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第10部 ボクの弟がこんなにシスコンなわけがない!
第32話 愛すべきバカ野郎たちに、よろしく!
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「――なぁ、喧嘩狼? オレから助けを求めておいてアレなんだが……本当に良かったのかよ?」
鬼人會とバチバチにやり合った、数時間後の早朝6時前。
ボロボロの身体に喝を入れながら、古羊ハウスへと続く道を全員でトロトロ歩いていたとき、突然思い詰めたように古羊弟がポツリと呟いた。
「おぉ……い、いきなりどうした? 告白か? ごめん、俺、女の子が好きなんだ」
「告白じゃねけよ。……いや、ある意味では告白になるのか?」
と、人気の居ない真っ暗な道並みを、未だ気を失っている顎鬚少年を抱えたまま歩いて行く、古羊弟。
その瞳は、暗くても真っ直ぐ俺を射抜いているのが雰囲気で分かった。
途端に、今度は俺の後方にピッタリ♪ と陣取り、我が美尻を凝視していたハードゲイもとい鷹野が「告白やと!? ちょい待ちや!」と小さく吠えた。
「人の男にツバつけるたぁ、いい度胸やないか! 喧嘩狼に告白するんやったら、ワシを倒してからにして貰おうか!」
「実質不可能ですね」
「というか翼さん、シロパイと近いから! ちょっと離れるし!」
大和田兄妹の巧みなコンビネーション技で、無理やり俺から引き剥がされる鷹野。
離れ際、ちょちょいっ❤ と俺の尻を触って行くあたり、マジで通報してやろうか? と本気で思案してしまう。
本来であれば、レディコミのダンディなオジサンよろしく「ハハッ、コイツぅ~♪」とイケメンボイスを垂れ流しながら、鷹野の目をゆっくりとピンポンダッシュしてやる所だが、今日は疲れたので、通報だけにしておこう。
よかったな鷹野? 俺が寛大な男で?
まったく、マリアナ海溝のように深い、俺の懐の広さに感謝するんだな。
と内心呟きながら、さっそく通報するべくスカジャンのポケットに突っ込んでいたスマホを取り出そうと、右手を動かした矢先、再び古羊弟が「喧嘩狼」とシリアス全開の顔つきで口をひらいた。
「この短期間で【シックス・ピストルズ】を3人始末したんだ。これで完全に【東京卍帝国】を敵に回したぞ? ……もしかしたら、これから先、テメェを潰すために卍帝国から、さらなる刺客が送り込まれてくるかもしれねぇ」
「それはハニートラップ的なアレですか?」
おいおい、むしろ大歓迎なんですが?
きっとアレだな。俺を悩殺するべく送り込まれてきた刺客が、いつの間にか俺の溢れんばかりのイケメンぶりにメロメロ❤ の骨抜きになっていき、2人で絆を育みながらも、最後はその【東京卍帝国】とやらを解散までに追い込み、俺と彼女は平凡だが、幸せな毎日を送るハメになるに違いないな。
何ソレ最高かよ?
神様ありがとう!
俺が珍しく神に感謝の言葉を述べていると、俺の右隣を陣取っていた芽衣が「そんなワケ無いでしょうに……」と、呆れた声をあげてきた。
「つまりコレから先、今日戦った【鬼人會】みたいな連中が、士狼のもとに押しかけて来るってことですよ」
「なるほど、なるほど。……つまり『いつも通り』という事かい?」
「まぁ、そういうことですね」
「あ、あの命の削り合いのような殴り合いが、いつも通りって……。普段どういう生活を送ってんだよ、おまえ?」
何故かドン引きした様子で俺から1歩離れる古羊弟。
『どんな』って、そりゃ……。
「おまえと変わんねぇ、ごく普通の生活だよ。普通に朝起きて、母ちゃんに殺されかけて、学校へ登校した瞬間に、頭を紙袋で武装したブリーフ一丁の男たちが俺をコンクリに詰めて瀬戸内海の綺麗なオブジェにしようと襲い掛かってくるのを、命からがら回避しつつ、放課後は県内外問わず野郎どもから喧嘩を売られるから、片っ端から返り討ちにして、夜は姉ちゃんに殺されかけて、寝る。至って普通の男子高校生の日常だよ」
「普通とは一体……」
おやおや、どうしてだろうか?
俺が何かを喋るたびに、弟の心が離れていく気がしてならないのは?
あれれ?
みんな、程度の差こそあれ、同じような日常を送ってるんじゃないの?
なぁ、よこたん? と薬の影響でまだ俺の左手をふんわりと握っていたマイ☆エンジェルに水を向けると、彼女は至極慌てた様子で、弟に言い募りはじめた。
「あ、あのね、ヨーくん!? いつもこんな日常ってワケじゃないんだよ? ねっ、メイちゃん!?」
「そうね。1週間に、5日とか6日とか7日くらいかしら? あとはワリと普通な毎日よね」
「メイ姉、それもう普通な毎日じゃないから……。メイ姉も少し見ないうちに、だいぶ吹っ切れたな……ヤババな方向に」
「や、ヤバッ!? コラ、洋介! 勘違いするんじゃありませんっ! 士狼たちが特殊なだけで、お姉ちゃんは居たって普通です! コラッ!? そんな目で、お姉ちゃんを見るのは止めなさい!」
「流石にこのタイミングでアネキ面されても……」
対処に困ります、と実の姉に敬語を使いながらATフィールドを展開する古羊弟。
薄々感づいていたはいたが、どうもこの弟、芽衣には塩対応である。
いやまぁ、世界には色んな兄妹の形があるから、口は挟まないけどさ。
ちょっとしたプチ姉弟喧嘩に発展しそうになっていた古羊姉弟。
そんな姉と弟の姿を前に、半泣きのまま「ししょ~っ!?」と俺に助けを求めてくる爆乳わん娘。
しょうがない。可愛い弟子のためならば、一肌も二肌も脱いで、あげくの果てには全裸になってもいい所存であるところのナイスガイ、シロウ・オオカミが助け舟を出してやるとしますかね!
「ところでさ? 話は変わるんだけど、上半身裸でスカジャンを羽織ると、すっごい乳首が擦れて気持ちいいよね♪」
「いきなりナニを言ってんだ、テメェ!? 変態か!?」
「士狼……場の雰囲気を変えるにしても、もう少しマシな方法があったでしょうに」
「さすがシロパイ。相変わらず思考回路がバグってるようで……ちょっとホッとしたし」
「うぅ……素直に感謝できないよぉ」
「なんやて!? よしノブ! すぐさまスカジャンを買いに行くで!」
「落ち着いてください、タカさん。まだこの時間は、どこのお店も開いていませんから。あぁもう? 服を脱ごうとしないでください。捕まりますよ? 大神様みたいに」
ド肝抜かれた顔を浮かべる弟と、何故か俺を批判してくる生徒会シスターズ。
そして1人勃起RTAでもしているのか、下半身パンパン♪ のまま、露出狂への扉をノックし始めるハードゲイに、俺を犯罪者扱いしてくるタマキン兄さん。
う~ん?
