狂った勇者が望んだこと

夕露

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第二章 旅

85.(別視点)「許さない。許さない……っ」

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「――見つけたっ!」


随分と刺々しい声だ。
梅はあの人のこと以外どうでもよかった。でも、折角あの人のことを考えていたのに邪魔をされてしまったから、声がしたほうを見た。
そこにいたのは茶髪の女性だった。前の世界ではあまりみない仕立ての服だ。足下まで隠れる紺色のワンピースが急ぐ女性の動きを阻んでいる。なぜか女性は今にも泣き出しそうな顔をして怒っていた。
梅は初めてあの人のこと以外で興味を覚えた。
じっと見てくるだけの梅に女性はなにを苛立ったのだろう。女性は丘に座ったまま動かない梅の頬をありったけの力で引っ叩いた。


「アンタのせいよ!ぜんぶアンタが悪いんだからっっ!!」


泣き叫んだ女性は、体勢を崩したとはいえ眼を瞬くだけの梅に怒りで顔を歪ませる。女性は梅に覆い被さって、何事かを叫びながら梅の両肩を掴み激しく揺さぶった。
……どうしたんだろう。
女性の乱暴な行動に梅は当然抱くはずの恐怖を抱かず、ただ昔のことを思い出していた。こんなことは慣れている。前の世界でも昔から似たような出来事は多々あったのだ。

あれ?そういえば最近はこんなことなかったな……。      

思い出す出来事が随分昔のことに気がついて、梅は首をひねった。不思議だ。
でも、だからだろうか。いつもならただ面倒臭いしどうでもいいのに、梅は目の前の女性が気になった。

なんでこの人はこんなに悲しそうなんだろう。

ポタポタ落ちてくる涙が顔にあたる。おかしなことにそれだって気持ち悪いと思わない。梅はじっと女性を見つめる。不思議なことだらけだ。
女性の荒い呼吸が収まっていき、また、丘に静けさが戻ってくる。
女性はといえば、暴力を振るわれているのにも関わらず怖がったり怒ったりせず、ただじっと自分を見てくる梅に悔しさがこみ上げた。
女性は分かっていた。
これはただの八つ当たりだ。十分過ぎるほど分かっていた。

それでもこの悔しさと憎らしさは止まらないのだ。

思い出すのはあの日のこと、女性がこの世界に召喚された日のことだ。
『ぜってー来いよ』
女性は前の世界で虐められていた。召喚されたあの日は、虐めの主犯格から命令された場所に、鬱々とした気持ちを抱きながら向かっていたのだ。虐めの主犯格は女性にとって友達だった人。すれ違って距離が出来てから、虐めになるまではあっという間だった。
女性は毎日苦しかった。
友達として一緒に笑って遊んでいたことが忘れられないから、余計、辛かった。こんな高校生活を送るはずじゃなかったのだ。友達とおしゃべりをして遊び、たまには嫌な勉強に愚痴をこぼす。そして気になる男の子の話をして、お互いの恋を応援して、休日には彼氏と一緒にデート――女性はそういうことがしたかったのだ。
吐き気がするぐらい沢山の願望が女性の頭の中を埋め尽くしていく……そんなときだった。
女性は見たのだ。
淡いマロンの色をしたウェーブを描く長い髪。風にふわふわと揺れていて、あんまりにも綺麗だったから女性は見惚れてしまった。けれどなにより心奪われたのは、

幸せそうに、幸せそうに微笑みながら歩く女の子の顔。

女の子は女性を含めたすべての景色を無視して目的を持って歩いていた。女性の目には女の子の顔は横顔しか、それも一瞬しか見えなかった。
けれどなぜだろう。女性は死にたくなった。


「許さない」


女性は梅を見下ろしながら、ポツリと呟いた。
あのとき見た女の子。
幸せそうに、幸せそうに――誰かとデートだった?

ねえ、相手はサクくん?

嫌になるぐらいこびりついてしまった記憶が女性の顔を歪ませていく。
『加奈子、ありがとう』
ふと聞こえた優しい声に加奈子は思わず名前を呼びそうになる。けれど言っても無駄なのだ。彼はもういない。こんなのは幻聴だ。
分かっているのに鮮明な記憶が、声が、感触が、温度が、なにもかもが加奈子を責めるように浮かんでくる。
治癒魔法をかけるたび、他にも、なんでもないことで『ありがとう』と言って微笑んでくれたサクくん。私のことを考えて、傷つかないように言葉を選んでくたサクくん。荻野くんと馬鹿笑いしてたサクくん。お城の人たちを嫌悪していたサクくん。お土産を手に『一緒に牛串食べよう』と誘ってくれたサクくん。魔物を殺したサクくん。辛そうに微笑んだサクくん。次々に問題を解決していったサクくん。城下町の人からも慕われていたサクくん。サクくん。サクくん。サクくん。


