囲まれており、商人もあまり入らない。
そのため自給率が高かった。王都では冷害による餓死者が最悪、人口の20%は出るだろうと予測して、その対応に追われていた。
しかし、それらは危惧に終わった。カトウ運輸がタカツー領にも物流網を持っていたからだ。
各領からの支援物資はカトウ運輸を通して、次々にタカツー領に運ばれた。
結果、1人の餓死者を出すことなく、タカツー領は救われたのである。
これにより、物流の重要性が世間一般に広まり、今ではキンコー王国のみならず、大陸の一部の国々にも、そのネットワークは伸びている。
マサル殿は、カトウ運輸の会頭として、莫大な収入を得ているはずである。が、うわさによるとそのほとんどを貧困層への寄付や教育資金に充てており、自分は質素な暮らしをしているという。
彼の活動は市民全体に慈善活動の機運を高めさせ、ついに国を上げての福祉体制を構築することになった。
彼を知るものはこういう。
「彼はマリス様が遣わされた使徒であり、彼を何人足りとも脅かせない」と。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日から20日間、ユーリスタ様は地方視察に向かわれる。
筆頭ブレーンのマサル殿、当然護衛である私も同行する。
今回の視察の主目的地として、サイカー領がある。
古くから歴史のある地域で、現在は王家の直轄地になっている。
この地域は独立した自治区ではないのだが、10件程の旧家を中心としたエゴシャウと呼ばれる自治組織があり、独自の行政システムを運営している。
10年前までは、毎年のように代官を送っていたが、赴任した代官が、次々と追い出される為、諦めて代官を不在とした経緯がある。
王家から見ると厄介な土地だ。
サイカー領は商業が盛んで、他国との交易により、非常に繁栄している。
税もキチンと納めており、治安も特に問題無いので、今まで放置していたのだ。
サイカー領を訪れた目的は、サイカー領内にカトウ運輸の大規模な物流拠点を作り、大陸各国との海路による交易拡大を図る為の地元との交渉である。
カトウ運輸は、既に陸路での物流網を近隣諸国との間で構築している。
今回、海路による物流網の拡充には、2つの考えがある。
1つ目は、キンコー王国と接していない国との大規模な交易の開始。
2つ目は、キンコー王国以外の国同士の交易をカトウ運輸が仲介し、間接的に関税をかけること。
つまり、接していない2国であるA国からの荷物をB国に運ぶ作業をカトウ運輸が実施し、その運賃の一部をキンコー王国に税として納めることで税収を増やすのである。
A国は、元々取引きの少なかったB国との交易が増え儲かるし、B国としてもA国の珍しい商品が安全に運ばれてくるのだから、両国共にメリットがある。
カトウ運輸としても、各国間の交易が盛んになれば物量が増え、より物流網を強化できるメリットがある。
サイカー領は、王都に比較的近く、大規模な交易に対応できる港もある。
当然船も船乗りも豊富だ。
なにより、商業が盛んな為、商品を保管しておく為の倉庫業も多く、今回の計画にはうってつけの場所である。
近年のキンコー王国内の発展は目覚ましいものがある。
ナーラ領で突発的に始まった農村の改革は、誰もが予想し得なかった成果を上げ、地域経済の活性化のみならず、流通網の整備や貨幣経済への移行等と相まって、大きな流れとなった。
それは、王国のみならず大陸中に広がりを見せ、貧困に喘ぐ民が劇的に減少した。
国家間でも、武力で物資を奪い合う時代から、経済力で競い合う時代に変化し、各国が自国の経済発展に注力することで、より繁栄しようとしている。
わたしは、王立アカデミーに在学中に、ユーリスタ様の書かれた論文を目にしたことがある。
およそ20数年前に書かれたそれは、10年前に読んだ時ですら革新的で夢物語であった。
だが、その内容は、緻密かつ理論的で、遠い将来を実際に見てきて書いたかのようだった。
その著者が女性で且つ侯爵家の令嬢であることにも驚いた。
今、ユーリスタ様の影響で、女性が官僚になることを容認する気運が高まっているが、20数年前には、女性の社会進出など異端としてしか見られなかっただろう。
今、その論文の著者であるユーリスタ様が、その論文の内容を実現させつつあるのを目の当たりにしている。
この改革が始まったきっかけは、1人の青年だという。
彼は、ユーリスタ様の論文を読むことなく、それと同様、いや、その不足を補う知識と実現する為の技術を持っていると言われている。
実際、ナーラ領で最初になるハーバラ村の改革は、彼が指揮したものだ。
そう、ユーリスタ様の筆頭ブレーンであるマサル殿である。
ユーリスタ様が、行政改革大臣になられて、王城に来られた当時、わたしを含む王城内の大多数は、マサル殿が野心を剥き出し、王族を脅かそうとするのではないかと思い警戒していた。
しかし、3年経った今、そんなことを考える者は居なくなった。
彼は権力とか名声に全く無頓着なのだ。
彼がユーリスタ様に進言し、実際に彼自身が陣頭指揮を執って成し得た政策や公共事業は、あまりに多い。
