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最終部 シンデレラボーイはこの『最強』を打ち砕く義務がある!
第15話 クズ主人公の自己救済システム!
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小鳥遊転校生の生徒会役員の座を賭けた大勝負の約束をしてから、2日が経った土曜日の昼下がり。
俺は『戦いの時は来た!』と、駅前の謎の像の前でホラ貝を吹き鳴らさんばかりに気合を入れたまま、仁王立ちで件の転校生を待っていた。
「遅いっ!? 遅すぎる! 一体ヤツは何をして――ハッ!? さては俺に恐れをなして逃走したか!?」
「まだ約束の時間まで10分以上あるよ、ししょー……?」
「というか、シロパイが来るの早過ぎなだけだから。なんで1時間以上も前からスタンバイしているワケ?」
「ところで猿野くんはさっきから何を飲んでいるんですか?」
「ん? マッ●シェイクやでぇ! たまにこういう寒い日には無性に飲みたくなるんやなぁ、コレ」
気合十分の俺のすぐ傍で、いつも通りのまったり♪ した雰囲気のまま、小鳥遊転校生を待ち続ける森実生徒会役員ども。
全員、いつか見た私服姿のまま、雑談に花を咲かせていた。
う~ん? なんて緊張感の無い奴らなんだ。
仮にも大事な仲間の進退に関わる、超重要イベントなんだよ?
もう少しさ、シリアスな感じの雰囲気を醸し出しても、罰は当たらないと思うんだけなぁ、僕は!
「どうしたんですか士狼? そんな難しい顔をして? 似合ってませんよ?」
今日も今日とて猫を被っている芽衣は、白のニットに白のニーハイ、そして頭にちょこんと乗っかっている真っ白なふわふわ♪ のベレー帽を身に纏い、俺を心配――してねぇな、コレ。
なんなら軽くバカにされている気分さえある。
チクショウっ!?
その余計なコトばかり言う口を、俺の唇で優しく塞いでやろうか!?
「――ッ!? な、なんでしょうか? 今、猛烈なまでの悪寒が走り抜けていったような?」
「だ、大丈夫メイちゃん? あっ、そうだ! ボク、カイロ持って来てるんだ! 使う?」
そう言って、いつもの天使のような微笑みを浮かべるのは、我らが爆乳わん娘、古羊洋子たんだ。
最近のお気に入りらしい、ふわふわ♪ のキャラメルカラーのコートに、黒の縦縞のワンピースと、気合十分な装いなのだが、個人的には彼女には露出の多い服を着ていただきたい所だ。
だが勘違いしないで欲しいのだが、別に俺は厚着が嫌いというワケではない。
むしろ他は厚着をしている癖に、足回りだけ肌が露出していたりしようものなら、もう心が躍る。
例えばアレだ、高校の女子制服なんかいい例だろう。
あの他はガッツリ防寒している癖に、足回りだけは寒さに負けじと、ソックス、いやニーソだけを装備した健康的な生足……ある種のエロさの極みを感じて仕方がないね!
これには宮沢賢治も、負けてもニッコリ❤ するに違いない。
いやほんと、女子制服は最高だぜ!
何て言えばいいのだろうか? そのピンポイントだけ無防備な感じといい、重要な部分のクセして守りが薄い事といい……これはアレか? 俺を誘っているのか? としか思えないよね!
「ねぇ、どう思う大和田ちゃん? やっぱ俺を誘っているとしか思えないよね?」
「いや、思わないし。シロパイ、キモイ。まじキモイ……」
先輩に向けてはいけない類の冷め切った瞳を送ってくる可愛い後輩に、俺は軽く肩を竦めてみせた。
そんなドM大歓喜の瞳を浮かべる大和田ちゃんの今日の装いは、いつも通り童貞をデストロイする可愛らしいモノであった。
白のTシャツに赤のリボン、そして真っ赤なスカートに白のニーハイソックスが彼女の桃色に染めた髪に非常によく似合っていて、危うく告白して玉砕するところだ。
まったく、なんて恐ろしい後輩だろうか?
さすがは俺の未来の妹なだけあるぜ。
「おっ? どうやら来たっぽいで、相棒!」
マッ●シェイクを全力で吸い込んでいる男は、我が偉大なる親友、猿野元気だ。
ちょい悪ファッションを目指しているのか知らんが、ツナギを着崩した結果、傍から見ればハードな同性愛者に襲われた哀れな被害者にしか見えない元気の姿に、文字通り元気を貰いつつ、駅の改札口の方へと視線を向けた。
そこには、いつも通りの制服姿の村田委員長と、ジーパンに黒のモッズコートを羽織った覇気の欠片もない小鳥遊転校生が居た。
小鳥遊転校生は、俺の姿を目視するなり、あくびを噛み殺すことなく、盛大にブチかましながら俺たちの方へと歩みを進めてきた。
「ふぁぁ~っ……うぃーす」
「――小鳥遊大我、破れたりぃぃぃぃぃっ!」
「……はっ? ナニ? 巌流島? 宮本武蔵? つぅか朝から声デケェよ。どういう意味?」
「えっ? い、意味? 意味はその……あ、アレだよバカ野郎!」
「ただ言ってみたかっただけなんだよね、ししょー?」
「もう止めてください士狼! これ以上はバカが露呈します!」
芽衣が哀願するように俺の腕を抱きしめ、首をフルフル!? と横に振った。
そんな俺たちのやり取りを見て、何故か呆れたような表情を浮かべる小鳥遊転校生。
「……すげぇなコイツ? 喋れば喋るだけバカの深みが増していくじゃん。ほんとに生徒会役員か?」
「むっ? 『おまえ』じゃない、大神士狼だ! これでもテメェより半年以上は生徒会役員なんだぞ? つまり俺はおまえの先輩にあたる、偉大なる男というワケだ!」
よって! と、俺は弛んでいる小鳥遊転校生に向けて、ビシッ! と言ってやった。
「今日から俺のことは『シロウ先輩』と呼ぶように!」
「……なら今日から、おれのことは『大我さん』と呼べ」
「はいっ、大我さん!」
「言い負けてる!? 言い負けてるよ、ししょーっ!?」
「ウチ、頭が痛くなってきたから、もう帰ってもいいし……?」
何故か慌てているマイ☆エンジェルと、こめかみを押さえて眉間にシワを寄せる大和田ちゃん。
安心してくれ、正義は必ず勝つから!
「なるほど。どうやらトーク力は互角のようだな」
「どこがですか? 完全に士狼の方が言い負かされていたじゃありませんか」
「相棒ぉっ! これ以上深手を負う前に、戻ってくるんやぁ!」
芽衣と元気の温かい声援を背にしながら1歩、大我さんの方へ足を勧めようとする。
が、その間にいつもの制服姿の村田ちゃんが、身を滑り込ませてきた。
「茶番はそこまでにして、はやく勝負を始めましょうクソムシ」
「おっとぉ? もしかして村田委員長は、俺のことがお嫌いかな?」
『何をいまさら……』とばかりに溜め息をこぼす、村田委員長。
それにしても、なんで彼女はこんなに俺のことを目の仇にするんだろうか?
俺のことが大好きで、気を惹きたいのだろうか?
まったくモテる男はツライぜ、ふふふふっ❤
「あの顔は、またバカなことを考えている顔ですね……」
「ほんと、顔に出やすい男だし……」
「し、ししょーっ! ほらっ、惚けてないで早く勝負しようだってさ! ……ところで、何の勝負をするつもりなの?」
「ふっふっふっ♪ そう慌てるでない。今、説明してやるから」
俺はこの場に居る全員の視線を一身に受け止めながら、駅前に響き渡るほど、声を張り上げてこう口にした。
「――第1回! 最強生徒会役員決定戦! 真剣ナンパ対決ぅぅぅぅっ!」
「「「……はぁ?」」」
俺が勝負内容を宣言した瞬間、聞いているコチラがビックリするほど冷たい声音が、生徒会ガールズたちの口からまろびでた。
いやぁ、もうビビるぜ?
