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第11章 ランスの恋
2 【セラフ】
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<<ランス視点>>
僕は桜の木に寄り添う女の子が気になってしようがなかった。
話し掛けてくる皆さんとお喋りをしながらも、その女の子から目が離せない。
「ランス君は桜がよっぽど好きなんだね。
さっきから桜の木を一緒懸命に見ているものね。」
女の子を見ているのがバレた!
話しているおじさんから指摘されて、顔を伏せてしまう。
「そんなに恥ずかしがる必要はないよ。
男の子が花を好きでも問題無いからね。
ランス君は優しいんだね。」
えっ、僕はてっきり女の子を見ているのをからかわれると思っていたんだ。
もしかして、おじさんにはあの女の子が見えていない?
たしかに、その桜の木の近くにもたくさんの人がいるのに、誰も彼女を見ていないし、気にもしていないようだ。
僕はおじさんにトイレに行くと告げて、その場を離れる。
少し遠回りをして、桜の木に着いた。
そして女の子に話しかける。
「君は何か食べないの?」
!!!!
「あなた、わたしが見えるの?」
女の子が驚いている。
「見えるよ。白いワンピースを着ているね。
よく似合っているよ。」
「驚いたわ。
そうか、あなたからマリス様達の匂いがするから、何かの加護を受けているのね。
それでも見えなくしていたはずなのに。」
「僕の名前はランス、君は?」
「わたしの名前?
わたしには名前なんて無いわ。
皆んなはわたしのことをセラフって呼んでいるけど。」
「セラフか。良い呼び名だね。
僕もセラフって呼んで良い?」
「別に良いわよ。
それよりあなた、他の人から見たら木に話し掛けているように見えているわよ。」
セラフに言われて周りを見渡すと、おじさん達が僕のことを不思議そうに見ていたので、ちょっと焦る。
「じゃあ、わたし行くわね。
綺麗なお花を見せてくれてありがとう。」
セラフが何処かに行こうとしたので慌てて、話しかける。
「また会えるかなぁ。」
「そうね、この桜の花が気に入ったから、また来るかも。」
「じゃあ、その時にまた会えるね。」
「おかしな人間。
でも気に入った。
また会えたら良いね。
じゃあ。」
そう言うとセラフは空高く飛んで行った。
「お兄ちゃん、さっきの女の子、お兄ちゃんのお友達?」
「イリヤにも見えてたんだ。」
「うん、女の人の話しって止めど無いから、気になってたんだけど、来れなかったんだよね。
さっきの子って、やっぱり皆んなには見えてなかったんだよね?」
「そうみたい。セラフだって言ってた。」
「セラフって、天使のセラフ?」
「あの子は天使なのかなぁ。
うーん、そうかも知れないね。
桜の花が綺麗だから見に来たって言ってたし。
案外、マリス様から話しを聞いて来たのかも。」
僕は、セラフが消えていった方向を見ながら、また逢えたら良いなと考えていた。
<<セラフ視点>>
わたしはセラフ。
この世界の人達から見たら神の国である、『異世界管理局』で作られた量産型人工生物。
わたし達は、現場監督の配下として様々な雑務をこなす。
わたしは、この世界の現場監督であるマリス様の身の回りのお世話をするのが主な仕事。
今マリス様の下で働いているセラフは、わたしひとりだから、マリス様はわたしのことを『セラフ』と呼んでいる。
だから、わたしの名前はセラフなのかも。
昨日はマリス様は久しぶりにここに戻ってこられた。
最近は他処の世界に出張することが多くなって、あまりここに居られない。
今日もそう。
朝からまた、出張に出られている。