もし彼が野心を持っていたのであれば、とっくに上級貴族になり、宰相の地位も得ていただろう。
ところが、彼は度重なる爵位の打診を全て断り、庶民であることにこだわる。
王族の次に彼を取り込もうとしたのはマリス教会であった。
彼がマリス様をお祈りするために教会に頻繁に通っているのを見て、教会の広告塔として利用しようとした。
マサル殿が、腐敗したマリス教会に取り込まれた場合、王国を揺るがすような事態になるかもしれなかったが、彼は全く興味を示さなかった。
次に彼に手を出したのは、商業ギルドである。
彼が開発し特許を取得している様々な商品の販売権や新商品の開発等で莫大な利益を得ようとした。
これについても、彼は靡かなかった。
他国からも強力なオファーが来ている様であるが、それにも耳を貸さない。
しかし、不思議なこともあるものだ。
これだけ様々なところから、勧誘があれば、卑怯な手を使って強行手段に出るところもあるものだ。
しかし、彼が断るとその後しばらくして、どこも勧誘をやめてしまうのだ。
まるで、恐怖に怯えるように。
唯一彼が表に出る場としてあるのが「カトウ運輸」である。
彼はネクター王や宰相、ユーリスタ様に、「これからは、物の輸送が時代の鍵になります。」と進言し、「物流ネットワーク」なるものを提案した。
それは、その場にいる誰もが必要だとは思うが、どう構築すればよいか見当もつかない途方もない夢物語であった。
彼は、自身でそれを構築する許可をもらうと、領主会議を利用し、各領の領主にその計画を根気よく説明し理解と賛同を得た。
次に、各領内に物流の拠点となる物流センターの建設や、物を運ぶために必要な馬車等を作成した。
その後、各領にいるリタイヤした冒険者や老人、女性を大量に集め、読み書き算術を教え、社員として採用する。
最初は国や領主間の荷物の輸送から始め、段々商人が利用する様になりだした頃、タカツー領の大規模冷害が起こった。
タカツー領は、険しい岩山に囲まれており、商人もあまり入らない。
そのため自給率が高かった。王都では冷害による餓死者が最悪、人口の20%は出るだろうと予測して、その対応に追われていた。
しかし、それらは危惧に終わった。カトウ運輸がタカツー領にも物流網を持っていたからだ。
各領からの支援物資はカトウ運輸を通して、次々にタカツー領に運ばれた。
結果、1人の餓死者を出すことなく、タカツー領は救われたのである。
これにより、物流の重要性が世間一般に広まり、今ではキンコー王国のみならず、大陸の一部の国々にも、そのネットワークは伸びている。
マサル殿は、カトウ運輸の会頭として、莫大な収入を得ているはずである。が、うわさによるとそのほとんどを貧困層への寄付や教育資金に充てており、自分は質素な暮らしをしているという。
彼の活動は市民全体に慈善活動の機運を高めさせ、ついに国を上げての福祉体制を構築することになった。
彼を知るものはこういう。
「彼はマリス様が遣わされた使徒であり、彼を何人足りとも脅かせない」と。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日から20日間、ユーリスタ様は地方視察に向かわれる。
筆頭ブレーンのマサル殿、当然護衛である私も同行する。
今回の視察の主目的地として、サイカー領がある。
古くから歴史のある地域で、現在は王家の直轄地になっている。
この地域は独立した自治区ではないのだが、10件程の旧家を中心としたエゴシャウと呼ばれる自治組織があり、独自の行政システムを運営している。
10年前までは、毎年のように代官を送っていたが、赴任した代官が、次々と追い出される為、諦めて代官を不在とした経緯がある。
王家から見ると厄介な土地だ。
サイカー領は商業が盛んで、他国との交易により、非常に繁栄している。
税もキチンと納めており、治安も特に問題無いので、今まで放置していたのだ。
サイカー領を訪れた目的は、サイカー領内にカトウ運輸の大規模な物流拠点を作り、大陸各国との海路による交易拡大を図る為の地元との交渉である。
カトウ運輸は、既に陸路での物流網を近隣諸国との間で構築している。
今回、海路による物流網の拡充には、2つの考えがある。
1つ目は、キンコー王国と接していない国との大規模な交易の開始。
2つ目は、キンコー王国以外の国同士の交易をカトウ運輸が仲介し、間接的に関税をかけること。
つまり、接していない2国であるA国からの荷物をB国に運ぶ作業をカトウ運輸が実施し、その運賃の一部をキンコー王国に税として納めることで税収を増やすのである。
A国は、元々取引きの少なかったB国との交易が増え儲かるし、B国としてもA国の珍しい商品が安全に運ばれてくるのだから、両国共にメリットがある。
カトウ運輸としても、各国間の交易が盛んになれば物量が増え、より物流網を強化できるメリットがある。
サイカー領は、王都に比較的近く、大規模な交易に対応できる港もある。
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