この「……はぁ?」だけで「テメェ、ナニ言ってんだコロスゾ?」って気持ちがビンビンッ!伝わってくるんだぜ?
心臓の弱い『おじいちゃん』『おばあちゃん』なら、確実に心臓発作で息の根を止めれそうなレベルだ。
まさか「はぁ?」の2文字だけで、ここまで殺意を伝えることが出来るだなんて……。
もしかしたらウチの女性陣たちは全員、魔法少女なのかもしれない。
だって魔法少女じゃなきゃ出来ないよ、こんな芸当?
俺はそんな堅気とは思えない女性陣から放たれるマジカル☆メンチビームを肌で感じながら、あえて気にしない方向で話を進めていった。
「生徒会役員たるもの、人とのコミュニケーションはとても大切な仕事の1つである! だからこそのナンパ! それに故にナンパ! いかにして己の話術により人をたらしこめるか、ソレを今からナンパ対決でハッキリさせようではないか!」
「シロパイ、相変わらず理論武装だけは一人前だね」
「……あぁ~、わかった、わかった。ゴタクはいいから、さっさと始めようぜ?」
かったるそうに「ふわぁぁ~」と大きく口を開け、あくびを1つ溢す大我さん。
あの野郎ぉ~?
なんだ、あの余裕はぁ?
もう勝った気でいるのかぁ?
上等だよ! 目に物を見せてやるわ!
「制限時間は30分! 30分経ったら、またこの場所に戻ってくること!」
「はいはい。いつでもどうぞ?」
「ふん! そのスカした態度がいつまで保つかな? 元気、決闘の開始を宣言しろォォォォ!」
「決闘開始ィィィィィッ!」
直立不動のまま天高く手のひらを挙げた元気の合図を尻目に、俺は駅前近くの公園へと走り出した。
かくして俺の絶対に負けられない戦いが、幕を開けたのであった。
俺は『戦いの時は来た!』と、駅前の謎の像の前でホラ貝を吹き鳴らさんばかりに気合を入れたまま、仁王立ちで件の転校生を待っていた。
「遅いっ!? 遅すぎる! 一体ヤツは何をして――ハッ!? さては俺に恐れをなして逃走したか!?」
「まだ約束の時間まで10分以上あるよ、ししょー……?」
「というか、シロパイが来るの早過ぎなだけだから。なんで1時間以上も前からスタンバイしているワケ?」
「ところで猿野くんはさっきから何を飲んでいるんですか?」
「ん? マッ●シェイクやでぇ! たまにこういう寒い日には無性に飲みたくなるんやなぁ、コレ」
気合十分の俺のすぐ傍で、いつも通りのまったり♪ した雰囲気のまま、小鳥遊転校生を待ち続ける森実生徒会役員ども。
全員、いつか見た私服姿のまま、雑談に花を咲かせていた。
う~ん? なんて緊張感の無い奴らなんだ。
仮にも大事な仲間の進退に関わる、超重要イベントなんだよ?
もう少しさ、シリアスな感じの雰囲気を醸し出しても、罰は当たらないと思うんだけなぁ、僕は!
「どうしたんですか士狼? そんな難しい顔をして? 似合ってませんよ?」
今日も今日とて猫を被っている芽衣は、白のニットに白のニーハイ、そして頭にちょこんと乗っかっている真っ白なふわふわ♪ のベレー帽を身に纏い、俺を心配――してねぇな、コレ。
なんなら軽くバカにされている気分さえある。
チクショウっ!?
その余計なコトばかり言う口を、俺の唇で優しく塞いでやろうか!?
