10 / 139
10.
しおりを挟む
しかし、着の身着のままで追放されたので、ドレスといういで立ちでヒールだしで、眠いしおなか減ったしで進まない。足は靴擦れで痛いし、道は整備されていないけもの道を歩いているからよけいに疲れが増した。
地図を見るとまだまだ先だ。その地図をよく見てみると赤い点の他に黄色い点も表示されていた。黄色い点は木の実となっている。その黄色い点に触ると名前と効能、食べられるかの表示もあった。
「食べられる木の実!」
急いでそこに向かうと洋ナシのようなものがいくつも生っていた。もぎ取り一口頬張ると甘い果実が口の中に広がり、空腹だった体に染み渡った。
少し休憩し洋ナシを3つ平らげた。洋ナシ似の果実の名前はロシという名前らしい。効能については魔力回復のポーションの材料になる、そのまま食べると体力回復となっていた。病は気から効果で少し体力が戻ったような気がした。
数個持っていこうと捥いだロシを麻袋に入れた。5個ほど入れた時に気が付いたが麻袋に変化がない。膨れもしないし、重くもならない。麻袋の中を確認すると空だ。黒のショールと魔石とコインしかない。
なんでと思いつつ手を入れロシはどこだと麻袋を探るとロシが突如手に触れた。何度も試したが同じ現象が起こった。わかった、あれだ、収納魔法とかいうのだろうと結論を出した。そういえば王族のみが使用出来る時空カバンというものを所持していると城で聞いた事があったような気がする。
なんで王族が持っているような物をあの兵士のおばあさんが持っているのだ。何者なんだよ~
進みつつ新たな果実を見つけては持てるだけ持っていく。休憩しつつ果実を採取しつつ進んでいたら当たりは明るくなっていった。当初の計画よりはずいぶんと到着がズレてしまったが24時間以内にどうにかすればいいのだから問題ない。そして表示を見ると夜明け前には到着出来そうだった。
当たりが明るくなり始めた頃、少し広めの広場に辿り着いた。あと少しの所で今にも寝てしまいそうではあったが安全を確保できるまでの我慢だ。気合いを入れ直しつつ最後の力をふり絞りながら歩みを進めた。
一瞬なにかの膜に覆われた気がした。しかし当たりを見渡してもなんの変化もなかった。
そして気が付くと大きな木が1本立っていた。
あれ?さっきからこの木はあっただろうか?いきなり現れたような気がする。でもそんなわけがない。疲れていて気が付かなかっただけだろうとアリアナは思った。
『目的地に到着しました』とナビに表示された。
地図を見るとまだまだ先だ。その地図をよく見てみると赤い点の他に黄色い点も表示されていた。黄色い点は木の実となっている。その黄色い点に触ると名前と効能、食べられるかの表示もあった。
「食べられる木の実!」
急いでそこに向かうと洋ナシのようなものがいくつも生っていた。もぎ取り一口頬張ると甘い果実が口の中に広がり、空腹だった体に染み渡った。
少し休憩し洋ナシを3つ平らげた。洋ナシ似の果実の名前はロシという名前らしい。効能については魔力回復のポーションの材料になる、そのまま食べると体力回復となっていた。病は気から効果で少し体力が戻ったような気がした。
数個持っていこうと捥いだロシを麻袋に入れた。5個ほど入れた時に気が付いたが麻袋に変化がない。膨れもしないし、重くもならない。麻袋の中を確認すると空だ。黒のショールと魔石とコインしかない。
なんでと思いつつ手を入れロシはどこだと麻袋を探るとロシが突如手に触れた。何度も試したが同じ現象が起こった。わかった、あれだ、収納魔法とかいうのだろうと結論を出した。そういえば王族のみが使用出来る時空カバンというものを所持していると城で聞いた事があったような気がする。
なんで王族が持っているような物をあの兵士のおばあさんが持っているのだ。何者なんだよ~
進みつつ新たな果実を見つけては持てるだけ持っていく。休憩しつつ果実を採取しつつ進んでいたら当たりは明るくなっていった。当初の計画よりはずいぶんと到着がズレてしまったが24時間以内にどうにかすればいいのだから問題ない。そして表示を見ると夜明け前には到着出来そうだった。
当たりが明るくなり始めた頃、少し広めの広場に辿り着いた。あと少しの所で今にも寝てしまいそうではあったが安全を確保できるまでの我慢だ。気合いを入れ直しつつ最後の力をふり絞りながら歩みを進めた。
一瞬なにかの膜に覆われた気がした。しかし当たりを見渡してもなんの変化もなかった。
そして気が付くと大きな木が1本立っていた。
あれ?さっきからこの木はあっただろうか?いきなり現れたような気がする。でもそんなわけがない。疲れていて気が付かなかっただけだろうとアリアナは思った。
『目的地に到着しました』とナビに表示された。
75
あなたにおすすめの小説
【完結】令嬢は売られ、捨てられ、治療師として頑張ります。
まるねこ
ファンタジー
魔法が使えなかったせいで落ちこぼれ街道を突っ走り、伯爵家から売られたソフィ。
泣きっ面に蜂とはこの事、売られた先で魔物と出くわし、置いて逃げられる。
それでも挫けず平民として仕事を頑張るわ!
