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第14章 そして神になった
20【異世界に米を 8】
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<<ヒロコ視点>>
米をこの世界の主食にすると決意してからしばらく。
かなり魔法を使えるようになったわ。
おかげでこの一座の花形芸人になることもできた。
まずは綱渡りでしょ。細いロープの上だった風魔法で身体を支えたらすっこぐ安定するし、重力魔法を重ね掛けすれば、その上で逆立ちだって簡単簡単。
玉乗りだって同じ手順で完璧だし、的当てはもちろん射的なんかも百発百中。
これまでこの一座に無かった水芸なんかも大好評よ。
ほら正月にかくし芸なんかでやっているでしょ。扇子や横笛から水を噴水のように出すやつ。
あんなのも魔法を使えば一発よ。
魔力の制御にもかなり慣れたわ。気を失う前に休む要領も覚えてから、効率良く練習できるようになったしね。
忙しすぎて目が回りそうなくらいよ。
座長さん達も喜んでくれて、恩返しができたようで嬉しいわ。
でね、今は次の巡業先への移動中。馬車3台で移動するから次の町まで10日くらいかかるみたい。
その空いた時間を利用してわたしは米探しをすることにしたの。
あの後、ミリアおばさんから1冊の本が送られてきたの。
この国の歴史書みたい。編纂ミリヤってなってたから、自分で書いたみたいね。
おばさんのくせに結構まめじゃん。
その中にはこの世界が作られた頃の話しから一度消滅したこと、わたしと同じ召喚者が復活させて、他の滅亡寸前の星から人を移住させてきたことなんかが書かれていた。
その人、大変だったでしょうね。
わたしだったら絶対無理。
あっ、次の目的地が見えてきたわ。降りる準備しなきゃ。
<<ミリヤ視点>>
あー本当、もう腹立つわね。
あいつ勝手にわたしと通信できないようにしちゃったわ。
能力も初期設定のままだし、魔法も与えられてないのになんで魔法が使えるのよ。
おかしいじゃないの。 ...でもちょっと待って!満足な能力も無いのに魔法が使えるなんて、もしかしてあいつ超有能なんじゃない?
言葉も悪いし、わたしのこと尊敬して無いし、スカートも短いし、わたしのこと尊敬して無いし、顔も...まあ顔のことは置いておきましょう。
とにかくわたしのこと尊敬して無いくせに超有能かも、なんて許されないことだけど、とにかく米を主食に出来るならそれくらいは我慢の許容範囲よ。
わたしはエリートなんだから大らかな心で見守るくらいの余裕はあるのよ!
とにかく、初めに伝えておく前情報があるんだけど、あいつ会話出来ないようにしちゃったから、本にでもして送るしかないわね。
とにかくこの世界の歴史だけでもまとめて送ってやるわ。
.......
編纂ミリヤっと。うーーーーーん、やっと書き上げられたわよ。
本当めんどくさいなあ。
エリートのわたしが中途半端なものを書ける訳ないし。結局200ページ以上書いちゃったじゃない。本になっちゃったわ。
とりあえずは前情報も伝えられたし、目的も伝えた。後はあのバカ娘に期待するばかりだわ。
「なによあいつ。まったく動かないじゃない。ねえミケツカミどう思う?」
「ミリヤ様ーー。彼女の芸面白いですよーー。しっかし上手いこと魔法を使いますねーー。」
「なに感心しているのよ。本を送ってからもう2カ月よ、2カ月。そろそろ行動を起こしても良いと思うんだけど、本もまだ全部読んでないじゃないの。
わたしの超力作なのに!!」
「まー。気長に待ちましょうよーー。それよりもあの水芸、面白いですよーー。
ほら、こんな感じでーー。」
「もー、ミケツカミ!真似しなくていいから。本当、あんたも緊張感無いわねー。
とてもこの世界を立て直したとは思えないわ。」
「それはヒロシ君が頑張ってくれたからですよーー。わたしは何もしていませんからねーー。」
「まあ、そのヒロシとあのバカ娘を比べても仕方ないわね。
とにかく次の情報を与えなきゃ。」
本当あのバカ娘が通信を絶ったままにしているので、こちらから気軽に連絡できないし。
また本にして送らなきゃならないのね。まったく面倒だわ。
<<ヒロコ視点>>
街に着いて、テントの設営やらビラ配りやらで大忙し。
ひと段落したら、一通りの全体練習をして準備万端で公演の始まり、始まり。
この港街は交易の中心地だから結構人が多いんだって。
だからここでは2カ月間の滞在予定。毎日2回公演だから大忙しなのよ。
わたしの芸も出演回数が増えているから、練習と出演でミリヤおばさんから届いた本を読む暇も無いわ。
当然、米も後回し。でも今はこの一座に貢献して自分の居場所をしっかり確保することが最優先よね。
2カ月の公演予定だったんだけど、思いのほか大入りで、こっちの興行責任者から追加を頼まれたみたい。あと2カ月追加の超ロングラン公演になった。
その長い公演期間が終わろうとする頃、また本が送られてきたの。
今回は400ページよ。前回の分もまだ読み終えてないのに、あのおばさんバッカじゃない!!
米をこの世界の主食にすると決意してからしばらく。
かなり魔法を使えるようになったわ。
おかげでこの一座の花形芸人になることもできた。
まずは綱渡りでしょ。細いロープの上だった風魔法で身体を支えたらすっこぐ安定するし、重力魔法を重ね掛けすれば、その上で逆立ちだって簡単簡単。
玉乗りだって同じ手順で完璧だし、的当てはもちろん射的なんかも百発百中。
これまでこの一座に無かった水芸なんかも大好評よ。
ほら正月にかくし芸なんかでやっているでしょ。扇子や横笛から水を噴水のように出すやつ。
あんなのも魔法を使えば一発よ。
魔力の制御にもかなり慣れたわ。気を失う前に休む要領も覚えてから、効率良く練習できるようになったしね。
忙しすぎて目が回りそうなくらいよ。
座長さん達も喜んでくれて、恩返しができたようで嬉しいわ。
でね、今は次の巡業先への移動中。馬車3台で移動するから次の町まで10日くらいかかるみたい。
その空いた時間を利用してわたしは米探しをすることにしたの。
あの後、ミリアおばさんから1冊の本が送られてきたの。
この国の歴史書みたい。編纂ミリヤってなってたから、自分で書いたみたいね。
おばさんのくせに結構まめじゃん。
その中にはこの世界が作られた頃の話しから一度消滅したこと、わたしと同じ召喚者が復活させて、他の滅亡寸前の星から人を移住させてきたことなんかが書かれていた。
その人、大変だったでしょうね。
わたしだったら絶対無理。
あっ、次の目的地が見えてきたわ。降りる準備しなきゃ。
<<ミリヤ視点>>
あー本当、もう腹立つわね。
あいつ勝手にわたしと通信できないようにしちゃったわ。
能力も初期設定のままだし、魔法も与えられてないのになんで魔法が使えるのよ。
おかしいじゃないの。 ...でもちょっと待って!満足な能力も無いのに魔法が使えるなんて、もしかしてあいつ超有能なんじゃない?
言葉も悪いし、わたしのこと尊敬して無いし、スカートも短いし、わたしのこと尊敬して無いし、顔も...まあ顔のことは置いておきましょう。
とにかくわたしのこと尊敬して無いくせに超有能かも、なんて許されないことだけど、とにかく米を主食に出来るならそれくらいは我慢の許容範囲よ。
わたしはエリートなんだから大らかな心で見守るくらいの余裕はあるのよ!
とにかく、初めに伝えておく前情報があるんだけど、あいつ会話出来ないようにしちゃったから、本にでもして送るしかないわね。
とにかくこの世界の歴史だけでもまとめて送ってやるわ。
.......
編纂ミリヤっと。うーーーーーん、やっと書き上げられたわよ。
本当めんどくさいなあ。
エリートのわたしが中途半端なものを書ける訳ないし。結局200ページ以上書いちゃったじゃない。本になっちゃったわ。
とりあえずは前情報も伝えられたし、目的も伝えた。後はあのバカ娘に期待するばかりだわ。
「なによあいつ。まったく動かないじゃない。ねえミケツカミどう思う?」
「ミリヤ様ーー。彼女の芸面白いですよーー。しっかし上手いこと魔法を使いますねーー。」
「なに感心しているのよ。本を送ってからもう2カ月よ、2カ月。そろそろ行動を起こしても良いと思うんだけど、本もまだ全部読んでないじゃないの。
わたしの超力作なのに!!」
「まー。気長に待ちましょうよーー。それよりもあの水芸、面白いですよーー。
ほら、こんな感じでーー。」
「もー、ミケツカミ!真似しなくていいから。本当、あんたも緊張感無いわねー。
とてもこの世界を立て直したとは思えないわ。」
「それはヒロシ君が頑張ってくれたからですよーー。わたしは何もしていませんからねーー。」
「まあ、そのヒロシとあのバカ娘を比べても仕方ないわね。
とにかく次の情報を与えなきゃ。」
本当あのバカ娘が通信を絶ったままにしているので、こちらから気軽に連絡できないし。
また本にして送らなきゃならないのね。まったく面倒だわ。
<<ヒロコ視点>>
街に着いて、テントの設営やらビラ配りやらで大忙し。
ひと段落したら、一通りの全体練習をして準備万端で公演の始まり、始まり。
この港街は交易の中心地だから結構人が多いんだって。
だからここでは2カ月間の滞在予定。毎日2回公演だから大忙しなのよ。
わたしの芸も出演回数が増えているから、練習と出演でミリヤおばさんから届いた本を読む暇も無いわ。
当然、米も後回し。でも今はこの一座に貢献して自分の居場所をしっかり確保することが最優先よね。
2カ月の公演予定だったんだけど、思いのほか大入りで、こっちの興行責任者から追加を頼まれたみたい。あと2カ月追加の超ロングラン公演になった。
その長い公演期間が終わろうとする頃、また本が送られてきたの。
今回は400ページよ。前回の分もまだ読み終えてないのに、あのおばさんバッカじゃない!!
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