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茶番劇
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「リアラ・ガーネット嬢。貴女に一目で心奪われました、どうか私の妃になって頂けませんか」
国王主催のパーティーが行われている城内のダンスホール。
隣国の王子ライト・ホリアスからの突然の求愛を受けたのは、伯爵令嬢リアラ。
「ええと…突然過ぎてなんとお返事したら良いか」
「戸惑わせてしまい申し訳ない、しかし貴女が良いのです。どなたか心に決めた方がいらっしゃるのですか?」
「いいえ、おりませんわ」
そこへ、バーンと扉を開けて現れたのは…
「リアラ・ガーネット!俺はお前との婚約を破棄してルリナと結婚する!」
「残念でしたわねお姉様、フリクス様は私のものよ!」
リアラの実妹ルリナと、侯爵令息のフリクス・コナーが現れ叫んだ。
ライトの突然の発言に注目していた参加者達は、国王もいるというのに挨拶せず謎の発言を始めたフリクスとルリナに視線を移す。
「…はい?婚約破棄??」
「そうだ!恥ずかしながらかつて資金難だった我が家が、資金援助のために仕方なく結んだ婚約…しかし!俺は真実の愛で結ばれたルリナを選ぶ!」
この場にはフリクスの父も居たのだが、息子の暴走に真っ青になって震えるばかり。
「なんの話をしてらっしゃるの??」
身に覚えがないリアラは困惑するが、
「とぼけるな!お前は姉だからといってルリナを虐めていたそうじゃないか!」
「お気に入りのドレスを破られたり、フリクス様からの贈り物を捨てられたり…お姉様ったら嫉妬しちゃって、酷いんですのよ」
フリクスとルリナは完全に二人の世界。
「国王陛下!今申し上げた通り、リアラ・ガーネットはとんでもない悪女なのです!国外追放すべきです!」
「そうですわ陛下、お姉様は酷い女なのです!」
許可も得ず王に話しかけ、要求を押し付ける二人。
たまらず両親が飛んできて、それぞれの頭を殴る。
「馬鹿者!!陛下の御前でなんということを!!」
「馬鹿息子め!!お前は…お前は何を勘違いしている!!」
玉座に腰掛けていた国王は静かに会場を見下ろし、一つ頷いて口を開いた。
「ふむ、まずは…確認しなくてはならぬな。リアラ・ガーネットよ、其方はコナー家の息子と婚約関係にあったのか?」
「いいえ、国王陛下。存在は存じておりましたけれど、個人的なお付き合いは一切ございませんでした。婚約など身に覚えがございません」
「嘘をつくな!金をダシにして勝手に婚約したのはガーネット家だろう!」
勝手に割り込むフリクスを、再び父親が殴る。
「黙らんか!!愚息が申し訳ございません陛下…!」
「リアラ嬢は身に覚えがないという。だか其方の息子は婚約関係にあると主張している。どういう事だ」
コナー侯爵は震えながら語った。
「も、もしかしたら…5年ほど前、私が資金繰りに失敗しコナー家の財産が著しく減ったことがございました。その時、酒を飲んで愚痴をこぼしたのですが…それのせいかもしれません」
侯爵によると、リアラ達の父に援助を申し込んだところ、反省すべしと嗜められて必要資金の半分だけの援助だったこと。
それをケチ臭いと思い、自宅で酒を飲んでかなり暴言含めて口にしてしまった覚えがある。
その際、子供同士が結婚すれば良いというようなことを発言したような気がする…とのこと。
「な…俺の勘違いだというのか!!」
フリクスは衝撃を受け一気に勢いを無くす。
金がどうだ婚約がどうだという話を中途半端に聞き、脳内変換してしまったのだ。
これに驚いたのはルリナも同じ。
「そんな…お姉様の婚約者ではなかったの?」
姉のものだから欲しいという単純な気持ちで誘惑しただけであり、フリクス自身には全く魅力を感じていなかったルリナ。
フリクスの腕を振り解き、リアラを指さす。
「でもでも!お姉様は酷い人なんです!伯爵家に相応しくないわ!」
「妹に酷いことをしたと言っているが、それについてはどうなのだリアラ嬢」
リアラは首を横に振る。
「それに関しましても、全く身に覚えがございません。ドレス…わたくしのドレスを欲しがって持ち出そうとしたので、取り返そうと掴んだら破けてしまった事はあります。しかしそれはわたくしのドレスです」
ルリナがフリクスとそういう関係だったことも知らなかったのだ、贈り物を奪ったりもしない。
「そ、そんな…私が嘘ついてるって言うの!?」
「わたくしは何もしていないわよ、貴女が勝手に言っているだけ」
黙っていたライトがリアラの手を取り口を開いた。
「リアラ嬢…少なくとも貴女とそこの男は無関係という事でよろしいのかな?」
「あ、はい…申し訳ございませんライト殿下、このような騒ぎになってしまって」
せっかくのロマンチックな告白が台無しだ、と参加者達からも不満の声が上がる。
騒めく会場、居心地が悪くなったフリクスとルリナは顔を赤くした。
「なによ…なによ!なんなのその人、お姉様の何!?」
「失礼よルリナ、この方は隣国アップルの王子ライト殿下よ」
「隣国の王子!?なんでそんな人がお姉様と親しそうにしてるの!?」
「私がリアラ嬢に一目惚れし、婚約を申し込んだからだ」
王子の言葉にルリナは唖然とし、ふるふると震える。
「あり得ない!なんでお姉様なの!?私にしてよ!!」
「…それこそあり得ない。私が心奪われたのは身も心も美しいリアラ嬢であって、君のような醜い女ではない。ああ、リアラ嬢の妹だというのに失礼だったかな」
呆れ顔だったライトは、申し訳なさそうにリアラを見つめた。
「いいえ殿下、わたくしもたった今この妹と縁を切りたいと思っていたところですし。醜いことに同意ですわ」
「この私が醜いですって!?そうやって馬鹿にして、昔から大嫌いだったのよ!!」
「…だから嘘をついたりフリクス様と関係をもったりしたの?」
「そうよ!お姉様の婚約者だって言うから近づいたのに…違うなんて詐欺だわ!」
ルリナの言葉にフリクスは驚き、どういうことかと詰め寄る。
「お、おい?俺を愛していると言ったよな?」
「あんたに興味ないわよ!お姉様と勝手に婚約が結ばれたってボヤいてたから近づいただけ!」
「な!?お前こそ詐欺ではないか!」
王の面前だというのに喧嘩を始める二人。
真実の愛とやらはどこへやら。
「うむ…とにかく二人を別室へ。詳しくは別々に聞こう」
国王の命により連れ出される二人は最後まで騒ぎ続け、それぞれの親も嘆きながら連行された。
「国王陛下、参列者の皆様。この度は我が家族がお騒がせしてしまい申し訳ございませんでした」
深々と頭を下げるリアラ。
国王はリアラには非はないと笑ってくれた。
「其方も災難であったな」
「何が何やら…」
「ところで、ライト王子との話はどうするのだ?」
そうである、リアラは求愛を受けていたところでまだ返事をしていない。
「ライト殿下…」
このような騒ぎになってしまい、行く権利がないと思い断ろうとするリアラ。
しかしライトは優しく微笑み、リアラにひざまづく。
「リアラ嬢、貴女さえよければこのまま共に来て欲しい」
「ですが、わたくしは…」
「私は好みに合いませんか?」
「とんでもございません、勿体ないお話でございます」
「少しでもお気持ちがあるならば、この手をとって頂けませんか…今断られても、貴女を諦められそうにない」
「ライト殿下…わたくしでよろしければ、よろしくお願いいたします」
こうして伯爵令嬢と隣国の王子の婚約は成立し、家に帰りづらくなったリアラはそのまま隣国へ渡る事に。
その後お騒がせな二人は追放され、破局。
伯爵家は親が末娘を甘やかせたと責任を感じ、長男に引き継ぎ。
侯爵家は横領が発覚し取り潰しとなった。
隣国へ渡ったリアラは、王子ライトに愛され幸せな人生を歩んだという---
国王主催のパーティーが行われている城内のダンスホール。
隣国の王子ライト・ホリアスからの突然の求愛を受けたのは、伯爵令嬢リアラ。
「ええと…突然過ぎてなんとお返事したら良いか」
「戸惑わせてしまい申し訳ない、しかし貴女が良いのです。どなたか心に決めた方がいらっしゃるのですか?」
「いいえ、おりませんわ」
そこへ、バーンと扉を開けて現れたのは…
「リアラ・ガーネット!俺はお前との婚約を破棄してルリナと結婚する!」
「残念でしたわねお姉様、フリクス様は私のものよ!」
リアラの実妹ルリナと、侯爵令息のフリクス・コナーが現れ叫んだ。
ライトの突然の発言に注目していた参加者達は、国王もいるというのに挨拶せず謎の発言を始めたフリクスとルリナに視線を移す。
「…はい?婚約破棄??」
「そうだ!恥ずかしながらかつて資金難だった我が家が、資金援助のために仕方なく結んだ婚約…しかし!俺は真実の愛で結ばれたルリナを選ぶ!」
この場にはフリクスの父も居たのだが、息子の暴走に真っ青になって震えるばかり。
「なんの話をしてらっしゃるの??」
身に覚えがないリアラは困惑するが、
「とぼけるな!お前は姉だからといってルリナを虐めていたそうじゃないか!」
「お気に入りのドレスを破られたり、フリクス様からの贈り物を捨てられたり…お姉様ったら嫉妬しちゃって、酷いんですのよ」
フリクスとルリナは完全に二人の世界。
「国王陛下!今申し上げた通り、リアラ・ガーネットはとんでもない悪女なのです!国外追放すべきです!」
「そうですわ陛下、お姉様は酷い女なのです!」
許可も得ず王に話しかけ、要求を押し付ける二人。
たまらず両親が飛んできて、それぞれの頭を殴る。
「馬鹿者!!陛下の御前でなんということを!!」
「馬鹿息子め!!お前は…お前は何を勘違いしている!!」
玉座に腰掛けていた国王は静かに会場を見下ろし、一つ頷いて口を開いた。
「ふむ、まずは…確認しなくてはならぬな。リアラ・ガーネットよ、其方はコナー家の息子と婚約関係にあったのか?」
「いいえ、国王陛下。存在は存じておりましたけれど、個人的なお付き合いは一切ございませんでした。婚約など身に覚えがございません」
「嘘をつくな!金をダシにして勝手に婚約したのはガーネット家だろう!」
勝手に割り込むフリクスを、再び父親が殴る。
「黙らんか!!愚息が申し訳ございません陛下…!」
「リアラ嬢は身に覚えがないという。だか其方の息子は婚約関係にあると主張している。どういう事だ」
コナー侯爵は震えながら語った。
「も、もしかしたら…5年ほど前、私が資金繰りに失敗しコナー家の財産が著しく減ったことがございました。その時、酒を飲んで愚痴をこぼしたのですが…それのせいかもしれません」
侯爵によると、リアラ達の父に援助を申し込んだところ、反省すべしと嗜められて必要資金の半分だけの援助だったこと。
それをケチ臭いと思い、自宅で酒を飲んでかなり暴言含めて口にしてしまった覚えがある。
その際、子供同士が結婚すれば良いというようなことを発言したような気がする…とのこと。
「な…俺の勘違いだというのか!!」
フリクスは衝撃を受け一気に勢いを無くす。
金がどうだ婚約がどうだという話を中途半端に聞き、脳内変換してしまったのだ。
これに驚いたのはルリナも同じ。
「そんな…お姉様の婚約者ではなかったの?」
姉のものだから欲しいという単純な気持ちで誘惑しただけであり、フリクス自身には全く魅力を感じていなかったルリナ。
フリクスの腕を振り解き、リアラを指さす。
「でもでも!お姉様は酷い人なんです!伯爵家に相応しくないわ!」
「妹に酷いことをしたと言っているが、それについてはどうなのだリアラ嬢」
リアラは首を横に振る。
「それに関しましても、全く身に覚えがございません。ドレス…わたくしのドレスを欲しがって持ち出そうとしたので、取り返そうと掴んだら破けてしまった事はあります。しかしそれはわたくしのドレスです」
ルリナがフリクスとそういう関係だったことも知らなかったのだ、贈り物を奪ったりもしない。
「そ、そんな…私が嘘ついてるって言うの!?」
「わたくしは何もしていないわよ、貴女が勝手に言っているだけ」
黙っていたライトがリアラの手を取り口を開いた。
「リアラ嬢…少なくとも貴女とそこの男は無関係という事でよろしいのかな?」
「あ、はい…申し訳ございませんライト殿下、このような騒ぎになってしまって」
せっかくのロマンチックな告白が台無しだ、と参加者達からも不満の声が上がる。
騒めく会場、居心地が悪くなったフリクスとルリナは顔を赤くした。
「なによ…なによ!なんなのその人、お姉様の何!?」
「失礼よルリナ、この方は隣国アップルの王子ライト殿下よ」
「隣国の王子!?なんでそんな人がお姉様と親しそうにしてるの!?」
「私がリアラ嬢に一目惚れし、婚約を申し込んだからだ」
王子の言葉にルリナは唖然とし、ふるふると震える。
「あり得ない!なんでお姉様なの!?私にしてよ!!」
「…それこそあり得ない。私が心奪われたのは身も心も美しいリアラ嬢であって、君のような醜い女ではない。ああ、リアラ嬢の妹だというのに失礼だったかな」
呆れ顔だったライトは、申し訳なさそうにリアラを見つめた。
「いいえ殿下、わたくしもたった今この妹と縁を切りたいと思っていたところですし。醜いことに同意ですわ」
「この私が醜いですって!?そうやって馬鹿にして、昔から大嫌いだったのよ!!」
「…だから嘘をついたりフリクス様と関係をもったりしたの?」
「そうよ!お姉様の婚約者だって言うから近づいたのに…違うなんて詐欺だわ!」
ルリナの言葉にフリクスは驚き、どういうことかと詰め寄る。
「お、おい?俺を愛していると言ったよな?」
「あんたに興味ないわよ!お姉様と勝手に婚約が結ばれたってボヤいてたから近づいただけ!」
「な!?お前こそ詐欺ではないか!」
王の面前だというのに喧嘩を始める二人。
真実の愛とやらはどこへやら。
「うむ…とにかく二人を別室へ。詳しくは別々に聞こう」
国王の命により連れ出される二人は最後まで騒ぎ続け、それぞれの親も嘆きながら連行された。
「国王陛下、参列者の皆様。この度は我が家族がお騒がせしてしまい申し訳ございませんでした」
深々と頭を下げるリアラ。
国王はリアラには非はないと笑ってくれた。
「其方も災難であったな」
「何が何やら…」
「ところで、ライト王子との話はどうするのだ?」
そうである、リアラは求愛を受けていたところでまだ返事をしていない。
「ライト殿下…」
このような騒ぎになってしまい、行く権利がないと思い断ろうとするリアラ。
しかしライトは優しく微笑み、リアラにひざまづく。
「リアラ嬢、貴女さえよければこのまま共に来て欲しい」
「ですが、わたくしは…」
「私は好みに合いませんか?」
「とんでもございません、勿体ないお話でございます」
「少しでもお気持ちがあるならば、この手をとって頂けませんか…今断られても、貴女を諦められそうにない」
「ライト殿下…わたくしでよろしければ、よろしくお願いいたします」
こうして伯爵令嬢と隣国の王子の婚約は成立し、家に帰りづらくなったリアラはそのまま隣国へ渡る事に。
その後お騒がせな二人は追放され、破局。
伯爵家は親が末娘を甘やかせたと責任を感じ、長男に引き継ぎ。
侯爵家は横領が発覚し取り潰しとなった。
隣国へ渡ったリアラは、王子ライトに愛され幸せな人生を歩んだという---
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