4 / 75
瓶詰めのテセウス
04
しおりを挟む
「う~ん。試してみれば良いのに」
もうこうなっては話にもならない。
「学習性無力感かしらね。今の彼に必要なのは言葉より成功体験よ」
「成功体験……そうだ!」
タイヨウはなにを思いついたのか、走ってその場を後にした。
――砂浜を走る音。
砂に蹲ったまま、彼は一人。
その音を聞きながらタイヨウの言葉を脳内で反芻していた。
自分の足で……。
それは遥か昔、既に思いついていた。
当然試した……はずだ。
試しにやってみる気力も湧かない。
瓶を海に流し続けてもうどのくらい経った? 恒久とも思える時間が過ぎた。
彼にとって人は羨望の対象だった。
自分もいつかあんな風に生きてみたい。
生まれて意識が付いて最初にそう思った。
道をランニングする青年を真似て体を作った。
手押し車を押して砂浜をにこやかに歩く老婆を見て顔を作った。
ランドセルを背負って楽しそうに話す小学生を見て声を作った。
作業着のおじさんを見て口調を作った。
上半身は全て完璧に作れた。
だけど、どれだけ観察しても。
どれだけ試行錯誤しても、下半身はぴくりとも動かない。
彼にとって最も羨ましかったもの。
どれだけ恋焦がれても、対岸へと渡るチケットは、彼の元には現れなかった。
波がせせら笑うようにこの地面とつながった体を撫でた。
「これまでのすべては、無駄だったのか……?」
口に出してしまったが最後。
これまでの生涯が崩れ落ちるような感覚に襲われた。
身体が地面に徐々に吸い込まれていくような感覚だ。
違う。
吸い込まれているんじゃない。
身体が、ただの砂に戻っているんだ。
その日、彼は始めて死がなにかを知った。
それは想いの強さ。ひどく単純でもうどうしようもないもの。
生きようと思えるかどうか。それだけだった。
もう頭以外なにも残っていない。
白く泡立つ波を眺めて、最後を穏やかな心で待っていた。
それは解放の安堵。
この身をガラスと化すほどに焦がした。
未知への探究心からの解放だ。
諦めたはずの彼の耳に、また砂を踏む音が聞こえる。
もう顔を動かす気力もない。
耳も聞こえなくなり、最後に残った目が砂へと変わるその瞬間。
押し寄せる波を映していた視界が空へと浮かび上がった。
身体が物理的に浮かんでいる。
視界が上がることなど、これまでの生涯で初めてのことだった。
「ふぅ……危なかったぁ」
慌てて戻ってきたタイヨウが見たのは、今にも地面に溶けてしまいそうな砂男だった。
それを見たタイヨウは、慌てて共に来てもらっていたクラトスに、大きな手で砂男を周りの砂ごと掘り起こしてもらった。
「どうですかー!? 上からの景色は!」
「最高だ……こんな、こんなことが本当にあるなんて」
ショベルから身を乗り出して海を眺める彼。
「世界は、こんなにも広かったのか」
たった数メートル上がっただけなのに、そこから見える景色はまったく違う。
海が眼下に広がり、より遠くまで見渡せた。
こんな感動は、生まれて初めてだった。
もっと見たい。気が付けば彼の体は完全に元通りだ。
なんとも単純なもので、その未知との遭遇に脳は一瞬でやる気を取り戻して、景色に釘付けとなっていた。
「……ありがとう。もう堪能したよ」
しばらく海を眺めていた彼は、まだ名残惜しそうに言葉を絞り出した。
砂浜に降ろされた彼だったが、うつむいていて暗い表情は消え、晴れやかだ。
「ね、不可能なんかじゃないでしょ?」
タイヨウは彼の隣に座って笑った。
「そうだな……そういやあんた、名前はなんだ?」
彼は優しい目で海を見つめながら、足元に流れ着いた瓶に砂を集めていた。
「僕? 僕はタイヨウ。こっちはツキだよ」
「そうか。俺はセウストだ」
セウストはタイヨウに砂のぎっしり詰まった瓶を渡した。
「それを持ってってくれないか?」
「それって……どういう意味?」
この期に及んで、人にまた旅を託そうとしているのか?
タイヨウの思いに気付いたセウストは、首を横に振った。
「俺の砂には軽い傷なら癒す力があるんだ。持ってたら役に立つだろ」
「え、そうなの?」
ツキは顔を横に振る。
「そんな話、聞いたことないけど。もらいたいなら、もらいなさい」
「そっか、じゃあありがたくもらうね」
受け取ったのを確認したセウストは、ビシッとタイヨウを指差した。
「そうだ、勘違いするなよ? 渡すのは砂だけだからな。その瓶は必ず俺の足で、お前のところまで行って返してもらうからな」
「――はい! それまで大切に、ここに付けてますからね」
タイヨウは満面の笑みで、受け取った瓶を大切にホルダーに付けた。
もうこうなっては話にもならない。
「学習性無力感かしらね。今の彼に必要なのは言葉より成功体験よ」
「成功体験……そうだ!」
タイヨウはなにを思いついたのか、走ってその場を後にした。
――砂浜を走る音。
砂に蹲ったまま、彼は一人。
その音を聞きながらタイヨウの言葉を脳内で反芻していた。
自分の足で……。
それは遥か昔、既に思いついていた。
当然試した……はずだ。
試しにやってみる気力も湧かない。
瓶を海に流し続けてもうどのくらい経った? 恒久とも思える時間が過ぎた。
彼にとって人は羨望の対象だった。
自分もいつかあんな風に生きてみたい。
生まれて意識が付いて最初にそう思った。
道をランニングする青年を真似て体を作った。
手押し車を押して砂浜をにこやかに歩く老婆を見て顔を作った。
ランドセルを背負って楽しそうに話す小学生を見て声を作った。
作業着のおじさんを見て口調を作った。
上半身は全て完璧に作れた。
だけど、どれだけ観察しても。
どれだけ試行錯誤しても、下半身はぴくりとも動かない。
彼にとって最も羨ましかったもの。
どれだけ恋焦がれても、対岸へと渡るチケットは、彼の元には現れなかった。
波がせせら笑うようにこの地面とつながった体を撫でた。
「これまでのすべては、無駄だったのか……?」
口に出してしまったが最後。
これまでの生涯が崩れ落ちるような感覚に襲われた。
身体が地面に徐々に吸い込まれていくような感覚だ。
違う。
吸い込まれているんじゃない。
身体が、ただの砂に戻っているんだ。
その日、彼は始めて死がなにかを知った。
それは想いの強さ。ひどく単純でもうどうしようもないもの。
生きようと思えるかどうか。それだけだった。
もう頭以外なにも残っていない。
白く泡立つ波を眺めて、最後を穏やかな心で待っていた。
それは解放の安堵。
この身をガラスと化すほどに焦がした。
未知への探究心からの解放だ。
諦めたはずの彼の耳に、また砂を踏む音が聞こえる。
もう顔を動かす気力もない。
耳も聞こえなくなり、最後に残った目が砂へと変わるその瞬間。
押し寄せる波を映していた視界が空へと浮かび上がった。
身体が物理的に浮かんでいる。
視界が上がることなど、これまでの生涯で初めてのことだった。
「ふぅ……危なかったぁ」
慌てて戻ってきたタイヨウが見たのは、今にも地面に溶けてしまいそうな砂男だった。
それを見たタイヨウは、慌てて共に来てもらっていたクラトスに、大きな手で砂男を周りの砂ごと掘り起こしてもらった。
「どうですかー!? 上からの景色は!」
「最高だ……こんな、こんなことが本当にあるなんて」
ショベルから身を乗り出して海を眺める彼。
「世界は、こんなにも広かったのか」
たった数メートル上がっただけなのに、そこから見える景色はまったく違う。
海が眼下に広がり、より遠くまで見渡せた。
こんな感動は、生まれて初めてだった。
もっと見たい。気が付けば彼の体は完全に元通りだ。
なんとも単純なもので、その未知との遭遇に脳は一瞬でやる気を取り戻して、景色に釘付けとなっていた。
「……ありがとう。もう堪能したよ」
しばらく海を眺めていた彼は、まだ名残惜しそうに言葉を絞り出した。
砂浜に降ろされた彼だったが、うつむいていて暗い表情は消え、晴れやかだ。
「ね、不可能なんかじゃないでしょ?」
タイヨウは彼の隣に座って笑った。
「そうだな……そういやあんた、名前はなんだ?」
彼は優しい目で海を見つめながら、足元に流れ着いた瓶に砂を集めていた。
「僕? 僕はタイヨウ。こっちはツキだよ」
「そうか。俺はセウストだ」
セウストはタイヨウに砂のぎっしり詰まった瓶を渡した。
「それを持ってってくれないか?」
「それって……どういう意味?」
この期に及んで、人にまた旅を託そうとしているのか?