サクくんは、ぜんぶ捨ててあなたを助けに行った。


加奈子はサクに勇者召喚の情報を口にしたとき、嫌な予感がした。サクのことだからこれを機にフィラル王国と正面から敵対行動をとるのではないかと思ったのだ。
それでもサクの役に立ちたかったから、そうなる可能性があるからこそ準備が出来るように、もしくは逃げられるように加奈子はサクに教えた。
だからこそ加奈子は、
サクが梅のためフィラル王国に敵対行動をとったことに、
最後は崖から落ちてしまったことに心の底から――


「あ、はは」


加奈子は笑う。
表情がないまま笑った加奈子は、呼吸を忘れたように止まって、綺麗な綺麗な梅を見下ろす。同性ながら見惚れる姿、同性だからこそ羨ましい姿。

――きっと前の世界でも楽しく生きてきたんだろう。

ドロリと嫌な熱を持つ感情が身体の中から溢れてきて、我慢する気も無かった感情が口からこぼれていく。笑えた。
笑うしかなかった。


――サクくんが冷静さを欠いてぜんぶ捨ててしまうぐらい、大事にされてたんだ。


加奈子はずっと見ていた。
幸せそうに、幸せそうに微笑みながら歩く女の子。人混みに消えていって、代わりに伸びてきた無数の手が加奈子を暗い路地裏にひきこんだ。
『騒ぐんじゃねーよ』
恐怖をよぶ声が気がつけばいくつにも増えていて、加奈子の視界を埋めて楽しそうに笑っていた。眩しい丸い光は携帯のフラッシュ。画面越しに見て、ただ、笑う。

加奈子は見ていたのだ。

涙が性懲りもなく浮かんで流れていき、また、梅に落ちる。それでも梅は瞬くだけ。ああ……悔しい。憎たらしい。……羨ましい。ねえ?
あなたはあのときみたいにずっと、ぜんぶの幸せを手にして笑って生きてきたんでしょう?

「許さない。許さない……っ」

胸が苦しい。頭は割れそうなほど痛くて、おかしくなりそうだ。
辛くて、苦しくて……憎い。


「あなたは全部持ってるじゃない!なんで奪っていくの。なんで!」


加奈子は分かっていた。
これはただの八つ当たりだ。そしてなにより、惨めだった。

「……ああもう、全部消えちゃえばいいんだ」

もう涙も出ない。
加奈子は馬鹿な自分を嗤った。自分を見上げてくる女の子はとっても綺麗だ。八つ当たりに加え嫉妬に叫ぶ自分の顔はさぞかし醜いだろう。一方的に暴力を振るってわめき散らかす自分のなんと小さなこと。
――こんなだから、嫌われて当然だったんだ。サクくんから好かれるはずがない。

「アンタのせいだ」

それでも誰かを責めたくて、目の前の幸せな女の子が憎くて、ぜんぶ許せなくて、ぜんぶ壊したくなってたまらなかった。


「アンタのせいでサクくんがっ」


ねえ、サクくん。サクくんの目に私は映ってたのかなあ……?

加奈子は梅の綺麗な顔を眺めながらぼんやりそんなことを思う。
加奈子は見ていたのだ。
サクが崖から落ちていくのをそう遠くないところで見ていた。シュルトに拘束されて助けに行くことができなかったから必死に叫んだのだ。思えば召喚の儀式のときだって呼びかけたのだ。
だけどサクは一度も加奈子のほう見なかった。それがどんなに――

「サクくんって、誰ですか」
「……は?」

梅の信じられない言葉に加奈子は一瞬怒りを忘れる。この女はなにを言っているのだろう。
加奈子は見ていた。
召喚の儀式が始まる前に現れた勇者たちに騒然とするなか、突然姿を表したサクが勇者を、梅を見てひどく狼狽したのを。そして喜び、悲しんで怒った姿を、見たのだ。それだけでサクが梅と知り合いだと勘づける。サクはその知り合いのためにあんなことをして、最後は死んだのだ。

だが梅はサクが誰かと問う。

ふざけるなと叫びそうになった。しかし、加奈子は思い出した。
『加奈子様がいた世界ではもう加奈子様の存在は消されています。加奈子様。ここがあなたの場所です』
加奈子が召喚された日、シュルトがそう言ったのだ。

「……ははっ!そっか。そっかあ……馬鹿だ。馬鹿みたいだね、サクくん。わすっ、わすれ!こんな女のためにっ!こんな女を!こんな女を助けたんだ!」

加奈子は辻褄が合って壊れたように笑う。召喚された勇者たちはもう前の世界での存在をなかったことにされている。いなかったことになっているのだ。いなかったなら覚えてるもなにも、知っているはずがない。
加奈子は悲しいような嬉しいような変な気持ちになった。羨ましいなんて気持ちまで混じっている。
気にくわないのは、今までずっと醜態をさらしてもお人形のように見てくるだけだった梅が焦ったような顔をしたことだ。
梅は焦るばかりか加奈子に躙り寄って加奈子の腕を掴み、必死の形相で引っ張ってくる。