【手直しての再掲載です】
いつも通り、ふんわり設定です。
いつも悩んでおりますが、カテ変更しました。ファンタジーカップには参加しておりません。のんびりです。(*´꒳`*)
Copyright©︎2022-まるねこ
モブで可哀相? いえ、幸せです!
みけの
ファンタジー
私のお姉さんは“恋愛ゲームのヒロイン”で、私はゲームの中で“モブ”だそうだ。
“あんたはモブで可哀相”。
お姉さんはそう、思ってくれているけど……私、可哀相なの?
【完】瓶底メガネの聖女様
らんか
恋愛
伯爵家の娘なのに、実母亡き後、後妻とその娘がやってきてから虐げられて育ったオリビア。
傷つけられ、生死の淵に立ったその時に、前世の記憶が蘇り、それと同時に魔力が発現した。
実家から事実上追い出された形で、家を出たオリビアは、偶然出会った人達の助けを借りて、今まで奪われ続けた、自分の大切なもの取り戻そうと奮闘する。
そんな自分にいつも寄り添ってくれるのは……。
【完結】遺棄令嬢いけしゃあしゃあと幸せになる☆婚約破棄されたけど私は悪くないので侯爵さまに嫁ぎます!
天田れおぽん
ファンタジー
婚約破棄されましたが私は悪くないので反省しません。いけしゃあしゃあと侯爵家に嫁いで幸せになっちゃいます。
魔法省に勤めるトレーシー・ダウジャン伯爵令嬢は、婿養子の父と義母、義妹と暮らしていたが婚約者を義妹に取られた上に家から追い出されてしまう。
でも優秀な彼女は王城に住み、個性的な人たちに囲まれて楽しく仕事に取り組む。
一方、ダウジャン伯爵家にはトレーシーの親戚が乗り込み、父たち家族は追い出されてしまう。
トレーシーは先輩であるアルバス・メイデン侯爵令息と王族から依頼された仕事をしながら仲を深める。
互いの気持ちに気付いた二人は、幸せを手に入れていく。
。oOo。.:♥:.。oOo。.:♥:.。oOo。.:♥:.。oOo。.:♥:.
他サイトにも連載中
2023/09/06 少し修正したバージョンと入れ替えながら更新を再開します。
よろしくお願いいたします。m(_ _)m
平民に転落した元令嬢、拾ってくれた騎士がまさかの王族でした
タマ マコト
ファンタジー
没落した公爵令嬢アメリアは、婚約者の裏切りによって家も名も失い、雨の夜に倒れたところを一人の騎士カイルに救われる。
身分を隠し「ミリア」と名乗る彼女は、静かな村で小さな幸せを見つけ、少しずつ心を取り戻していく。
だが、優しくも謎めいたカイルには、王族にしか持ちえない気品と秘密があり――
それが、二人の運命を大きく動かす始まりとなるのであった。
聖女の妹は無能ですが、幸せなので今更代われと言われても困ります!
ユウ
ファンタジー
侯爵令嬢のサーシャは平凡な令嬢だった。
姉は国一番の美女で、才色兼備で聖女と謡われる存在。
対する妹のサーシャは姉とは月スッポンだった。
能力も乏しく、学問の才能もない無能。
侯爵家の出来損ないで社交界でも馬鹿にされ憐れみの視線を向けられ完璧を望む姉にも叱られる日々だった。
人は皆何の才能もない哀れな令嬢と言われるのだが、領地で自由に育ち優しい婚約者とも仲睦まじく過ごしていた。
姉や他人が勝手に憐れんでいるだけでサーシャは実に自由だった。
そんな折姉のジャネットがサーシャを妬むようになり、聖女を変われと言い出すのだが――。
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
出来損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出来損ないを望む
家具屋ふふみに
ファンタジー
この世界には魔法が存在する。
そして生まれ持つ適性がある属性しか使えない。
その属性は主に6つ。
火・水・風・土・雷・そして……無。
クーリアは伯爵令嬢として生まれた。
貴族は生まれながらに魔力、そして属性の適性が多いとされている。
そんな中で、クーリアは無属性の適性しかなかった。
無属性しか扱えない者は『白』と呼ばれる。
その呼び名は貴族にとって屈辱でしかない。
だからクーリアは出来損ないと呼ばれた。
そして彼女はその通りの出来損ない……ではなかった。
これは彼女の本気を引き出したい彼女の周りの人達と、絶対に本気を出したくない彼女との攻防を描いた、そんな物語。
そしてクーリアは、自身に隠された秘密を知る……そんなお話。
設定揺らぎまくりで安定しないかもしれませんが、そういうものだと納得してくださいm(_ _)m
※←このマークがある話は大体一人称。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる