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初めての従者
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「レベルアップするには敵を倒しただけじゃ駄目なんだ。ミャオちゃんステータス画面を開いて?」
言われるままにコントローラーを操作すると、ステータス画面に俺の他に勝利君の項目が増えていた。
『魔法剣士 ショーリ Lv1』
勝利君レベル1なんだ……。
「……て、レベル1っ!?」
強そうなドラゴンとか一撃だし、すごい派手な魔法を使ってたのにレベル1っ!?
「そうだよ?何で?初めて従者になったんだからレベルが上がってないのは当たり前……あ、もしかして……ミャオちゃんの前に誰かと接続してたって思ってた?」
「…………」
図星をさされたいたたまれなさに、わざわざ逸らした顔を覗き込まれ軽く睨む。
「まさか、まさか!嫉妬してくれてたの!?マジで?俺、ミャオちゃんに愛されてる!!」
首にしがみつかれ、痛いぐらい頬に顔を押し付けられる。
「うっさい!そんなのどうでも良いから早くレベルの説明してよ!」
全身で引き離そうとしても離れない。
「どうでも良くない事なのに~」
「は・や・く…説明して」
グリグリとコントローラーのグリップで頬を押しやる。
「ミャオちゃんの愛が痛いよぉ……あのねステータス画面の右上にハートがあるでしょう?あれはモンスターを倒すと増えていくんだけど……選択してみて……」
引き剥がすのは諦めて、抱きつかれたままカーソルを『ハート…366』に合わせた。
『ハートを誰に贈りますか?』
「これでミャオちゃんを選んでみて?そうするといくつ贈るか聞かれるから……取り敢えず10個くらいかな?」
言われるままに俺の名前を選択して個数を入力してから決定を押した。
『レベルアップだにゃん!』
どこからともなく不愉快なチュートリアルの声がした。
「やっぱ可愛い!!ミャオちゃん、ミャオちゃんも『にゃん』って言ってみて!!生声で聞きたい!」
「…………」
もう開いた口が塞がらない。
「ミャオちゃん……目が怖い……あ!ほら、見て……」
指を差されて俺の項目を見るとコントローラーLv2に上がっていた。
「ミャオちゃんのレベルはコントローラーのレベルだから……ほらステータス確認すると体力が上がってるでしょう?これで接続時の持久力が上がるよ!」
「……こんな嬉しくないレベルアップは初めてだよ」
「まぁまぁ……んで、規定レベルまで上がるとコントローラーが進化する。持ちやすくなったりだね。従者の数も増やせるよ。あとコントローラーのレベルが上がって変わるのは……ベッドが進化してくかな……天蓋付きになったり……ゴージャスになったり?」
ローランのコントローラーみたいに片手で操作しやすくなるとかか……天蓋とはいえ屋根やカーテンがあるのは魅力だな。
いくらベッドが他の人から見えないとわかっていても目隠しがないと落ち着かないもんね。
「勝利君のレベルが上がるとどうなるの?」
「じゃあ、同じように10個贈って?」
贈る相手に勝利君を選択すると、
『レベルアップだにゃん』
……勝利君もLv2に上がった。
「ミャオちゃんのハート、しっかり受け止めたよ!!」
「モンスターのハートだけどね」
頬にキツツキの様にキスしてくる口を手で押しどけた。
防御機能、仕事しろ。
「ミャオちゃんが振り分けてくれたから良いんだよ!……えっと従者のレベルが上がるとまぁ普通のゲームと一緒だよ。攻撃力が上がったり魔法を覚えたり……俺はこの世界の創造者だから俺の権限でレベル1から他の奴らのレベル100並み!魔法は全てマスター済みだけどね!」
ドンっと胸を叩いて誇らしげにドヤ顔している。
でも確かに……勝利君の魔法の欄はびっしり埋まっていた。
「要はチーターか……過度なチートは犯罪で捕まっちゃうよ」
堂々と胸を張って言うことではない。
「いやいや、自分の為だけに作ったゲームだし……え?もしかして……オンラインで公開して欲しかったの?」
ドキッとした顔で勝利君は頬を朱に染めた。
「……説明続けて……」
システムの説明を受けているだけなのに無駄に疲れる。
「『火』は下級魔法、『火火』は中級魔法、『火火火』は上級で『火火火火』が特級魔法……戦いメインのゲームじゃ無いから魔法名考えるのが面倒くさくて……わかりやすくて良いでしょ?」
何をメインとしたゲームなのかわかりきっている答えに頭が重い。
「そうですね。それで?他には?」
「従者に振ると……ほら従魔達にもハートがついたでしょ?あれはミャオちゃんへのなつき度。なつけば、なつくほどミャオちゃんとの距離が縮まる」
何だと!?勝利君が居なくても俺に甘えてくれる日がくるのか!?
「っ!!全部、勝利君に振っちゃおう!」
「良いよぉ~」
そうそう、戦ってもらうなら強い方が良いもんね!
『レベルアップだにゃん』
『レベルアップだにゃん』
『レベルアップだにゃん』……
「俺のレベルが上がると俺と接続した時のミャオちゃんの感度が上がるけどね」
……またやってしまった。
ボタンを連打していた指がぴたりと固まった。
「何で……俺の感度が上がるんだよ」
「だってハートだよ?愛情だよ?ミャオちゃんの俺に向ける愛情が上がるって事じゃん!好きな人に触られたら気持ち良いでしょ?」
「えぇ~これ以上気持ち良くなったらおかしくな……がはっ!!」
慌てて口を塞ごうとしたけど遅かった。
俺を抱く腕に骨が折れそうな程締め付けられて、俺を守るべき従者に殺されそう。
「ミャオちゃん、俺との接続そんなに気持ち良いの!?良いよ!!もっと乱れて!もっとおかしくなって!!ミャオちゃん!!」
「痛い!痛いよ!!」
「今すぐ接続できないのが悔しいなぁ~でもこうしてるだけで幸せ……」
ぐったりと力の抜けた俺を抱き枕の様に抱き締めたままうっとりとする勝利君……離してもらえないまま、メニューに表示されている時計はかれこれ一時間が過ぎていった。
「勝利君がこんな人とは思わなかった……いつもゆったりとした笑顔で俺の話を聞いてくれてたのに……」
俺の言葉に勝利君の腕が強張り、勝利君は俺の肩に顔を埋めた。
「だって……黙ってたら宮尾、居なくなったじゃん……もう後悔はしたくない……」
「勝利君……?」
「好きだって……伝える前に宮尾は居なくなった。あんなのもうやだ」
小さく震える勝利君の体。
俺には「ごめん」と呟きながら頭を撫でるしか出来なかった。
でもね……勝利君。
俺だって……。
寂しかった。
言われるままにコントローラーを操作すると、ステータス画面に俺の他に勝利君の項目が増えていた。
『魔法剣士 ショーリ Lv1』
勝利君レベル1なんだ……。
「……て、レベル1っ!?」
強そうなドラゴンとか一撃だし、すごい派手な魔法を使ってたのにレベル1っ!?
「そうだよ?何で?初めて従者になったんだからレベルが上がってないのは当たり前……あ、もしかして……ミャオちゃんの前に誰かと接続してたって思ってた?」
「…………」
図星をさされたいたたまれなさに、わざわざ逸らした顔を覗き込まれ軽く睨む。
「まさか、まさか!嫉妬してくれてたの!?マジで?俺、ミャオちゃんに愛されてる!!」
首にしがみつかれ、痛いぐらい頬に顔を押し付けられる。
「うっさい!そんなのどうでも良いから早くレベルの説明してよ!」
全身で引き離そうとしても離れない。
「どうでも良くない事なのに~」
「は・や・く…説明して」
グリグリとコントローラーのグリップで頬を押しやる。
「ミャオちゃんの愛が痛いよぉ……あのねステータス画面の右上にハートがあるでしょう?あれはモンスターを倒すと増えていくんだけど……選択してみて……」
引き剥がすのは諦めて、抱きつかれたままカーソルを『ハート…366』に合わせた。
『ハートを誰に贈りますか?』
「これでミャオちゃんを選んでみて?そうするといくつ贈るか聞かれるから……取り敢えず10個くらいかな?」
言われるままに俺の名前を選択して個数を入力してから決定を押した。
『レベルアップだにゃん!』
どこからともなく不愉快なチュートリアルの声がした。
「やっぱ可愛い!!ミャオちゃん、ミャオちゃんも『にゃん』って言ってみて!!生声で聞きたい!」
「…………」
もう開いた口が塞がらない。
「ミャオちゃん……目が怖い……あ!ほら、見て……」
指を差されて俺の項目を見るとコントローラーLv2に上がっていた。
「ミャオちゃんのレベルはコントローラーのレベルだから……ほらステータス確認すると体力が上がってるでしょう?これで接続時の持久力が上がるよ!」
「……こんな嬉しくないレベルアップは初めてだよ」
「まぁまぁ……んで、規定レベルまで上がるとコントローラーが進化する。持ちやすくなったりだね。従者の数も増やせるよ。あとコントローラーのレベルが上がって変わるのは……ベッドが進化してくかな……天蓋付きになったり……ゴージャスになったり?」
ローランのコントローラーみたいに片手で操作しやすくなるとかか……天蓋とはいえ屋根やカーテンがあるのは魅力だな。
いくらベッドが他の人から見えないとわかっていても目隠しがないと落ち着かないもんね。
「勝利君のレベルが上がるとどうなるの?」
「じゃあ、同じように10個贈って?」
贈る相手に勝利君を選択すると、
『レベルアップだにゃん』
……勝利君もLv2に上がった。
「ミャオちゃんのハート、しっかり受け止めたよ!!」
「モンスターのハートだけどね」
頬にキツツキの様にキスしてくる口を手で押しどけた。
防御機能、仕事しろ。
「ミャオちゃんが振り分けてくれたから良いんだよ!……えっと従者のレベルが上がるとまぁ普通のゲームと一緒だよ。攻撃力が上がったり魔法を覚えたり……俺はこの世界の創造者だから俺の権限でレベル1から他の奴らのレベル100並み!魔法は全てマスター済みだけどね!」
ドンっと胸を叩いて誇らしげにドヤ顔している。
でも確かに……勝利君の魔法の欄はびっしり埋まっていた。
「要はチーターか……過度なチートは犯罪で捕まっちゃうよ」
堂々と胸を張って言うことではない。
「いやいや、自分の為だけに作ったゲームだし……え?もしかして……オンラインで公開して欲しかったの?」
ドキッとした顔で勝利君は頬を朱に染めた。
「……説明続けて……」
システムの説明を受けているだけなのに無駄に疲れる。
「『火』は下級魔法、『火火』は中級魔法、『火火火』は上級で『火火火火』が特級魔法……戦いメインのゲームじゃ無いから魔法名考えるのが面倒くさくて……わかりやすくて良いでしょ?」
何をメインとしたゲームなのかわかりきっている答えに頭が重い。
「そうですね。それで?他には?」
「従者に振ると……ほら従魔達にもハートがついたでしょ?あれはミャオちゃんへのなつき度。なつけば、なつくほどミャオちゃんとの距離が縮まる」
何だと!?勝利君が居なくても俺に甘えてくれる日がくるのか!?
「っ!!全部、勝利君に振っちゃおう!」
「良いよぉ~」
そうそう、戦ってもらうなら強い方が良いもんね!
『レベルアップだにゃん』
『レベルアップだにゃん』
『レベルアップだにゃん』……
「俺のレベルが上がると俺と接続した時のミャオちゃんの感度が上がるけどね」
……またやってしまった。
ボタンを連打していた指がぴたりと固まった。
「何で……俺の感度が上がるんだよ」
「だってハートだよ?愛情だよ?ミャオちゃんの俺に向ける愛情が上がるって事じゃん!好きな人に触られたら気持ち良いでしょ?」
「えぇ~これ以上気持ち良くなったらおかしくな……がはっ!!」
慌てて口を塞ごうとしたけど遅かった。
俺を抱く腕に骨が折れそうな程締め付けられて、俺を守るべき従者に殺されそう。
「ミャオちゃん、俺との接続そんなに気持ち良いの!?良いよ!!もっと乱れて!もっとおかしくなって!!ミャオちゃん!!」
「痛い!痛いよ!!」
「今すぐ接続できないのが悔しいなぁ~でもこうしてるだけで幸せ……」
ぐったりと力の抜けた俺を抱き枕の様に抱き締めたままうっとりとする勝利君……離してもらえないまま、メニューに表示されている時計はかれこれ一時間が過ぎていった。
「勝利君がこんな人とは思わなかった……いつもゆったりとした笑顔で俺の話を聞いてくれてたのに……」
俺の言葉に勝利君の腕が強張り、勝利君は俺の肩に顔を埋めた。
「だって……黙ってたら宮尾、居なくなったじゃん……もう後悔はしたくない……」
「勝利君……?」
「好きだって……伝える前に宮尾は居なくなった。あんなのもうやだ」
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俺には「ごめん」と呟きながら頭を撫でるしか出来なかった。
でもね……勝利君。
俺だって……。
寂しかった。
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