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第四章 狂った勇者が望んだこと
207.「篤人に向って言った言葉で確信したの」
しおりを挟む耳の奥に残る賑やかな声が私1人しかいないのに聞こえてくる。誰かの断末魔や泣き叫ぶ声じゃないからまだマシとはいえ、酔っ払いどものウザ絡みの声もなかなか嫌なものだ。
お風呂からあがって脱衣所で身体を拭きながら窓に映る自分の姿を眺める。青みがかった長い黒髪、女ということを隠しもしない身体──リーシェ。
『ありがとう、桜さん』
ズキリと痛んだ胸に息苦しさまで感じて鏡から目をそらす。サバッドの記憶のせいか、それともこの世界に来てからサクやリーシェと名乗って過ごしてきたせいなのか、桜と呼ばれると変な感じがする。春哉にさえ呼ばれても変な感じがしたのにアルドさんに呼ばれるとよけい、違う、なんて。
「違う」
これは里奈さんの感情だ。
私は桜じゃないと嗤うような悲しい気持ちを思い出してやるせなくなる。ボタボタ、ボタボタ。落ちてくる水滴を魔法で消してしまって服に着替える。こうまで里奈さんの記憶にひきずられるのはこの場所にいるせいだろう。千堂さんの泣く声が微かに聞こえてくる気がする。
「あら、リーシェちゃん早かったわね」
「のぼせやすいので長風呂できないんですよね。でもさっぱりしました。お風呂、ありがとうございます」
「うふふ。いいのよ、なんていったって私が無理を言ったんだから」
神殿にある紗季さんの部屋は酔っ払いどもがいなくなったおかげで馴染みある空間に戻っていた。部屋の主を慰める花が飾られた静かな部屋。
『あなたは昔からそうだった』
恨めし気な囁き声が聞こえた気がして、つい声が聞こえたほうを見てしまうけれど千堂さんの姿はない。でも私たち以外誰にもいないんだったら話もしやすいだろう。
私を見て不思議そうに首を傾げながらも、微笑む紗季さんを誘う。
「寝る前にお茶でもしませんか?」
「……いいわね!身体が温まるものにしましょうか。最近ハーブにはまっているのよ」
紗季さんの部屋は人の目に触れることがないように窓はなく飾りしかない。千堂さんの記憶から解放されて精神面が回復しても身体的な回復が遅いのはそのせいもあるだろう。健康のため天窓をつけたそうだが、はめ殺しになっていて窓の開け閉めはできない。換気やクーラーの代わりになる装置が置かれていて快適ではあるものの、外の空気が感じられないこの部屋に長くいることは止めたほうがいいように思う。
けれど契約から解放されたことがバレないよう外に出ることはできず、そのおかげで暇を持て余した紗季さんは部屋にこもって薬作りに打ち込み、ここ数日ハーブにも手を伸ばしたらしい。
「リーシェちゃんは甘いのとさっぱりしたのだったらどっちが好き?」
「どっちも好きですがさっぱりしたのが好きです」
「ふふ、わかったわ」
お湯が沸く音、白い湯気、食器の音。そのあいだ紗季さんは明るく話をふってくれて、私は相槌を打ちながら贅沢に椅子に座りながらハーブティーを待っている。
『リーシェちゃん、よかったら今日ここに泊まっていかない?まだ話し足りないのよ』
紗季さんからの思いがけない提案は正直断りたかったけれど、このままだと酔っ払いどもに朝まで宴会に突き合わされそうだったし、先に戻るにしても延々と愚痴をいわれて鬱陶しいのは間違いなかった。結局、提案を受け入れてみれば、邪魔者はどこかへ行けと紗季さんは酔っ払いどもを早々に転移球で飛ばしてしまって、あっという間に2人きり。きっとシールドを張って辺りに気を配っているだろうけれど、豪胆な行動に似た者家族だということがよく分かる。そして片付けをしたあとはお風呂に入って──現在。
いったいなにを話したいんだろう。
いろいろと予想はつくけれど、さっきから部屋にはずむ話題はどれもかすらない。同じ女性の話し相手がほしかっただけなのかと思えるぐらい、なんてことのない日常話だ。ウシンのミスや神殿の行事とか面白い話は多いけれど、本題が分からないまま過ごす時間は落ち着かない。
「私ばかり話しちゃってるわね」
「……ウシンさんの意外な一面が知れて面白いですよ」
「ふふ、それならリーシェちゃんの知ってるウシンを教えてほしいわ」
日常、雑談、意味のない会話。今日あったことを話して適当に相槌打って笑って流してはいはい、はいはい──まるで日常のような光景だ。最近はマシになっていたのに元の世界の夢のせいでありありと思い出してしまう。沸騰したポットを取りに行く紗季さんの後姿がまるで晩御飯を作ってくれている母さんの背中のようで……ああ、また馬鹿なことを考えてる。
受け取ったハーブティーを飲めばレモンの香りがほんのりとして、ささくれだった心が和らぐ。
「あなたに言うべきか分からないし、あなたには負担にしかならないだろうけれど……話しておきたいことがあるの」
「はい」
どうやら本題に入ってくれるらしくて肩の力が抜ける。
今度こそ安心して紗季さんを見れば、おかしそうに笑う顔を見つけた。
「……ふふ。そうね、そうだわ……どれから話そうかしら。契約で縛られたあと私は身の安全のためにこの部屋で過ごすようになったのよ。ウシンに詳しいことは話せず厄介になるばかりで本当に迷惑をかけたわ。千堂がここに来たときもウシンの慌てっぷりが凄かったわね」
「千堂さんがこの部屋にきも来たんですか」
「そうなのよ。千堂は私たちが契約に縛られたことが分かって『私のせいだ』って自分を責めていたわ。どうにか解こうとしてくれたけれど駄目で……そもそも、里奈を亡くしてしまったことが耐えられなかったみたい。殺したのがロセだったことが拍車をかけたのね。この部屋に足を運んでくれるたび千堂は変わっていった。もうすぐだからって自分に言い聞かせるように呟いて、ライガくんが16歳になったとき里奈みたいに1人で復讐しに行って、返り討ちにあって死んでしまった」
「ライガくん……」
悲しい話なのにいきなり凄い単語がでてきて思わず話の腰を折ってしまう。話している人が紗季さんじゃなきゃ笑っていた。そのかわり人の心を思い出させた理性は私の表情を完全に消し去って、おかげで違和感を覚えた紗季さんにも伝わってしまったらしい。楽しそうに笑う。
「そう、よかった。リーシェちゃんはライガくんのことも知っているのよね。もしかしてこの話は知っているかしら?」
「はい。フィラル王をあと一歩で殺せるところまで行ったものの立ちはだかったロセさんを殺せず、最後はライを逃がすために芝居を打って食い殺されることを選んだのだと。そしてその芝居にロセさんも一役買ったのだとか」
「そう……ああ、やっぱり」
「……ライから聞いていなかったんですか?」
「……あなたは悪くないってそればっかりよ。むしろ巻き込んですみませんってずっと謝ってばかりで……よかった」
ジルドとの共犯者の契約をしているから話そうと思っても話せなかったのか。それでも伝える手段はあったと思うけれど……まあ、ライにだって思うところはあるだろう。勝手にバラしちゃったけど。
大地に怒れないことが続きすぎると開き直ってしまえた。しょうがない。
紗季さんはそのときのことを思い出しているのか、ひどくゆっくりと話を続ける。
「千堂は里奈にべったりで、本当に、里奈のことが大好きでたまらなかったのよ。だから里奈が最初に私たちに歩み寄ってくれたときの嫉妬は凄かった。とくに、篤人にね」
もし千堂さんが梅だったらで置き換えてみれば想像は簡単にできる。思わず苦笑いをしてしまったけれど、目の前の人は微笑みながら涙を頬に流す。
「それはときに行き過ぎていると思うことがあったわ……ロセを受け入れたのも、少しでも里奈に自分のことを見てほしかったからよ」
「え」
とんでもない話に素で返してしまう。これは普通にドン引きだけど待てよ……?千堂さんと梅を置き換えて話を聞いていたせいか、自然に梅とラスさんのことを考えてしまう。え、違うよね……?
