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一緒にお風呂に入りましょう
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趙子光様が落ち込んでいる。
あまりにもわかりやすく凹んでいるので声がかけにくい。
孫龍大将軍との練武で完敗してショックを受けてしまったようだ。
普通に考えて、孫龍大将軍とある程度打ち合えただけですごい。あの場で趙子光様より良い戦いをした人はいなかったのは間違いない。
それでも、孫龍大将軍には遠く及ばない。そのこと自体がショックだったみたいだ。男の子って難しい。
櫂寧さんも不審に思ったのか質問してきた。
「趙子光様はどうなさったのですか。練武で何か問題でも」
「練武で孫龍大将軍と立ち会った。結果にショックを受けたのだろう」
櫂寧さんからは常に王様としてふるまうように言われている。それでも誰も見ていない状況で尊大にふるまうのはかなりきつい。下働きかなんかに見えた薫蘭さんもご領主様の姫様だった。この人は多分もっと位が上。普通なら平伏してお顔を拝見することもはばかられるようなお方だ。
「そうですか。相手があの孫龍大将軍なら、だれが戦っても無理でしょう。人間と戦ったと思う必要はないと思いますが・・。」
まったく同感である。山で虎に出くわして、無事生還できたようなものでむしろ喜ぶべき事柄に思える。
「わかりました。そういう時は気分転換が必要です。陛下にもご協力いただきたいのですが」
もちろん、趙子光様を元気づけられるなら何でも協力する。というか断る選択肢私にはないよね。本当の王様じゃないんだから。
「それでは趙子光様、お願いしますね」
櫂寧さんは趙子光様を呼び止めるとあることをお願いした。
趙子光様は驚いた様子で答える。
「イヤ櫂寧殿、それはまずいでしょう。今まで通り外で見張っておりますので、それでご容赦を」
「いえ、それでは正面から来た者にしか対処できません。やはり中で警護していただきませんと困ります」
内容はこうである。王の沐浴時、趙子光様は湯殿の外で警護されている。櫂寧さんは侵入者がどこから来るかわからないのだから、もっと王のそばで警護してもらいたいと要求したのだ。
つまり風呂をのぞいていいですよって言う、わかりやすいご褒美である。のぞかれるのは私なんだけどね。
まあ、恥ずかしくないわけじゃないけど、今までも外で水浴びしていたし、村の男たちにも結構のぞかれてた。気づいたら追い払ってたけどしょうがないと思ってた。
ただ、問題はわたしのこの貧弱な身体である。趙子光様のご褒美がこれでいいの?。相手はすごく位の高い貴族様だよ。櫂寧さんが脱ぐならわかるけど。
まあ、考えてもしょうがないんで風呂に入ることになった。櫂寧さんもいるけど薄物を羽織っている。確かに櫂寧さんに脱がれると私がみじめになるので、これは助かる。趙子光様は私を直接見ないよう、目線をそらしてくれている。
櫂寧さんが私の身体を洗う。心なしか脚を余計に開かされている気がする。股の間に手が伸びる。完全に意識してるでしょう。普通そんな洗い方しないよ。
「趙子光様もお入りになりませんか。今日は汗もかかれているでしょう。」
櫂寧さんが誘う。なるほどそこまでするのか。
「いえ、とんでもありません。陛下とご一緒するなど恐れ多い。」
趙子光様があわてて断る。
「以前もご一緒されたことがおありでしょう。陛下よろしいですか。」
はいはい。空気読んでますよ。私で良いんだったらいくらでもお相手します。
「許す。趙子光よ、一緒に入ろう。」
茶番である。偽物がこんなこと言っていいのかとも思うが、もうやめられない。櫂寧さんが趙子光様の着物を脱がしにかかる。趙子光様は女二人に翻弄されて真っ赤である。
趙子光様も湯船に入る。どうも趙子光様は櫂寧さんには頭が上がらないようである。どういうご関係なんだろう。