タイヨウの思いに気付いたセウストは、首を横に振った。
「俺の砂には軽い傷なら癒す力があるんだ。持ってたら役に立つだろ」
「え、そうなの?」
ツキは顔を横に振る。
「そんな話、聞いたことないけど。もらいたいなら、もらいなさい」
「そっか、じゃあありがたくもらうね」
受け取ったのを確認したセウストは、ビシッとタイヨウを指差した。
「そうだ、勘違いするなよ? 渡すのは砂だけだからな。その瓶は必ず俺の足で、お前のところまで行って返してもらうからな」
「――はい! それまで大切に、ここに付けてますからね」
タイヨウは満面の笑みで、受け取った瓶を大切にホルダーに付けた。
0
あなたにおすすめの小説
優の異世界ごはん日記
風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。
ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。
未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。
彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。
モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。
英雄の番が名乗るまで
長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。
大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。
※小説家になろうにも投稿
おっさん冒険者のおいしいダンジョン攻略
神崎あら
ファンタジー
冒険者歴20年以上のおっさんは、若い冒険者達のように地位や権威を得るためにダンジョンには行かない。
そう、おっさんは生活のためにダンジョンに行く。
これはそんなおっさんの冒険者ライフを描いた生活記である。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
異世界国盗り物語 ~戦国日本のサムライ達が剣と魔法の世界で無双する~
和田真尚
ファンタジー
戦国大名の若君・斎藤新九郎は大地震にあって崖から転落――――気付いた時には、剣と魔法が物を言い、魔物がはびこる異世界に飛ばされていた。
「これは神隠しか?」
戸惑いつつも日本へ帰る方法を探そうとする新九郎
ところが、今度は自分を追うように領地までが異世界転移してしまう。
家臣や領民を守るため、新九郎は異世界での生き残りを目指すが周囲は問題だらけ。
領地は魔物溢れる荒れ地のど真ん中に転移。
唯一頼れた貴族はお家騒動で没落寸前。
敵対勢力は圧倒的な戦力。
果たして苦境を脱する術はあるのか?
かつて、日本から様々なものが異世界転移した。
侍 = 刀一本で無双した。
自衛隊 = 現代兵器で無双した。
日本国 = 国力をあげて無双した。
では、戦国大名が家臣を引き連れ、領地丸ごと、剣と魔法の異世界へ転移したら――――?
【新九郎の解答】
国を盗って生き残るしかない!(必死)
【ちなみに異世界の人々の感想】
何なのこの狂戦士!? もう帰れよ!
戦国日本の侍達が生き残りを掛けて本気で戦った時、剣と魔法の異世界は勝てるのか?
これは、その疑問に答える物語。
異世界よ、戦国武士の本気を思い知れ――――。
※「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも投稿しています。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
チート魔力を持ったせいで世界を束ねる管理者に目を付けられたが、巻き込まれたくないので金稼ぎします
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる