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第14話:寸止め管理なんて聞いてない!?〜シェイプアップご褒美作戦〜
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【前書き】
夏に向けてシェイプアップしたい紫。
でも、すぐ根を上げちゃいそうな自分に、ちょっぴり不安で…。
そんなときこそ、頼れるのは彼氏であり専属トレーナーのカイ!
「ちょっとだけ」なんて甘い考えは通用しない――
管理系寸止めトレーニング、始動です💚
(※セリフ多め、甘め焦らしとご褒美アリです)
ーーーーー
「またすぐ根を上げちゃいそうでさ…ほんと、私ってダメだな」
紫は薄暗い部屋の窓辺で俯き、細くため息を漏らした。夏に向けてシェイプアップしたいのに、気持ちが空回りしているのを自分でもわかっていた。
そんな彼女を横目に、カイは肩越しに真剣な声を投げかける。
「甘えんな。お前がそうやって弱気になるから、余計にだらけちまうんだよ。俺がトレーニング、つけてやるから安心しろ」
紫が顔を上げると、カイの鋭くも優しい視線が向けられていた。
「“ちょっとだけ”トレーニングつけてほしいなんて、甘い考えは捨てろよ。俺がお前の全部、管理してやる」
「ぜ、全部管理って…どんな風に?」
まだ戸惑いの残る紫の表情を見て、カイは腕を組みながら真剣な声で続けた。
「本職ナメんなよ?俺の生業だ。お前を最高の美ボディにするために、俺は全力でやる」
「…わかった、カイを信じて頑張るよ!」
紫の返事に、カイはニヤリと笑って言った。
「よし、まずはこの可愛いウエスト、あと3センチ削るぞ。10回のダンベル上げができたらご褒美やるよ?」
「えーっ!ウエスト3センチ!?ダンベル10回!?
…でもご褒美気になる!」
2人は笑い合いながら、夜のジムへと向かう。静かな街灯の下、紫の胸には期待と少しの不安が混ざっていた。
こうしてカイとの夜の個人レッスンが始まった。
カイの号令で紫はダンベルを持ち上げる。最初は軽く感じていた重量も、回数を重ねるうちにじわじわと重くなり、呼吸も乱れていく。
「ほら、まだまだいけるだろ?諦めんなよ」
「う、うん…でも…」
「根性見せろ。俺がついてる!信じろよ、全力で支えるから」
紫は震える腕を必死に動かしながらも、心のどこかでカイの声に励まされていた。
「頑張った分だけ、綺麗になってるぞ」
カイの低くて優しい声が、鼓膜を撫でる。
「……ほんとに?」
「嘘ついてどうすんだよ。お前、今──最高に輝いてる。
汗だくで顔真っ赤にして……でも、ちゃんと前向いてんじゃねえか。
お前なら、もっとやれる」
その言葉に、紫は胸をいっぱいにして、こくんと頷いた。
「うぅ……頑張る!」
「よしよし、いい子だな。頑張れて偉いぞ。
もっかい、ダンベル上げてみ?」
カイの手がそっと、紫の肩に添えられる。
「うっ……キツい……もう、無理かも……」
「大丈夫、俺を信じろ」
耳元にかすれるような声が落ちて、紫の背中に優しくぬくもりが寄り添う。
「ほら、少し下から支えてやるから。
ゆっくり、上げてみ?……ほら、そう。ちゃんと効いてる、いい感じだ」
「……っ、うん……っ」
「腕も、指先も……ぷるぷるしてるけど、それがいい。
限界ギリギリのとこで踏ん張ってる、その姿がいちばん綺麗だ」
「もう……へとへとだよ……」
「はは、上出来。よく頑張った。
ご褒美、気になるんだろ?──あと、ひと息だけ付き合え」
カイの声は熱を帯びながらも、やさしくて──
そのトーンに包まれるだけで、紫はもう少しだけ、頑張れる気がした。
「紫、結構やれんじゃん。……マジで偉いな、お前」
カイの声はいつになく柔らかくて、紫は思わず顔を上げた。
「じゃ、少し休もうか。……膝枕でもしてやろうか?水分補給、口移しがいい?──なんてな」
「はぁっ……もぅ、ふざけないでよ!こっちは必死なんだから……っ」
紫は肩で息をしながら、むくれ顔でカイを睨んだ。
汗で肌に張りつく髪をかき上げながら、腕をぷらぷらと振る。
「もう……腕、上がらないよ……」
「……ほんとによく頑張ってる。
だから、ちゃんと褒めてんだよ」
カイは紫の前にしゃがんで、視線の高さを合わせる。
そのまなざしには、どこかやさしく、強い想いが込められていた。
「頑張ってる姿、めっちゃ唆られる。
滴る汗まで、輝いてて──綺麗だぜ、紫」
「……っ、そ、そう?」
頬にじわっと赤みが広がり、紫は視線を逸らす。
でもその唇の端には、確かに笑みが浮かんでいた。
「じゃあ……もっと頑張る」
「──よし」
カイは満足そうにうなずき、紫の頭に軽く手を置く。
「甘いご褒美、たっぷり欲しいなら──最後まで頑張れよ?
