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5.帰還パーティー
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アランたちが帰ってきてから数時間後。
ラーゲルレーヴ邸の大ホールでは帰還パーティーの名の元に大宴会が始まっていた。上座にはアランのほか側近のパウロや上官たちが座り、部下たちがジョッキを片手に代わる代わる乾杯に訪れる。
甲冑を脱いだアランは彫刻のように整った顔立ちで、その姿はまるで神話に出てくる戦の神が具現化したかのよう。力強さと美しさを兼ねそろえるアランの容姿と威厳を、部下たちは我がことのように誇りに思い、慕っていた。
普段なら話しかけるのも恐れ多いアランだが、酒の勢いもあり部下たちが突撃する。
「アラン様! どうやったらアラン様のように強くなれますか」
「……」
「鍛錬に次ぐ鍛錬だ。精進しろよ」
「アラン様、今度手合わせをお願いします……!」
「……」
「百万年早い。もっと剣術を磨いてから来い」
アランの代わりにパウロが発破をかける。多くの部下が撃沈しつつも上機嫌で戻る中、パウロがため息をついた。
「……アランやアラン。おまえも少しは相手をしてやれ。無口にもほどがある」
「アラン様。落ち着かないようですが、どうされましたか?」
眉間にしわを寄せたアランが周囲を見渡しながら答える。
「……俺の妻は?」
「あ~! そういえば、おまえって結婚していたんだったな!?」
「そうでした! アラン様の奥様はどこにいらっしゃるんだ?」
パウロたちもあたりを見渡してみるが、華やかなドレスを着て会場を取り仕切っているのはブリタのみ。
本来はシャルロッテがいておかしくない立ち位置なのだが、事情を知らない者がこの光景を見たら、ブリタがアランの妻のように見えるだろう。
「う~ん。会場にいるのはブリタ以外、みんな使用人のようだな。奥様も顔くらい出した方がいいんだが……」
「あっ、ライトマン! ちょっと来てくれ。アランが聞きたいことがあるそうだ」
通りかかった家令がテーブルに近づく。
「アラン様、お食事やお飲み物は足りていらっしゃいますか」
「ああ。……で、俺の妻はどこだ?」
「ええっ!? まだこちらにいらしていませんか? 挨拶をするんだと朝から張り切っていらっしゃいましたのに……少々お待ちくださいませ。会場にはいらしていますから探してまいります」
ライトマンの背中を見送ると、酔った面々がアランをからかい始めた。
「幼妻に会うのは7年ぶりか。小さくてぽっちゃりしていて転がりそうな……げほげほ、んんっ! 愛らしい子だったなぁ。18歳になったのか?」
「どれどれ……、ふくふくしいご令嬢はどこにいるかな?」
「……」
そのとき、会場を見渡すアランの目に、屈強な男たちの間をくるくると抜けながら給仕を行う、ひとりの使用人が映った。
じっと見つめるアランに気づき、パウロたちも視線を追う。
「おっ! あの子かわいいな。なんだ、アランはボンキュッボンのセクシー系が好みかと思いきや、案外あんな清純派がタイプか」
「少し小柄だが、女性騎士並みに運動神経が良さそうだ。あの溌剌とした美少女は将来絶対男を泣かせるぞ、賭けてもいい。いや、それにしても働き者だな」
ひとつに束ねた髪が忙しそうに揺れ、あちこちに笑顔をふりまく美少女。長いまつげに縁どられた瞳と楽しそうな表情が印象に残る。
「はい、どうぞ~! あ、その空いたジョッキ、いただきますね。食べ物は足りていますか? あら、すぐお持ちしますね!」
「よっ」っという掛け声とともに、華奢な両手に3つずつジョッキを持っては次々と男たちに渡し、空いた皿を手際よく片付けたと思ったら、厨房から届く料理を実に効率よく運んでいく。
酔った軍人たちに絡まれ怯えている給仕、一緒に座って話し込む侍女も多い中、にこにこしながら働く少女は好感度が高い。人の2倍も3倍も動いているように見える。
そのうち、ライトマンに話しかけられた美少女がアランたちの元へやってきた。
「お飲み物のおかわりをお持ちしましょうか? 何か必要なものはありますか?」
「君、かわいいねえ。いくつ? 今晩どう? お小遣い、弾むよ?」
「?」
首をかしげる美少女に、男たちのテンションが上がる。
「く~! 田舎から出てきたばかりってやつか? 何のことかわからない? そうかそうか、お兄さんたちがいろいろ教えてあげるよ」
「街の酒場から寄こされた手伝いかな? どこの店の子?」
「あの、勉強不足でいろいろ教わりたいのは山々ですが、今晩は大切な用事があるのですみません」
困ったように笑う少女を男たちが冷やかす。
「デート? 帰還兵の中に彼氏か婚約者がいるの? そっかあ、今晩は貪られちゃうんだろうなあ」
「むさぼる?」
「娼婦がいた街もあったが、軍はずっと禁欲生活だったからな……君は小柄だから壊れないかお兄さんは心配だよ」
「しょーふ、ですか?」
「血の気が収まらない時は性欲も高まるから、男は欲を吐き出すために……って、何を言わせるんだっ」
「青臭いガキなんてやめて、俺はどう? 大人の魅力をその体にじっくり教えてあげるよ」
笑い声の中、何をむさぼる?と考えていた美少女はにっこりほほ笑んだ。
「私は結構です。今晩はアラン様と寝るので、大人の魅力はアラン様に教えてもらいますね」
「「「……え?」」」
「おかえりなさいませ、アラン様。7年ぶりですね」
「「「……」」」
恐る恐るアランへ振り向いた面々の目に、瑠璃色の瞳が揺れる様子が映った。敵に奇襲された時すら、誰一人として動揺しているアランを見たことはない。
「もしかして、シャルロッテ……か? あ、ああ、今帰った。いや、今じゃないが……と言うより、ずいぶんほっそりしたんだな。いやいや、そんなことより、おまえはここで何をしているんだ? なぜ給仕をしている?」
「口数多っ! 今日一番話してるんじゃないか?」
アランの横に座っていたパウロが驚く。帰還パーティーの始まりの挨拶より長い言葉だ。シャルロッテは、アランが不機嫌になった気がして慌てた。
「え? 帰還パーティーの給仕をお手伝いするのは妻の勤めではないのですか?」
「……今すぐ部屋へ戻れ」
弁明に被せられた怒気を孕んだ声に、シャルロッテは眉を下げた。
「はい……それでは失礼します」
ぺこりとおじぎをして去っていく背中を、皆が呆然と見つめた。心なしか、後ろ姿がしょんぼりしている。
「ア、アラン……幼妻が、すっかり大人の女性になっているじゃないか!」
「シャルロッテちゃんって、あのまん丸だったシャルロッテちゃんだよな……? めっちゃスタイル良くなってんじゃん! しかも正当派美人! 透明感が過ぎる! 汚れた俺が喋っていいのか!?」
マスコット的存在だったのに、思いがけず美しく成長したシャルロッテに、男たちはむず痒くなった。
ここ7年で接していた女性といえば、男の扱いに慣れた娼婦ばかり。お日様の香りがしそうなシャルロッテがまぶしすぎた。
「に、してもだ。アラン、あの言い方はない。奥様はきっと傷ついたぞ?」
「そうだぞ? おまえ、あとでしっかりフォローしとけよ? ……初夜だもんな」
「……」
アランの眉間がぴくりと動いたが、無言でジョッキを傾ける。そこへ、ブリタがやってきた。
「飲んでる? は~疲れたわ。ちょっと詰めて」
ブリタはアランの横へ強引に割り込むと、ここが自分の位置だとでも言うように陣取った。パウロや上官たちとも顔なじみのブリタ。酒も入ったこともあり、場が盛り上がる中、アランは先ほど目にしたシャルロッテを思い出し、密かに動揺していた。
ラーゲルレーヴ邸の大ホールでは帰還パーティーの名の元に大宴会が始まっていた。上座にはアランのほか側近のパウロや上官たちが座り、部下たちがジョッキを片手に代わる代わる乾杯に訪れる。
甲冑を脱いだアランは彫刻のように整った顔立ちで、その姿はまるで神話に出てくる戦の神が具現化したかのよう。力強さと美しさを兼ねそろえるアランの容姿と威厳を、部下たちは我がことのように誇りに思い、慕っていた。
普段なら話しかけるのも恐れ多いアランだが、酒の勢いもあり部下たちが突撃する。
「アラン様! どうやったらアラン様のように強くなれますか」
「……」
「鍛錬に次ぐ鍛錬だ。精進しろよ」
「アラン様、今度手合わせをお願いします……!」
「……」
「百万年早い。もっと剣術を磨いてから来い」
アランの代わりにパウロが発破をかける。多くの部下が撃沈しつつも上機嫌で戻る中、パウロがため息をついた。
「……アランやアラン。おまえも少しは相手をしてやれ。無口にもほどがある」
「アラン様。落ち着かないようですが、どうされましたか?」
眉間にしわを寄せたアランが周囲を見渡しながら答える。
「……俺の妻は?」
「あ~! そういえば、おまえって結婚していたんだったな!?」
「そうでした! アラン様の奥様はどこにいらっしゃるんだ?」
パウロたちもあたりを見渡してみるが、華やかなドレスを着て会場を取り仕切っているのはブリタのみ。
本来はシャルロッテがいておかしくない立ち位置なのだが、事情を知らない者がこの光景を見たら、ブリタがアランの妻のように見えるだろう。
「う~ん。会場にいるのはブリタ以外、みんな使用人のようだな。奥様も顔くらい出した方がいいんだが……」
「あっ、ライトマン! ちょっと来てくれ。アランが聞きたいことがあるそうだ」
通りかかった家令がテーブルに近づく。
「アラン様、お食事やお飲み物は足りていらっしゃいますか」
「ああ。……で、俺の妻はどこだ?」
「ええっ!? まだこちらにいらしていませんか? 挨拶をするんだと朝から張り切っていらっしゃいましたのに……少々お待ちくださいませ。会場にはいらしていますから探してまいります」
