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魔物の森
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白い間を出ると、直ぐに森があった。
極端に暗く、どんよりとした空気が漂ってくる。
「こ、怖いですわぁアーフォさまぁ」
怯えるアンの手を握り、アーフォは森へ足を踏み入れた。
中から聞こえるのは獣のような叫び声。
先程まで目が眩むほど白い部屋にいたため、薄暗い森の中では殆ど何も見えない…
足で探りながら進むと、駆け寄ってくる動物の足音。
「うわぁあああ!!」
「きゃああああ!!」
飛び出してきたのは魔獣、アーフォはアンを突き飛ばして逃げ出した。
「うっ!待ってアーフォ様!?」
暗闇を闇雲に走っていくアーフォの姿はあっという間に見えなくなり、残されたアンは魔獣に囲まれる。
ガルルルルッ
「いやあああ!誰か助けて!!」
アンの叫びを聞き、後ろから来ていたシーモが剣を抜いて駆けつけた。
「ま、魔獣!?くそっ!」
シーモが振り回した剣が魔獣に当たり、魔獣達は後退りする。
ガルルルルルルルッ
「この俺様が相手だ!」
剣が掠って傷を負った魔獣目掛けて斬りかかるシーモ、その一頭を仕留める事に成功すると他の魔獣達は逃げ出していった。
「は、ははは!どうだ!」
得意げに剣を掲げるシーモに、アンが擦り寄る。
「素敵ですわぁ、ありがとうございます!」
「君は…アンだったか。婚約者の男はどうした?」
「それがぁ、私を突き飛ばして逃げてしまいましたの!酷いでしょう?」
胸を押し付けてくるアンに鼻の下を伸ばし、シーモは彼女の肩を抱く。
「それは酷い!これからはこの俺様が守ってあげよう」
このシーモという男は病的な女好きで、女と見れば見境なく手を出す。
拒めば強引に犯し、行為が終われば殺す最低野郎だ。
下手に腕が立ち権力もあるため長年野放しにされ、被害者は後を立たない。
「なんて頼もしいのかしら!アーフォ様とは大違いですわぁ」
シーモの本性など知らないアンは、あっさりとアーフォからシーモに乗り換えて寄生する気満々だ。
重い聖職者の服を着たセードも追いつき、辺りを見渡す。
「魔物が居るとは…早くこの森を抜けなくては」
「全く、おっさんはなんか役に立つのか?ノロマな足手まといなんて魔物の餌にしかならんぞ」
「誰がおっさんだ!無礼者め…ワシは聖王なのだぞ!」
「じゃあ神にでも祈ってろ!」
シーモは苛立った様子で歩き出す。
(邪魔なおっさんだな…早くこの女とヤリたいというのに)
頭の中は性欲が詰まっている男シーモは、腕に絡みつくアンを引きずるように足早に進んだ。
「ま、待ってよぉシーモ様ぁ…!」
それほど早く歩けないアンはすぐに根を上げるが、シーモはお構いなしにその手を掴んで引っ張り続ける。
女が痛がる様子に興奮する性癖のため、この状況でも喜んでいた。
魔物らしき鳴き声の他に、時折アーフォや国王夫妻らしき人間の悲鳴も響き渡っている…まだ生きているらしく、右から聞こえたと思うと左からも聞こえてくる。
「どうなってるんだこの森は!」
恐怖に支配されたシーモ達は彷徨い続けた。
極端に暗く、どんよりとした空気が漂ってくる。
「こ、怖いですわぁアーフォさまぁ」
怯えるアンの手を握り、アーフォは森へ足を踏み入れた。
中から聞こえるのは獣のような叫び声。
先程まで目が眩むほど白い部屋にいたため、薄暗い森の中では殆ど何も見えない…
足で探りながら進むと、駆け寄ってくる動物の足音。
「うわぁあああ!!」
「きゃああああ!!」
飛び出してきたのは魔獣、アーフォはアンを突き飛ばして逃げ出した。
「うっ!待ってアーフォ様!?」
暗闇を闇雲に走っていくアーフォの姿はあっという間に見えなくなり、残されたアンは魔獣に囲まれる。
ガルルルルッ
「いやあああ!誰か助けて!!」
アンの叫びを聞き、後ろから来ていたシーモが剣を抜いて駆けつけた。
「ま、魔獣!?くそっ!」
シーモが振り回した剣が魔獣に当たり、魔獣達は後退りする。
ガルルルルルルルッ
「この俺様が相手だ!」
剣が掠って傷を負った魔獣目掛けて斬りかかるシーモ、その一頭を仕留める事に成功すると他の魔獣達は逃げ出していった。
「は、ははは!どうだ!」
得意げに剣を掲げるシーモに、アンが擦り寄る。
「素敵ですわぁ、ありがとうございます!」
「君は…アンだったか。婚約者の男はどうした?」
「それがぁ、私を突き飛ばして逃げてしまいましたの!酷いでしょう?」
胸を押し付けてくるアンに鼻の下を伸ばし、シーモは彼女の肩を抱く。
「それは酷い!これからはこの俺様が守ってあげよう」
このシーモという男は病的な女好きで、女と見れば見境なく手を出す。
拒めば強引に犯し、行為が終われば殺す最低野郎だ。
下手に腕が立ち権力もあるため長年野放しにされ、被害者は後を立たない。
「なんて頼もしいのかしら!アーフォ様とは大違いですわぁ」
シーモの本性など知らないアンは、あっさりとアーフォからシーモに乗り換えて寄生する気満々だ。
重い聖職者の服を着たセードも追いつき、辺りを見渡す。
「魔物が居るとは…早くこの森を抜けなくては」
「全く、おっさんはなんか役に立つのか?ノロマな足手まといなんて魔物の餌にしかならんぞ」
「誰がおっさんだ!無礼者め…ワシは聖王なのだぞ!」
「じゃあ神にでも祈ってろ!」
シーモは苛立った様子で歩き出す。
(邪魔なおっさんだな…早くこの女とヤリたいというのに)
頭の中は性欲が詰まっている男シーモは、腕に絡みつくアンを引きずるように足早に進んだ。
「ま、待ってよぉシーモ様ぁ…!」
それほど早く歩けないアンはすぐに根を上げるが、シーモはお構いなしにその手を掴んで引っ張り続ける。
女が痛がる様子に興奮する性癖のため、この状況でも喜んでいた。
魔物らしき鳴き声の他に、時折アーフォや国王夫妻らしき人間の悲鳴も響き渡っている…まだ生きているらしく、右から聞こえたと思うと左からも聞こえてくる。
「どうなってるんだこの森は!」
恐怖に支配されたシーモ達は彷徨い続けた。
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