……俺も、楽しみにしてるからさ」
「よし──じゃ、ラストメニューいこうか。腹筋、いけるか?」
「ん……がんばる。カイが見ててくれるなら……」
紫はマットに仰向けになり、息を整えてから、腹筋を始めた。
カイはその足元に座り、膝を押さえるようにしてじっと見守る。
「……そう、もっとゆっくり。スピードより、効かせること重視な」
「はぁ、はぁ……っ、うん……!」
何度目かの動きで、紫が息をついたとき、カイの手がそっと彼女の太ももに添えられた。
「……ほら、ここ。力入ってるの、わかるか?」
「……っ、うん……でも、カイの手、熱い……」
「お前の体が熱いんだよ。頑張ってる証拠だ」
声が低く響いて、紫の耳に落ちる。
「でも……もう……ほんとに、限界……」
顔を赤くして震える紫に、カイがいたずらっぽく囁いた。
「──じゃあ、仕上げのご褒美タイムにしようか」
カイの指が、紫の額の汗をそっとぬぐう。
ゆっくりと顔が近づき、唇がほんの一瞬だけ触れた……かと思えば、ふいに離れていく。
「……えっ、今の……」
「寸止め、な?」
カイが悪戯っぽく笑う。
「最後までやりきったら、ちゃんとご褒美やるよ」
「ず、ずるい……」
「焦らされるのも、トレーニングの一部ってことで」
紫の胸がドキドキして、顔は真っ赤なのに、心の奥が甘く疼いていた。
「……じゃあ、最後まで……頑張る!」
「その意気だ。──紫、次は“綺麗になったお前”に、ちゃんとキスしてやる」
甘く低く囁かれたその言葉に、紫の心は一気に跳ね上がった。
「……っ、これで……ラスト……っ!」
紫が、震える体で最後の腹筋を終えた瞬間──
カイがすぐに彼女の身体を抱き上げた。
「きゃ……えっ?」
「よく頑張ったな。もう歩けねぇだろ?」
汗でしっとりとした髪を指先でよけながら、カイが笑う。
「ん……でも……恥ずかしいってば……」
「甘えるのは、頑張った奴の特権だろ」
カイの腕の中は熱くて、心地よくて、紫はそのまま身を預けた。
ジムの照明の下、静かなシャワールームへ向かって歩く。
「お前、ちゃんと全部やりきったな。……まじで偉い」
「……そ、そんなに……?」
「当たり前だろ。最高に綺麗だったよ。汗すら、艶に見えた」
紫の頬がまた真っ赤になる。
「……ねえ、カイ。ちょっとだけ、キス……」
「ダメ。今日は寸止めまで、って言ったろ?」
「……っ、意地悪」
「仕方ねぇだろ。焦らすのも“管理”のうちだからな」
そう言って、カイは紫の額にそっとキスを落とした。
「でも安心しろ。ちゃんと、あとで──
全部、甘やかしてやる」
紫はふにゃりと目を細めて、彼の胸に頬を寄せた。
心地よい疲労と、熱を帯びた期待に包まれて──
ここからは、ふたりの甘くとろけるご褒美時間。
管理されるって、こんなに安心できるなんて──紫はそっと微笑んだ。
「ありがとう、カイ……」
そっと呟いたその言葉は、もう寸止めじゃない、紫の本音だった。
その隣で、カイは満足そうに唇の端を上げる。
「いい子だったな、紫。……でも、俺の“管理”は、ここで終わりじゃないからな?」
夜の静けさに溶けていくように、ふたりの鼓動だけが、そっとジムに響いていた。
ーーーーー
【後書き】
ここまで読んでくださってありがとうございます✨
今回は、紫の“夏に向けた本気シェイプアップ”に、カイの本気管理モードが炸裂しました💪✨
甘さと焦らし、励ましと愛、全部詰め込んだ夜トレ回…楽しんでいただけたら嬉しいです💚
引き続き、ご感想・応援・いいね、いつでもお待ちしています💕次回もお楽しみに‼️
夏に向けてシェイプアップしたい紫。
でも、すぐ根を上げちゃいそうな自分に、ちょっぴり不安で…。
そんなときこそ、頼れるのは彼氏であり専属トレーナーのカイ!
「ちょっとだけ」なんて甘い考えは通用しない――
管理系寸止めトレーニング、始動です💚
(※セリフ多め、甘め焦らしとご褒美アリです)
ーーーーー
「またすぐ根を上げちゃいそうでさ…ほんと、私ってダメだな」
紫は薄暗い部屋の窓辺で俯き、細くため息を漏らした。夏に向けてシェイプアップしたいのに、気持ちが空回りしているのを自分でもわかっていた。
そんな彼女を横目に、カイは肩越しに真剣な声を投げかける。
「甘えんな。お前がそうやって弱気になるから、余計にだらけちまうんだよ。俺がトレーニング、つけてやるから安心しろ」
紫が顔を上げると、カイの鋭くも優しい視線が向けられていた。
「“ちょっとだけ”トレーニングつけてほしいなんて、甘い考えは捨てろよ。俺がお前の全部、管理してやる」
「ぜ、全部管理って…どんな風に?」
まだ戸惑いの残る紫の表情を見て、カイは腕を組みながら真剣な声で続けた。
「本職ナメんなよ?俺の生業だ。お前を最高の美ボディにするために、俺は全力でやる」
「…わかった、カイを信じて頑張るよ!」
紫の返事に、カイはニヤリと笑って言った。
「よし、まずはこの可愛いウエスト、あと3センチ削るぞ。10回のダンベル上げができたらご褒美やるよ?」
「えーっ!ウエスト3センチ!?ダンベル10回!?
…でもご褒美気になる!」
2人は笑い合いながら、夜のジムへと向かう。静かな街灯の下、紫の胸には期待と少しの不安が混ざっていた。
こうしてカイとの夜の個人レッスンが始まった。
カイの号令で紫はダンベルを持ち上げる。最初は軽く感じていた重量も、回数を重ねるうちにじわじわと重くなり、呼吸も乱れていく。
「ほら、まだまだいけるだろ?諦めんなよ」
「う、うん…でも…」
「根性見せろ。俺がついてる!信じろよ、全力で支えるから」
紫は震える腕を必死に動かしながらも、心のどこかでカイの声に励まされていた。
「頑張った分だけ、綺麗になってるぞ」
カイの低くて優しい声が、鼓膜を撫でる。
「……ほんとに?」
「嘘ついてどうすんだよ。お前、今──最高に輝いてる。
汗だくで顔真っ赤にして……でも、ちゃんと前向いてんじゃねえか。
お前なら、もっとやれる」
その言葉に、紫は胸をいっぱいにして、こくんと頷いた。
「うぅ……頑張る!」
「よしよし、いい子だな。頑張れて偉いぞ。
もっかい、ダンベル上げてみ?」
カイの手がそっと、紫の肩に添えられる。
「うっ……キツい……もう、無理かも……」
「大丈夫、俺を信じろ」
耳元にかすれるような声が落ちて、紫の背中に優しくぬくもりが寄り添う。
「ほら、少し下から支えてやるから。
ゆっくり、上げてみ?……ほら、そう。ちゃんと効いてる、いい感じだ」
「……っ、うん……っ」
「腕も、指先も……ぷるぷるしてるけど、それがいい。
限界ギリギリのとこで踏ん張ってる、その姿がいちばん綺麗だ」
「もう……へとへとだよ……」
「はは、上出来。よく頑張った。
ご褒美、気になるんだろ?──あと、ひと息だけ付き合え」
カイの声は熱を帯びながらも、やさしくて──
そのトーンに包まれるだけで、紫はもう少しだけ、頑張れる気がした。
「紫、結構やれんじゃん。……マジで偉いな、お前」
カイの声はいつになく柔らかくて、紫は思わず顔を上げた。
「じゃ、少し休もうか。……膝枕でもしてやろうか?水分補給、口移しがいい?──なんてな」
「はぁっ……もぅ、ふざけないでよ!こっちは必死なんだから……っ」
紫は肩で息をしながら、むくれ顔でカイを睨んだ。
汗で肌に張りつく髪をかき上げながら、腕をぷらぷらと振る。
「もう……腕、上がらないよ……」
「……ほんとによく頑張ってる。
だから、ちゃんと褒めてんだよ」
カイは紫の前にしゃがんで、視線の高さを合わせる。
そのまなざしには、どこかやさしく、強い想いが込められていた。
「頑張ってる姿、めっちゃ唆られる。
滴る汗まで、輝いてて──綺麗だぜ、紫」
「……っ、そ、そう?」
頬にじわっと赤みが広がり、紫は視線を逸らす。
でもその唇の端には、確かに笑みが浮かんでいた。
「じゃあ……もっと頑張る」
「──よし」
カイは満足そうにうなずき、紫の頭に軽く手を置く。
「甘いご褒美、たっぷり欲しいなら──最後まで頑張れよ?
……俺も、楽しみにしてるからさ」
「よし──じゃ、ラストメニューいこうか。腹筋、いけるか?」
「ん……がんばる。カイが見ててくれるなら……」
紫はマットに仰向けになり、息を整えてから、腹筋を始めた。
カイはその足元に座り、膝を押さえるようにしてじっと見守る。
「……そう、もっとゆっくり。スピードより、効かせること重視な」
「はぁ、はぁ……っ、うん……!」
何度目かの動きで、紫が息をついたとき、カイの手がそっと彼女の太ももに添えられた。
「……ほら、ここ。力入ってるの、わかるか?」
「……っ、うん……でも、カイの手、熱い……」
「お前の体が熱いんだよ。頑張ってる証拠だ」
声が低く響いて、紫の耳に落ちる。
「でも……もう……ほんとに、限界……」
顔を赤くして震える紫に、カイがいたずらっぽく囁いた。
「──じゃあ、仕上げのご褒美タイムにしようか」
カイの指が、紫の額の汗をそっとぬぐう。
ゆっくりと顔が近づき、唇がほんの一瞬だけ触れた……かと思えば、ふいに離れていく。
「……えっ、今の……」
「寸止め、な?」
カイが悪戯っぽく笑う。
「最後までやりきったら、ちゃんとご褒美やるよ」
「ず、ずるい……」
「焦らされるのも、トレーニングの一部ってことで」
紫の胸がドキドキして、顔は真っ赤なのに、心の奥が甘く疼いていた。
「……じゃあ、最後まで……頑張る!」
「その意気だ。──紫、次は“綺麗になったお前”に、ちゃんとキスしてやる」
甘く低く囁かれたその言葉に、紫の心は一気に跳ね上がった。
「……っ、これで……ラスト……っ!」
紫が、震える体で最後の腹筋を終えた瞬間──
カイがすぐに彼女の身体を抱き上げた。
「きゃ……えっ?」
「よく頑張ったな。もう歩けねぇだろ?」
汗でしっとりとした髪を指先でよけながら、カイが笑う。
「ん……でも……恥ずかしいってば……」
「甘えるのは、頑張った奴の特権だろ」
カイの腕の中は熱くて、心地よくて、紫はそのまま身を預けた。
ジムの照明の下、静かなシャワールームへ向かって歩く。
「お前、ちゃんと全部やりきったな。……まじで偉い」
「……そ、そんなに……?」
「当たり前だろ。最高に綺麗だったよ。汗すら、艶に見えた」
紫の頬がまた真っ赤になる。
「……ねえ、カイ。ちょっとだけ、キス……」
「ダメ。今日は寸止めまで、って言ったろ?」
「……っ、意地悪」
「仕方ねぇだろ。焦らすのも“管理”のうちだからな」
そう言って、カイは紫の額にそっとキスを落とした。
「でも安心しろ。ちゃんと、あとで──
全部、甘やかしてやる」
紫はふにゃりと目を細めて、彼の胸に頬を寄せた。
心地よい疲労と、熱を帯びた期待に包まれて──
ここからは、ふたりの甘くとろけるご褒美時間。
管理されるって、こんなに安心できるなんて──紫はそっと微笑んだ。
「ありがとう、カイ……」
そっと呟いたその言葉は、もう寸止めじゃない、紫の本音だった。
その隣で、カイは満足そうに唇の端を上げる。
「いい子だったな、紫。……でも、俺の“管理”は、ここで終わりじゃないからな?」
夜の静けさに溶けていくように、ふたりの鼓動だけが、そっとジムに響いていた。
ーーーーー
【後書き】
ここまで読んでくださってありがとうございます✨
今回は、紫の“夏に向けた本気シェイプアップ”に、カイの本気管理モードが炸裂しました💪✨
甘さと焦らし、励ましと愛、全部詰め込んだ夜トレ回…楽しんでいただけたら嬉しいです💚
引き続き、ご感想・応援・いいね、いつでもお待ちしています💕次回もお楽しみに‼️
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