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森のオアシス
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魔物に怯える一行は、水の音に気づき顔を上げる。
「…水?水があるのか!?」
逃げ回り喉はカラカラだ、音を頼りに薄暗い森を歩くと柔らかい光が見えてきた。
青白い光に導かれるように近づいていくと、そこには泉が。
「水だ!!」
シーモ、アン、シードの三人は押し合うように泉へ駆け寄り、必死に水を飲む。
貴族だ聖王だと威張り散らしていた彼らだが、なりふり構わず水面に口をつけたり服を濡らしながら水を飲む姿は獣のようだ。
喉を潤していると、ガサリと木々が揺れ人影が現れた。
「…アーフォ様!?」
そこにいたのは、アンを突き飛ばして逃げて行ったアーフォ。
「…アン!?無事だったのか」
「ひ、酷いですわ!私を置いて逃げるなんて!」
「す、すまない…だが無事でよかった、さあこっちへおいで」
「嫌です!私はもうシーモ様と行くことにしました!」
「何だと!?」
アーフォは自分で見捨てておきながら、アンが他の男に乗り換えたことを怒る。
「ふん!腰抜けめ、俺様の方が良いに決まっている!」
「ふざけるな!アンは俺の婚約者だ!」
こんな状況だというのに女を取り合う二人。
シードは呆れ顔でその場に座り込む。
「争っている場合か…武器を持っているのはお前たちだけなのだぞ」
「こんなやつと協力できるか!」
「俺様だってお断りだ!」
言い争いを続けていると、再びガサガサと物音が。
「ひぃっ!」
音がした方を見ると、ズタボロになった国王夫妻が駆け込んできた。
豪華な服は見る影もない。
「陛下…」
髪は乱れ息も絶え絶え、城で威張っていた頃の姿は遠い過去のよう。
シーモは驚きと共に湧き上がる優越感に浸る。
(くくく…役立たずのジジイとケバいだけの女。ジジイは要らねえが、王妃を犯し殺すのは面白そうだな)
国王のことは見捨てて王妃だけ欲しいと考えるシーモ、どんな状況でも彼の頭の中は性欲で満たされているようだ。
「き、貴様ら…わしらを助けんか!この無能どもが!」
「そ、そうよ…わたくしたちを誰だと思っているの!無礼者!」
「そんなこと言ってる場合かー?周りを見てみろよ、誰があんたらを助けてくれるってんだ」
自国でないのをいいことに、国王に対して上から目線で話すシーモ。
国王夫妻は唇を噛み締める…ここまで来れたのが奇跡だと分かっているから。
よく死なずに泉へ辿り着いたものである…それが管理人の支配によるものだと知るはずもなく。
彼らは飲水にありつけた事を喜び、しばらく体を休めた。
不思議なことに、泉の周りには魔物が近寄ってこない…彼らは水を求めないのだろうか。
回らなくなっていく頭でそんな事を考えるが、体を休めていると空腹をより強く感じ耐えられなくなってくる。
周囲を見渡してみても、食べられそうなものは見つけられなかった。
「…水?水があるのか!?」
逃げ回り喉はカラカラだ、音を頼りに薄暗い森を歩くと柔らかい光が見えてきた。
青白い光に導かれるように近づいていくと、そこには泉が。
「水だ!!」
シーモ、アン、シードの三人は押し合うように泉へ駆け寄り、必死に水を飲む。
貴族だ聖王だと威張り散らしていた彼らだが、なりふり構わず水面に口をつけたり服を濡らしながら水を飲む姿は獣のようだ。
喉を潤していると、ガサリと木々が揺れ人影が現れた。
「…アーフォ様!?」
そこにいたのは、アンを突き飛ばして逃げて行ったアーフォ。
「…アン!?無事だったのか」
「ひ、酷いですわ!私を置いて逃げるなんて!」
「す、すまない…だが無事でよかった、さあこっちへおいで」
「嫌です!私はもうシーモ様と行くことにしました!」
「何だと!?」
アーフォは自分で見捨てておきながら、アンが他の男に乗り換えたことを怒る。
「ふん!腰抜けめ、俺様の方が良いに決まっている!」
「ふざけるな!アンは俺の婚約者だ!」
こんな状況だというのに女を取り合う二人。
シードは呆れ顔でその場に座り込む。
「争っている場合か…武器を持っているのはお前たちだけなのだぞ」
「こんなやつと協力できるか!」
「俺様だってお断りだ!」
言い争いを続けていると、再びガサガサと物音が。
「ひぃっ!」
音がした方を見ると、ズタボロになった国王夫妻が駆け込んできた。
豪華な服は見る影もない。
「陛下…」
髪は乱れ息も絶え絶え、城で威張っていた頃の姿は遠い過去のよう。
シーモは驚きと共に湧き上がる優越感に浸る。
(くくく…役立たずのジジイとケバいだけの女。ジジイは要らねえが、王妃を犯し殺すのは面白そうだな)
国王のことは見捨てて王妃だけ欲しいと考えるシーモ、どんな状況でも彼の頭の中は性欲で満たされているようだ。
「き、貴様ら…わしらを助けんか!この無能どもが!」
「そ、そうよ…わたくしたちを誰だと思っているの!無礼者!」
「そんなこと言ってる場合かー?周りを見てみろよ、誰があんたらを助けてくれるってんだ」
自国でないのをいいことに、国王に対して上から目線で話すシーモ。
国王夫妻は唇を噛み締める…ここまで来れたのが奇跡だと分かっているから。
よく死なずに泉へ辿り着いたものである…それが管理人の支配によるものだと知るはずもなく。
彼らは飲水にありつけた事を喜び、しばらく体を休めた。
不思議なことに、泉の周りには魔物が近寄ってこない…彼らは水を求めないのだろうか。
回らなくなっていく頭でそんな事を考えるが、体を休めていると空腹をより強く感じ耐えられなくなってくる。
周囲を見渡してみても、食べられそうなものは見つけられなかった。
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