マリス様の部屋には水鏡がある。
水鏡とは、瓶に張った水が鏡のように、下の世界を映し出す道具。
この水鏡は、下の世界とここを繋ぐ窓口になる。
この水鏡を通して下の世界が見えるし、姿を顕在化することも出来る。
だから、マリス様が下の世界に干渉する場合はこの水鏡を使う。
わたし達がこの水鏡を覗くことは、あまり無い。
というか、現場監督の許可が無いと見ちゃいけない。
現場監督の許可無く、わたし達が下の世界に干渉することは禁止されているから。
だけど今日、わたしはマリス様がいつも見られている水鏡を見てみた。
昨日、あんなに楽しそうに見られていたから。
いつもは何も映っていない水鏡なのに、今日は映し出されたままになってる。
そこには小さいけど綺麗な花をたくさん咲かせている木があった。
「誰もいないよね。」
どうしても、その木の近くに行きたくなってしまった。
わたしは、そこに人間がいないことを確認して、顕在化してみた。
顕在化っていうのは、実際に下に降りるわけじゃない。
分身みたいなものを作り出して下に降ろすの。
視覚や聴覚なんかはその分身と共有出来るから、下に降りた気分になる。
わたし達セラフは、マリス様達のように強い能力を持たないけど、わたし達の能力でも、下の人間に及ぼす影響は大きいから、下の世界への勝手な干渉は禁止されている。
顕在化した分身を木の下に置いた。
ピンクの綺麗な花がたくさんあって、とっても綺麗。
その小さな花びらが風で下に舞い落ちてくる。
その花びらが舞う姿は幻想的で思わず引き込まれてしまう。
「君は何か食べないの?」
突然話しかけられて、驚いてしまう。
だって、わたしの姿が人間に見えるわけないのだから。
「あなた、わたしが見えるの?」
「見えるよ。白いワンピースを着ているね。
よく似合っているよ。」
「驚いたわ。
そうか、あなたからマリス様達の匂いがするから、何かの加護を受けているのね。
それでも見えなくしていたはずなのに。」
本当に驚いた。
人間と話すなんて何百年ぶりかしら。
でも、早く顕在化を解除しなきゃ。
人間と話したなんて、いえ黙って顕在化したことがバレたら大変なことになる。
お別れの言葉を言って、帰ろうとした時、また声を掛けられた。
「また会えるかなぁ。」
ふふっ、わたしもあなたに興味が出てきたわ。
「おかしな人間。
でも気に入った。
また会えたら良いね。
じゃあ。」
わたしは、顕在化を解除した。
僕は桜の木に寄り添う女の子が気になってしようがなかった。
話し掛けてくる皆さんとお喋りをしながらも、その女の子から目が離せない。
「ランス君は桜がよっぽど好きなんだね。
さっきから桜の木を一緒懸命に見ているものね。」
女の子を見ているのがバレた!
話しているおじさんから指摘されて、顔を伏せてしまう。
「そんなに恥ずかしがる必要はないよ。
男の子が花を好きでも問題無いからね。
ランス君は優しいんだね。」
えっ、僕はてっきり女の子を見ているのをからかわれると思っていたんだ。
もしかして、おじさんにはあの女の子が見えていない?
たしかに、その桜の木の近くにもたくさんの人がいるのに、誰も彼女を見ていないし、気にもしていないようだ。
僕はおじさんにトイレに行くと告げて、その場を離れる。
少し遠回りをして、桜の木に着いた。
そして女の子に話しかける。
「君は何か食べないの?」
!!!!
「あなた、わたしが見えるの?」
女の子が驚いている。
「見えるよ。白いワンピースを着ているね。
よく似合っているよ。」
「驚いたわ。
そうか、あなたからマリス様達の匂いがするから、何かの加護を受けているのね。
それでも見えなくしていたはずなのに。」
「僕の名前はランス、君は?」
「わたしの名前?
わたしには名前なんて無いわ。
皆んなはわたしのことをセラフって呼んでいるけど。」
「セラフか。良い呼び名だね。
僕もセラフって呼んで良い?」
「別に良いわよ。
それよりあなた、他の人から見たら木に話し掛けているように見えているわよ。」
セラフに言われて周りを見渡すと、おじさん達が僕のことを不思議そうに見ていたので、ちょっと焦る。
「じゃあ、わたし行くわね。
綺麗なお花を見せてくれてありがとう。」
セラフが何処かに行こうとしたので慌てて、話しかける。
「また会えるかなぁ。」
「そうね、この桜の花が気に入ったから、また来るかも。」
「じゃあ、その時にまた会えるね。」
「おかしな人間。
でも気に入った。
また会えたら良いね。
じゃあ。」
そう言うとセラフは空高く飛んで行った。
「お兄ちゃん、さっきの女の子、お兄ちゃんのお友達?」
「イリヤにも見えてたんだ。」
「うん、女の人の話しって止めど無いから、気になってたんだけど、来れなかったんだよね。
さっきの子って、やっぱり皆んなには見えてなかったんだよね?」
「そうみたい。セラフだって言ってた。」
「セラフって、天使のセラフ?」
「あの子は天使なのかなぁ。
うーん、そうかも知れないね。
桜の花が綺麗だから見に来たって言ってたし。
案外、マリス様から話しを聞いて来たのかも。」
僕は、セラフが消えていった方向を見ながら、また逢えたら良いなと考えていた。
<<セラフ視点>>
わたしはセラフ。
この世界の人達から見たら神の国である、『異世界管理局』で作られた量産型人工生物。
わたし達は、現場監督の配下として様々な雑務をこなす。
わたしは、この世界の現場監督であるマリス様の身の回りのお世話をするのが主な仕事。
今マリス様の下で働いているセラフは、わたしひとりだから、マリス様はわたしのことを『セラフ』と呼んでいる。
だから、わたしの名前はセラフなのかも。
昨日はマリス様は久しぶりにここに戻ってこられた。
最近は他処の世界に出張することが多くなって、あまりここに居られない。
今日もそう。
朝からまた、出張に出られている。
マリス様の部屋には水鏡がある。
水鏡とは、瓶に張った水が鏡のように、下の世界を映し出す道具。
この水鏡は、下の世界とここを繋ぐ窓口になる。
この水鏡を通して下の世界が見えるし、姿を顕在化することも出来る。
だから、マリス様が下の世界に干渉する場合はこの水鏡を使う。
わたし達がこの水鏡を覗くことは、あまり無い。
というか、現場監督の許可が無いと見ちゃいけない。
現場監督の許可無く、わたし達が下の世界に干渉することは禁止されているから。
だけど今日、わたしはマリス様がいつも見られている水鏡を見てみた。
昨日、あんなに楽しそうに見られていたから。
いつもは何も映っていない水鏡なのに、今日は映し出されたままになってる。
そこには小さいけど綺麗な花をたくさん咲かせている木があった。
「誰もいないよね。」
どうしても、その木の近くに行きたくなってしまった。
わたしは、そこに人間がいないことを確認して、顕在化してみた。
顕在化っていうのは、実際に下に降りるわけじゃない。
分身みたいなものを作り出して下に降ろすの。
視覚や聴覚なんかはその分身と共有出来るから、下に降りた気分になる。
わたし達セラフは、マリス様達のように強い能力を持たないけど、わたし達の能力でも、下の人間に及ぼす影響は大きいから、下の世界への勝手な干渉は禁止されている。
顕在化した分身を木の下に置いた。
ピンクの綺麗な花がたくさんあって、とっても綺麗。
その小さな花びらが風で下に舞い落ちてくる。
その花びらが舞う姿は幻想的で思わず引き込まれてしまう。
「君は何か食べないの?」
突然話しかけられて、驚いてしまう。
だって、わたしの姿が人間に見えるわけないのだから。
「あなた、わたしが見えるの?」
「見えるよ。白いワンピースを着ているね。
よく似合っているよ。」
「驚いたわ。
そうか、あなたからマリス様達の匂いがするから、何かの加護を受けているのね。
それでも見えなくしていたはずなのに。」
本当に驚いた。
人間と話すなんて何百年ぶりかしら。
でも、早く顕在化を解除しなきゃ。
人間と話したなんて、いえ黙って顕在化したことがバレたら大変なことになる。
お別れの言葉を言って、帰ろうとした時、また声を掛けられた。
「また会えるかなぁ。」
ふふっ、わたしもあなたに興味が出てきたわ。
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じゃあ。」
わたしは、顕在化を解除した。
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