「――ッ!? な、なんでしょうか? 今、猛烈なまでの悪寒が走り抜けていったような?」
「だ、大丈夫メイちゃん? あっ、そうだ! ボク、カイロ持って来てるんだ! 使う?」
そう言って、いつもの天使のような微笑みを浮かべるのは、我らが爆乳わん娘、古羊洋子たんだ。
最近のお気に入りらしい、ふわふわ♪ のキャラメルカラーのコートに、黒の縦縞のワンピースと、気合十分な装いなのだが、個人的には彼女には露出の多い服を着ていただきたい所だ。
だが勘違いしないで欲しいのだが、別に俺は厚着が嫌いというワケではない。
むしろ他は厚着をしている癖に、足回りだけ肌が露出していたりしようものなら、もう心が躍る。
例えばアレだ、高校の女子制服なんかいい例だろう。
あの他はガッツリ防寒している癖に、足回りだけは寒さに負けじと、ソックス、いやニーソだけを装備した健康的な生足……ある種のエロさの極みを感じて仕方がないね!
これには宮沢賢治も、負けてもニッコリ❤ するに違いない。
いやほんと、女子制服は最高だぜ!
何て言えばいいのだろうか? そのピンポイントだけ無防備な感じといい、重要な部分のクセして守りが薄い事といい……これはアレか? 俺を誘っているのか? としか思えないよね!
「ねぇ、どう思う大和田ちゃん? やっぱ俺を誘っているとしか思えないよね?」
「いや、思わないし。シロパイ、キモイ。まじキモイ……」
先輩に向けてはいけない類の冷め切った瞳を送ってくる可愛い後輩に、俺は軽く肩を竦めてみせた。
そんなドM大歓喜の瞳を浮かべる大和田ちゃんの今日の装いは、いつも通り童貞をデストロイする可愛らしいモノであった。
白のTシャツに赤のリボン、そして真っ赤なスカートに白のニーハイソックスが彼女の桃色に染めた髪に非常によく似合っていて、危うく告白して玉砕するところだ。
まったく、なんて恐ろしい後輩だろうか?
さすがは俺の未来の妹なだけあるぜ。
「おっ? どうやら来たっぽいで、相棒!」
マッ●シェイクを全力で吸い込んでいる男は、我が偉大なる親友、猿野元気だ。
ちょい悪ファッションを目指しているのか知らんが、ツナギを着崩した結果、傍から見ればハードな同性愛者に襲われた哀れな被害者にしか見えない元気の姿に、文字通り元気を貰いつつ、駅の改札口の方へと視線を向けた。
そこには、いつも通りの制服姿の村田委員長と、ジーパンに黒のモッズコートを羽織った覇気の欠片もない小鳥遊転校生が居た。
小鳥遊転校生は、俺の姿を目視するなり、あくびを噛み殺すことなく、盛大にブチかましながら俺たちの方へと歩みを進めてきた。
「ふぁぁ~っ……うぃーす」
「――小鳥遊大我、破れたりぃぃぃぃぃっ!」
「……はっ? ナニ? 巌流島? 宮本武蔵? つぅか朝から声デケェよ。どういう意味?」
「えっ? い、意味? 意味はその……あ、アレだよバカ野郎!」
「ただ言ってみたかっただけなんだよね、ししょー?」
「もう止めてください士狼! これ以上はバカが露呈します!」
芽衣が哀願するように俺の腕を抱きしめ、首をフルフル!? と横に振った。
そんな俺たちのやり取りを見て、何故か呆れたような表情を浮かべる小鳥遊転校生。
「……すげぇなコイツ? 喋れば喋るだけバカの深みが増していくじゃん。ほんとに生徒会役員か?」
「むっ? 『おまえ』じゃない、大神士狼だ! これでもテメェより半年以上は生徒会役員なんだぞ? つまり俺はおまえの先輩にあたる、偉大なる男というワケだ!」
よって! と、俺は弛んでいる小鳥遊転校生に向けて、ビシッ! と言ってやった。
「今日から俺のことは『シロウ先輩』と呼ぶように!」
「……なら今日から、おれのことは『大我さん』と呼べ」
「はいっ、大我さん!」
「言い負けてる!? 言い負けてるよ、ししょーっ!?」
「ウチ、頭が痛くなってきたから、もう帰ってもいいし……?」
何故か慌てているマイ☆エンジェルと、こめかみを押さえて眉間にシワを寄せる大和田ちゃん。
安心してくれ、正義は必ず勝つから!