せっかく森実を離れたというに、結局いつも通りの感じになってしまった。
ほんと騒がしい連中である。
まだ早朝なのだから、ご近所様の迷惑になるでしょうが。
「まったく。五月蠅いぞ、おまえら? 今何時だと思ってるんだ? もう少し、俺のような落ち着きを払った大人になれ?」
「「「「「おまえが言うな!?」」」」」
鷹野を除く全員から、一斉にツッコミをいただいてしまう。
それがなんだか妙におかしくって、気がつくと俺たちは、近所迷惑も顧みず、盛大に爆笑していた。
身体はボロボロのハズなのに、不思議と心は満ち足りているような、そんな不思議な感覚。
俺達はひとしきり笑い合いながら、また古羊家へと続く道を歩きはじめる。
その足取りは、もう冬真っ盛りだというに、何だかほんのり温かかった。
鬼人會とバチバチにやり合った、数時間後の早朝6時前。
ボロボロの身体に喝を入れながら、古羊ハウスへと続く道を全員でトロトロ歩いていたとき、突然思い詰めたように古羊弟がポツリと呟いた。
「おぉ……い、いきなりどうした? 告白か? ごめん、俺、女の子が好きなんだ」
「告白じゃねけよ。……いや、ある意味では告白になるのか?」
と、人気の居ない真っ暗な道並みを、未だ気を失っている顎鬚少年を抱えたまま歩いて行く、古羊弟。
その瞳は、暗くても真っ直ぐ俺を射抜いているのが雰囲気で分かった。
途端に、今度は俺の後方にピッタリ♪ と陣取り、我が美尻を凝視していたハードゲイもとい鷹野が「告白やと!? ちょい待ちや!」と小さく吠えた。
「人の男にツバつけるたぁ、いい度胸やないか! 喧嘩狼に告白するんやったら、ワシを倒してからにして貰おうか!」
「実質不可能ですね」
「というか翼さん、シロパイと近いから! ちょっと離れるし!」
大和田兄妹の巧みなコンビネーション技で、無理やり俺から引き剥がされる鷹野。
離れ際、ちょちょいっ❤ と俺の尻を触って行くあたり、マジで通報してやろうか? と本気で思案してしまう。
本来であれば、レディコミのダンディなオジサンよろしく「ハハッ、コイツぅ~♪」とイケメンボイスを垂れ流しながら、鷹野の目をゆっくりとピンポンダッシュしてやる所だが、今日は疲れたので、通報だけにしておこう。
よかったな鷹野? 俺が寛大な男で?
まったく、マリアナ海溝のように深い、俺の懐の広さに感謝するんだな。
と内心呟きながら、さっそく通報するべくスカジャンのポケットに突っ込んでいたスマホを取り出そうと、右手を動かした矢先、再び古羊弟が「喧嘩狼」とシリアス全開の顔つきで口をひらいた。
「この短期間で【シックス・ピストルズ】を3人始末したんだ。これで完全に【東京卍帝国】を敵に回したぞ? ……もしかしたら、これから先、テメェを潰すために卍帝国から、さらなる刺客が送り込まれてくるかもしれねぇ」
「それはハニートラップ的なアレですか?」
おいおい、むしろ大歓迎なんですが?
きっとアレだな。俺を悩殺するべく送り込まれてきた刺客が、いつの間にか俺の溢れんばかりのイケメンぶりにメロメロ❤ の骨抜きになっていき、2人で絆を育みながらも、最後はその【東京卍帝国】とやらを解散までに追い込み、俺と彼女は平凡だが、幸せな毎日を送るハメになるに違いないな。
何ソレ最高かよ?
神様ありがとう!
俺が珍しく神に感謝の言葉を述べていると、俺の右隣を陣取っていた芽衣が「そんなワケ無いでしょうに……」と、呆れた声をあげてきた。
「つまりコレから先、今日戦った【鬼人會】みたいな連中が、士狼のもとに押しかけて来るってことですよ」
「なるほど、なるほど。……つまり『いつも通り』という事かい?」
「まぁ、そういうことですね」
「あ、あの命の削り合いのような殴り合いが、いつも通りって……。普段どういう生活を送ってんだよ、おまえ?」
何故かドン引きした様子で俺から1歩離れる古羊弟。
『どんな』って、そりゃ……。
「おまえと変わんねぇ、ごく普通の生活だよ。普通に朝起きて、母ちゃんに殺されかけて、学校へ登校した瞬間に、頭を紙袋で武装したブリーフ一丁の男たちが俺をコンクリに詰めて瀬戸内海の綺麗なオブジェにしようと襲い掛かってくるのを、命からがら回避しつつ、放課後は県内外問わず野郎どもから喧嘩を売られるから、片っ端から返り討ちにして、夜は姉ちゃんに殺されかけて、寝る。至って普通の男子高校生の日常だよ」
「普通とは一体……」
おやおや、どうしてだろうか?
俺が何かを喋るたびに、弟の心が離れていく気がしてならないのは?
あれれ?
みんな、程度の差こそあれ、同じような日常を送ってるんじゃないの?
なぁ、よこたん? と薬の影響でまだ俺の左手をふんわりと握っていたマイ☆エンジェルに水を向けると、彼女は至極慌てた様子で、弟に言い募りはじめた。
「あ、あのね、ヨーくん!? いつもこんな日常ってワケじゃないんだよ? ねっ、メイちゃん!?」
「そうね。1週間に、5日とか6日とか7日くらいかしら? あとはワリと普通な毎日よね」
「メイ姉、それもう普通な毎日じゃないから……。メイ姉も少し見ないうちに、だいぶ吹っ切れたな……ヤババな方向に」
「や、ヤバッ!? コラ、洋介! 勘違いするんじゃありませんっ! 士狼たちが特殊なだけで、お姉ちゃんは居たって普通です! コラッ!? そんな目で、お姉ちゃんを見るのは止めなさい!」
「流石にこのタイミングでアネキ面されても……」
対処に困ります、と実の姉に敬語を使いながらATフィールドを展開する古羊弟。
薄々感づいていたはいたが、どうもこの弟、芽衣には塩対応である。
いやまぁ、世界には色んな兄妹の形があるから、口は挟まないけどさ。
ちょっとしたプチ姉弟喧嘩に発展しそうになっていた古羊姉弟。
そんな姉と弟の姿を前に、半泣きのまま「ししょ~っ!?」と俺に助けを求めてくる爆乳わん娘。
しょうがない。可愛い弟子のためならば、一肌も二肌も脱いで、あげくの果てには全裸になってもいい所存であるところのナイスガイ、シロウ・オオカミが助け舟を出してやるとしますかね!
「ところでさ? 話は変わるんだけど、上半身裸でスカジャンを羽織ると、すっごい乳首が擦れて気持ちいいよね♪」
「いきなりナニを言ってんだ、テメェ!? 変態か!?」
「士狼……場の雰囲気を変えるにしても、もう少しマシな方法があったでしょうに」
「さすがシロパイ。相変わらず思考回路がバグってるようで……ちょっとホッとしたし」
「うぅ……素直に感謝できないよぉ」
「なんやて!? よしノブ! すぐさまスカジャンを買いに行くで!」
「落ち着いてください、タカさん。まだこの時間は、どこのお店も開いていませんから。あぁもう? 服を脱ごうとしないでください。捕まりますよ? 大神様みたいに」
ド肝抜かれた顔を浮かべる弟と、何故か俺を批判してくる生徒会シスターズ。
そして1人勃起RTAでもしているのか、下半身パンパン♪ のまま、露出狂への扉をノックし始めるハードゲイに、俺を犯罪者扱いしてくるタマキン兄さん。
う~ん?
せっかく森実を離れたというに、結局いつも通りの感じになってしまった。
ほんと騒がしい連中である。
まだ早朝なのだから、ご近所様の迷惑になるでしょうが。
「まったく。五月蠅いぞ、おまえら? 今何時だと思ってるんだ? もう少し、俺のような落ち着きを払った大人になれ?」
「「「「「おまえが言うな!?」」」」」
鷹野を除く全員から、一斉にツッコミをいただいてしまう。
それがなんだか妙におかしくって、気がつくと俺たちは、近所迷惑も顧みず、盛大に爆笑していた。
身体はボロボロのハズなのに、不思議と心は満ち足りているような、そんな不思議な感覚。
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