溺愛BL童話【短編集】

藤雪たすく

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龍宮城の乙姫は…

第4話

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「お弁当を作ってみたんだけど……食べてくれるかな?」

渡されたお弁当。
アイロンのかけられた制服。
なんて嫁力高いんだ、先輩。

ニコニコと笑う笑顔に夢で汚してしまった罪悪感で胸がチクチク痛む。

一緒に登校しようと言う申し出は流石に断って、俺は一足早く先輩の家を出た。

夢のような一時の後に待っているのは残酷な現実だとわかっている。

ーーーーーー

嫌な予感は当たるもの……。

朝、登校した瞬間に呼び出しをくらった。
鯛谷さんにジャージを返して帰ろうと思ったけど甘かった。

「お前さぁ……生意気なんだよねぇ」

「鏡見たことあんの?本気で相手にしてもらえると思ってるわけ?」

「家まで押し掛けて図々しいよねぇ」

やっぱり見られていた……。
今日は休めば良かったなぁ……でも鯛谷さんにジャージ返さなきゃいけないし……。

抱き締めていた鞄を奪われ、返してと立ち向かうと殴られ地面に頭を押し付けられる。

教科書や鯛谷さんのジャージが目の前で切り裂かれた。
ひっくり返るお弁当………中身も見れずに親衛隊の人達に踏みにじられた。

ただ……龍宮先輩の事が好きなだけだったのに……この気持ちはそんなに悪い事だったのだろうか?

「龍宮様の事は忘れさせてあげるよ」

親衛隊の中心人物のような人が上から俺を冷たい目で見下ろしてくる。
後ろに立っていた体格の良い人達が前に出てきた……。

あぁ……俺……終わったな……。
龍宮先輩……さようなら。

これから起こるであろう事が想像通りなら、もう学校には居られないだろう……。

ポロリと涙が溢れた。

「止めっ!!離せ!!」

暴れても、体格の良い3人に押さえ込まれては何も出来ない。

「お前みたいなヤツでも抱いてくれるって言う優しいお兄さん達だよ?良い子にしてたほうが良いんじゃない?」

シャツを破られて、乱暴にズボンを剥ぎ取られた。
前戯などあるわけもない。
無理矢理こじいれようとデカいモノを押し付けられる。

入るわけない、無理だ、無理だ!!
助けて……誰でも良い、誰か、誰か、誰か……俺の味方……。

「たっ……鯛谷さんっ!!」

名前を呼んだ瞬間。
俺に挿れようとしていた生徒の体が吹き飛んだ。

何が起きたのか、上半身を男達に押さえ込まれていて見えない。

「龍宮様……」

親衛隊の怯えきった声に、龍宮先輩がいるのかと愕然とする。
こんな場面を見られてしまった。
男の癖に男に襲われる様な情けない場面を……。

俺の正面に移動してきた龍宮先輩の俺を見下ろす目は冷たい。
心がガラガラと音をたてて崩れていく……。

「何で……何で鯛谷を呼んだ……」

普段の龍宮先輩からは想像も出来ない程の低い声……。

「あ……ぁ……」

龍宮先輩の様子に、恐怖で声が出ない。

「あの……龍宮様、これは「黙ってろっ!!」

「ひっ!!」

親衛隊の人達は皆逃げていってしまった。

ジリジリと体を動かして、シャツの裾で下半身を隠してみるが、龍宮先輩に睨まれたままの俺は動けずにいる。

「答えろ、凜」

「うあぁぁっ!!」

腕をねじあげられ悲鳴が漏れる。

背後から押し倒されて四つん這いにされて耳元で……冷たい声が囁いた。

「昨日の夜は可愛く俺の名前を呼んだじゃないか……」

縮こまったモノを掴まれた。

「あ……あれは夢で……」

「夢なんかなわけないだろう?俺の手で感じて、俺の手の中に射精したじゃないか……」

これは誰だ……。
こんなの知らない。

龍宮先輩にしごかれて、無理矢理高められ射精を促される。
悔し涙と土で顔はどろどろになる。

「俺よりも鯛谷が良いのか?それとも平山か?……そんなの……許さない」

俺のモノを擦る龍宮先輩の手の動きが早まる。

「あぁっああぁぁぁっ!!」

先輩の手で無理矢理搾り取られた。
何で……何で……何で……何で……。
意味がわからない……何でこんな目に会わなきゃいけない?

「っ!?」

茫然自失としていた俺のお尻に俺自身の吐き出したモノを塗り込まれた。

「ま……さか……」

逃げをうつ体を捕まえられる。

「ひっ!!いやだっ!!龍宮先輩!!」

ミチミチと先輩のモノが俺の中に入ってこようとしている。

「駄目……やぁ……ぐ……ぁ……くはぁぁっ!!」

ビリっとした激痛と共に、何の躊躇いもなく龍宮先輩のモノが奥までねじ込まれた。

「ははっ……凜の初めて……俺が貰ったよ……これで誰かに奪われる心配はないよね?」

耳元で囁かれる龍宮先輩の声。

「ひ……ひどい……」

「ひどい?どっちが?俺の事を好きだと言ったくせに!!そんなに鯛谷が良いのか!?」

龍宮先輩の言っている意味を考える前に、先輩が律動を始める。

「うっ……ぐ……ふぐっ……」

先輩の動きに漏れるのは色気の無い嗚咽。
傷口を広げられる様な鋭い痛みが走り続ける。

龍宮先輩とセックスしてんだ………喜べ。
喜べ、俺。

これは大好きな龍宮先輩だと、必死に自分に言い聞かせた。
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