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別れと決意 9
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楽しい時間があっという間に終わった。お互い無事高校に合格し、それぞれ別の学校になってしまった。
燐の高校と玲奈の高校どちらとも全寮制だ。外部に遊びにいくことができるが、お互いの場所が遠すぎるから週末の休みだけじゃ時間が足りない。
今日はお互いの入寮日。
「じゃあねりーくん。毎日夜電話しようね。LINEしてね!絶対だよ!」
玲奈は少し泣きそうな顔で出かけて行った。
燐が通う高校は車が手配されているから簡単に行けた。
しばらくすると燐が乗る車が来た。
「はじめまして。運転手の榊です。」
「ん。一条燐。」
会話が終了した。だが2人ともこれが丁度いい距離となった。お互いがあまり喋るような性格じゃないから。
燐は小さい頃からの環境のせいで玲奈以外の人とは一定以上の距離を置くようにし、深入りしないようにしていた。
「学校までまだ距離があります。着きましたらお知らせしますので寝ていてもいいですよ。」
「ありがとう、でも学校に着くちょっと前に起こしてほしい。」
窓から外の景色が見てみたいから。
「かしこまりました。」
しばらくと言っても結構時間がかかった。約束通り景色が綺麗なところで起こしてくれた。学校は山の方にあるそうだ。周りにたくさん木がある。
「もうじきつきます。」
学校がある場所は随分と静かで空気が綺麗だった。周りを見ているとあっという間に着いてしまった。
車から降りるとそこには綺麗で大きな門があった。
「ここから私は行けませんので歩いて校舎までどうぞ。寮はこの道を真っ直ぐ歩き、左側に歩き白い建物になります。入り口に行けば人がいますのでその人に名前を言ってください。」
そう言い残し去っていった。
この門をくぐれば、全てが変わる。自分の目的のためにやれることは全てやる。
そう決意をし門をくぐった。
燐の高校と玲奈の高校どちらとも全寮制だ。外部に遊びにいくことができるが、お互いの場所が遠すぎるから週末の休みだけじゃ時間が足りない。
今日はお互いの入寮日。
「じゃあねりーくん。毎日夜電話しようね。LINEしてね!絶対だよ!」
玲奈は少し泣きそうな顔で出かけて行った。
燐が通う高校は車が手配されているから簡単に行けた。
しばらくすると燐が乗る車が来た。
「はじめまして。運転手の榊です。」
「ん。一条燐。」
会話が終了した。だが2人ともこれが丁度いい距離となった。お互いがあまり喋るような性格じゃないから。
燐は小さい頃からの環境のせいで玲奈以外の人とは一定以上の距離を置くようにし、深入りしないようにしていた。
「学校までまだ距離があります。着きましたらお知らせしますので寝ていてもいいですよ。」
「ありがとう、でも学校に着くちょっと前に起こしてほしい。」
窓から外の景色が見てみたいから。
「かしこまりました。」
しばらくと言っても結構時間がかかった。約束通り景色が綺麗なところで起こしてくれた。学校は山の方にあるそうだ。周りにたくさん木がある。
「もうじきつきます。」
学校がある場所は随分と静かで空気が綺麗だった。周りを見ているとあっという間に着いてしまった。
車から降りるとそこには綺麗で大きな門があった。
「ここから私は行けませんので歩いて校舎までどうぞ。寮はこの道を真っ直ぐ歩き、左側に歩き白い建物になります。入り口に行けば人がいますのでその人に名前を言ってください。」
そう言い残し去っていった。
この門をくぐれば、全てが変わる。自分の目的のためにやれることは全てやる。
そう決意をし門をくぐった。
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