家族のカタチ~旦那さまと息子ができました~

reina

文字の大きさ
3 / 5

3

しおりを挟む
 「まぁ、事情はなんとなくわかりました。でも東さん、それって結局、奥さんになる女性を蔑ろにしてません?要するに、奥さんになる人は二人の防波堤っていうか、カモフラージュに利用されるだけってことですよね?結婚する前から、愛される可能性がない奥さんって、悲惨じゃないですか?」

 東さんのスペックから言って、彼にひかれる女性は多いだろう。

イケメン(最初どこの俳優さんかと思ったよ)
 高身長(180くらいあるかな?)
 高学歴(東京にある某有名国立大学卒だって)
 高収入(お医者さん。)

 今時アニメか漫画かドラマか?ってぐらいの4拍子。
 初めて会った婚活パーティーでも引く手数多だったし、最後のカップリングで私が選ばれたときなんかは周りの視線に殺されるかと思った。

 「結婚を決めたからには、誠実にはありたいと思っています」
 「結婚を決めたとして、他に交際相手がいる時点で誠実ではないですよね」
 「・・・まぁ」

ん?東さんって実は残念な人?
 違うか。橘くんのことを第一に考えていて、他に思考が回ってないんだろうなぁ。

 「少し質問していいですか?」
 「え、はい。どうぞ」
 「東さんって、最初からそっちの方ですか?」
 「そっち、とは?」
 「恋愛対象者が同性の方なのか、ということです」
 「同性で引かれたのは橘が初めてです。一応、彼女はいた事ありますし・・・」

おお、言いにくそう。
まぁ自分の恋人横に置いていうことじゃないよね。
でもちゃんと確認しないと。

 「女性と結婚したとして、子供作る気あります?」
 「相手の方が望めば、ですが」

 「ふんふん。で、橘くん」

びくっ

「返事」
 「・・・・はい」
 「橘くんは、東さんが結婚することに対して実の所どう思ってるの?あ、自分の為に犠牲になって申し訳ないとかそういうのじゃなくて、純粋に彼が結婚することに対しての感想」
 「東さんと、一緒にいたい。それだけ」
 「それだけ?」

こく。

 「じゃ、東さんが結婚したとしても反対はしない、と」
 「東さんが、結婚しないっていうのは無理だと思うから」

 結婚しないのが無理?
なんかよくわかんないけど、結婚することに拒否はない、と。

よし。

 「じゃ、東さん。私と結婚しましょう!」

 「「は?」」

 「で、橘くんも一緒に結婚しちゃいましょう!!」

 「「はぁ?!」」

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

奪った代償は大きい

みりぐらむ
恋愛
サーシャは、生まれつき魔力を吸収する能力が低かった。 そんなサーシャに王宮魔法使いの婚約者ができて……? 小説家になろうに投稿していたものです

完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました

らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。 そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。 しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような… 完結決定済み

婚約者を寝取った妹に……

tartan321
恋愛
タイトル通りです。復讐劇です。明日完結します。

ヤクザのお嬢は25人の婚約者に迫られてるけど若頭が好き!

タタミ
恋愛
関東最大の極道組織・大蛇組組長の一人娘である大蛇姫子は、18歳の誕生日に父から「今年中に必ず結婚しろ」と命じられる。 姫子の抵抗虚しく、次から次へと夫候補の婚約者(仮)が現れては姫子と見合いをしていくことに。 しかし、姫子には子どもの頃からお目付け役として世話をしてくれている組員・望月大和に淡い恋心を抱き続けていて──? 全25人の婚約者から真実の愛を見つけることはできるのか!?今、抗争より熱い戦いの幕が上がる……!!

愛とオルゴール

夜宮
恋愛
 ジェシカは怒っていた。  父親が、同腹の弟ではなく妾の子を跡継ぎにしようとしていることを知ったからだ。  それに、ジェシカの恋人に横恋慕する伯爵令嬢が現れて……。  絡み合った過去と現在。  ジェシカは無事、弟を跡継ぎの座につけ、愛する人との未来を手にすることができるのだろうか。

~春の国~片足の不自由な王妃様

クラゲ散歩
恋愛
春の暖かい陽気の中。色鮮やかな花が咲き乱れ。蝶が二人を祝福してるように。 春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリング(22)と侯爵令嬢ローズマリー=ローバー(18)が、丘の上にある小さな教会で愛を誓い。女神の祝福を受け夫婦になった。 街中を馬車で移動中。二人はずっと笑顔だった。 それを見た者は、相思相愛だと思っただろう。 しかし〜ここまでくるまでに、王太子が裏で動いていたのを知っているのはごくわずか。 花嫁は〜その笑顔の下でなにを思っているのだろうか??

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

公爵家の養女

透明
恋愛
リーナ・フォン・ヴァンディリア 彼女はヴァンディリア公爵家の養女である。 見目麗しいその姿を見て、人々は〝公爵家に咲く一輪の白薔薇〟と評した。 彼女は良くも悪くも常に社交界の中心にいた。 そんな彼女ももう時期、結婚をする。 数多の名家の若い男が彼女に思いを寄せている中、選ばれたのはとある伯爵家の息子だった。 美しき公爵家の白薔薇も、いよいよ人の者になる。 国中ではその話題で持ちきり、彼女に思いを寄せていた男たちは皆、胸を痛める中「リーナ・フォン・ヴァンディリア公女が、盗賊に襲われ逝去された」と伝令が響き渡る。 リーナの死は、貴族たちの関係を大いに揺るがし、一日にして国中を混乱と悲しみに包み込んだ。 そんな事も知らず何故か森で殺された彼女は、自身の寝室のベッドの上で目を覚ましたのだった。 愛に憎悪、帝国の闇 回帰した直後のリーナは、それらが自身の運命に絡んでくると言うことは、この時はまだ、夢にも思っていなかったのだった―― ※月曜にから毎週、月、水曜日の朝8:10、金曜日の夜22:00投稿です。 小説家になろう様でも掲載しております。

処理中です...