次女に王子を取られた私〜政略結婚は嫌なのでいい機会となりましたわ〜

2キセイセ

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醜いその様

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「そうか……」

セヘル王子が私の元へ寄ってきた。

「なら俺はメアリーを婚約者にする」

「!?」

まさかの展開ね、まあいいわ。

「ねぇ…それ、許されると思っているの?」

「当たり前だろう?俺が決めたんだからな」

「そう、なら仕方がないわね、執事!もう一回よ!」

「はい、承知しました」

執事がまた目を瞑り始めた。

「さてと、準備をしましょうか」

私は自信満々にそういった。

「なっ!こんなことろまで!」

セヘル王子は驚いている。それもそのはず、昨日の記憶をまんま見られていたなんて思うまい。

「いかがでしたか?」

「あぁ、だが、それで結婚しないのは許されないぞ!元々、婚約しているからな!」
 
「そうですか……」

すると、父親…いや、国王は言った

「メアリー、お前はセヘル王子と結婚したいか?」

私を騙したカナミに協力して、なおかつ、まだ結婚できると思っている…そんなクズ王子と結婚?もちろん答えは決まっている わ。


「いいえ、絶対に嫌です!私から婚約破棄します!!」



「だ、そうだ。どうする?セヘル王子?」

「嫌だ!メアリー、捨てないでくれ!」

「あなたのようなクズと付き合うのももう限界よ!」

「っ……!」

セヘル王子は何も言えなくなったのか、黙ってしまった。

「セヘル王子……すまぬ」

「くっ……」

悔しそうな顔を浮かべている。

「では、メアリー様、行きましょう。」

「わかったわ、執事。ありがとね」

「いえいえ、こちらこそありがとうございます」

「じゃあね、カナミ」

私は、カナミに向かって笑顔を向けた。

(ふふっ、ざまあみなさい)

ーーーーー次の日ーーーー

「おはよう、父上」

私は朝早く起きた

「おはようメアリー、今日の新聞を読むか?」

「うん、お願い」

私は父に頼んで新聞をもらった。新聞にはこう書かれていた。

『カナミ令嬢、メアリー令嬢を騙しセヘル王子と抜け駆けしていたことが判明!そして、メアリー令嬢のカナミ令嬢虐め事件はカナミ令嬢の嘘と言う事も発覚。』

「ふっ、やっぱりね」

「執事が見せてくれた記憶の中に、全てがわかった。すまなかった、メアリーよ」

「別に大丈夫だよ、父さん。それより、カナミはどうなったの?」

「セヘル王子との婚約は破棄され、カナミは国外追放になったらしい。セヘル王子も国外追放だ。」

「へぇ~」

「あぁ、メアリー…結婚はどうするんだ?」

「ん~……私の好きにさせて、政略結婚はもうこりごりよ。」

「そうか……お前の人生だからな、好きなように生きればいい。だが……お前がもし、結婚したくなったらすぐに言うんだぞ、紹介してやろう」
「心配しなくても、もういい人がいるわ」

「そうか……では、私は仕事に行くとする」

「行ってらっしゃい」

さーて、いつものように城の景色を見ましょうか。ガチャッ

「メアリー様!本当に申し訳ございません」

私が扉を開けた瞬間、レイラが土下座をしていたのだ。

「ちょっ、何やってるの!?とりあえず、立ってちょうだい」

「はい……」

「まぁ…あれはカナミのせいよ、あなたが謝る必要はないわ」

「そうともしれず…私はメアリー様を悪く言い続けた!」

「それは、カナミが悪いのよ」

「それでも!」

「もういいって、カナミきちんと処罰を受けた!もうこの事件は終わりよ!」

「はい……」

「さてと、今日は何しようかしら」

というか、私は城の中で悪者扱いだったのに…よく、執事…いえ、サーリは信じてくれたわね……ほんっとありがたいわ、結婚するならサーリね、歳的にも近いし。
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