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最凶ダンジョン放浪中の話
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……くそ。
このダンジョンは広いとヤツが言っていた通り、本当に無駄に広いな。
歩いても歩いても出口はおろか階段すらみつからない。
魔物と遭遇しても姿が見えて無いおかげで襲われないけど、バケモノな見た目の魔物が多くて横をすり抜けるだけでも、向こうから見えてないとわかっていても怖い。
何の目印もない洞窟の中では、同じ道を何度も通っている様な気もしてきたし……。
どっかに地図とか落ちてないかな?
ゲームとかによくある自分の場所と出口と魔物の位置がわかる様な高性能なヤツ。
目の前に何か落ちてる……。
四角くて軽い……ただの石盤の様な……タブレットみたいな……。
手に持ってまじまじ、しげしげと眺めていると側面にボタンがあるようだ。
5秒程躊躇した後、思いきってボタンを押してみた。
ブホォォォン……
少し低めの機械音の様な魔物の泣き声の様な音がして画像が浮き上がってきた。
おぉ……地図と思わしき画面が映し出されている。
画像をスワイプすると画面が動く。ピンチアウトで拡大も縮小も出来る。
ますます、タブレットっぽいな。
経験上、中心にある赤い点滅しているのが俺のいる場所だろう。
この青い点滅は……曲がり角の向こう側にいる様なので覗いてみる。
魔物だ。
緑の点滅は何だろう?
確かめに行こうか迷うが少し距離がある。
まぁ、こんな不穏なダンジョンでは出会うものなど碌な物ではないだろうし出会わないに越した事はないな。
階段のマークっぽいものを見つけ他ので、そちらに向かって歩き出した。
便利だなぁ……誰かの落とし物なのかなぁ?
……でも、端から見たら勝手に石盤が浮いて動いてる様に見えるのだろうか?
もし魔物に遭遇したら面倒だな。
地図を見て、青い点滅を避けながら最短距離を進む。
途中、緑の点滅と出会ったら人間の冒険者のようだった。
デカいし厳ついし話しかけづらそうだったのでスルーしたけど……。
何とか階段にたどり着いた、が………。
昇れない。
階段の手前で見えない何かに弾き返された。
何度チャレンジしても駄目だった。
地図を見ると魔物が集まって来ているのがわかり、隅っこで息を潜めて観察する。
「いたか?」
「いや……いないな」
「アストラウス様は結界に触れた気配があったと言っていたから、この辺りにいると思うんだが……」
喋れる人の形をした魔物が話し合っているのを盗み聞きすると、あの強姦野郎が結界とやらを張っているらしい。
あのダミーはもうばれたのか?
……俺をこの洞窟から出さないつもりの様だ。
さて、どうしたもんか……この透明になる薬がいつまで持つかわからないし、魔物と戦う力なんて当然無いし、食べ物も飲み物もない。
……かといって、あの魔物の元に戻る選択肢はないだろう。
何も持ってないし、体も隅々まで奪われたし、今更失うものなど何もないが何か嫌だ。
あっちが諦めるまで根比べだな。
どこか身を隠せる場所はないだろうか……。
今まで何もなかったはずの行き止まりの壁に、大きくて立派な引き戸がある。
……罠かな?
15秒程、尻込みした後で引き戸を静かに引いた。
今までの薄暗いダンジョンが嘘の様な、気持ちの良い明るさの空間が広がっていた。
地図で確認するとそこそこの広さがあって、魔物の気配も人の気配も周囲には無い。
魔物とか嫌なものが入ってこれないように、扉の鍵を掛けたかったが鍵らしきものは見当たらなかった。
まぁ、良いか。
捕まるときはきっと何処に居ても捕まるよな。
見計らったかの様なちょうど良いタイミングで、透けていた俺の体も元に戻っていた。
このダンジョンは広いとヤツが言っていた通り、本当に無駄に広いな。
歩いても歩いても出口はおろか階段すらみつからない。
魔物と遭遇しても姿が見えて無いおかげで襲われないけど、バケモノな見た目の魔物が多くて横をすり抜けるだけでも、向こうから見えてないとわかっていても怖い。
何の目印もない洞窟の中では、同じ道を何度も通っている様な気もしてきたし……。
どっかに地図とか落ちてないかな?
ゲームとかによくある自分の場所と出口と魔物の位置がわかる様な高性能なヤツ。
目の前に何か落ちてる……。
四角くて軽い……ただの石盤の様な……タブレットみたいな……。
手に持ってまじまじ、しげしげと眺めていると側面にボタンがあるようだ。
5秒程躊躇した後、思いきってボタンを押してみた。
ブホォォォン……
少し低めの機械音の様な魔物の泣き声の様な音がして画像が浮き上がってきた。
おぉ……地図と思わしき画面が映し出されている。
画像をスワイプすると画面が動く。ピンチアウトで拡大も縮小も出来る。
ますます、タブレットっぽいな。
経験上、中心にある赤い点滅しているのが俺のいる場所だろう。
この青い点滅は……曲がり角の向こう側にいる様なので覗いてみる。
魔物だ。
緑の点滅は何だろう?
確かめに行こうか迷うが少し距離がある。
まぁ、こんな不穏なダンジョンでは出会うものなど碌な物ではないだろうし出会わないに越した事はないな。
階段のマークっぽいものを見つけ他ので、そちらに向かって歩き出した。
便利だなぁ……誰かの落とし物なのかなぁ?
……でも、端から見たら勝手に石盤が浮いて動いてる様に見えるのだろうか?
もし魔物に遭遇したら面倒だな。
地図を見て、青い点滅を避けながら最短距離を進む。
途中、緑の点滅と出会ったら人間の冒険者のようだった。
デカいし厳ついし話しかけづらそうだったのでスルーしたけど……。
何とか階段にたどり着いた、が………。
昇れない。
階段の手前で見えない何かに弾き返された。
何度チャレンジしても駄目だった。
地図を見ると魔物が集まって来ているのがわかり、隅っこで息を潜めて観察する。
「いたか?」
「いや……いないな」
「アストラウス様は結界に触れた気配があったと言っていたから、この辺りにいると思うんだが……」
喋れる人の形をした魔物が話し合っているのを盗み聞きすると、あの強姦野郎が結界とやらを張っているらしい。
あのダミーはもうばれたのか?
……俺をこの洞窟から出さないつもりの様だ。
さて、どうしたもんか……この透明になる薬がいつまで持つかわからないし、魔物と戦う力なんて当然無いし、食べ物も飲み物もない。
……かといって、あの魔物の元に戻る選択肢はないだろう。
何も持ってないし、体も隅々まで奪われたし、今更失うものなど何もないが何か嫌だ。
あっちが諦めるまで根比べだな。
どこか身を隠せる場所はないだろうか……。
今まで何もなかったはずの行き止まりの壁に、大きくて立派な引き戸がある。
……罠かな?
15秒程、尻込みした後で引き戸を静かに引いた。
今までの薄暗いダンジョンが嘘の様な、気持ちの良い明るさの空間が広がっていた。
地図で確認するとそこそこの広さがあって、魔物の気配も人の気配も周囲には無い。
魔物とか嫌なものが入ってこれないように、扉の鍵を掛けたかったが鍵らしきものは見当たらなかった。
まぁ、良いか。
捕まるときはきっと何処に居ても捕まるよな。
見計らったかの様なちょうど良いタイミングで、透けていた俺の体も元に戻っていた。
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