我が道のゆくすえ

龍仙一

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楽しい同期会と人々のざわめき

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6人の同期会プラス地の歓迎会を大晦日にやることにした、当日、釉子は敬二と集合場所に向かい、地は珪と共に
向かった。

現地に全員がそろい、居酒屋カスミで同期会が始まった。会費は1人頭3000円だ

正直初対面の人達との飲み会には行きたくなかったが釉子と珪がいるぶん退屈はしないが少々緊張していた
「大丈夫なの地、気がのらないなら、珪と二人で年末すごしたいからまた今度LINEでメールすればいいのに...」
「それもいいんだけどカスミの近くに来ちゃったし、根性決めて参加するよ」

店に到着すると釉子と他6名が集まっていた

「来たのね、地ありがとう」「せっかくのお誘いだしね、あっ紹介するよ、俺と同期の高宮珪さんだよ」
「初めまして、お邪魔してすいません」「俺、気にしないし、多分、他の人達も受け入れてくれるとおもいますので
僕は幹事の田和敬二です」「私は紅頭良子」「私は三井零子」「僕は幸田礼記」「俺が沢野光司だよ」

「高宮珪です、皆さんよろしくね、ほら、地も」「1人を除いて、皆さん、お初です」

「ふっ、ふっ、地も少しは人間的に成長したのかしら」「まあーね、釉子もいろんな人と接して少しは成長したのか」「わかんないけどまずは皆で乾杯しましょう、乾杯の音頭を地君お願い」「私たちの来年度の幸せと健康をねがって乾杯!」乾杯が終わると店員が料理を大皿5種類ほど持ってきた

塩と醬油タレで味付けしたタン、はつ、レバーなど5種類ほどが盛りつけされた焼き鳥、春巻、青椒肉絲、パオで巻く具材が盛り付けられた皿などが2人の店員が座敷のテーブルに運ばれてきた

「どれも美味しそうな料理だな」と釉子が眺めている
「お腹が空いてるみたいだね」「もう恥ずかしい、敬二たら」
そんな光景を遠目にみながら地は「あいつと付き合ってるのかな」「どうしたの地、彼女の方みてるけど幼馴染みから彼女を恋愛対象として見始めたのかしら」「冗談よしてくれよ、釉子て結構気が強いから俺苦手だし」

「て言いながら小さい頃から神仙の修行25年も過ごした仲でしょ」 「確かにそうだけど新しい子とも知り合ってるしね」「ねえー、新しい子て誰」「まあまあ、そんなこと気にせずに飲んで食べよう」

時間も経ち打ち解けたものたちの2組ができはじめ2次会行こうなどの話している

地は<孤島から出てきた頃は不安もあったが今はすっかり慣れて、彼女達とも出会って生活も充実している>
そんな思いをめぐらせているとこの店ではなくどこから爆発音聞こえてきて人々の慌てふためく声がきこえてきた

「いったい何が起こったの」珪が不安な表情を地と釉子にみせてた

「地、様子を見に行くわよ!、みんなはこの店で待ってて」


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