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2章 冒険者としての生活
スタンピード 後編
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「まだ居るのかよ!」
俺とアリーセは自重無しにバカスカと撃ちまくっているが、押し寄せるモンスターの勢いは、まだおさまらない。
「ちいさいのが何体か抜けたぞ!」
「よっしゃぁ! やっと出番だぜ!」
ゴブリンよりもちいさいすばしっこいモンスターが矢や魔法を掻い潜り、後方の肉弾戦部隊の方へ抜けていったが、その後方の部隊により、あっという間に倒されていた。
土塁にはあえて通り抜けられる隙間が所々作られており、モンスターの流れをコントロールしつつ、一気に後方に抜けられないように作られているのである。
「くそ、矢が切れた!」
「これを使ってくれ! エンチャント付きだ!」
「助かる!」
各所からの提供もあり、矢は相当な数が用意されていたが、流石にそろそろ尽きはじめてきたようだ。
俺はアリーセが元々持っていた貫通力を上げるエンチャントのかけられた矢をアイテムボックスから出して渡した。
流石にアリーセが今バカスカ撃っている方の矢は渡せない。
保身的な意味ではなく取扱い的にも普通の矢と違いすぎるからだ。
「こっちも撃ち尽くした!」
「矢ならまだあるぞ! 誰か運んでやってくれ!」
撃ちまくりながらも、ぽんぽんと矢の束をアイテムボックスから出していく。
「はははっ、すごいなお前、どんだけ矢を持ってんだよ!」
「アイテムボックスに入る限りだ! 後でちゃんとお代を請求するから遠慮なく持ってけ!」
「しっかりしてやがんな! でもそれなら遠慮なく持ってくぜ!」
射撃の手を緩める事無く、矢の供給も行っていく。
アイテムボックスは、ある程度自由に取り出し口の場所を設定出来るので、後ろの方に矢を積み上げていった。
「魔力切れでもう魔法を撃てないので、矢を配るのを手伝います!」
本来は、機関銃等は正面からではなく、なるべく側面に配置し、銃弾で壁を作るイメージで攻撃するのがセオリーなのだが、着弾と同時に爆発を起こすので面制圧が出来ることと、アリーセの補給の面で正面に陣取っていた。
それが良かったのか、俺がポンポン出しては積み上げていく矢を、魔力切れのマジックユーザーや、弓以外のクロスボウ等の射撃武器を使っていて、それを撃ち尽くし手の空いた冒険者達が俺の所から矢を各所に配るという流れが、いの間にか出来上がっていた。
こういう部分の柔軟さは、流石は冒険者といったところか。
「イオリ、こっちにも矢を!」
アリーセも撃ち尽くしたようだ。
目の前に再び矢を積上げてやる。
「おい、アリーセ血が出てるじゃないか!」
アリーセの弓を引く指が擦り切れ、痛々しい事になっていた。
「これくらいなら、平気よ!」
「ほら、これをふりかけて使え、ミスショットされたら困る!」
アリーセにポーションを投げ渡す。
「あ、うん、ありがと……って、何これあっという間に治った!?」
「今更だろ、まだまだ頑張ってくれよ?」
アリーセがジト目になっていそうだが、今は無視させてもらう。
「後でこれも売ってよね!」
「あいあいまむ」
固まっていると、まとめてやられる、ということに気がついたモンスターが徐々に散開しだし撃ち漏らしが増えてきた。
まあ爆発から逃げてるだけかもしれないが、森に『逃げ帰る』モンスターは一匹も居ないというところが不気味だ。
「イオリ! 撃ち漏らしは気にしないで奥を撃って、あまり近くを撃たれるとこっちが危ないわ!!」
「おっと、すまん!」
何かと爆発を伴うこの武器や俺のスキルは周りに味方が多いと、どうも使いにくい。
今後の課題だな。
前にも言った気がしないでもないが……。
抜けていくモンスターや土塁に取り付くモンスターが増えてきて、でかい牛のようなモンスターが土塁に猛烈な勢いで突っ込んできた。
「ってかヤバイこっちに来たぞ!」
「フレイムランパート!」
土塁の前に炎による分厚い壁が広がり、突っ込んできたモンスターと取り付いたモンスターを焼き尽くしていく。
思わず振り向くと、ローブを翻し仁王立ちで杖を突き出したエーリカがそこに立っていた。
「取り付いてくるモンスターは、私に任せてくださいませ」
「エーリカか、助かっ……た……」
俺は伏せ撃ちをしているので寝そべった状態である。
その俺のすぐうしろでローブを翻しているエーリカが立っているので、ある部分が見えていたのだ。
下から炎で照らされているおかげて、それはもうバッチリと。
白のレースか……。
「どうしました? 攻撃の手が止まってますわよ?」
「あ、ああ、そうだな! スマンがこの体勢だ炎で前が見えない、少し高さを抑えられるか?」
「なるほど、私としたことがそれは失礼しましたわ」
エーリカが杖を振り回すと炎の壁の高さが土塁と同じ程度になった。
先程の光景を脳内メモリーにばっちり記録したら、何があったか察したらしいアリーセに踏まれた。
何かに目覚めたらどうしてくれる!?
近距離の憂いがなくなったので再び銃撃を開始する。 爆発するから爆撃か?
通常の矢しか供給していないので、射手が限られて来てしまった事で、土塁を抜けていくモンスターが増えて来ていたが、Bランクのエーリカが来たことで、土塁正面付近のモンスターを一気に押し返し、やっとモンスターの後方も終わりが見えてきた。
「そういえば、エーリカは今までどこに居たの」
アリーセが矢を放ちながらエーリカに話しかけた。
そういや、あれほど派手な魔法は見てなかったな。
「ジークフリード様の護衛をしているんですの。 あの方すぐに前線に出ようとされるので……」
「え? それじゃあ、なんでこっちに来たのよ?」
「護衛をしているからですわよ?」
何を言っているのかと思ったが、その事はすぐに判明した。
いや、してしまったと言うべきか……。
「打ち方止め!! 今が好機だ、打って出て一気に殲滅するぞ!!」
白馬にまたがり剣を掲げたジークフリード様が声を張り上げ、数十騎の騎兵とともに、土塁から飛び出した。
「なにやってんだあの人!?」
ジークフリード様を先頭に、騎兵部隊は幾分かまばらになったモンスターに突っ込んでいった。
将軍あたりならともかく、領主自ら突っ込んじゃ駄目だろ……。
「弓兵どもにばかりいい格好させるな! 野郎ども領主様に続けえええええい!!」
「「「うおおおおおおおおおっ!!」」」
その後から、歩兵部隊と後方にいた近接戦闘系の冒険者達も続いてモンスターに突っ込んでいく。
乱戦になってしまったら、爆発に巻き込んでしまうので流石に撃ちまくるわけには行かなかった。
アリーセは、矢を拡散したり爆発しないものに切り替え、乱戦の中のモンスターも的確に屠っていたが……。
やることがなくなったので立ち上がって様子を見るが、後方で暇してたぶんストレスでも溜まっていたのだろうか、彼らは有り余る体力で次々とモンスターを蹂躙していく。
鎧袖一触とはこのことか……
あー、うん、これは終わりが見えたか?
そう思った時、ひときわ大きなモンスターが咆哮を上げて突進してくるのが見えた。
俺とアリーセは自重無しにバカスカと撃ちまくっているが、押し寄せるモンスターの勢いは、まだおさまらない。
「ちいさいのが何体か抜けたぞ!」
「よっしゃぁ! やっと出番だぜ!」
ゴブリンよりもちいさいすばしっこいモンスターが矢や魔法を掻い潜り、後方の肉弾戦部隊の方へ抜けていったが、その後方の部隊により、あっという間に倒されていた。
土塁にはあえて通り抜けられる隙間が所々作られており、モンスターの流れをコントロールしつつ、一気に後方に抜けられないように作られているのである。
「くそ、矢が切れた!」
「これを使ってくれ! エンチャント付きだ!」
「助かる!」
各所からの提供もあり、矢は相当な数が用意されていたが、流石にそろそろ尽きはじめてきたようだ。
俺はアリーセが元々持っていた貫通力を上げるエンチャントのかけられた矢をアイテムボックスから出して渡した。
流石にアリーセが今バカスカ撃っている方の矢は渡せない。
保身的な意味ではなく取扱い的にも普通の矢と違いすぎるからだ。
「こっちも撃ち尽くした!」
「矢ならまだあるぞ! 誰か運んでやってくれ!」
撃ちまくりながらも、ぽんぽんと矢の束をアイテムボックスから出していく。
「はははっ、すごいなお前、どんだけ矢を持ってんだよ!」
「アイテムボックスに入る限りだ! 後でちゃんとお代を請求するから遠慮なく持ってけ!」
「しっかりしてやがんな! でもそれなら遠慮なく持ってくぜ!」
射撃の手を緩める事無く、矢の供給も行っていく。
アイテムボックスは、ある程度自由に取り出し口の場所を設定出来るので、後ろの方に矢を積み上げていった。
「魔力切れでもう魔法を撃てないので、矢を配るのを手伝います!」
本来は、機関銃等は正面からではなく、なるべく側面に配置し、銃弾で壁を作るイメージで攻撃するのがセオリーなのだが、着弾と同時に爆発を起こすので面制圧が出来ることと、アリーセの補給の面で正面に陣取っていた。
それが良かったのか、俺がポンポン出しては積み上げていく矢を、魔力切れのマジックユーザーや、弓以外のクロスボウ等の射撃武器を使っていて、それを撃ち尽くし手の空いた冒険者達が俺の所から矢を各所に配るという流れが、いの間にか出来上がっていた。
こういう部分の柔軟さは、流石は冒険者といったところか。
「イオリ、こっちにも矢を!」
アリーセも撃ち尽くしたようだ。
目の前に再び矢を積上げてやる。
「おい、アリーセ血が出てるじゃないか!」
アリーセの弓を引く指が擦り切れ、痛々しい事になっていた。
「これくらいなら、平気よ!」
「ほら、これをふりかけて使え、ミスショットされたら困る!」
アリーセにポーションを投げ渡す。
「あ、うん、ありがと……って、何これあっという間に治った!?」
「今更だろ、まだまだ頑張ってくれよ?」
アリーセがジト目になっていそうだが、今は無視させてもらう。
「後でこれも売ってよね!」
「あいあいまむ」
固まっていると、まとめてやられる、ということに気がついたモンスターが徐々に散開しだし撃ち漏らしが増えてきた。
まあ爆発から逃げてるだけかもしれないが、森に『逃げ帰る』モンスターは一匹も居ないというところが不気味だ。
「イオリ! 撃ち漏らしは気にしないで奥を撃って、あまり近くを撃たれるとこっちが危ないわ!!」
「おっと、すまん!」
何かと爆発を伴うこの武器や俺のスキルは周りに味方が多いと、どうも使いにくい。
今後の課題だな。
前にも言った気がしないでもないが……。
抜けていくモンスターや土塁に取り付くモンスターが増えてきて、でかい牛のようなモンスターが土塁に猛烈な勢いで突っ込んできた。
「ってかヤバイこっちに来たぞ!」
「フレイムランパート!」
土塁の前に炎による分厚い壁が広がり、突っ込んできたモンスターと取り付いたモンスターを焼き尽くしていく。
思わず振り向くと、ローブを翻し仁王立ちで杖を突き出したエーリカがそこに立っていた。
「取り付いてくるモンスターは、私に任せてくださいませ」
「エーリカか、助かっ……た……」
俺は伏せ撃ちをしているので寝そべった状態である。
その俺のすぐうしろでローブを翻しているエーリカが立っているので、ある部分が見えていたのだ。
下から炎で照らされているおかげて、それはもうバッチリと。
白のレースか……。
「どうしました? 攻撃の手が止まってますわよ?」
「あ、ああ、そうだな! スマンがこの体勢だ炎で前が見えない、少し高さを抑えられるか?」
「なるほど、私としたことがそれは失礼しましたわ」
エーリカが杖を振り回すと炎の壁の高さが土塁と同じ程度になった。
先程の光景を脳内メモリーにばっちり記録したら、何があったか察したらしいアリーセに踏まれた。
何かに目覚めたらどうしてくれる!?
近距離の憂いがなくなったので再び銃撃を開始する。 爆発するから爆撃か?
通常の矢しか供給していないので、射手が限られて来てしまった事で、土塁を抜けていくモンスターが増えて来ていたが、Bランクのエーリカが来たことで、土塁正面付近のモンスターを一気に押し返し、やっとモンスターの後方も終わりが見えてきた。
「そういえば、エーリカは今までどこに居たの」
アリーセが矢を放ちながらエーリカに話しかけた。
そういや、あれほど派手な魔法は見てなかったな。
「ジークフリード様の護衛をしているんですの。 あの方すぐに前線に出ようとされるので……」
「え? それじゃあ、なんでこっちに来たのよ?」
「護衛をしているからですわよ?」
何を言っているのかと思ったが、その事はすぐに判明した。
いや、してしまったと言うべきか……。
「打ち方止め!! 今が好機だ、打って出て一気に殲滅するぞ!!」
白馬にまたがり剣を掲げたジークフリード様が声を張り上げ、数十騎の騎兵とともに、土塁から飛び出した。
「なにやってんだあの人!?」
ジークフリード様を先頭に、騎兵部隊は幾分かまばらになったモンスターに突っ込んでいった。
将軍あたりならともかく、領主自ら突っ込んじゃ駄目だろ……。
「弓兵どもにばかりいい格好させるな! 野郎ども領主様に続けえええええい!!」
「「「うおおおおおおおおおっ!!」」」
その後から、歩兵部隊と後方にいた近接戦闘系の冒険者達も続いてモンスターに突っ込んでいく。
乱戦になってしまったら、爆発に巻き込んでしまうので流石に撃ちまくるわけには行かなかった。
アリーセは、矢を拡散したり爆発しないものに切り替え、乱戦の中のモンスターも的確に屠っていたが……。
やることがなくなったので立ち上がって様子を見るが、後方で暇してたぶんストレスでも溜まっていたのだろうか、彼らは有り余る体力で次々とモンスターを蹂躙していく。
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