嫌な可能性に苦笑いがひきつる。
「ロセも千堂と過ごすあいだに利用されているのが分かったみたいだけど、それでも千堂のことが好きでしょうがなかったみたい。千堂もそれを分かっていた……1度どうしても見過ごすことができなくて怒ったことがあるの。そのとき千堂はお互いメリットがあるからいいでしょう?って笑って……私、もう理解できないって」
理解できませんね。
果たしていま私の中にいる里奈さんは聞いているだろうか。確かなのはドン引きして呆れる心だろう。
「私のなかで里奈が1番で運命の人だからってそればっかり……ロセはそのために必要だから一緒に居るだけって言って……それなのに、最後の最後であの千堂がロセは殺せなかったのね」
あの千堂、ね。
アルドさんのときといい千堂さんもいろいろとやらかしていたらしい。沢山の感情が詰まった紗季さんの呟きは涙が拭われるのと同時に感謝で終わりが告げられる。
「教えてくれてありがとう」
「いいえ、お役に立ててよかったです」
「リーシェちゃんは……もし、自分がそんな感情を向けられたらどう思う?」
終わったかと思えば続けられた話は面食らうようなものだった。紗季さんが言わんとしていることが分からない。
「千堂さんが里奈さんに向けたような感情ですか?」
「ええ」
「……いや、凄いなコイツって……普通にドン引きですね。でもやっぱり、コイツならしょうがないなあ、ですかね」
懐かしい記憶を思い出す。
梅とまともに話したのは高校3年生になってしばらくしたあと、苛めと呼ぶだろう状況を終わらせたときだった。
『ねえ。あなた、名前なんて言うの?』
それまでは学校でマドンナ的な存在になっている梅の存在を知っているものの、同じクラスじゃなかったし話すことはなかった。高校3年生になって同じクラスになってもつるむ連中が違い過ぎてやっぱり関わることはなかった。
それなのにあの事件を機に執着しているって言葉がびったりくるように梅は私につきまとうようになった。その執着は召喚で私が存在しなかったことになっているはずなのに、私を探して見つけたぐらいだ。
『あの日から私ずっとなにか足りないって、誰か忘れてるってずっと探してた』
『ふふ、そういやサクを勇者召喚した奴ら殺すの忘れてたや』
物騒なことを言うけれど可愛くて、なんだかんだ梅に敵わないって思ってしまってるから──コイツならしょうがない。それに尽きる。
……というか梅といま連絡がとれないのってもしかしてオーズを探してるんじゃなくてフィラル王国への襲撃準備でもしてるんじゃないか?
またもや嫌な予感がしたけど、私ができたことはハーブティーを飲むことぐらいだ。温かいからホッとする。
「……それなら千堂以外だったらどう?例えば、まったく興味がなかった人や、そもそもあなたは知らないと思っていた人から」
「それは……どういう?」
「きっとフィラル王は里奈のことを1人の女性として愛していた」
「へ」
今日はなんて日だろう。驚くことがありすぎて繊細に気を失ってしまいたいのに、混乱する頭は動きっぱなしで意識を手放してくれない。
『よくきた、勇者達よ』
そのおかげでお思い出したのは最悪な記憶だ。イメージする王様をそのまま象った姿をしたフィラル王。恰幅のいい身体にゆったりとした衣服を纏わせてたくさんの贅沢品を身に着けていた。傲慢に命令して、それが当たり前で疑問に思わない壮年の男だった。
アイツが、里奈さんを愛していた?
『千堂以外だったらどう?例えば』
紗季さんの問いかけが頭に響いてくる。
『桜は元々、女っていうのが苦手だったりすんのか?嫌い?』
ふとリーフの疑問を思い出したのは糞野郎を思い出してしまったからだろう。私に女であることを求めた糞野郎は、私に理想を重ねて願望を押し通すために軽い言葉を吐き散らかしていた。1人で話して1人の世界で生きてる奴が目の前で好き勝手叫ぶ姿は……同じ年だったのに凄く怖かった。暗い夜、人気のない道、ぞっとする視線は執着を帯びていた。妄想を現実にしようと無理矢理関係を持とうとキスしてきて、ああ、気色が悪い。怖くて動けなかった自分も許せない。梅が助けに来てくれなかったら抵抗らしい抵抗もできていなかったかもしれない。
「……吐き気がする」
そのときまでそいつのことなんてほとんど知らなかった。ときどき話したことはあった気がするけれど、それは学校でグループ活動するときに自然とする会話程度のもので、名前さえ知らない。そんな奴から向けられた執着は吐き気がするほど最悪だった。
「それがなんですか?」
「……気をつけてほしいの」
私の言動に勘づくものがあったのか、私がよほど不機嫌になったのを宥めようとしているのか、紗季さんが私の手を握ってくる。優しいけれど強い力だ。
「あなたは里奈と似すぎているわ。言動も外見も……それはリーシェとしての姿だけなのかもしれないけれど、フィラル王が知ったら必ずあなたに執着するわ」
私が恨む男と吐き気がする男が重なって嗤える。どうせ復讐で関わるつもりだし、それは、一石二鳥だろう。
「ですがウシンさんは里奈さんの本当の姿を知らなかったじゃないですか。里奈さんは普段から自分の姿を錯覚魔法で隠していたんでしょう?」
「そのはずだけど思い当たるところが多いのよ……勇者として活動していたころ何度かフィラル王と関わることがあったわ。篤人と同じ年だったから篤人のいい話し相手になればいいと思っていたし、権力者と仲良くしておくことはメリットがあるから里奈たちにも頼んで一緒に魔物討伐に行ったことさえあった。フィラル王はその頃から傲慢なところはあったけれど、勇者に対してハトラ教の信者が抱くような憧れをもっているような普通の少年でもあったのよ。私からすれば生意気なことをいう少年で──里奈はどうだったんでしょうね。フィラル王は誰に対しても横柄なところがあったから、あのときは他の人より当たりが強いぐらいにしか思わなかったけれど……今思えば里奈についてまわって文句言って……可愛らしいことをしていたわ」
そうですかとしか言いようがない話に返事に困る。それに、もしそれが本当なら、私はフィラル王をおびき出す手段として使えるんじゃないだろうか。戦争を仕掛けようとしているのならその情報は本人に言わず使うべきだろうに。
「それに里奈が亡くなったあとフィラル王はより荒れたうえ急に女性を侍らすようになって、そのどれもが里奈を思わせるところのある女性だったわ」
好きな子を苛める男が失恋してヤケになっているといえば可愛らしいのかもしれいないけれど、好きな子を殺させた──殺したのは自分だ。妄想を現実に持ち込もうとした男の末路はどうなるんだろう。
「それに……篤人に向って言った言葉で確信したの」
フィラル王がアルドさんに言った言葉。
『苦しみながら死ね』
──ああ、笑える。
フィラル王が泣き叫んだ言葉になんの同意も同情もできない。『こんなつもりじゃなかった』なんて世迷言を最後まで貫き通したいらしい。
世迷い言。
『ああ、なんて的外れな』
世迷い言だ。
鼻で笑えばその反動で身体が揺れて、私の手を握っていた紗季と目が合ってしまう。心配気だった表情が、痛みを覚えるように歪んで、懺悔するように俯いて。
「フィラル王が篤人を憎んでいたのはやっぱり」
胸が詰まる声に苦しくなる。
──やっぱり。
私の思考を支配していた声が消える。世迷い言だと自分に言い聞かせることがもうできなくなったからだろう。
『お前また喧嘩したのか!やるなあ!』
歯を見せて笑ったアルドさんの顔を思い出してやるせなくなる。里奈さんの記憶に見たアルドさんは若く、私と同じ高校の制服を着ていて、私を見下ろしていた。
ああ、救えない。
フィラル王がアルドさんを憎んでいるのは、里奈さんの気持ちを知っていたからだろう。
「私には分かりません」
甘い葡萄ジュースの味を思い出してしまったけれど、気がつかなかったふりをする。
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