なんだかんだで混浴状態である。さすがにちょとドキドキしてきた。
あまりにもわかりやすく凹んでいるので声がかけにくい。
孫龍大将軍との練武で完敗してショックを受けてしまったようだ。
普通に考えて、孫龍大将軍とある程度打ち合えただけですごい。あの場で趙子光様より良い戦いをした人はいなかったのは間違いない。
それでも、孫龍大将軍には遠く及ばない。そのこと自体がショックだったみたいだ。男の子って難しい。
櫂寧さんも不審に思ったのか質問してきた。
「趙子光様はどうなさったのですか。練武で何か問題でも」
「練武で孫龍大将軍と立ち会った。結果にショックを受けたのだろう」
櫂寧さんからは常に王様としてふるまうように言われている。それでも誰も見ていない状況で尊大にふるまうのはかなりきつい。下働きかなんかに見えた薫蘭さんもご領主様の姫様だった。この人は多分もっと位が上。普通なら平伏してお顔を拝見することもはばかられるようなお方だ。
「そうですか。相手があの孫龍大将軍なら、だれが戦っても無理でしょう。人間と戦ったと思う必要はないと思いますが・・。」
まったく同感である。山で虎に出くわして、無事生還できたようなものでむしろ喜ぶべき事柄に思える。
「わかりました。そういう時は気分転換が必要です。陛下にもご協力いただきたいのですが」
もちろん、趙子光様を元気づけられるなら何でも協力する。というか断る選択肢私にはないよね。本当の王様じゃないんだから。
「それでは趙子光様、お願いしますね」
櫂寧さんは趙子光様を呼び止めるとあることをお願いした。
趙子光様は驚いた様子で答える。
「イヤ櫂寧殿、それはまずいでしょう。今まで通り外で見張っておりますので、それでご容赦を」
「いえ、それでは正面から来た者にしか対処できません。やはり中で警護していただきませんと困ります」
内容はこうである。王の沐浴時、趙子光様は湯殿の外で警護されている。櫂寧さんは侵入者がどこから来るかわからないのだから、もっと王のそばで警護してもらいたいと要求したのだ。
つまり風呂をのぞいていいですよって言う、わかりやすいご褒美である。のぞかれるのは私なんだけどね。
まあ、恥ずかしくないわけじゃないけど、今までも外で水浴びしていたし、村の男たちにも結構のぞかれてた。気づいたら追い払ってたけどしょうがないと思ってた。
ただ、問題はわたしのこの貧弱な身体である。趙子光様のご褒美がこれでいいの?。相手はすごく位の高い貴族様だよ。櫂寧さんが脱ぐならわかるけど。
まあ、考えてもしょうがないんで風呂に入ることになった。櫂寧さんもいるけど薄物を羽織っている。確かに櫂寧さんに脱がれると私がみじめになるので、これは助かる。趙子光様は私を直接見ないよう、目線をそらしてくれている。
櫂寧さんが私の身体を洗う。心なしか脚を余計に開かされている気がする。股の間に手が伸びる。完全に意識してるでしょう。普通そんな洗い方しないよ。
「趙子光様もお入りになりませんか。今日は汗もかかれているでしょう。」
櫂寧さんが誘う。なるほどそこまでするのか。
「いえ、とんでもありません。陛下とご一緒するなど恐れ多い。」
趙子光様があわてて断る。
「以前もご一緒されたことがおありでしょう。陛下よろしいですか。」
はいはい。空気読んでますよ。私で良いんだったらいくらでもお相手します。
「許す。趙子光よ、一緒に入ろう。」
茶番である。偽物がこんなこと言っていいのかとも思うが、もうやめられない。櫂寧さんが趙子光様の着物を脱がしにかかる。趙子光様は女二人に翻弄されて真っ赤である。
趙子光様も湯船に入る。どうも趙子光様は櫂寧さんには頭が上がらないようである。どういうご関係なんだろう。
なんだかんだで混浴状態である。さすがにちょとドキドキしてきた。
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