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甘えたい…と思う
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「なんでだよ!」
いや、朝からなんでだよ。俺が突っ込みたいんだが?
梅村が朝から俺の部屋で叫んでやがる。確かに、昨夜は俺の部屋に泊まったからいるのは当たり前なんだが、なんで朝から叫んでるんだよってこと。
「うるさい。もう少し寝せろ」
お前、今日は日曜日だ。俺はもう少し寝たいんだ。
「なんでだよぉ」
俺の隣で段々と声が小さくなっていく梅村。
「俺は疲れてるから寝たいんだ。お前は何を叫んでんだ?」
仕方がないので話だけは聞いてやろうと思った。
「なんでだよぉ…」
それしか言わない壊れたおもちゃのようだ。
まったく…。
「お前も寝てろ。起きたらちゃんとかまってやるから」
俺はしゅんとイジケモードに入った梅村を引き寄せて抱き枕がわりに抱きしめる。
「う~、なんでだよぉ…なんで…わかんだよぉ…」
ブツブツと言いながら抱きしめた俺に抱き着きながらぎゅうと服を掴んでくる。
これはあれだ、甘えたいと思った自分に驚いて叫んだら俺が抱き枕にしたもんだからなんでバレたんだとまた驚いてるんだな。
「いいからこのまま寝せろ」
ふあぁと欠伸をして俺は本気で寝なおすことにした。
「ん、起きたらちゃんとかまえよな」
小さくそんなことを言いながら梅村も一緒に寝ることに決めたらしい。
「んー、わかった」
俺は少し動いて梅村を抱きしめ直し、そっと頭を撫でながら眠りに落ちていった。
起きたときに梅村はボーっと寝惚けてて可愛かったとだけ言っておこう。
Fin
いや、朝からなんでだよ。俺が突っ込みたいんだが?
梅村が朝から俺の部屋で叫んでやがる。確かに、昨夜は俺の部屋に泊まったからいるのは当たり前なんだが、なんで朝から叫んでるんだよってこと。
「うるさい。もう少し寝せろ」
お前、今日は日曜日だ。俺はもう少し寝たいんだ。
「なんでだよぉ」
俺の隣で段々と声が小さくなっていく梅村。
「俺は疲れてるから寝たいんだ。お前は何を叫んでんだ?」
仕方がないので話だけは聞いてやろうと思った。
「なんでだよぉ…」
それしか言わない壊れたおもちゃのようだ。
まったく…。
「お前も寝てろ。起きたらちゃんとかまってやるから」
俺はしゅんとイジケモードに入った梅村を引き寄せて抱き枕がわりに抱きしめる。
「う~、なんでだよぉ…なんで…わかんだよぉ…」
ブツブツと言いながら抱きしめた俺に抱き着きながらぎゅうと服を掴んでくる。
これはあれだ、甘えたいと思った自分に驚いて叫んだら俺が抱き枕にしたもんだからなんでバレたんだとまた驚いてるんだな。
「いいからこのまま寝せろ」
ふあぁと欠伸をして俺は本気で寝なおすことにした。
「ん、起きたらちゃんとかまえよな」
小さくそんなことを言いながら梅村も一緒に寝ることに決めたらしい。
「んー、わかった」
俺は少し動いて梅村を抱きしめ直し、そっと頭を撫でながら眠りに落ちていった。
起きたときに梅村はボーっと寝惚けてて可愛かったとだけ言っておこう。
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