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第8部 ぽんこつMy.HERO
第23話 パパカツ☆オンパレード!
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生徒会室で女神さまの溢れ出る思春期による黒歴史を目撃した、数分後の昇降口前。
俺は制服に着替えることなく、『I LOVE 大和田!』ちゃんジャージのまま、彼女の待つ校門前へと移動していた。
「結局、体操服のままなワケだが……。さて、どうすっかなぁ」
真実を口にすれば、俺が芽衣に抹殺されてしまう。
かと言って、適当なウソを並べ立てたところで、聡明な大和田ちゃんのことだ。
彼氏の浮気を見抜く彼女よろしく、一瞬で看破したあげく、生ゴミを見る瞳で俺に土下座させ、その背に座りながら優雅に読書でも始めるだろう。
おいおい、何だよソレ? 最高かよ?
土下座させて貰ったあげく、ご褒美まで貰えるなんて、サービス精神旺盛だろ? 俺の後輩。
「よしっ、方針は決まった! 適当なゴタクでも並べて、ご褒美でも貰いますかな」
そうと決まれば、こうしちゃいられねぇ!
俺は意気揚々と大和田ちゃんが待つ校門前へと、全力で駆けだした。
数秒の全力疾走の後、すぐさま校門の前でチラシを配る大和田ちゃんを発見。
「いたいた! お~い、大和田ちゃ――うん? 誰だ、あのおっさん?」
愛しの大和田ちゃんにご褒美を貰おうと声をかける寸前、彼女が黒髪のオールバックに、ピシッ! とスーツを着込んだ40代くらいのおっさんに絡まれている姿が目に入った。
しきりに大和田ちゃんに話しかけたかと思うと、今度は懐から財布を取り出し、数万円ほど無理やり彼女に渡してみせる、おっさん。
瞬間、俺の優秀な頭脳が一瞬で答えを弾き出した。
「ま、マジかよ!? あのおっさん……こんな公衆の面前で、援助交際を持ちかけていやがる!?」
恥も外聞も関係ない! とばかりに、下を向いて黙り込んでいる大和田ちゃんに、しきりに声をかけ続ける、スーツのおっさん。
まるで初めて生のエロ本を目撃した、男子中学生並みのガッツキ方だ!
その積極性は、俺も見習わないとなぁ。
なんて考えている場合じゃない!
俺は慌てて、下を向いている大和田ちゃんと、スケベおやじの間に身体を割り込ませた。
「お、おっさん、おっさん! その勇気は賞賛に値するけどさ? 流石に学校の、しかも校門前で援助交際を持ちかけるのはマズイって!」
「誰がおっさんだ。私はまだピチピチの40代――って、ハァッ!? え、援助交際だと!? な、何を言っとるんだ貴様は!?」
エンコーおじさんの声があまりにも大きかったせいか、ざわっ! と周りにいた生徒たちが一斉に慄きだした。
――えっ? うそ、やっぱり援助交際なの?
――すげぇ、性欲大爆発じゃん。性欲大魔神じゃん、あのおっさん。
――おい、誰か110番、いや先生呼んで来い!
――この変態がぁ……。おい! 逃げられにように包囲陣を組め! ここで確実に仕留めるぞ!
「ち、違う!? わたしは援助交際なんかしていない! おいコラ、そこのおまえ!? スマホをしまえ! だから援助交際じゃないと、言っているだろうが!?」
頑なに援助交際を認めようとしない、スケベおやじ。
まったく、なんて往生際の悪い大人。
童貞をバカにする非童貞並みに質が悪い。
あんな大人にだけは、絶対にならないぞ!
心の中で魂にそう誓っていると、
――クイクイッ。
「ぱ、パイセン」
大和田ちゃんが、珍しくオロオロ!? した様子で、俺のジャージの裾を引っ張った。
「おぉっ、大和田ちゃん。俺が来たからには、もう大丈夫だぞ! あの益荒男をキッチリと青い服を着たサンタさんに受け渡してみせる――」
「ち、違うの。そうじゃないの、パイセン」
ブンブンッ! と首を横に振る、大和田ちゃん。
違う? と俺が眉根を寄せると、大和田ちゃんは、すごく言いづらそうに、
「あれ……ウチのパパなの」
「はい包囲中止! おまえら散れ、散れぇぇぇぇぇぇぇっ!」
パンパンッ! と両手を叩きながら、大和田ちゃんパパを包囲していた愚かなる生徒たちを解散させる。
すかさず開いたスペースに身を滑りこませ、パパ上の身柄の安全を確保しにかかった。
「大丈夫ですか、パパ上!? まったく、ここの生徒たちは一体どういう教育を受けているんだか。せっかくの親子の対面が台無しですよ。ねぇパパ上?」
「元はと言えば、貴様のせいであろうが。あと誰が『パパ上』だ?」
わたしは貴様のパパではない! と、娘と同じく厳しい視線を俺に向けてくる、大和田のパパ様。
その廃棄物でも見るかのような視線は、すっごい遺伝子を感じた。
さすがは親子だね♪
俺が遺伝子という名の塩基配列の呪縛に戦々恐々している間に、校舎の方から我らがマッスル@マスターこと、生徒指導のヤマキティーチャーが、息を切らしてコチラにやって来るのが見えた。
「なんの騒ぎだ!?」と、声を荒げながらやって来たヤマキティーチャーは、そのまま大和田のパパ上の隣に立っていた俺を見つけるなり、片手で顔を押さえて、これみよがしに溜め息をこぼした。
「ハァ……またおまえか大神? 今度は何をした?」
「すげぇナチュラルに犯人にされてる、俺……」
名探偵もビックリの推理スピードである。
最初から俺を犯人だと決めつけているヤマキティーチャー。
おいおい?
お義父様の前で、なんてことを口走るんだ、この筋肉ダルマは?
これじゃ、お義父様に悪印象を与えてしまうじゃないか。
俺は誠に遺憾とばかりに、プリプリッ! と頬を膨らませ、呆れた表情を浮かべるマッスルティーチャーに抗議するべく、口を開いた。
「先生っ! そうやって決めつけるのは、良くないと思います! その先入観が、世の冤罪を生みだしていると、何故気づかないのですか?」
「じゃあ、この件におまえは関係ないんだな?」
「もちろん! ガッツリ関係してますよ! だから怒られる前に、先に自供しますね? 犯人は俺です」
「……おまえのその潔い所は、先生好きだぞ」
――ゴツンッ!
と、何らた躊躇いなく、俺の脳天に拳を叩きこむ、我らが生徒指導。
い、痛ぇっ!?
チクショウめ!?
いつの日か絶対、教育委員会に訴えてやるからな!?
「ふむ、ここの教職員の方ですか。これは呼び出す手間が省けたようですね」
「お世話になります、生徒指導の山崎剛志です。……失礼ですが、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「あぁ、これは失礼。わたしは1年D組の大和田信菜の父、大和田信明です」
そう言って、ヤマキティーチャーに頭を下げるパパ上。
どうでもいいけど、何気にヤマキティーチャーの名前を初めて聞いたわ。
そんな名前だったのね、先生。
俺が人知れずカルチャーショックを受けている間に、なにやら2人で話しを続ける、パパ上とヤマキティーチャー。
そんな2人のすぐ傍で、さっきからムッツリと黙り込んでいる大和田ちゃん。
「大和田ちゃん? どうしたよ? さっきから妙に元気ないじゃねぇの?」
「……パイセン。いや、何でもないし……」
明らかになんでもある表情で、さりげなく俺を拒絶する後輩。
そんな後輩が少し心配になり、さらに言葉を募ろうとした矢先、ヤマキティーチャーとパパ上がこちらに振り返り、
「――では、折り入った話らしいので、どうぞ職員室までお越しください」
「えぇ、わかりました。……信菜も着いて来なさい。おまえの将来に関わる、大事な話だ」
「……はい」
いつもの溌剌とした雰囲気は鳴りを潜め、小さくコクンッ! と頷く大和田ちゃん。
大人2人の背を追いかけて歩く彼女の歩幅は、どこか重苦しいように俺には見えた。
俺は制服に着替えることなく、『I LOVE 大和田!』ちゃんジャージのまま、彼女の待つ校門前へと移動していた。
「結局、体操服のままなワケだが……。さて、どうすっかなぁ」
真実を口にすれば、俺が芽衣に抹殺されてしまう。
かと言って、適当なウソを並べ立てたところで、聡明な大和田ちゃんのことだ。
彼氏の浮気を見抜く彼女よろしく、一瞬で看破したあげく、生ゴミを見る瞳で俺に土下座させ、その背に座りながら優雅に読書でも始めるだろう。
おいおい、何だよソレ? 最高かよ?