ライトマンの背中を見送ると、酔った面々がアランをからかい始めた。
「幼妻に会うのは7年ぶりか。小さくてぽっちゃりしていて転がりそうな……げほげほ、んんっ! 愛らしい子だったなぁ。18歳になったのか?」
「どれどれ……、ふくふくしいご令嬢はどこにいるかな?」
「……」
そのとき、会場を見渡すアランの目に、屈強な男たちの間をくるくると抜けながら給仕を行う、ひとりの使用人が映った。
じっと見つめるアランに気づき、パウロたちも視線を追う。
「おっ! あの子かわいいな。なんだ、アランはボンキュッボンのセクシー系が好みかと思いきや、案外あんな清純派がタイプか」
「少し小柄だが、女性騎士並みに運動神経が良さそうだ。あの溌剌とした美少女は将来絶対男を泣かせるぞ、賭けてもいい。いや、それにしても働き者だな」
ひとつに束ねた髪が忙しそうに揺れ、あちこちに笑顔をふりまく美少女。長いまつげに縁どられた瞳と楽しそうな表情が印象に残る。
「はい、どうぞ~! あ、その空いたジョッキ、いただきますね。食べ物は足りていますか? あら、すぐお持ちしますね!」
「よっ」っという掛け声とともに、華奢な両手に3つずつジョッキを持っては次々と男たちに渡し、空いた皿を手際よく片付けたと思ったら、厨房から届く料理を実に効率よく運んでいく。
酔った軍人たちに絡まれ怯えている給仕、一緒に座って話し込む侍女も多い中、にこにこしながら働く少女は好感度が高い。人の2倍も3倍も動いているように見える。
そのうち、ライトマンに話しかけられた美少女がアランたちの元へやってきた。
「お飲み物のおかわりをお持ちしましょうか? 何か必要なものはありますか?」
「君、かわいいねえ。いくつ? 今晩どう? お小遣い、弾むよ?」
「?」
首をかしげる美少女に、男たちのテンションが上がる。
「く~! 田舎から出てきたばかりってやつか? 何のことかわからない? そうかそうか、お兄さんたちがいろいろ教えてあげるよ」
「街の酒場から寄こされた手伝いかな? どこの店の子?」
「あの、勉強不足でいろいろ教わりたいのは山々ですが、今晩は大切な用事があるのですみません」
困ったように笑う少女を男たちが冷やかす。
「デート? 帰還兵の中に彼氏か婚約者がいるの? そっかあ、今晩は貪られちゃうんだろうなあ」
「むさぼる?」
「娼婦がいた街もあったが、軍はずっと禁欲生活だったからな……君は小柄だから壊れないかお兄さんは心配だよ」
「しょーふ、ですか?」
「血の気が収まらない時は性欲も高まるから、男は欲を吐き出すために……って、何を言わせるんだっ」
「青臭いガキなんてやめて、俺はどう? 大人の魅力をその体にじっくり教えてあげるよ」
笑い声の中、何をむさぼる?と考えていた美少女はにっこりほほ笑んだ。
「私は結構です。今晩はアラン様と寝るので、大人の魅力はアラン様に教えてもらいますね」
「「「……え?」」」
「おかえりなさいませ、アラン様。7年ぶりですね」
「「「……」」」
恐る恐るアランへ振り向いた面々の目に、瑠璃色の瞳が揺れる様子が映った。敵に奇襲された時すら、誰一人として動揺しているアランを見たことはない。
「もしかして、シャルロッテ……か? あ、ああ、今帰った。いや、今じゃないが……と言うより、ずいぶんほっそりしたんだな。いやいや、そんなことより、おまえはここで何をしているんだ? なぜ給仕をしている?」
「口数多っ! 今日一番話してるんじゃないか?」
アランの横に座っていたパウロが驚く。帰還パーティーの始まりの挨拶より長い言葉だ。シャルロッテは、アランが不機嫌になった気がして慌てた。
「え? 帰還パーティーの給仕をお手伝いするのは妻の勤めではないのですか?」
「……今すぐ部屋へ戻れ」
弁明に被せられた怒気を孕んだ声に、シャルロッテは眉を下げた。
「はい……それでは失礼します」
ぺこりとおじぎをして去っていく背中を、皆が呆然と見つめた。心なしか、後ろ姿がしょんぼりしている。
「ア、アラン……幼妻が、すっかり大人の女性になっているじゃないか!」
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マスコット的存在だったのに、思いがけず美しく成長したシャルロッテに、男たちはむず痒くなった。
ここ7年で接していた女性といえば、男の扱いに慣れた娼婦ばかり。お日様の香りがしそうなシャルロッテがまぶしすぎた。
「に、してもだ。アラン、あの言い方はない。奥様はきっと傷ついたぞ?」
「そうだぞ? おまえ、あとでしっかりフォローしとけよ? ……初夜だもんな」
「……」
アランの眉間がぴくりと動いたが、無言でジョッキを傾ける。そこへ、ブリタがやってきた。
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