44 / 139
追放者の様子
しおりを挟む
モグリベルの元第一王位継承者であるユリウスは現在極秘でシシリアキングスに逃亡し王都で王族の客人として城で暮らしていた。
あの日ユリウスは父親に王位継承権をはく奪され追放される事となかったが、ユリウスの母がこっそりと保護し、友人であるシシリアキングスの王妃に連絡をして住まわせて貰っているのだ。
ユリウスは学生の頃と同じように身元を隠しハーゲン子爵の息子として留学している事になっている。すべては母親の資金から出ていた。
そんなユリウスだが美形という事もあり、やはりここでも人気者だった。しかし留学と言ってもさほど勉学に取り組んでいる訳でもなく城の中で遊び呆けているだけに回りの目が厳しくなっている。
そんなひとりがこの国の次期国王である第一王位継承者モロッコス王子だ。
「父上、あのユリウス王子はいつまで城にいるのです。留学といいながら学院に行っている様子もなく貴族の女と遊んでばかり、しかも私の友人の婚約者にまで手を出しているのです。これは由々しき問題です」
「ああ、…実は内緒にしていたが、あの者は自国で女問題で第一王位継承権をはく奪され追放されている。国に帰る事が出来ない状態なのだ」
「は?はく奪?追放ですか?そんな男をなぜ城に入れたのですか?!」
「モグリベルの王妃とうちの王妃は友人だ。困っている時は助け合ってきたと言っている。だから数年面倒を見て貰えないかと泣きつかれたそうなのだ。ほとぼりが冷めれば、自国でどこかの領土を与える事が許されるだろうと言っているのだ」
シシリアキングスの国王でも王妃には弱いらしい。
「父上、モグリベルは傷心の弟に対して、シンフォニー嬢を無理やりねじ込ませようとしたり、弟がその気になったらなったで、お見合いをなかった事にしてきたり…いったいなんです!ユリウス王子だってあと数年と言っても、たったこの数ヶ月でトラブル続きなんですよ?」
「しかしなぁ」
「留学生と言うのであれば勉強させるために、どこか女のいない所に派遣させれる事は可能ですか?」
「うむ、どこがある?」
「心当たりがあります」
「まかせよう」
「はい、お任せください」
ユリウスはどこへ行っても問題を起こす厄介者のようだ。
あの日ユリウスは父親に王位継承権をはく奪され追放される事となかったが、ユリウスの母がこっそりと保護し、友人であるシシリアキングスの王妃に連絡をして住まわせて貰っているのだ。
ユリウスは学生の頃と同じように身元を隠しハーゲン子爵の息子として留学している事になっている。すべては母親の資金から出ていた。
そんなユリウスだが美形という事もあり、やはりここでも人気者だった。しかし留学と言ってもさほど勉学に取り組んでいる訳でもなく城の中で遊び呆けているだけに回りの目が厳しくなっている。
そんなひとりがこの国の次期国王である第一王位継承者モロッコス王子だ。
「父上、あのユリウス王子はいつまで城にいるのです。留学といいながら学院に行っている様子もなく貴族の女と遊んでばかり、しかも私の友人の婚約者にまで手を出しているのです。これは由々しき問題です」
「ああ、…実は内緒にしていたが、あの者は自国で女問題で第一王位継承権をはく奪され追放されている。国に帰る事が出来ない状態なのだ」
「は?はく奪?追放ですか?そんな男をなぜ城に入れたのですか?!」
「モグリベルの王妃とうちの王妃は友人だ。困っている時は助け合ってきたと言っている。だから数年面倒を見て貰えないかと泣きつかれたそうなのだ。ほとぼりが冷めれば、自国でどこかの領土を与える事が許されるだろうと言っているのだ」
シシリアキングスの国王でも王妃には弱いらしい。
「父上、モグリベルは傷心の弟に対して、シンフォニー嬢を無理やりねじ込ませようとしたり、弟がその気になったらなったで、お見合いをなかった事にしてきたり…いったいなんです!ユリウス王子だってあと数年と言っても、たったこの数ヶ月でトラブル続きなんですよ?」
「しかしなぁ」
「留学生と言うのであれば勉強させるために、どこか女のいない所に派遣させれる事は可能ですか?」
「うむ、どこがある?」
「心当たりがあります」
「まかせよう」
「はい、お任せください」
ユリウスはどこへ行っても問題を起こす厄介者のようだ。
46
あなたにおすすめの小説
【完結】令嬢は売られ、捨てられ、治療師として頑張ります。
まるねこ
ファンタジー
魔法が使えなかったせいで落ちこぼれ街道を突っ走り、伯爵家から売られたソフィ。
泣きっ面に蜂とはこの事、売られた先で魔物と出くわし、置いて逃げられる。
それでも挫けず平民として仕事を頑張るわ!
【手直しての再掲載です】
いつも通り、ふんわり設定です。
いつも悩んでおりますが、カテ変更しました。ファンタジーカップには参加しておりません。のんびりです。(*´꒳`*)
Copyright©︎2022-まるねこ
【完結】遺棄令嬢いけしゃあしゃあと幸せになる☆婚約破棄されたけど私は悪くないので侯爵さまに嫁ぎます!
