幼馴染達が俺の為にハーレムを作るそうです

はるにゃまん

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新たに始まった俺達の関係

第40話 テスト襲来! はぁ⁉ 俺が景品⁉

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 そんなこんなで、いよよテストまで残り一日。
 明日からテスト本番とだけあって、皆の雰囲気自体も引き締まっているように見える。
 
「明日からテストか……」
 
 今日の授業も終わり、俺は一人ノートとにらめっこしつつ、ボソリと呟いた。
 それにしても疲れた……。いや、マジで……。
 
「おいおい、真~! なんでそんなに疲れた顔してんだよ~」
「あぁ、巽か……。別になんでもねぇよ」
「なんでもないって事はないだろ? ほら、俺に話してみんしゃい」
「急にキャラの濃さを出してくるのなんなの?」
「まぁまぁまぁ! ほら、話してみろよ!」
 
 なんだか急にグイグイ来るなこいつ……。
 とは言っても巽に相談したところで解決する未来も見えないからなぁ……。
 
「いや、大丈夫だ」
「ほんとか~? 遠慮してるんじゃないのか?」
「ほんとに大丈夫だよ」
「まぁそれなら良いんだけどよ」
「心配掛けてすまんな」
 
 俺がそう言うと、巽は教室から出ていった。
 巽には大丈夫と言った俺だが、実のところを言えば疲れている。
 理由は考えるまでもないんだが……。
 
「真く~ん」
「真ー!」
 
 俺が色々と悩んでいると、悩みの種の一部である夏葉と愛衣が俺の元へやって来る。
 
「どうした? 今日も勉強会するのか?」
「う~ん、シたいのはやまやまなんだけどねぇ……」
「あたしは良い点取りたいから勉強するつもりだよ~」
 
 夏葉の言葉のニュアンスがおかしいと感じたのは気のせいだと思いたい。
 
 ちなみに俺が悩んでいる原因、それはこの二人及び別の二人の事だ。
 と言うのも、テスト前一週間前の日から昨日までの間、毎日勉強会の度に搾り取られていた。
 そのせいもあり、俺は毎日若干寝不足気味なのだ。
 
「じゃあ今日は個別で勉強ってことで良いんだよな?」
「じゃあそうしよっか」
「絶対良い点取っちゃうもんね~!
 じゃああたしは図書室行ってくるね~」
 
 そう言って愛衣は、教室から出て図書室へ向かって行った。
 そして俺と夏葉は、自分のかばんを持って教室から出る。
 するとそこでは、アリスが俺達を待っていた。
 
「おう、アリス」
「真、それに夏葉も一緒に帰りましょう?」
「うん! 帰ろう!」
 
 そうして俺達三人は、下駄箱へ向かう。
 するとそこでは、甘奈がソワソワしながら俺達を待っているようだった。
 そしてどうやら俺達を見付けたのか、こちらをちらっと見た瞬間、こちらの方へ駆け寄ってくる。
 
「兄さん! お疲れさまです!
 さぁ帰りましょう! 私達の愛の巣へ!」
 
 どうやらこの子は既に発情しているようだ。
 まぁ確かにここ最近セックスしまくりだったからな……。
 あ、そういえば甘奈とアリスには今日の予定伝えてなかったな。
 一応、今伝えておくかね……。
 
「そういえば、今日の勉強会は個別でする事になったわ」
「愛衣ちゃんが集中したいって事でね~」
 
 俺と夏葉がそう言うと、甘奈の表情が一変した。
 まるで天国から地獄へ突き落とされた様な感じで……。
 そんな甘奈を見ていると、俺の後ろからドサッと何かを落とした様な音が聞こえた。
 俺は何があったのかと思い、後ろをちらっと向くと、そこには絶望した様な顔をしているアリスがいた。
 
「あ、あのアリス……さん……?」
「ま、まこと……? 今、なんと……?」
「え? だから、今日の勉強会は個別でって……」
「う、嘘でしょう⁉ 嘘ですよね⁉」
 
 アリスが取り乱したように俺に縋り付いてくる。
 そんなに取り乱す事なのだろうか……。
 
「いや、夏葉が言ったように愛衣が集中したいって言ったから……」
「そんな馬鹿な……。今日もできると思って楽しみにしていたというのに……」
「ま、まぁ、勉強会は次のテストの時でも――」
「違います! そっちじゃありません!」
 
 アリスは必死の形相で俺に顔を近付けて叫ぶ。
 
「そ、そっち……?」
「分からないんですか⁉」
「まさかとは思うけど……その後のことを言ってるのか?」
「当たり前でしょう⁉ むしろ毎日その事しか考えてませんよ⁉」
 
 それはそれでどうなんだ? メインは勉強会なんだが?
 
「アリスってそんな子だったか……?」
「えぇ、わたしは昔からこんなのですよ?」
「おかしいな……。俺の記憶ではアリスは冷静沈着だったはずなんだが」
「あぁ、それは表に出してなかっただけですよ?
 心のなかでは、わたしは真とどちゃくそエッチしまくってますよ⁉」
「お、おう……」
 
 ドン引きした。あまりにも予想を上回るむっつりさにドン引きだった。
 それにしても今ここに俺達しかいなくて良かった。
 他に生徒がいたらきっと空気が死んでいた事だろう。
 
「ま、まぁ今回は愛衣の頑張りを尊重しようぜ?
 物凄く張り切ってるみたいだしさ」
「むぅ……そう言われてしまうと何も言えなくなってしまいますね……」
「だからさ、俺達も愛衣を見習って勉強しようぜ? な?」
 
 俺は宥めるようにアリスと甘奈を見る。
 すると二人も分かってくれたのか、はぁ……とため息をついた。
 
「二人も分かってくれたみたいだし、俺達は帰ろうぜ?」
「そうだね! 帰ろう帰ろう!」
「兄さんにそこまで言われたら仕方ありませんね……」
「真に嫌われたくないので、ここは素直に帰りましょう」
「よし! そうと決まればさっさと帰るぞ~!」
 
 俺はそう言って自分の下駄箱に向かい、皆と五人で帰る。
 そしてようやく俺達の家の前に着き、解散しようとしたその時だった。
 
「あ、テストで思い付いたんですけど……」
 
 ふと、アリスが何かを提案するように俺達に声を掛ける。
 
「ん? どうしたアリス」
「いえ、せっかく皆で勉強したりしたんですし、勝負でもしませんか?」
 
 勝負……? もしかして皆がよくやっている点数勝負でもしたいのだろうか。
 
「勝負ってなにをするの?」
「それに勝負って、私に至っては学年が違うんですけど……」
「そうですねぇ……。勝負内容は決めてませんが、景品は決めてますよ?」
 
 景品かぁ……。何かくれるのだろうか?
 景品の内容次第では、俺もそれなりにやる気が出るかもしれないな……。
 
「景品ってなに~?」
「中身が気になりますね……」
「ふふっ。きっと夏葉と甘奈さんはやる気が出ますよ?」
「ん? 夏葉と甘奈が……?」
 
 なんだろう……。この嫌な寒気は……。
 この感じ、前にも経験した気がするぞ?
 
「あの……やっぱり勝負は無しの方向で――」
 
 俺は嫌な予感を感じて、アリスに言おうとすると彼女はそれに気付かず口を開く。
 
「勝負に勝った人は、丸一日、真を独占できる権利が貰え――」
『その勝負乗ったぁ!!!!!!』
「やる気出すの早くない⁉」
 
 アリスが言い切る前に、夏葉と甘奈は勝負に乗った。
 いや、ここは乗りやがったと言うべきだろうか?
 ていうか、乗り気になるの早くないですか?
 肝心の俺はまだ話に追い着いていけてませんよ?
 
 そんな俺の事など露知らず、彼女たちの話はどんどん先に進んでいく。
 
「じゃあ決まりでいいですよね?」
「良いに決まってるよ! 絶対負けないからね!」
「私もです! こればかりは負けられません!」
 
 あのぉお三方? 俺の意見は聞いてもらえないのでしょうか?
 さっきから俺の存在を忘れてはいませんか?
 ここはガツンと彼女たちに言ってやらねばなるまい。
 よし! 言うぞ! 俺は言うぞ! 大丈夫、俺なら言える!
 
「あ、あのさ!」
 
 俺はビビりながらも三人に声を掛けた。
 すると――
 
「なにかなっ?」
「なんでしょうか?」
「真、どうしたんですか?」
 
 三人が首をグルンっと勢いよく回し、こちらを睨むかのように顔を向けた。
 
「え、えっと……」
 
 あれだけ意気込んでいたのにも関わらず、俺は三人のあまりの威圧感に思わずたじろぐ。
 
「しょ、勝負の内容はどうするのかなぁって思って……?」
 
 違うだろぉ⁉ 勝負を止めるんじゃなかったのかよ!
 し、しかし乗り気な彼女たちを見ると、こう……なんか罪悪感が……。
 違うよ? 別に三人の威圧感にビビって止められなかったとかじゃないですよ?
 うん、俺は全然ビビってないです。……ビビってないですよ?
 
 俺が内心そんな言い訳を秘めていると、アリスはう~んと唸る。
 
「そうですねぇ……」
「学年が違う甘奈ちゃんがいるからねぇ……」
「それもですけど、愛衣さんは普段テストってどんな感じなんでしょうか?」
 
 甘奈がふと思い出したかのように俺達に聞く。
 
「愛衣は……」
「うん……」
「あまり言いたくはありませんが……」
 
 俺達は気まずい苦笑いを浮かべ、顔を見合わせる。
 
「良くない」
「赤点ギリギリとかが多いしねぇ」
「大抵テストの後は、頭を抱えてますしね」
 
 まぁテストの追試のほぼ常連メンバーだしなぁ……。
 
「あぁ、なんとなく察してましたが……。
 やっぱりよろしくないんですね……」
 
 甘奈は俺達の言葉を聞いて、あははと俺達と同じ様に苦笑いを浮かべた。
 
「では順位とか点数勝負だと厳しいですよね」
「それなんだよなぁ……」
 
 甘奈の言う通り、その二つでの勝負だと愛衣があまりにも不利すぎる。
 さてどうしたものか……。
 
 あれ? なんで俺は勝負に付き合うの前提で話を進めてるんですかね?
 おかしいな……。止める気だったのに……。まぁいいか。
  
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