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23.ミリー監視部隊

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ひと騒動あった日、私はそのまま部屋に戻り籠った。








1人になった空間で考える…









この数日、前世を思い出してから急ぎすぎていたかもしれない。









お義父様を助けたいと思うあまり、周りが見えていなかったのをすごく反省した。












お義父様に視野が広くなったと意気揚々と言っていたが、誰よりも狭かったように思う…













(お義父様は何か勘づいているだろうな…)












そう思いながらもこの事実を伝えるにはまだ早いような気がしていた。











(今日はもう寝よう。)







明日からまた、幸せな日々のために頑張れるように
















ーーーーーーーーー








翌朝、不意に目が覚める。







「ふぅ…おはよう、世界…」





窓辺に行き、日差しを浴びる






コンコン









誰か来たようだ








「ミリーお嬢様、少々宜しいでしょうか?」






この声はトバースだ…











「…はい。大丈夫です…」












ガチャ










「ミリーお嬢様、朝早くに申し訳ありません。お嬢様に報告がありまして…」






…視線の先には数人の騎士たち…











…トバースや…後ろの騎士たちは何事なのよ…











(なんだか嫌な予感…)











「旦那様より、ミリー様の監…護衛部隊を結成せよ!と仰せつかいまして…」








(監視つったじゃん!!いま!!!!)












まぁ、そうなるとは思った。











「では、挨拶をお願いします…」













「ミリーお嬢様、お目にかかれて光栄です。私はケリーと申します。公爵家の騎士団副団長を務めております。」











ふ、副団長?!








私の護衛なんかして大丈夫なのかしら…








「私はマイクと申します」






「私はヴァンと申します。」



「…カイです」







「ボソッおい、ちゃんと挨拶しないとキレられるだろ」









(聞こえてるわよ、マイク…)










「忙しいところ集まっていただいて光栄ですわ。これから宜しくお願いいたします。」






「…変わったって本当だったんだ…」







「こら、カイ!無礼だぞ!申し訳ございません。ミリーお嬢様…こいつ思ったことそのまま口にするもので…」












…マイク…君こそ先程からすごく失礼な気が…








「…まぁ、そういうことでミリーお嬢様にはこの護衛達がついておりますので、外に出る時は必ず…か!な!ら!ず!連れて行ってくださいね。」





満面の笑みで話すトバース







そんな怖い顔しなくても、昨日で懲りたわよ。


















まぁ…


何はともあれ仲間が多いことに越したことはない!










こうしてミリーは護衛部隊を手に入れた。



(獲得音)~





と、喜んでる場合では無いが、持ち前のプラス思考で乗り切ることにした
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