転生した？！

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笑顔 ６

　あれから玲奈が、目を覚ましたのは4週間後だった。

　玲奈が目を覚まして1週間後玲奈と燐2人だけの生活がはじまった。

　１０歳の子供だけの暮らしが難しいと思ったらそうでもなかった。

　父親が用意した家は、他の家と比べたら広く大きいが元の家より少し小さいって感じの家だ。

　だんだんこの生活にも慣れてきたところだ。

　この生活はでは、前以上の幸せを手に入れることができた。だがまだ戻らないものがある。それは会話と笑顔だ。玲奈はだんだん会話と笑顔を取り戻すことができたが、燐は難しかった。

　玲奈の自殺未遂がトラウマになっているからだ。

　だがこの生活にとても満足している。玲奈が笑っているからだ。

　「やっぱり玲ちゃんの笑顔はかわいいね」

　玲奈はとても驚いた。あのことがあってから笑うことが少ない燐が笑ったからだ。とても綺麗な顔で。

　「りーくん、りーくん。私の大切な半身。あんなことしてごめんね。りーくん大好き！だーい好き！！」

　玲奈に笑顔が戻った瞬間だった。

　「久しぶりにこんな笑った気がする。表情筋が痛いよー。これから何する？」

　そうだ。家を出るだけでこれからのこと考えてなかった。

　「玲ちゃんがしたいことしよう。玲ちゃんが笑ってると僕も幸せだから！」

　お互いはお互いのことが大好きで大切だということを改めて感じることができた。





　それから、玲奈と燐は近所の公立小学校に転校し、中学は同じ有名な私立を受験し無事合格をした。
　今までないくらい幸せに暮らした。