「サクくんってあの人?あの人はサクくんって言うの?」
「五月蠅い!なんで私が教えなきゃいけないの!」


鬼気迫る姿に加奈子は恐怖を覚えてしまう。たまらず梅の手を払って立ち上がった。だけどもう梅は加奈子に関心がないようで一人ブツブツとなにかを呟いている。

「サクくん……あの人、男の人だったの?」
「はあ!?」
「……サクくん?」

声は聞こえていた。だけど加奈子は意味が分からなかった。
だけど、心臓がドクリと嫌な音を立てた。

「サクくん……サク」

梅が言葉を切って、顔を上げる。
先ほど引っ叩いた頬が赤く腫れていて痛々しかった。真っ白な肌、綺麗な顔、守ってあげたくなるような女の子。すべての幸せを持っている女の子。
加奈子はその女の子が凄く怖かった。女の子がなにを言うのか怖かった。


「綺麗な女の人だと思った」


こんなにときに加奈子が思い出したのは、大好きだったサクとの2人だけの時間。この丘の上に座って治癒魔法をかけながらくだらない雑談をしていた。魔力が安定しだした頃、加奈子は思い切ってサクに聞いたことがある。

『サクくんって、どんな子がタイプなの?』
『タイプ?タイプなー……加奈子みたいに優しくて可愛い子』
『え……えっ!?な、なに?というか!加奈子みたいに、の前にある沈黙が怪しい!私のことじゃないでしょ!からかわないでよっ!私なんか可愛くないもんっ』
サクの爆弾発言に加奈子は真っ赤になった顔をおさえながら憎まれ口を叩く。そんな加奈子に、悪戯っ子のように笑っていたサクは目を細めて微笑んだ。
『加奈子はすっごく可愛いよ』
耳に響く低い声。聞こえた言葉。嬉しくて恥ずかしくて、加奈子はサクの顔を直視できなかった。でも、そう。加奈子はいつも思っていた。
『加奈子』
『そっか。おめでとう』
『喜んでもらえてよかった』
『……ありがとう、加奈子』


カッコイイなあ。
それに――綺麗な人だなあ、って。

「なに、言ってるの」
「ねえ、私サクに会いたいんだけどどこにいるの?サクは「五月蠅いっ!!」

加奈子は足下をふらつかせながら梅から離れる。
誰だ。
この女はなんなのだ。
記憶のなか笑いかけてくるサクの姿が歪んで消えていく。加奈子はぐるぐるまわりだす視界に気持ち悪くなってきた。

「やっぱり変。アンタおかしいよ。サクくんなんでこんな奴のために」
「ねえ。いいから早くサクに会わせて」

別人かと思うぐらい梅の冷たい声に加奈子は喉をつっかえていた気持ち悪さが消える。最初はなにか分からなかった。
でも次の瞬間、加奈子は笑った。

「サクくんはね、死んだの!アンタを助けたあと死んじゃったのよ!あの川に落ちて死んだんだ!!アンタのせいだっ!あは、ははは!アンタのせい!」

お腹を抱えて泣き笑う加奈子を梅は静かに見ていた。けれどその顔は先ほどとはまるで違う表情だった。
それに加奈子が気がついたのは、笑い声も出なくなったときだ。
梅の顔を見て加奈子は呆然とする。
梅はひどく嬉しそうに笑っていた。緩む口元をつりあげて、震える両手を握りしめて、幸せそうに笑っていた。
梅が加奈子に気がついて、加奈子を見る。
梅はあのときと同じように幸せそうな顔で言った。



「サクは生きてるよ」



なんの根拠があってそんなことを言うのか、梅は自信満々に言い切ると立ち上がってどこかに行ってしまった。加奈子は呆然としながらその後ろ姿を見送る。
『加奈子』

「サクくん」

記憶のなか笑いかけてくるサクに加奈子は応える。
『加奈子』
ねえサクくん。私ね、頭を撫でてくれたとき、腕の合間から見える顔が好きだった。しょうがないなあって感じに私を見て、私だけを見て、微笑んでくれてたね。


「ほんとに、好きだったの」


丘の上から見えた、最後にサクを見た場所に向かって呟く。
遠い、遠い人。
どんなに手を伸ばしても届かない。





















――手を伸ばす。

視界一面に広がったピンク色の空が私の手で少し隠れた。だんだん、だんだん遠ざかって見えなくなっていく。

痛い。
暗い。
痛い。

……ああ、ミスったなあ。
探せば後悔はいくらでもあって、でもどれも後悔はなくて、ただ身体がダルくて。


「もうちょっと寝とけって」


宙をきっていた手がなにかを掴んで温かい場所に落ち着く。
全身を包む柔らかい感触。熱を孕んで時々言葉を落としてくる。頭を撫でるように髪を梳くそれが耳をくすぐった。

「どうせすぐ忙しくなるんだからよー」

温かい。
ああそうか、これは魔力だ。そっか……――は?
重たい瞼を開ける。いやに光を眩しく感じて、明るすぎる景色になにも見えなかった。目を擦ってしばらくしてようやく、ぼやけた視界に誰かが映る。

誰だコイツ。

布団で寝ていたらしい私のうえに跨がっていた子供は、にかっと歯を見せて無邪気に笑う。子供の赤い眼に私の阿呆面が映っていた。




 
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