最強魔法戦士は戦わない ~加藤優はチートな能力をもらったけど、できるだけ穏便に過ごしたいんだあ~

まーくん

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第9章 マサル共和国の建国

1 【建国って大変かも】

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<<ランス視点>>
「国を作ることになってしまった。」

「「「ええっ!」」」

お父様が国際連合総会から疲れた顔をして戻って来て突然話し始めました。

「リズ、クリスさん。悪いが今から5、6人くらい客を呼ぼうと思う。
良いかい?」

「大丈夫だけど、どうしたの?」

「旦那様、顔色が冴えませんが?」

「そうだね。皆んな集まったら話すよ。

ランス、イリヤ、悪いけどヤングさんと、クラーク様、ヘンリー様、ユーリスタ様、スポックさん、後はローバーさんかな。
手分けして、呼んで来てくれるかい。」

「わかったよ。先にトランシーバーで連絡してから行くね。」

「アリスさん、子供達が呼びに行っている間に、軽食を用意しておいてくれるかなぁ。」

僕とイリヤはお父様に言われた人達を連れてリビングに戻って来ました。

リビングには、たくさんの軽食が用意されており、主だった使用人さん達が並んで、お出迎えです。

「皆さん、突然お集まり頂きありがとうございます。

こちらの席にお掛け下さい。
さあ、クリスさん達も。」

「いえ、わたし共はこちらで。」

「少し話しが長くなるから……、じゃあ椅子だけでも。」

クリスさん達も出口に近いところに椅子を並べて座りました。

「ええー、突然ですが、国を作ることに決まりました。」

「「「ええっ!」」」

スポックさんやクラークおじ様、お爺ちゃん、お婆ちゃんは知ってたみたいだけど、その他は初耳みたいです。

僕達もだけど。


「お父様、王様になるの?」
イリヤは気が動転しているのか、何か呟いています。

「いや、王様にはならないけど、お父さんがリーダーになって国を建国することが決まったんだ。」

お父様は、かなり疲れた顔をしています。

「マサルさん、もう少し解るように説明してくれる?」

お母様の要求に、お父様は重い口を開きました。

「キンコー王国の西に『シーク二』って島があるのを知ってるよね。

そこに新しい国を作ることになったんだ。」

「マサル殿、苦しそうだな。
わたしから説明しようか?」

「ヘンリー様、よろしくお願いします。」

「皆んなもよく知っているように、カトウ運輸は小国と言って差し支え無いほどの規模と収益、そして世界中に影響力を持っている。

そろそろ、キンコー王国1国で持つには無理があったんだ。

会頭のマサル殿は、救国の英雄で、リズは聖女として世界中の民から慕われているし、国によってはマサル殿を『神の使徒』として祀っているところも多い。

少し前からマサル殿には打診していたのだが、本気にしてくれていなかったのだ。

そこへ今回の亜人大陸の件だ。

ネクター様と話しをして、国を分割譲渡することにしたんだ。

ただ、陸続きだとあちこちからの横入りもあるだろうから、島にしたのだ。

あの島なら、少し開拓が必要だが充分な広さもあるし、大丈夫だろう。

開拓にはマサル殿だけでなく、ランス君やイリヤちゃんもいるしね。

まぁそんなところだね。

そうそう、各国の承認は満場一致だったんだよね、スポック事務局長。」

「そうです。皆さん大変喜んでおられました。

それで国際連合事務局も一緒に移転することになりました。

あと、各国から3人づつ官僚が移民し、政務の補助をすることが決まっています。」

「まぁそんなわけだ。
ところでマサル殿、いつ移動する?

この屋敷を含め各国にある屋敷は大使館としてそのままで良いし、各物流センターも現地採用がほとんどだから問題無い。
移転はどうする?」

「ヘンリー様、当然ですが、本社を含め本社従業員全員移動するでしょう。」

「なら、使用人の皆さんはどうかな?」

「恐れながら、我々も皆一緒に参りたいと思います。」

クリスさんの返事に使用人の皆さんはと頷いています。

「じゃあ、決まりだな。」

「ちょ、ちょっとわたし達は?」

「おや、リズは行かないのかい?」

「いえ、当然行きますけどね。」

お母様のちょっとふくれた顔が面白かったので、笑ったらお母様に睨まれちゃった。

「分かりました。じゃあ明日から移動を始めるか。

ランス、イリヤ、頑張ろうな。」

「『はい!」」

「話しは終わったのね。もうお腹がペコペコよ。

お料理を頂きましょ。
アリスお願いね。」

「かしこまりました、ユーリスタ様。」





こうして僕達3人は次の日から島の開拓を始めました。

えっお母様はって?
お母様は、あっちこっちへの挨拶回りで大忙しです。


こうしてカトウ家の大イベントが始まりました。
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