土下座させて貰ったあげく、ご褒美まで貰えるなんて、サービス精神旺盛だろ? 俺の後輩。
「よしっ、方針は決まった! 適当なゴタクでも並べて、ご褒美でも貰いますかな」
そうと決まれば、こうしちゃいられねぇ!
俺は意気揚々と大和田ちゃんが待つ校門前へと、全力で駆けだした。
数秒の全力疾走の後、すぐさま校門の前でチラシを配る大和田ちゃんを発見。
「いたいた! お~い、大和田ちゃ――うん? 誰だ、あのおっさん?」
愛しの大和田ちゃんにご褒美を貰おうと声をかける寸前、彼女が黒髪のオールバックに、ピシッ! とスーツを着込んだ40代くらいのおっさんに絡まれている姿が目に入った。
しきりに大和田ちゃんに話しかけたかと思うと、今度は懐から財布を取り出し、数万円ほど無理やり彼女に渡してみせる、おっさん。
瞬間、俺の優秀な頭脳が一瞬で答えを弾き出した。
「ま、マジかよ!? あのおっさん……こんな公衆の面前で、援助交際を持ちかけていやがる!?」
恥も外聞も関係ない! とばかりに、下を向いて黙り込んでいる大和田ちゃんに、しきりに声をかけ続ける、スーツのおっさん。
まるで初めて生のエロ本を目撃した、男子中学生並みのガッツキ方だ!
その積極性は、俺も見習わないとなぁ。
なんて考えている場合じゃない!
俺は慌てて、下を向いている大和田ちゃんと、スケベおやじの間に身体を割り込ませた。
「お、おっさん、おっさん! その勇気は賞賛に値するけどさ? 流石に学校の、しかも校門前で援助交際を持ちかけるのはマズイって!」
「誰がおっさんだ。私はまだピチピチの40代――って、ハァッ!? え、援助交際だと!? な、何を言っとるんだ貴様は!?」
エンコーおじさんの声があまりにも大きかったせいか、ざわっ! と周りにいた生徒たちが一斉に慄きだした。
――えっ? うそ、やっぱり援助交際なの?
――すげぇ、性欲大爆発じゃん。性欲大魔神じゃん、あのおっさん。
――おい、誰か110番、いや先生呼んで来い!
――この変態がぁ……。おい! 逃げられにように包囲陣を組め! ここで確実に仕留めるぞ!
「ち、違う!? わたしは援助交際なんかしていない! おいコラ、そこのおまえ!? スマホをしまえ! だから援助交際じゃないと、言っているだろうが!?」
頑なに援助交際を認めようとしない、スケベおやじ。
まったく、なんて往生際の悪い大人。
童貞をバカにする非童貞並みに質が悪い。
あんな大人にだけは、絶対にならないぞ!