天田れおぽん
ファンタジー
婚約破棄されましたが私は悪くないので反省しません。いけしゃあしゃあと侯爵家に嫁いで幸せになっちゃいます。
魔法省に勤めるトレーシー・ダウジャン伯爵令嬢は、婿養子の父と義母、義妹と暮らしていたが婚約者を義妹に取られた上に家から追い出されてしまう。
でも優秀な彼女は王城に住み、個性的な人たちに囲まれて楽しく仕事に取り組む。
一方、ダウジャン伯爵家にはトレーシーの親戚が乗り込み、父たち家族は追い出されてしまう。
トレーシーは先輩であるアルバス・メイデン侯爵令息と王族から依頼された仕事をしながら仲を深める。
互いの気持ちに気付いた二人は、幸せを手に入れていく。
。oOo。.:♥:.。oOo。.:♥:.。oOo。.:♥:.。oOo。.:♥:.
他サイトにも連載中
2023/09/06 少し修正したバージョンと入れ替えながら更新を再開します。
よろしくお願いいたします。m(_ _)m
やっかいな幼なじみは御免です!
ゆきな
恋愛
有名な3人組がいた。
アリス・マイヤーズ子爵令嬢に、マーティ・エドウィン男爵令息、それからシェイマス・パウエル伯爵令息である。
整った顔立ちに、豊かな金髪の彼らは幼なじみ。
いつも皆の注目の的だった。
ネリー・ディアス伯爵令嬢ももちろん、遠巻きに彼らを見ていた側だったのだが、ある日突然マーティとの婚約が決まってしまう。
それからアリスとシェイマスの婚約も。
家の為の政略結婚だと割り切って、適度に仲良くなればいい、と思っていたネリーだったが……
「ねえねえ、マーティ!聞いてるー?」
マーティといると必ず割り込んでくるアリスのせいで、積もり積もっていくイライラ。
「そんなにイチャイチャしたいなら、あなた達が婚約すれば良かったじゃない!」
なんて、口には出さないけど……はあ……。
平民に転落した元令嬢、拾ってくれた騎士がまさかの王族でした
タマ マコト
ファンタジー
没落した公爵令嬢アメリアは、婚約者の裏切りによって家も名も失い、雨の夜に倒れたところを一人の騎士カイルに救われる。
身分を隠し「ミリア」と名乗る彼女は、静かな村で小さな幸せを見つけ、少しずつ心を取り戻していく。
だが、優しくも謎めいたカイルには、王族にしか持ちえない気品と秘密があり――
それが、二人の運命を大きく動かす始まりとなるのであった。
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
モブで可哀相? いえ、幸せです!
みけの
ファンタジー
私のお姉さんは“恋愛ゲームのヒロイン”で、私はゲームの中で“モブ”だそうだ。
“あんたはモブで可哀相”。
お姉さんはそう、思ってくれているけど……私、可哀相なの?
【 完 結 】スキル無しで婚約破棄されたけれど、実は特殊スキル持ちですから!
しずもり
ファンタジー
この国オーガスタの国民は6歳になると女神様からスキルを授かる。
けれど、第一王子レオンハルト殿下の婚約者であるマリエッタ・ルーデンブルグ公爵令嬢は『スキル無し』判定を受けたと言われ、第一王子の婚約者という妬みや僻みもあり嘲笑されている。
そしてある理由で第一王子から蔑ろにされている事も令嬢たちから見下される原因にもなっていた。
そして王家主催の夜会で事は起こった。
第一王子が『スキル無し』を理由に婚約破棄を婚約者に言い渡したのだ。
そして彼は8歳の頃に出会い、学園で再会したという初恋の人ルナティアと婚約するのだと宣言した。
しかし『スキル無し』の筈のマリエッタは本当はスキル持ちであり、実は彼女のスキルは、、、、。
全12話
ご都合主義のゆるゆる設定です。
言葉遣いや言葉は現代風の部分もあります。
登場人物へのざまぁはほぼ無いです。
魔法、スキルの内容については独自設定になっています。
誤字脱字、言葉間違いなどあると思います。見つかり次第、修正していますがご容赦下さいませ。
キズモノ転生令嬢は趣味を活かして幸せともふもふを手に入れる
藤 ゆみ子
恋愛
セレーナ・カーソンは前世、心臓が弱く手術と入退院を繰り返していた。
将来は好きな人と結婚して幸せな家庭を築きたい。そんな夢を持っていたが、胸元に大きな手術痕のある自分には無理だと諦めていた。
入院中、暇潰しのために始めた刺繍が唯一の楽しみだったが、その後十八歳で亡くなってしまう。
セレーナが八歳で前世の記憶を思い出したのは、前世と同じように胸元に大きな傷ができたときだった。
家族から虐げられ、キズモノになり、全てを諦めかけていたが、十八歳を過ぎた時家を出ることを決意する。
得意な裁縫を活かし、仕事をみつけるが、そこは秘密を抱えたもふもふたちの住みかだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる