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支配の手の中で
次の日―
「ねぇ課長」
翌朝のオフィスは静まり返っていた。
唯一聞こえるのはタイプライターの打鍵音のみ。
社内には2人しかいない。
「どうした?」
いつものように無愛想な返事をしながらも内心では昨日の出来事が脳裏をよぎり続ける。
「今日の会議資料ですが……」
と言い終わる前にデスクの下から伸びてきた手が太ももを撫でまわす。
「ちょっ!?」
慌てて振り払おうとするもののガッチリ捕らえられてしまった。「誰もいないから大丈夫」
周囲を見渡せば確かに皆外回りに出かけているようだ。
だがこの状況で何かをされるなんて冗談ではない。
「離せ……!」
小声で抗議するも篠原はニヤリと笑うだけだった。
それどころかズボンの中にまで侵入しようとしてくる有様である。
「ここで続行するつもりか?」
「大丈夫ですって。課長も本当は期待してるんでしょ?」
反論しようと口を開いた瞬間スマホを取り出し画面を見せる篠原。
そこには昨夜撮影されたと思しき淫らな画像が表示されていた。
「誰かにバレたら困りますよね?」
舌打ちしながら渋々承諾するしかない状況になってしまった。
「わかった……好きにしろ」
「ありがとうございます♪」
早速ベルトを緩め始めた相手に対し諦め半分で座り直す榊であったが、ふと思い至ったことがあった。
「まさか……毎日続ける気じゃないだろうな?」
すると篠原は意味ありげな笑みを浮かべつつ答えたのである。
「当たり前じゃないですか」
それ以来二人だけの秘密の関係が始まったのだと言わんばかりに毎日執拗に求めてくるようになった彼に対して嫌悪感を抱きつつも、結局受け入れてしまう自分もまた変態なのだろうと考えることで現実逃避する日々が始まったのであった。
あれから一週間が経った。
社内の噂話は特に広まっていないようだったが、オフィスでの彼の私に対する態度が明らかに変わっていた。他の同僚たちが無視しているのかと思ったが、違うみたいだ。
昼休みになると決まってトイレに連れ込まれる習慣ができていた。
個室の中でキスされたり服を脱がされたりと様々な要求に応えなければならない日々だった。
「あっ……そこはだめだって言っただろう……」
「でもここ好きなくせに」
「うるさい黙れ!」
必死に声を抑えつつも身体の方は正直だったため、どうしても喘ぎ声が出てしまう自分が情けなくて仕方なかった。
退勤時間ギリギリになると必ずといっていいほど呼び出されるようになり、ホテル街に連れ込まれることが常となりつつあった。
そんなある日、皆が帰った定時後
「どうした?」警戒しながら尋ねる。しかしその表情を見る限り何を考えているのか全く予測できなかった。
「最近どうですか?楽しいですか?」
唐突すぎる質問に戸惑いながらも素直に答えることにした。「まぁ……それなりには充実してるか。」
その答えを聞いた途端彼の瞳孔が開いた気がした。まるで獲物を見つけた猛禽類のような鋭さを持ってこちらを見据えてくる。本能的に危険を感じ取り後ずさろうとした時、既に遅かった。肩を押さえつけられて押し倒されている状態になっており身動きが取れない状態になってしまっていた。「そうですか。なら安心しましたよ」
口元だけ笑みを浮かべながら近づいてくる彼に対して恐怖心を抱かずにはいられなかった。「よかった。僕のために頑張ってくれてるんですね」「ち、違う!そんなつもりじゃ……!」弁解しようとするも、耳元で囁かれた一言により全てが台無しになってしまうこととなった。「嘘つかないでくださいよ。本当は嬉しいんでしょう?」図星だったため何も言い返せず顔を伏せるしかない状況となってしまった。その様子を見て満足げな笑みを浮かべる彼が憎くてたまらなかった。
「あーあ、やっぱりな」
呟きながら見上げてくるのはいつもの通り上目遣いでこちらを探るような視線だった。「うるせぇ放っとけ」「放っておくわけ無いでしょう。」苛立ち混じりに吐き捨てるように告げる。
しかし次の瞬間にはいつもの猫なで声で媚びるような態度を見せてきた。「お願いしますよ……僕のこと好きなんでしょ?」そんな台詞と共にキスされて頭の中が真っ白になってしまう。
(こいつ……!)
内心憤慨しつつも体が反応してしまう自分が恨めしかった。気づけば自ら舌を絡ませてしまっていたのだ。
しばらくすると満足したらしく唇を離す篠原。
口元に付いた唾液を拭いながら冷たい眼差しで見下ろしてくる。
「こういうことをされて喜んでるってことは本心から俺のことが好きだってことですよね?」挑発的な口調で問いかけられる。否定すべきなのに喉から言葉が出なかった。それどころか肯定しているようなものかもしれない。
「もう認めちゃいましょうよ」「……」押し黙ってしまった俺に対して追い討ちをかけるように言葉を重ねる篠原。
「僕のチンポ欲しくてたまらないんですよね?認めないとずっとこのままでいますよ?」耳元で囁かれる魔性の声音に耳を傾けてはいけないとわかっていても拒めなかった。むしろ自分から求めてしまっているのではないかと疑ってしまうほどだ。
「…………」沈黙だけが続く空間の中、彼の指先が優しく頬を撫でる感触があった。「言わないとわからないですよ」「……欲しい」ほとんど吐息のような声量だったが、彼には届いたようで嬉しそうな笑顔を見せてくれた。その表情には邪悪なものなど微塵もなく純粋無垢な少年のような笑顔だった。だからこそ恐ろしいのかもしれないと思った。
「ねぇ、課長?皆いないし、会議室で、やりませんか?準備なんかいらないですよ。昨日さんざんやりましたから」確かに事実はそうだが納得いかない気持ちの方が大きかった。「そんな問題じゃないだろ?お前それでも社会人か?」「もちろん。だからこそ堂々としていられるんです」悪びれもせず言い放つ姿に呆れを通り越して感心すら覚え始めている自分がいた。
「はぁ……わかった。ただし次はちゃんと避妊しろよ?」「了解です。」軽い口調で了承すると再び抱き寄せてくる篠原に対して逆らうことを止めたのは己の意思によるものだった。
「っん」彼の胸板に顔を埋めると香水とは別の独特な匂いが鼻腔を刺激してきた。それが嫌ではないということはつまりそういうことなのだと思い知らされることとなった。
「好きなんですか?この匂い」ドキッとしたタイミングで尋ねられ言葉に詰まった。「べつに……そういうわけではないけど」苦し紛れに絞り出した台詞だったが彼は満足したようだった。「それは良かった。もっと嗅いでください」より密着してくる肉体からは鼓動を感じ取ることができるほど近かった。心臓の音までも聞こえそうな距離感の中で呼吸を繰り返すうち次第に落ち着きを取り戻していった。
「もうそろそろいいですか?」「……いい。」小さく頷いてみせると、笑顔を浮かべた篠原がゆっくり挿入してきた。十分すぎるほど潤滑油代わりの粘液を塗りたくられており、痛みを感じることはなかった。
「凄い……入ってくのがわかるよ」「僕のも感じてますか?」囁くような声音で尋ねられ、返事として頷いてみせると、より一層熱烈な接吻を求められた。
「んむっ」「ぷぁっ……はぁっ」何度も繰り返される濃厚なディープキスによって酸欠状態になりかけたところで解放された。。その頃にはすっかり蕩け切った顔つきになっていた。本人に自覚は無かったものの他人の目に晒されたならば確実に誤解を招くであろう表情をしていたのだ。
「そろそろ動きますね」宣言すると同時に律動が始まろうとした矢先に、予期せぬ人物の登場によって中断させられてしまった。
「あれ?珍しい組み合わせだな」
突然響いた第三者の声により驚いて振り向くと、そこには同期入社の男が立っていた。名前は……思い出せない。恐らく一度も話したことなどないのだろう。。顔もぼんやりとしていてはっきりしない。。それなのに何故か目の前の人物が誰なのか直感的に理解してしまった。。だからこそ焦燥感に駆られたのかもしれない。。とにかく早くこの場から離れなければと思った。。
「どうしたんだよ?そんな怯えた顔をして」不思議そうに首を傾げる彼に何と説明すれば良いのか思い付かないまま口ごもってしまった。
「なんだよお前」同僚は俺たちの様子など意に介さない風にズカズカと入ってきた。「三枝(さえぐさ)だよ。営業の。忘れたのか?」「……すまん」記憶にない名前だったが謝罪しておく。三枝という男は20代後半くらいだろうか。日に焼けた肌と短髪が印象的だ。「そんなことよりいい雰囲気じゃねえか。俺も仲間に入れてくれよ」下品な笑みを浮かべながら近づいてくる。篠原が舌打ちした。「邪魔しないでくれるか?今いいところなんだ」「おいおい傷つくぜ。篠原くんが誰とヤってるか確認したくて来ただけなのに」
篠原が眉をひそめる。「どうしてそんなことが気になる?」三枝は肩をすくめた。「単なる好奇心だよ。お前があんな風に他人を支配できるなんて意外だったからな」「支配?」「ああ。だってそうだろ?この人仕事はできるのにプライベートじゃ弱味握られて好きなように扱われてるんだから」
篠原の手が俺の首筋に触れた。冷たい指先が脈打つ皮膚をなぞる。「くだらない妄想だ」低い声。「お前には関係ない」
三枝は冷笑した。「関係ないか?へえ……でもよ篠原くん。お前が知らないこともあるんだぜ」そう言うと彼はズボンのファスナーを下げた。取り出されたものは異常なサイズだった。「これを試したいと思わないか?」
篠原の表情が固まる。俺は息を飲んだ。あの男の言っていることは……。「変態かよ」
篠原が呟く。「いいや?」三枝は首を振った。「ただのサービス精神だ。二人だけで楽しむにはもったいないだろ?」
沈黙が落ちた。篠原の視線が俺を捕らえる。不安と期待が入り混じった眼差し。「どうする?」彼の声は低く震えていた。「選ぶのは君だ」選択権を委ねられた。篠原が俺の自由意志を尊重するのは初めてだった。
三枝は待ちきれないとばかりにニヤリと笑う。「決めろよ榊さん。俺のも使ってみたいか?」「うるさい!」篠原が怒鳴ったが遅かった。三枝の視線が俺の下半身を捉える。「ほら見ろよ。正直な身体だ」
確かに俺のペニスは痛いほど勃起していた。三枝の巨大な逸物を見て興奮したのか?篠原との行為を公開することで快感を高めているのか?分からない。ただ一つ確かなのは──もう後戻りできないという事実だ。
「いいだろう」篠原が溜息をついた。「ただし条件がある」三枝に向かって指を立てる。「一つ。彼の顔に射精すること。二つ。俺が合図するまで中に出さないこと」
三枝はニヤリと笑った。「了解した」
篠原が俺の頭を掴む。「準備はいいな?」彼の目は冷たく輝いていた。拒否権はない。
三枝が覆い被さってくる。異臭が鼻を突く。篠原とは全く異なる獣のような匂い。嫌悪感と期待が交錯する。「いくぞ」三枝の手が俺の尻に食い込む。「力抜け」
太いものが入ってくる。痛みが脳天を貫く。「ぎゃあっ!」悲鳴が漏れた。
「我慢しろ」篠原が囁く。「すぐに良くなる」
事実その通りだった。異物感は次第に快感へと変わっていく。三枝のペースは荒々しい。腰を打ちつけるたびに篠原の腕が俺の背中に爪を立てる。「痛っ!」
「黙れ」篠原の声は氷のように冷たい。「感じてるくせに」
三枝が笑う。「こいつ中がグチュグチュだぜ。欲しがってんだろ?」言葉どおり内壁が蠕動しているのが分かる。自分の意思とは関係なく勝手に収縮しているのだ。「へえ?」篠原の指が乳首を掴む。「ここも反応してるぞ」
「うっ……」思わず声が漏れる。
「いい声だ」三枝が嗤う。「もっと鳴かせてやる」
彼のピストンが加速する。脳髄が痺れるほどの刺激。「ああっ!」抑えきれない叫びび。篠原の手が俺の口を塞いだ。「静かにしろ」
三枝が篠原に目配せする。「もういいか?」「まだだ」篠原は断固として首を振った。
このやりとりの間も三枝の暴力的な動きは止まらない。俺の腸内を蹂躙する巨根は容赦なくGスポットを擦り上げる。「んーっ!」篠原の掌に噛みつく。「おい!」彼は怒りに震えた。
「そんなに嫌なら抜けよ」三枝が挑発する。「俺一人で楽しめるぜ」
篠原の瞳が闇に沈んだ。「俺はまだ終わらせない」彼の指が俺の喉元に伸びる。「君のすべてを支配しなければ」
窒息寸前の苦しさの中で俺は悟った。これは罰なのだ。弱みを握られながらも心の奥底で篠原に依存し始めていたことへの──。だが同時に肉体は正直だった。苦しみの最中でも快楽を求めている。
「いいか?篠原」三枝が呻く。「もう限界だ」
「よし」篠原が俺の口から手を離す。「顔に向けて射て」
三枝が腰を引く。巨大なペニスが抜かれると同時に篠原の指が俺の臀部を掴んだ。「ケツを突き出せ」命令に従うしかない。四つん這いで尻を高く上げた姿勢──奴隷そのものだ。
「いい眺めだ」篠原が舌なめずりをする。「絶景だな」三枝も頷いた。
二人の視線が俺の最も恥ずべき部分に集中する。羞恥で顔が熱くなる。「閉じるな」篠原が命じる。「広げて見せろ」
そう言われた時、またぷつりと記憶が飛んでいた。
また、篠原が家まで運んでくれたらしい。
帰った後も、篠原は俺で遊んでいたみたいだ。
朝日がカーテンを透かして淡い光を投げかけていた。汗と体液にまみれたシーツの上に裸で横たわる二人の男。夜通しの暴行と快楽の痕跡が色濃く残る空間で、篠原と俺は沈黙を共有していた。
「シャワー浴びますか?」
篠原が意外にも優しい声で言った。昨夜の残忍さが嘘のような穏やかさ。
「ああ……」
声がかすれている。喉の奥に鉄錆のような味が残っていた。
鏡に映った自分の姿に息を呑んだ。肩に食い込んだ歯形。腰に刻まれた痣。頬には乾いた精液の跡がまだら模様になっている。まるで動物に犯された痕のように見えた。
「酷い格好ですね。でもそんな感じでも綺麗です。」
後ろから覗き込んだ篠原が苦笑する。
「お前のせいだろ」
「それはお互い様」
彼はそっと俺の背中に触れ、湯気で曇った鏡を指で拭った。「でもやっぱり綺麗です」
その言葉にゾクリとした。純粋な賛辞として受け取るべきか?それとも新たな調教の序章か?判断がつかないまま湯船に沈むと、熱い湯が皮膚を引き攣らせるように沁みた。
「お前も入るか?」
狭い浴槽に誘うと、篠原は当然のように滑り込んできた。男二人の体重に耐えかねて水面が波立つ。
「背中痛みますよね。ごめんなさい。ついやりすぎてしまいました。」
「昨日の三枝ってヤツ……」
言いかけて口をつぐむ。聞いてどうする?ただの好奇心か?それとも……
「気になりますか?」
篠原の目が細くなる。
「貴方には私しか目に入らないようにして欲しい。」
泡立つ水面が揺れ、篠原の吐息が耳朶をくすぐる。「あいつとの3Pはどうでした?」
「最低だった」
「嘘つきですね」
彼の指が胸の突起を摘む。「こんなに硬くなってるのに。思い出しちゃいました?」
「寒いだけだ」
「ふーん?」
彼の片手が股間に伸びる。湯の中で既に半勃ちになっていることに気づいて恥ずかしさが込み上げた。「やめろ」
「どうしてですか?」
「こんな時に……」
「いつでもどこでも感じるのは課長の才能ですね。」
指が袋の裏側を這う。湯の温もりと異なる彼の体温。「あっ……」思わず声が漏れる。
「ほらね」篠原が笑う。
「」
湯船から出てバスタオルを腰に巻く。鏡越しに視線が交差する。「これから……」
「ん?」
「俺たちはどうなるんだ?」
篠原がタオルで髪を拭きながら言う。「どうしたいですか?」
「だから……」
「具体的にイメージしてください。」
彼はベッドルームのドアを開けた。
「例えば」
振り返る。「毎晩ここでこうして過ごすとか?」
俺は言葉に詰まった。想像以上の提案に思考が追いつかない。
「それとも……」彼の唇が吊り上がる
「また、三枝さんの事呼びますか」
胃の底が冷たくなる。「冗談だろ?」
「50%本気です」
「やめろ」
「課長が決めてください」彼はシャツを羽織りながら歩み寄る。「この関係を続けるのか終えるのか……そしてその形態も」
シーツの上に腰掛ける俺の前に屈み込む篠原。顔を上げさせる。「怖いですか?」
「違うんだ。ただ…。」
「大丈夫。分かってます。課長は未知の領域に踏み込むのが怖いんですよね?特にこういう事には。」
そう言うと少しの間沈黙が流れて、篠原の真剣な表情に偽りは見えなかった。
「正直に言ってください。俺のことどう思っていますか?」
「分からない。」
「嫌いですか?」
首を振る。
「それとも愛してる?」
「…分からない。」
「本当に?」
「分からないんだ…」榊の声は震えていた。」
「お前といると自分が分からなくなる。支配されているのに心地よさを感じている自分がいる。」
それを聞いた篠原の表情はさっきと比べ、柔らかくなっていた。
「そんな迷っている課長の姿最高に綺麗です。」
「茶化すな。」
「本気ですよ。本当に綺麗だし、素敵だし、大好きです。」
それを聞いた榊は、恥ずかしさで顔を背けた。
「課長、次は何をしますか?」
表情だけじゃなくて、声もいつもより優しく聞こえた気がした。
「今日は流石に俺の体力が持たない。今日はもういいか?」
「わかりました」
篠原は微笑みながら立ち上がった。だがその目は、何かを諦めたようでもあり、期待しているようでもあった。
「明日も来ますね?」
「ああ」
「じゃあ──」
「今日はやっぱり帰らないでくれ。」
「そういう所大好きです。いつもそうだったら可愛いのに。」
「こんなおじさんをからかうんじゃない。少しも可愛くない。」
「明日は普通に過ごしますか?せっかく2人とも休みを取った訳ですし。」
「そうだな。」
「でも、夜になったらまた楽しみにしてます。」
その言葉に榊は、少しだけ心が熱くなった。
「好きにしろ。」
「じゃあとりあえず今日は疲れただろうし、寝ますか?」
「確かにな。おやすみ。」
「おやすみなさい。また明日。」
夜更けが過ぎると共に、2人の関係が、自分の中の何かが変わってきていることを榊は受け入れ始めていた。
篠原の事を好きなのか?
それとも、支配されれば篠原以外でも大丈夫なのか?
ぐるぐる頭をずっと駆け巡っていた。
悩んでいたとしても、明日は来る。
また新たな1日が…。
「ねぇ課長」
翌朝のオフィスは静まり返っていた。
唯一聞こえるのはタイプライターの打鍵音のみ。
社内には2人しかいない。
「どうした?」
いつものように無愛想な返事をしながらも内心では昨日の出来事が脳裏をよぎり続ける。
「今日の会議資料ですが……」
と言い終わる前にデスクの下から伸びてきた手が太ももを撫でまわす。
「ちょっ!?」
慌てて振り払おうとするもののガッチリ捕らえられてしまった。「誰もいないから大丈夫」
周囲を見渡せば確かに皆外回りに出かけているようだ。
だがこの状況で何かをされるなんて冗談ではない。
「離せ……!」
小声で抗議するも篠原はニヤリと笑うだけだった。
それどころかズボンの中にまで侵入しようとしてくる有様である。
「ここで続行するつもりか?」
「大丈夫ですって。課長も本当は期待してるんでしょ?」
反論しようと口を開いた瞬間スマホを取り出し画面を見せる篠原。
そこには昨夜撮影されたと思しき淫らな画像が表示されていた。
「誰かにバレたら困りますよね?」
舌打ちしながら渋々承諾するしかない状況になってしまった。
「わかった……好きにしろ」
「ありがとうございます♪」
早速ベルトを緩め始めた相手に対し諦め半分で座り直す榊であったが、ふと思い至ったことがあった。
「まさか……毎日続ける気じゃないだろうな?」
すると篠原は意味ありげな笑みを浮かべつつ答えたのである。
「当たり前じゃないですか」
それ以来二人だけの秘密の関係が始まったのだと言わんばかりに毎日執拗に求めてくるようになった彼に対して嫌悪感を抱きつつも、結局受け入れてしまう自分もまた変態なのだろうと考えることで現実逃避する日々が始まったのであった。
あれから一週間が経った。
社内の噂話は特に広まっていないようだったが、オフィスでの彼の私に対する態度が明らかに変わっていた。他の同僚たちが無視しているのかと思ったが、違うみたいだ。
昼休みになると決まってトイレに連れ込まれる習慣ができていた。
個室の中でキスされたり服を脱がされたりと様々な要求に応えなければならない日々だった。
「あっ……そこはだめだって言っただろう……」
「でもここ好きなくせに」
「うるさい黙れ!」
必死に声を抑えつつも身体の方は正直だったため、どうしても喘ぎ声が出てしまう自分が情けなくて仕方なかった。
退勤時間ギリギリになると必ずといっていいほど呼び出されるようになり、ホテル街に連れ込まれることが常となりつつあった。
そんなある日、皆が帰った定時後
「どうした?」警戒しながら尋ねる。しかしその表情を見る限り何を考えているのか全く予測できなかった。
「最近どうですか?楽しいですか?」
唐突すぎる質問に戸惑いながらも素直に答えることにした。「まぁ……それなりには充実してるか。」
その答えを聞いた途端彼の瞳孔が開いた気がした。まるで獲物を見つけた猛禽類のような鋭さを持ってこちらを見据えてくる。本能的に危険を感じ取り後ずさろうとした時、既に遅かった。肩を押さえつけられて押し倒されている状態になっており身動きが取れない状態になってしまっていた。「そうですか。なら安心しましたよ」
口元だけ笑みを浮かべながら近づいてくる彼に対して恐怖心を抱かずにはいられなかった。「よかった。僕のために頑張ってくれてるんですね」「ち、違う!そんなつもりじゃ……!」弁解しようとするも、耳元で囁かれた一言により全てが台無しになってしまうこととなった。「嘘つかないでくださいよ。本当は嬉しいんでしょう?」図星だったため何も言い返せず顔を伏せるしかない状況となってしまった。その様子を見て満足げな笑みを浮かべる彼が憎くてたまらなかった。
「あーあ、やっぱりな」
呟きながら見上げてくるのはいつもの通り上目遣いでこちらを探るような視線だった。「うるせぇ放っとけ」「放っておくわけ無いでしょう。」苛立ち混じりに吐き捨てるように告げる。
しかし次の瞬間にはいつもの猫なで声で媚びるような態度を見せてきた。「お願いしますよ……僕のこと好きなんでしょ?」そんな台詞と共にキスされて頭の中が真っ白になってしまう。
(こいつ……!)
内心憤慨しつつも体が反応してしまう自分が恨めしかった。気づけば自ら舌を絡ませてしまっていたのだ。
しばらくすると満足したらしく唇を離す篠原。
口元に付いた唾液を拭いながら冷たい眼差しで見下ろしてくる。
「こういうことをされて喜んでるってことは本心から俺のことが好きだってことですよね?」挑発的な口調で問いかけられる。否定すべきなのに喉から言葉が出なかった。それどころか肯定しているようなものかもしれない。
「もう認めちゃいましょうよ」「……」押し黙ってしまった俺に対して追い討ちをかけるように言葉を重ねる篠原。
「僕のチンポ欲しくてたまらないんですよね?認めないとずっとこのままでいますよ?」耳元で囁かれる魔性の声音に耳を傾けてはいけないとわかっていても拒めなかった。むしろ自分から求めてしまっているのではないかと疑ってしまうほどだ。
「…………」沈黙だけが続く空間の中、彼の指先が優しく頬を撫でる感触があった。「言わないとわからないですよ」「……欲しい」ほとんど吐息のような声量だったが、彼には届いたようで嬉しそうな笑顔を見せてくれた。その表情には邪悪なものなど微塵もなく純粋無垢な少年のような笑顔だった。だからこそ恐ろしいのかもしれないと思った。
「ねぇ、課長?皆いないし、会議室で、やりませんか?準備なんかいらないですよ。昨日さんざんやりましたから」確かに事実はそうだが納得いかない気持ちの方が大きかった。「そんな問題じゃないだろ?お前それでも社会人か?」「もちろん。だからこそ堂々としていられるんです」悪びれもせず言い放つ姿に呆れを通り越して感心すら覚え始めている自分がいた。
「はぁ……わかった。ただし次はちゃんと避妊しろよ?」「了解です。」軽い口調で了承すると再び抱き寄せてくる篠原に対して逆らうことを止めたのは己の意思によるものだった。
「っん」彼の胸板に顔を埋めると香水とは別の独特な匂いが鼻腔を刺激してきた。それが嫌ではないということはつまりそういうことなのだと思い知らされることとなった。
「好きなんですか?この匂い」ドキッとしたタイミングで尋ねられ言葉に詰まった。「べつに……そういうわけではないけど」苦し紛れに絞り出した台詞だったが彼は満足したようだった。「それは良かった。もっと嗅いでください」より密着してくる肉体からは鼓動を感じ取ることができるほど近かった。心臓の音までも聞こえそうな距離感の中で呼吸を繰り返すうち次第に落ち着きを取り戻していった。
「もうそろそろいいですか?」「……いい。」小さく頷いてみせると、笑顔を浮かべた篠原がゆっくり挿入してきた。十分すぎるほど潤滑油代わりの粘液を塗りたくられており、痛みを感じることはなかった。
「凄い……入ってくのがわかるよ」「僕のも感じてますか?」囁くような声音で尋ねられ、返事として頷いてみせると、より一層熱烈な接吻を求められた。
「んむっ」「ぷぁっ……はぁっ」何度も繰り返される濃厚なディープキスによって酸欠状態になりかけたところで解放された。。その頃にはすっかり蕩け切った顔つきになっていた。本人に自覚は無かったものの他人の目に晒されたならば確実に誤解を招くであろう表情をしていたのだ。
「そろそろ動きますね」宣言すると同時に律動が始まろうとした矢先に、予期せぬ人物の登場によって中断させられてしまった。
「あれ?珍しい組み合わせだな」
突然響いた第三者の声により驚いて振り向くと、そこには同期入社の男が立っていた。名前は……思い出せない。恐らく一度も話したことなどないのだろう。。顔もぼんやりとしていてはっきりしない。。それなのに何故か目の前の人物が誰なのか直感的に理解してしまった。。だからこそ焦燥感に駆られたのかもしれない。。とにかく早くこの場から離れなければと思った。。
「どうしたんだよ?そんな怯えた顔をして」不思議そうに首を傾げる彼に何と説明すれば良いのか思い付かないまま口ごもってしまった。
「なんだよお前」同僚は俺たちの様子など意に介さない風にズカズカと入ってきた。「三枝(さえぐさ)だよ。営業の。忘れたのか?」「……すまん」記憶にない名前だったが謝罪しておく。三枝という男は20代後半くらいだろうか。日に焼けた肌と短髪が印象的だ。「そんなことよりいい雰囲気じゃねえか。俺も仲間に入れてくれよ」下品な笑みを浮かべながら近づいてくる。篠原が舌打ちした。「邪魔しないでくれるか?今いいところなんだ」「おいおい傷つくぜ。篠原くんが誰とヤってるか確認したくて来ただけなのに」
篠原が眉をひそめる。「どうしてそんなことが気になる?」三枝は肩をすくめた。「単なる好奇心だよ。お前があんな風に他人を支配できるなんて意外だったからな」「支配?」「ああ。だってそうだろ?この人仕事はできるのにプライベートじゃ弱味握られて好きなように扱われてるんだから」
篠原の手が俺の首筋に触れた。冷たい指先が脈打つ皮膚をなぞる。「くだらない妄想だ」低い声。「お前には関係ない」
三枝は冷笑した。「関係ないか?へえ……でもよ篠原くん。お前が知らないこともあるんだぜ」そう言うと彼はズボンのファスナーを下げた。取り出されたものは異常なサイズだった。「これを試したいと思わないか?」
篠原の表情が固まる。俺は息を飲んだ。あの男の言っていることは……。「変態かよ」
篠原が呟く。「いいや?」三枝は首を振った。「ただのサービス精神だ。二人だけで楽しむにはもったいないだろ?」
沈黙が落ちた。篠原の視線が俺を捕らえる。不安と期待が入り混じった眼差し。「どうする?」彼の声は低く震えていた。「選ぶのは君だ」選択権を委ねられた。篠原が俺の自由意志を尊重するのは初めてだった。
三枝は待ちきれないとばかりにニヤリと笑う。「決めろよ榊さん。俺のも使ってみたいか?」「うるさい!」篠原が怒鳴ったが遅かった。三枝の視線が俺の下半身を捉える。「ほら見ろよ。正直な身体だ」
確かに俺のペニスは痛いほど勃起していた。三枝の巨大な逸物を見て興奮したのか?篠原との行為を公開することで快感を高めているのか?分からない。ただ一つ確かなのは──もう後戻りできないという事実だ。
「いいだろう」篠原が溜息をついた。「ただし条件がある」三枝に向かって指を立てる。「一つ。彼の顔に射精すること。二つ。俺が合図するまで中に出さないこと」
三枝はニヤリと笑った。「了解した」
篠原が俺の頭を掴む。「準備はいいな?」彼の目は冷たく輝いていた。拒否権はない。
三枝が覆い被さってくる。異臭が鼻を突く。篠原とは全く異なる獣のような匂い。嫌悪感と期待が交錯する。「いくぞ」三枝の手が俺の尻に食い込む。「力抜け」
太いものが入ってくる。痛みが脳天を貫く。「ぎゃあっ!」悲鳴が漏れた。
「我慢しろ」篠原が囁く。「すぐに良くなる」
事実その通りだった。異物感は次第に快感へと変わっていく。三枝のペースは荒々しい。腰を打ちつけるたびに篠原の腕が俺の背中に爪を立てる。「痛っ!」
「黙れ」篠原の声は氷のように冷たい。「感じてるくせに」
三枝が笑う。「こいつ中がグチュグチュだぜ。欲しがってんだろ?」言葉どおり内壁が蠕動しているのが分かる。自分の意思とは関係なく勝手に収縮しているのだ。「へえ?」篠原の指が乳首を掴む。「ここも反応してるぞ」
「うっ……」思わず声が漏れる。
「いい声だ」三枝が嗤う。「もっと鳴かせてやる」
彼のピストンが加速する。脳髄が痺れるほどの刺激。「ああっ!」抑えきれない叫びび。篠原の手が俺の口を塞いだ。「静かにしろ」
三枝が篠原に目配せする。「もういいか?」「まだだ」篠原は断固として首を振った。
このやりとりの間も三枝の暴力的な動きは止まらない。俺の腸内を蹂躙する巨根は容赦なくGスポットを擦り上げる。「んーっ!」篠原の掌に噛みつく。「おい!」彼は怒りに震えた。
「そんなに嫌なら抜けよ」三枝が挑発する。「俺一人で楽しめるぜ」
篠原の瞳が闇に沈んだ。「俺はまだ終わらせない」彼の指が俺の喉元に伸びる。「君のすべてを支配しなければ」
窒息寸前の苦しさの中で俺は悟った。これは罰なのだ。弱みを握られながらも心の奥底で篠原に依存し始めていたことへの──。だが同時に肉体は正直だった。苦しみの最中でも快楽を求めている。
「いいか?篠原」三枝が呻く。「もう限界だ」
「よし」篠原が俺の口から手を離す。「顔に向けて射て」
三枝が腰を引く。巨大なペニスが抜かれると同時に篠原の指が俺の臀部を掴んだ。「ケツを突き出せ」命令に従うしかない。四つん這いで尻を高く上げた姿勢──奴隷そのものだ。
「いい眺めだ」篠原が舌なめずりをする。「絶景だな」三枝も頷いた。
二人の視線が俺の最も恥ずべき部分に集中する。羞恥で顔が熱くなる。「閉じるな」篠原が命じる。「広げて見せろ」
そう言われた時、またぷつりと記憶が飛んでいた。
また、篠原が家まで運んでくれたらしい。
帰った後も、篠原は俺で遊んでいたみたいだ。
朝日がカーテンを透かして淡い光を投げかけていた。汗と体液にまみれたシーツの上に裸で横たわる二人の男。夜通しの暴行と快楽の痕跡が色濃く残る空間で、篠原と俺は沈黙を共有していた。
「シャワー浴びますか?」
篠原が意外にも優しい声で言った。昨夜の残忍さが嘘のような穏やかさ。
「ああ……」
声がかすれている。喉の奥に鉄錆のような味が残っていた。
鏡に映った自分の姿に息を呑んだ。肩に食い込んだ歯形。腰に刻まれた痣。頬には乾いた精液の跡がまだら模様になっている。まるで動物に犯された痕のように見えた。
「酷い格好ですね。でもそんな感じでも綺麗です。」
後ろから覗き込んだ篠原が苦笑する。
「お前のせいだろ」
「それはお互い様」
彼はそっと俺の背中に触れ、湯気で曇った鏡を指で拭った。「でもやっぱり綺麗です」
その言葉にゾクリとした。純粋な賛辞として受け取るべきか?それとも新たな調教の序章か?判断がつかないまま湯船に沈むと、熱い湯が皮膚を引き攣らせるように沁みた。
「お前も入るか?」
狭い浴槽に誘うと、篠原は当然のように滑り込んできた。男二人の体重に耐えかねて水面が波立つ。
「背中痛みますよね。ごめんなさい。ついやりすぎてしまいました。」
「昨日の三枝ってヤツ……」
言いかけて口をつぐむ。聞いてどうする?ただの好奇心か?それとも……
「気になりますか?」
篠原の目が細くなる。
「貴方には私しか目に入らないようにして欲しい。」
泡立つ水面が揺れ、篠原の吐息が耳朶をくすぐる。「あいつとの3Pはどうでした?」
「最低だった」
「嘘つきですね」
彼の指が胸の突起を摘む。「こんなに硬くなってるのに。思い出しちゃいました?」
「寒いだけだ」
「ふーん?」
彼の片手が股間に伸びる。湯の中で既に半勃ちになっていることに気づいて恥ずかしさが込み上げた。「やめろ」
「どうしてですか?」
「こんな時に……」
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「」
湯船から出てバスタオルを腰に巻く。鏡越しに視線が交差する。「これから……」
「ん?」
「俺たちはどうなるんだ?」
篠原がタオルで髪を拭きながら言う。「どうしたいですか?」
「だから……」
「具体的にイメージしてください。」
彼はベッドルームのドアを開けた。
「例えば」
振り返る。「毎晩ここでこうして過ごすとか?」
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「それとも……」彼の唇が吊り上がる
「また、三枝さんの事呼びますか」
胃の底が冷たくなる。「冗談だろ?」
「50%本気です」
「やめろ」
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「違うんだ。ただ…。」
「大丈夫。分かってます。課長は未知の領域に踏み込むのが怖いんですよね?特にこういう事には。」
そう言うと少しの間沈黙が流れて、篠原の真剣な表情に偽りは見えなかった。
「正直に言ってください。俺のことどう思っていますか?」
「分からない。」
「嫌いですか?」
首を振る。
「それとも愛してる?」
「…分からない。」
「本当に?」
「分からないんだ…」榊の声は震えていた。」
「お前といると自分が分からなくなる。支配されているのに心地よさを感じている自分がいる。」
それを聞いた篠原の表情はさっきと比べ、柔らかくなっていた。
「そんな迷っている課長の姿最高に綺麗です。」
「茶化すな。」
「本気ですよ。本当に綺麗だし、素敵だし、大好きです。」
それを聞いた榊は、恥ずかしさで顔を背けた。
「課長、次は何をしますか?」
表情だけじゃなくて、声もいつもより優しく聞こえた気がした。
「今日は流石に俺の体力が持たない。今日はもういいか?」
「わかりました」
篠原は微笑みながら立ち上がった。だがその目は、何かを諦めたようでもあり、期待しているようでもあった。
「明日も来ますね?」
「ああ」
「じゃあ──」
「今日はやっぱり帰らないでくれ。」
「そういう所大好きです。いつもそうだったら可愛いのに。」
「こんなおじさんをからかうんじゃない。少しも可愛くない。」
「明日は普通に過ごしますか?せっかく2人とも休みを取った訳ですし。」
「そうだな。」
「でも、夜になったらまた楽しみにしてます。」
その言葉に榊は、少しだけ心が熱くなった。
「好きにしろ。」
「じゃあとりあえず今日は疲れただろうし、寝ますか?」
「確かにな。おやすみ。」
「おやすみなさい。また明日。」
夜更けが過ぎると共に、2人の関係が、自分の中の何かが変わってきていることを榊は受け入れ始めていた。
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それとも、支配されれば篠原以外でも大丈夫なのか?
ぐるぐる頭をずっと駆け巡っていた。
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