心の中で魂にそう誓っていると、
――クイクイッ。
「ぱ、パイセン」
大和田ちゃんが、珍しくオロオロ!? した様子で、俺のジャージの裾を引っ張った。
「おぉっ、大和田ちゃん。俺が来たからには、もう大丈夫だぞ! あの益荒男をキッチリと青い服を着たサンタさんに受け渡してみせる――」
「ち、違うの。そうじゃないの、パイセン」
ブンブンッ! と首を横に振る、大和田ちゃん。
違う? と俺が眉根を寄せると、大和田ちゃんは、すごく言いづらそうに、
「あれ……ウチのパパなの」
「はい包囲中止! おまえら散れ、散れぇぇぇぇぇぇぇっ!」
パンパンッ! と両手を叩きながら、大和田ちゃんパパを包囲していた愚かなる生徒たちを解散させる。
すかさず開いたスペースに身を滑りこませ、パパ上の身柄の安全を確保しにかかった。
「大丈夫ですか、パパ上!? まったく、ここの生徒たちは一体どういう教育を受けているんだか。せっかくの親子の対面が台無しですよ。ねぇパパ上?」
「元はと言えば、貴様のせいであろうが。あと誰が『パパ上』だ?」
わたしは貴様のパパではない! と、娘と同じく厳しい視線を俺に向けてくる、大和田のパパ様。
その廃棄物でも見るかのような視線は、すっごい遺伝子を感じた。
さすがは親子だね♪
俺が遺伝子という名の塩基配列の呪縛に戦々恐々している間に、校舎の方から我らがマッスル@マスターこと、生徒指導のヤマキティーチャーが、息を切らしてコチラにやって来るのが見えた。
「なんの騒ぎだ!?」と、声を荒げながらやって来たヤマキティーチャーは、そのまま大和田のパパ上の隣に立っていた俺を見つけるなり、片手で顔を押さえて、これみよがしに溜め息をこぼした。
「ハァ……またおまえか大神? 今度は何をした?」
「すげぇナチュラルに犯人にされてる、俺……」
名探偵もビックリの推理スピードである。
最初から俺を犯人だと決めつけているヤマキティーチャー。
おいおい?
お義父様の前で、なんてことを口走るんだ、この筋肉ダルマは?
これじゃ、お義父様に悪印象を与えてしまうじゃないか。
俺は誠に遺憾とばかりに、プリプリッ! と頬を膨らませ、呆れた表情を浮かべるマッスルティーチャーに抗議するべく、口を開いた。
「先生っ! そうやって決めつけるのは、良くないと思います! その先入観が、世の冤罪を生みだしていると、何故気づかないのですか?」
「じゃあ、この件におまえは関係ないんだな?」
「もちろん! ガッツリ関係してますよ! だから怒られる前に、先に自供しますね? 犯人は俺です」
「……おまえのその潔い所は、先生好きだぞ」
――ゴツンッ!
と、何らた躊躇いなく、俺の脳天に拳を叩きこむ、我らが生徒指導。
い、痛ぇっ!?
チクショウめ!?
いつの日か絶対、教育委員会に訴えてやるからな!?
「ふむ、ここの教職員の方ですか。これは呼び出す手間が省けたようですね」
「お世話になります、生徒指導の山崎剛志です。……失礼ですが、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「あぁ、これは失礼。わたしは1年D組の大和田信菜の父、大和田信明です」
そう言って、ヤマキティーチャーに頭を下げるパパ上。
どうでもいいけど、何気にヤマキティーチャーの名前を初めて聞いたわ。
そんな名前だったのね、先生。
俺が人知れずカルチャーショックを受けている間に、なにやら2人で話しを続ける、パパ上とヤマキティーチャー。
そんな2人のすぐ傍で、さっきからムッツリと黙り込んでいる大和田ちゃん。
「大和田ちゃん? どうしたよ? さっきから妙に元気ないじゃねぇの?」
「……パイセン。いや、何でもないし……」
明らかになんでもある表情で、さりげなく俺を拒絶する後輩。
そんな後輩が少し心配になり、さらに言葉を募ろうとした矢先、ヤマキティーチャーとパパ上がこちらに振り返り、
「――では、折り入った話らしいので、どうぞ職員室までお越しください」
「えぇ、わかりました。……信菜も着いて来なさい。おまえの将来に関わる、大事な話だ」
「……はい」
いつもの溌剌とした雰囲気は鳴りを潜め、小さくコクンッ! と頷く大和田ちゃん。
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