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醜いその様
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「そうか……」
セヘル王子が私の元へ寄ってきた。
「なら俺はメアリーを婚約者にする」
「!?」
まさかの展開ね、まあいいわ。
「ねぇ…それ、許されると思っているの?」
「当たり前だろう?俺が決めたんだからな」
「そう、なら仕方がないわね、執事!もう一回よ!」
「はい、承知しました」
執事がまた目を瞑り始めた。
「さてと、準備をしましょうか」
私は自信満々にそういった。
「なっ!こんなことろまで!」
セヘル王子は驚いている。それもそのはず、昨日の記憶をまんま見られていたなんて思うまい。
「いかがでしたか?」
「あぁ、だが、それで結婚しないのは許されないぞ!元々、婚約しているからな!」
「そうですか……」
すると、父親…いや、国王は言った
「メアリー、お前はセヘル王子と結婚したいか?」
私を騙したカナミに協力して、なおかつ、まだ結婚できると思っている…そんなクズ王子と結婚?もちろん答えは決まっている わ。
「いいえ、絶対に嫌です!私から婚約破棄します!!」
「だ、そうだ。どうする?セヘル王子?」
「嫌だ!メアリー、捨てないでくれ!」
「あなたのようなクズと付き合うのももう限界よ!」
「っ……!」
セヘル王子は何も言えなくなったのか、黙ってしまった。
「セヘル王子……すまぬ」
「くっ……」
悔しそうな顔を浮かべている。
「では、メアリー様、行きましょう。」
「わかったわ、執事。ありがとね」
「いえいえ、こちらこそありがとうございます」
「じゃあね、カナミ」
私は、カナミに向かって笑顔を向けた。
(ふふっ、ざまあみなさい)
ーーーーー次の日ーーーー
「おはよう、父上」
私は朝早く起きた
「おはようメアリー、今日の新聞を読むか?」
「うん、お願い」
私は父に頼んで新聞をもらった。新聞にはこう書かれていた。
『カナミ令嬢、メアリー令嬢を騙しセヘル王子と抜け駆けしていたことが判明!そして、メアリー令嬢のカナミ令嬢虐め事件はカナミ令嬢の嘘と言う事も発覚。』
「ふっ、やっぱりね」
「執事が見せてくれた記憶の中に、全てがわかった。すまなかった、メアリーよ」
「別に大丈夫だよ、父さん。それより、カナミはどうなったの?」
「セヘル王子との婚約は破棄され、カナミは国外追放になったらしい。セヘル王子も国外追放だ。」
「へぇ~」
「あぁ、メアリー…結婚はどうするんだ?」
「ん~……私の好きにさせて、政略結婚はもうこりごりよ。」
「そうか……お前の人生だからな、好きなように生きればいい。だが……お前がもし、結婚したくなったらすぐに言うんだぞ、紹介してやろう」
「心配しなくても、もういい人がいるわ」
「そうか……では、私は仕事に行くとする」
「行ってらっしゃい」
さーて、いつものように城の景色を見ましょうか。ガチャッ
「メアリー様!本当に申し訳ございません」
私が扉を開けた瞬間、レイラが土下座をしていたのだ。
「ちょっ、何やってるの!?とりあえず、立ってちょうだい」
「はい……」
「まぁ…あれはカナミのせいよ、あなたが謝る必要はないわ」
「そうともしれず…私はメアリー様を悪く言い続けた!」
「それは、カナミが悪いのよ」
「それでも!」
「もういいって、カナミきちんと処罰を受けた!もうこの事件は終わりよ!」
「はい……」
「さてと、今日は何しようかしら」
というか、私は城の中で悪者扱いだったのに…よく、執事…いえ、サーリは信じてくれたわね……ほんっとありがたいわ、結婚するならサーリね、歳的にも近いし。
セヘル王子が私の元へ寄ってきた。
「なら俺はメアリーを婚約者にする」
「!?」
まさかの展開ね、まあいいわ。
「ねぇ…それ、許されると思っているの?」
「当たり前だろう?俺が決めたんだからな」
「そう、なら仕方がないわね、執事!もう一回よ!」
「はい、承知しました」
執事がまた目を瞑り始めた。
「さてと、準備をしましょうか」
私は自信満々にそういった。
「なっ!こんなことろまで!」
セヘル王子は驚いている。それもそのはず、昨日の記憶をまんま見られていたなんて思うまい。
「いかがでしたか?」
「あぁ、だが、それで結婚しないのは許されないぞ!元々、婚約しているからな!」
「そうですか……」
すると、父親…いや、国王は言った
「メアリー、お前はセヘル王子と結婚したいか?」
私を騙したカナミに協力して、なおかつ、まだ結婚できると思っている…そんなクズ王子と結婚?もちろん答えは決まっている わ。
「いいえ、絶対に嫌です!私から婚約破棄します!!」
「だ、そうだ。どうする?セヘル王子?」
「嫌だ!メアリー、捨てないでくれ!」
「あなたのようなクズと付き合うのももう限界よ!」
「っ……!」
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「セヘル王子……すまぬ」
「くっ……」
悔しそうな顔を浮かべている。
「では、メアリー様、行きましょう。」
「わかったわ、執事。ありがとね」
「いえいえ、こちらこそありがとうございます」
「じゃあね、カナミ」
私は、カナミに向かって笑顔を向けた。
(ふふっ、ざまあみなさい)
ーーーーー次の日ーーーー
「おはよう、父上」
私は朝早く起きた
「おはようメアリー、今日の新聞を読むか?」
「うん、お願い」
私は父に頼んで新聞をもらった。新聞にはこう書かれていた。
『カナミ令嬢、メアリー令嬢を騙しセヘル王子と抜け駆けしていたことが判明!そして、メアリー令嬢のカナミ令嬢虐め事件はカナミ令嬢の嘘と言う事も発覚。』
「ふっ、やっぱりね」
「執事が見せてくれた記憶の中に、全てがわかった。すまなかった、メアリーよ」
「別に大丈夫だよ、父さん。それより、カナミはどうなったの?」
「セヘル王子との婚約は破棄され、カナミは国外追放になったらしい。セヘル王子も国外追放だ。」
「へぇ~」
「あぁ、メアリー…結婚はどうするんだ?」
「ん~……私の好きにさせて、政略結婚はもうこりごりよ。」
「そうか……お前の人生だからな、好きなように生きればいい。だが……お前がもし、結婚したくなったらすぐに言うんだぞ、紹介してやろう」
「心配しなくても、もういい人がいるわ」
「そうか……では、私は仕事に行くとする」
「行ってらっしゃい」
さーて、いつものように城の景色を見ましょうか。ガチャッ
「メアリー様!本当に申し訳ございません」
私が扉を開けた瞬間、レイラが土下座をしていたのだ。
「ちょっ、何やってるの!?とりあえず、立ってちょうだい」
「はい……」
「まぁ…あれはカナミのせいよ、あなたが謝る必要はないわ」
「そうともしれず…私はメアリー様を悪く言い続けた!」
「それは、カナミが悪いのよ」
「それでも!」
「もういいって、カナミきちんと処罰を受けた!もうこの事件は終わりよ!」
「はい……」
「さてと、今日は何しようかしら」
というか、私は城の中で悪者扱いだったのに…よく、執事…いえ、サーリは信じてくれたわね……ほんっとありがたいわ、結婚するならサーリね、歳的にも近いし。
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