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記憶の喪失
胸を温めるもの
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「キュイ、ただいま。畑を守ってくれていたんだね。ありがとう。キュイのお母さんもありがとう、助かりました」
胸に飛び込んできたキュイをお母さんの横に並ぶようにおろしてやる。
「キュウ?」
不思議そうに首を傾げるキュイ。
「キュイのおかげで1回目の収穫は成功したよ。ありがとう、次は自分の力で頑張ってみるから……お母さんと元気に暮らしてね」
「キュウウウッ!!」
お別れを告げた僕にキュイはいきなり体当たりをしてきた。
「キュイ?いきなりどうしたの!?」
尻餅をついた僕のお腹目掛けてキュイは何度も頭をぶつけてくる。
キュイがこんなに怒っているの初めて見た。
「クウ」
キュイを宥めるように鼻先で止めるとキュイのお母さんは軽く跳躍して洞穴の中へ飛び込んだ。キュイもその後を追って寝穴へ戻っていく。
梯子をかけて中を覗くと2匹は気持ち良さそうに穴の中で丸くなっている。
「もしかして……一緒にいてくれるの?」
「キュイ!!」
当然と言わんばかりの胸を張ったキュイの返事に僕も穴の中へ飛び込む。
フカフカと柔らかく温かいキュイのお母さんの体に包み込まれた。
「ありがとう……ありがとう…」
本当は別れたくなんて無かった。
一人は寂しい、一人は悲しい。
「キュイのお母さんじゃ呼びにくいよね?僕が名前をつけても良い?」
「クウ!!」
元気良く答えてくれたお母さん。
フワフワの尻尾で催促するように頬を撫でてくれる。
「真っ白……うん、君はハク……で、どうかな?」
見たまんま捻りもない名前だけど、ハクは嬉しそうに頬を擦り付けて喜んでくれた。
時間があるならやりたい事はいっぱいあるけれど、シロイとキュイに囲まれて、いつの間にか眠りに落ちていた。
ーーーーーー
「……お前はここに動物王国でも作るつもりか?」
「え?あ、貴方は……」
数日ぶりの人の声に振り返ると黒い服を着たあの男性が立っていた。
「お久しぶりです。まだまだ大きくなりそうですが、どうでしょうか?」
水やりをしていた手を止め僕を守る様に集まってきていたキュイとハクに大丈夫と合図を送って場所を譲った。
預かった種は僕の腰の高さまで育っている。期待に応える事は出来たのか、畑の前まで進んできた男の人は、一人で納得した様に頷いた。
「属性は魂か……ますます何をもってその存在をそれと認めるかが曖昧になるな」
「属性ですか?」
芽吹き、成長した事よりも別のことが気になる様だ。
「お前……飯は食ってるのか?この間見た時と随分変わったな」
「はい、毎日この子達と充実した日を過ごさせていただいていますので、逞しい肉体を授かりました」
街へ作物を運ぶのはハクが引き受けてくれているけれど、畑仕事やキュイと一緒に木の実を探して森を登ったり下ったりしているうちに体は引き締まり、息切れする事もなくなってきた。最初は無理だった木登りも上手になってきた。
「逞しい……逆だな。こんなに小さかったかと驚いていたところだ。畑は大きくなって収穫量も増えたんじゃないのか?痩せた……といってもプニプニはしてるのか……まるで子供だな」
両頬を摘まれ伸ばされる……これは神への攻撃にはならないかと不安になるけれど、神様も見逃してくれた。
「あの種の成長はどうでしょうか?ご満足いただける結果でしょうか?」
「……ああ、なかなか面白い結果だ。流石は豊穣の神だな。と、言ってもまだまだ結論を出すのは早い。あの種が正常に成長すれば神の国まで届くほど育つと言われている」
豊穣の神?
黒服の男は眩しそうに目を細めながら空の光を見上げた。
空の上にある神の国まで……そこまで育つのに何年かかるのだろう?この方には申し訳ないが、その日までこの国があるかわからない。
「そんな顔をしなくてもそこまで育てろなんて無理を言う気はない……ここまでの礼だ」
そう投げられたのは袋に入った何かの蔓?
「芋の苗。育て方、増やし方は中に書いてある。麦ばかり増やしても味気ないだろう」
麦は今では三日に一度、3束も収穫できる様に安定している。山で採った木の実とキュイとハクが狩ってきてくれた肉とを城へ届けているけれど、そろそろ別の食べ物に目移りするぐらい、1日のうちに余裕ができていた。
「ありがとうございます!!えっと……何とお呼びしたらよろしいですか?」
「何と呼びたい?好きに呼んで良い」
好きにと言われても、せっかく親に名付けてもらった名前があるだろうに……しかし人には人の事情があって、名乗るのが憚れるのかも……僕も名前を伝えていない事に気がついた。
「では黒いお召し物なので貴方のことはコクさんと呼ばせていただきますね、僕の事は……アヴィン……アヴィとお呼びください」
アヴィンディドールと伝えたら、この国の暴君だとバレてしまうところだった……。
「……そのセンスマジか……俺はロードフォクスと同列か?」
流石にバレたかなと思ったけど、僕の名前よりも自分に付けられた呼び名の方が気になった様だ。
「そう言うつもりでは!!……では何とお呼びしましょう?」
すでにハクは僕にとって大切な家族も同然なので、ハクと同列であったとしても、けして貶しているわけではないけれど……普通は魔物と一緒と言われれば怒って当然かもしれない。
「いや、コクで良い。ロードフォクスはその毛の神々しさと知能の高さから神の遣いと崇める地域も多いからな……」
そうか……だから街の人たちもハクが街へ降りても攻撃しないんだ。
やっぱりキュイは神様の遣いだったんだね。
「またこの木がお前の背丈ほどになったらまた来る。その時また別の作物の苗を渡そう」
そう言うとコクさんは山の奥へと消えて行った。本当に不思議な人……。
「あれ?キュイ、ハクどうしたの?」
俺の指示で後ろに下がっていた2頭は震えながら、お漏らしをしていた。
いつも自分で決めた場所でしかしないのに……僕が待てと言ってしまったから漏らすほど耐えてくれてたのかな?
「ごめんね、我慢させすぎてしまったね。水浴びして綺麗にしておいで」
キュイだけでなくハクまで……ハクは流石に恥ずかしそうにしながら水浴びで毛を綺麗にすると体を震わせて水を吹き飛ばした。
「……風が出てきた。乾かすのにちょうど良かったね」
先ほどまでほとんど動くことの無かった木々の葉が、サワサワと揺れはじめた。
暖かく、柔らかな風が頬を擽っていく、目を閉じるとしばし仕事を忘れ、その優しさに身を委ねていた。
ーーーーーー
溜め池から徐々に掘り進めていた水路に初めて水を流した。
水は山を下り……街まではまだまだ遠いけれど、ハクやキュイの力に助けてもらい、半分までは進められたのでは無いだろうか?
「この小川に沿って緑が増えたら素敵だね」
「キュイ!!キュイ!!」
水の到着点を確認した僕とキュイは拠点に戻る為に山道を戻っている。嬉しくて泥の交じる水の中ではしゃいでしまい、お互い泥だらけだ。
体型が変わり、ぶかぶかだけど1枚しかない大切な服は白いシャツも大分茶色く染まってきている。
「戻ったら洗濯も一緒にしようか?手伝ってくれる?」
「キュイッ!!」
元気な相棒の声に励まされながら山道を登りきり、溜め池に戻るとさっそく服を脱いで水に晒した。
全裸だけど……誰が見ているわけでもないので、岩の上で足で踏んで汚れを落としていくのを、キュイも真似て小さな4つの足で踏んでくれた。
「爪は立てないでね。大切な服だから」
「キュ~イ、キュ~イ」
わかってくれたのかわからないけど、楽しそうだから良いか。
木の間に張った縄に掛けた服が風に靡くのを満足した気持ちで眺めていると、ハクがクルンと僕の体を囲んで柔らかな毛で包んでくれた。
「ありがとう、ハク……温かいね」
流石に全裸では他の作業もやり辛いので、みんなでお昼寝する事になった。寝て起きたら、天気も良いし乾いているだろう。
胸に飛び込んできたキュイをお母さんの横に並ぶようにおろしてやる。
「キュウ?」
不思議そうに首を傾げるキュイ。
「キュイのおかげで1回目の収穫は成功したよ。ありがとう、次は自分の力で頑張ってみるから……お母さんと元気に暮らしてね」
「キュウウウッ!!」
お別れを告げた僕にキュイはいきなり体当たりをしてきた。
「キュイ?いきなりどうしたの!?」
尻餅をついた僕のお腹目掛けてキュイは何度も頭をぶつけてくる。
キュイがこんなに怒っているの初めて見た。
「クウ」
キュイを宥めるように鼻先で止めるとキュイのお母さんは軽く跳躍して洞穴の中へ飛び込んだ。キュイもその後を追って寝穴へ戻っていく。
梯子をかけて中を覗くと2匹は気持ち良さそうに穴の中で丸くなっている。
「もしかして……一緒にいてくれるの?」
「キュイ!!」
当然と言わんばかりの胸を張ったキュイの返事に僕も穴の中へ飛び込む。
フカフカと柔らかく温かいキュイのお母さんの体に包み込まれた。
「ありがとう……ありがとう…」
本当は別れたくなんて無かった。
一人は寂しい、一人は悲しい。
「キュイのお母さんじゃ呼びにくいよね?僕が名前をつけても良い?」
「クウ!!」
元気良く答えてくれたお母さん。
フワフワの尻尾で催促するように頬を撫でてくれる。
「真っ白……うん、君はハク……で、どうかな?」
見たまんま捻りもない名前だけど、ハクは嬉しそうに頬を擦り付けて喜んでくれた。
時間があるならやりたい事はいっぱいあるけれど、シロイとキュイに囲まれて、いつの間にか眠りに落ちていた。
ーーーーーー
「……お前はここに動物王国でも作るつもりか?」
「え?あ、貴方は……」
数日ぶりの人の声に振り返ると黒い服を着たあの男性が立っていた。
「お久しぶりです。まだまだ大きくなりそうですが、どうでしょうか?」
水やりをしていた手を止め僕を守る様に集まってきていたキュイとハクに大丈夫と合図を送って場所を譲った。
預かった種は僕の腰の高さまで育っている。期待に応える事は出来たのか、畑の前まで進んできた男の人は、一人で納得した様に頷いた。
「属性は魂か……ますます何をもってその存在をそれと認めるかが曖昧になるな」
「属性ですか?」
芽吹き、成長した事よりも別のことが気になる様だ。
「お前……飯は食ってるのか?この間見た時と随分変わったな」
「はい、毎日この子達と充実した日を過ごさせていただいていますので、逞しい肉体を授かりました」
街へ作物を運ぶのはハクが引き受けてくれているけれど、畑仕事やキュイと一緒に木の実を探して森を登ったり下ったりしているうちに体は引き締まり、息切れする事もなくなってきた。最初は無理だった木登りも上手になってきた。
「逞しい……逆だな。こんなに小さかったかと驚いていたところだ。畑は大きくなって収穫量も増えたんじゃないのか?痩せた……といってもプニプニはしてるのか……まるで子供だな」
両頬を摘まれ伸ばされる……これは神への攻撃にはならないかと不安になるけれど、神様も見逃してくれた。
「あの種の成長はどうでしょうか?ご満足いただける結果でしょうか?」
「……ああ、なかなか面白い結果だ。流石は豊穣の神だな。と、言ってもまだまだ結論を出すのは早い。あの種が正常に成長すれば神の国まで届くほど育つと言われている」
豊穣の神?
黒服の男は眩しそうに目を細めながら空の光を見上げた。
空の上にある神の国まで……そこまで育つのに何年かかるのだろう?この方には申し訳ないが、その日までこの国があるかわからない。
「そんな顔をしなくてもそこまで育てろなんて無理を言う気はない……ここまでの礼だ」
そう投げられたのは袋に入った何かの蔓?
