星と雪

レモンティー

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部活

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教室に入るともう沢山の人が教室に来ていた、私は黒板に貼ってある席の表を見て自分の席を確認して座った、
一番後ろの窓側だった島星君とは結構離れてる、
最初は仕方無いかなーってため息をしながら筆箱を取り出しHRのチャイムを待った
少ししたら先生が入って来た

「おはよう、一年3組の人は知ってると思うが篠崎健だよろしく!
えーとさっそくだが自己紹介してもらうぞー、出席番号1番の青野からよろしく頼む」

自己紹介は30秒程度なのですぐ島星君の番になった

「島星陸ですスポーツ全般得意です
仲良くしてください.よかったらタメ口で
よろしくお願いしまーす!」

「はーい俺.陸と友達になりたいでーす」
「私もー」

「お前らはもう友達だろ?」

「確かに笑」

島星君は誰からも人気で優しくて
運動もできる、そんな彼に私は初めての恋をした、
彼は席に座ると隣の人と話して笑いあっていた彼を見ているうちにあっという間に私の番になってしまった
私は急いで席を立って自己紹介を始めた

「和雪光です趣味はカメラで風景の写真を撮る事です、よろしくお願いします」

パチパチと拍手の音が聞こえてくる
私は急いで席に座った

「みんなよろしくなー、じゃあ配らないといけない書類があるから、ファイルとか準備してくれよー
今みんなに渡したのは入部届けだ
1年生で部活に入った奴はあんまいないだろうから2年で新しく
何か始められるように入ってみるのがオススメだぞ!ちなみに
天文部が超オススメだぞ顧問が俺だからなーよろしく!」

「えー天文部はないわーだって面白く無さそうだもん」

「それちょー分かる私達には星の良さ分からないからなー」

「そんなこと言うなよー入ったら絶対良さに気づくはずだ!いつでも入部待ってるからなー」

「はいはいー笑笑」  

「じゃあ今日はこれでHRは終わりにする



先生が教室から出て行くと男子が話し始めた

「お前なに部にする?」
「俺サッカー部にするつもり」


この学校は結構頭が良くて1年は部活に入っていたら授業について行くのが大変なので勉強しながら部活もできる自信のある人しか部活には入らない
そのため一年で勉強に慣れてから
2年で思い出作りのために部活に入るという事が多い

私が一年の時、別に部活に入れるくらい
勉強には自信があった
文化系の部活なら運動系よりも楽だし
そっちに入ろうかなと思っていた
でも島星君と話すためにはできるだけ
一緒の部活の方がいいと思っていた
噂で彼は頭が良いと聞いた事があるし
もしも彼が部活に入るなら私もその部活に入ると決めていた、運動部なら
マネージャーで頑張ろうと思っていたが
彼は何の部活にも入らなかった

私もその時いろいろあって部活に入る事がどうでも良くなってやめた
でも2年生なら、もしかしたら部活に入るかも知れないと思っていた



「そういえば陸は何んか部活入るの?」

「おう入るつもりだ」

「おおー何部?
やっぱりバスケとか」

「いやーちがう文化系にしよかなーって思ってる」


「え、文化系?意外だわー」

「そうか?」

「そうそう意外すぎ
で何部に入るんだよー?」

「えーとさっき篠崎が言ってたけど
天文部に入ろうかなーって」

「はあー天文部冗談だろー」

「いやー冗談じゃないけど笑」

「まじで星の良さとか分かるの?」

「バカにするなよ!結構分かる!」

「まあ良いんじゃね?まあ篠崎に怒られねーように頑張れよー笑」

「おう任せとけ」

天文部その一言が私の心に突き刺さった
天文部の一言が頭から離れない
落としたボールペンを拾えなかった
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