「なるほど。どうやらトーク力は互角のようだな」
「どこがですか? 完全に士狼の方が言い負かされていたじゃありませんか」
「相棒ぉっ! これ以上深手を負う前に、戻ってくるんやぁ!」
芽衣と元気の温かい声援を背にしながら1歩、大我さんの方へ足を勧めようとする。
が、その間にいつもの制服姿の村田ちゃんが、身を滑り込ませてきた。
「茶番はそこまでにして、はやく勝負を始めましょうクソムシ」
「おっとぉ? もしかして村田委員長は、俺のことがお嫌いかな?」
『何をいまさら……』とばかりに溜め息をこぼす、村田委員長。
それにしても、なんで彼女はこんなに俺のことを目の仇にするんだろうか?
俺のことが大好きで、気を惹きたいのだろうか?
まったくモテる男はツライぜ、ふふふふっ❤
「あの顔は、またバカなことを考えている顔ですね……」
「ほんと、顔に出やすい男だし……」
「し、ししょーっ! ほらっ、惚けてないで早く勝負しようだってさ! ……ところで、何の勝負をするつもりなの?」
「ふっふっふっ♪ そう慌てるでない。今、説明してやるから」
俺はこの場に居る全員の視線を一身に受け止めながら、駅前に響き渡るほど、声を張り上げてこう口にした。
「――第1回! 最強生徒会役員決定戦! 真剣ナンパ対決ぅぅぅぅっ!」
「「「……はぁ?」」」
俺が勝負内容を宣言した瞬間、聞いているコチラがビックリするほど冷たい声音が、生徒会ガールズたちの口からまろびでた。
いやぁ、もうビビるぜ?
この「……はぁ?」だけで「テメェ、ナニ言ってんだコロスゾ?」って気持ちがビンビンッ!伝わってくるんだぜ?
心臓の弱い『おじいちゃん』『おばあちゃん』なら、確実に心臓発作で息の根を止めれそうなレベルだ。
まさか「はぁ?」の2文字だけで、ここまで殺意を伝えることが出来るだなんて……。
もしかしたらウチの女性陣たちは全員、魔法少女なのかもしれない。
だって魔法少女じゃなきゃ出来ないよ、こんな芸当?
俺はそんな堅気とは思えない女性陣から放たれるマジカル☆メンチビームを肌で感じながら、あえて気にしない方向で話を進めていった。
「生徒会役員たるもの、人とのコミュニケーションはとても大切な仕事の1つである! だからこそのナンパ! それに故にナンパ! いかにして己の話術により人をたらしこめるか、ソレを今からナンパ対決でハッキリさせようではないか!」
「シロパイ、相変わらず理論武装だけは一人前だね」
「……あぁ~、わかった、わかった。ゴタクはいいから、さっさと始めようぜ?」
かったるそうに「ふわぁぁ~」と大きく口を開け、あくびを1つ溢す大我さん。
あの野郎ぉ~?
なんだ、あの余裕はぁ?
もう勝った気でいるのかぁ?
上等だよ! 目に物を見せてやるわ!
「制限時間は30分! 30分経ったら、またこの場所に戻ってくること!」
「はいはい。いつでもどうぞ?」
「ふん! そのスカした態度がいつまで保つかな? 元気、決闘の開始を宣言しろォォォォ!」
「決闘開始ィィィィィッ!」
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