「芋の苗。育て方、増やし方は中に書いてある。麦ばかり増やしても味気ないだろう」
麦は今では三日に一度、3束も収穫できる様に安定している。山で採った木の実とキュイとハクが狩ってきてくれた肉とを城へ届けているけれど、そろそろ別の食べ物に目移りするぐらい、1日のうちに余裕ができていた。
「ありがとうございます!!えっと……何とお呼びしたらよろしいですか?」
「何と呼びたい?好きに呼んで良い」
好きにと言われても、せっかく親に名付けてもらった名前があるだろうに……しかし人には人の事情があって、名乗るのが憚れるのかも……僕も名前を伝えていない事に気がついた。
「では黒いお召し物なので貴方のことはコクさんと呼ばせていただきますね、僕の事は……アヴィン……アヴィとお呼びください」
アヴィンディドールと伝えたら、この国の暴君だとバレてしまうところだった……。
「……そのセンスマジか……俺はロードフォクスと同列か?」
流石にバレたかなと思ったけど、僕の名前よりも自分に付けられた呼び名の方が気になった様だ。
「そう言うつもりでは!!……では何とお呼びしましょう?」
すでにハクは僕にとって大切な家族も同然なので、ハクと同列であったとしても、けして貶しているわけではないけれど……普通は魔物と一緒と言われれば怒って当然かもしれない。
「いや、コクで良い。ロードフォクスはその毛の神々しさと知能の高さから神の遣いと崇める地域も多いからな……」
そうか……だから街の人たちもハクが街へ降りても攻撃しないんだ。
やっぱりキュイは神様の遣いだったんだね。
「またこの木がお前の背丈ほどになったらまた来る。その時また別の作物の苗を渡そう」
そう言うとコクさんは山の奥へと消えて行った。本当に不思議な人……。
「あれ?キュイ、ハクどうしたの?」
俺の指示で後ろに下がっていた2頭は震えながら、お漏らしをしていた。
いつも自分で決めた場所でしかしないのに……僕が待てと言ってしまったから漏らすほど耐えてくれてたのかな?
「ごめんね、我慢させすぎてしまったね。水浴びして綺麗にしておいで」
キュイだけでなくハクまで……ハクは流石に恥ずかしそうにしながら水浴びで毛を綺麗にすると体を震わせて水を吹き飛ばした。
「……風が出てきた。乾かすのにちょうど良かったね」
先ほどまでほとんど動くことの無かった木々の葉が、サワサワと揺れはじめた。
暖かく、柔らかな風が頬を擽っていく、目を閉じるとしばし仕事を忘れ、その優しさに身を委ねていた。
ーーーーーー
溜め池から徐々に掘り進めていた水路に初めて水を流した。
水は山を下り……街まではまだまだ遠いけれど、ハクやキュイの力に助けてもらい、半分までは進められたのでは無いだろうか?
「この小川に沿って緑が増えたら素敵だね」
「キュイ!!キュイ!!」
水の到着点を確認した僕とキュイは拠点に戻る為に山道を戻っている。嬉しくて泥の交じる水の中ではしゃいでしまい、お互い泥だらけだ。
体型が変わり、ぶかぶかだけど1枚しかない大切な服は白いシャツも大分茶色く染まってきている。
「戻ったら洗濯も一緒にしようか?手伝ってくれる?」
「キュイッ!!」
元気な相棒の声に励まされながら山道を登りきり、溜め池に戻るとさっそく服を脱いで水に晒した。
全裸だけど……誰が見ているわけでもないので、岩の上で足で踏んで汚れを落としていくのを、キュイも真似て小さな4つの足で踏んでくれた。
「爪は立てないでね。大切な服だから」
「キュ~イ、キュ~イ」
わかってくれたのかわからないけど、楽しそうだから良いか。
木の間に張った縄に掛けた服が風に靡くのを満足した気持ちで眺めていると、ハクがクルンと僕の体を囲んで柔らかな毛で包んでくれた。
「ありがとう、ハク……温かいね」
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