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┗第六部屋 内訳(幼馴染妹視点)①
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〇
許せない。
許せない、許せない、許せない。
許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない──。
──絶対に、許せない!!
私は自分の部屋の中、誰にも物音を聞かれないように注意しながら、ベッドに横たわって、それでも塗り替えられない過去に憎悪を燃やしている。もし、私に過去へと戻れる能力があるのならば、もう一秒でも早く過去に戻ってなかったことにしてやりたい。それくらいの強い気持ちがあるけれど、実際問題この世界はSFでもファンタジーでもないために、そんな都合よく過去に戻れることなんてできやしないのだけど。
「~~~~~っっ!」
思い出すたびに身体全体がかゆくなる衝動。恥ずかしいっていうわけじゃないけれど、……いや、恥ずかしいは恥ずかしいけれど、そうじゃなくて、なんというかどうしようもなく枕に顔をうずめて叫びたくなるし、ベッドの上で無意味に地団駄を踏みたくなってしまう。
それでも結局、私は何もすることはなく、ただベッドに横たわるだけ。
私はお姉ちゃんよりも大人だ。そんな衝動的な行動はしない。いつだって冷静にすべてを見つめて、寛容な心ですべてを受け止める。それくらいの理性が私にはあるのだ。私にはあるの、だ……。
「~~~~~~~っ!! たけはら、あきとぉっ!!」
──まあ、そんな風に偽っても、それでも彼を憎く思う気持ちは変わらない。
それもこれも、私のお姉ちゃんの幼馴染。……というか、私の幼馴染でもあるか。……そんなことはどうでもよくて、それもこれもぜんぶあの人が悪い! あの人が悪すぎるんだ!
もう変態とか鬼畜とか、そういうレベルじゃない。悪人以上、犯罪者以上、悪魔以上、もうなんていえばいいんだろう、悪という概念が生まれる前から存在している生粋の悪犯罪者!! それくらいにあの人は悪い!
「ぜ、ぜったいに、責任、とってもらうんだからっ!!」
私は汚されてしまった純粋な身体を思って、改めてそう決意した。
〇
普通、人のハジメテというものを奪った者には責任が伴うと思う。
それくらいにハジメテというものは大切なものであるし、それを大切にしない人間は少ないはずだ。……少ないはずだよね? 私が知らないだけでそこら辺に投げ売りされているとか、そういうことはないよね?
ともかくとして、そんな私の大切な大切なハジメテを奪ったからには責任は絶対に伴うはず。しかも、もともとはお姉ちゃんにこの身体を捧げる予定だったのに、それを無理に奪うようにして。そんなの犯罪だ、犯罪でしかない。警察に突き出してやってもいいくらいだ。
……でも、それはできない。
まず、諸悪の根源である彰人さんが逮捕されてしまえば、お姉ちゃんが悲しむことは自明の理だ。お姉ちゃんは彰人さんが大好きだし、そんな彰人さんが私を犯して逮捕された、なんて知ってしまったら悲しむことはすぐにわかる。……どうだろう、お姉ちゃん、犯すっていう言葉の意味知ってるかな。……わかんないけど、とりあえず彰人さんがそんなことになれば絶対に悲しむはず。
私は彰人さんを憎いとは思っているけれど、そんな彰人さんを思っているお姉ちゃんの存在こそを大事にしたい。それ故に、彼を警察に突き出す、とか、この際遺体を庭に埋める、とか、そういうことはナシにしておきたい。うん、お姉ちゃんが悲しむのが一番良くないからね。
あ、あと、そ、そうだな。わ、私の処女を奪ったんだから、絶対に責任は取ってもらわないといけない。
あの部屋に閉じ込められて、そして目が覚めたときには出れていた、ということは、確実にえっちしてしまった、というわけで。その事実が塗り替えられることはない。
「わ、私がお姉ちゃんの好きな人と、……~~~~~っ!」
ゆ、許せない! やっぱり許せない! お姉ちゃんという素敵すぎる可愛い存在がいながら、それでも私に手を出したのが許せなさすぎる!
も、もうこうなったら私の身体で彰人さんをメロメロにして、お姉ちゃんに魔の手が伸びないようにしなければいけない。
……別に、あれだから。…………えっちなことに興味があるとか、そういうことじゃないし、あまつさえ結婚出来ればお姉ちゃんも彰人さんも同じ苗字になるし、実質ハッピーエンドだな、とか思ってないから。せ、責任! 責任を取らせるだけだもん! それ以上も以下もないもん!
私は誰に伝わるでもない言い訳を自分自身に並べながら、早速彰人さんの部屋へと行くことにした。
〇
『──さてさて、今日のおかずはどうしよっかなぁー!』
私はそうして彰人さんの家に勝手に上がり込んで、それから部屋の前までたどり着いた。なんかドアの前には見知らぬ黒い機械が取り付けられてるけどなんだろ。……まあ、いっか。
彰人さんは今日の夜ご飯について考えているようで、鼻歌交じりにそんなことを呟いている。あれだもんね、今彰人さんのご両親は海外旅行中なんだもんね。……そういうところは自立してるんだ、へぇ。……偉いじゃん。
私はとりあえず、そんな鼻歌を聞き流しながらゆっくりとドアを開ける。そうするとどうだろう、何かしら片づけをしていたらしい彰人さんが書き初め用紙を眺めながら、今にも横たわろうとしている姿が視界に入った。
「え?」
「……」
「……え、ええと?」
「……」
「な、何用でござるか……?」
ござるって何。というか、私が部屋に来た時点でおおよその察しはつくでしょ。
だ、だって私は彰人さんに処女をあげちゃった伴侶になるひとなんだから、そ、その、責任をとる、って言ってもらわないと困るっていうか、なんていうか……。
私はそんなことを思いながら彰人さんを睨みつける。
ほら、さっさと言いなさい。処女を奪ってごめんなさい、今後はあなたと添い遂げたいと思います、その覚悟を持ってあなたを犯しました、って。もうお姉ちゃんには手を出さないって言いなさい!
私はそう期待を込めながら彰人さんを睨み続けてみる。
……けれど。
「え、ええと、あの、俺、勉強をしたくてですね……」
どうやら、私の気持ちは通じていないのか、そうぼんやりと言葉を続けていく。
「俺、あれ、あれなんだよ。勉強、一人でやらないと集中できないタイプだからさ。そ、その、ね? これを言うのは忍びないけど、か、かえってくれない、かな……?」
いや、まあ気持ちはわかるけど、今はそういう状況じゃないでしょっ。
は、伴侶の私がここにいるんだよ? もうそんなの、責任を取りたくてしょうがないんじゃない? なんなら犯したい、って気持ちでいっぱいになっててもおかしくないんじゃないですか?
いいよ、別にいいですよ。きょ、今日だけ。というか、あれ、今日だけじゃなくてもいいし。お、お姉ちゃんを守るために仕方なく私が身体を張っているだけなんだから。それだけでしかないんだから。
……けれど、それでも彼は一向に行動を起こそうとしない。
この前だったら不慮の事故を装って『えっちしないと出れない部屋』という文言を貼り付けた部屋でドアを閉めていたのに、今日に限っては行動を起こそうとしてこない。
「な、なんでドア、閉じないんですか」
「へ……? 開けたの藍里ちゃんじゃん……?」
そ、そうだけどさぁ! ち、違うじゃん! そういう意味で私が言ってるわけないじゃん!!
そんな怒りを私は視線に宿しながら、そのまま彰人さんを睨み続ける。
……すると、どうだろう。
「わ、わかった。今から冷房つけるからさ、──ドア閉めてくれないかな?」
──まさか、私から淫らなプレイを迫れと?!
そんな悪魔的、いや、悪魔の発想でしかない羞恥プレイを私は迫られていたのであった。
──────────────────────────
※彼女は思春期です。突拍子のない考えには目を瞑ってあげてください。
許せない。
許せない、許せない、許せない。
許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない──。
──絶対に、許せない!!
私は自分の部屋の中、誰にも物音を聞かれないように注意しながら、ベッドに横たわって、それでも塗り替えられない過去に憎悪を燃やしている。もし、私に過去へと戻れる能力があるのならば、もう一秒でも早く過去に戻ってなかったことにしてやりたい。それくらいの強い気持ちがあるけれど、実際問題この世界はSFでもファンタジーでもないために、そんな都合よく過去に戻れることなんてできやしないのだけど。
「~~~~~っっ!」
思い出すたびに身体全体がかゆくなる衝動。恥ずかしいっていうわけじゃないけれど、……いや、恥ずかしいは恥ずかしいけれど、そうじゃなくて、なんというかどうしようもなく枕に顔をうずめて叫びたくなるし、ベッドの上で無意味に地団駄を踏みたくなってしまう。
それでも結局、私は何もすることはなく、ただベッドに横たわるだけ。
私はお姉ちゃんよりも大人だ。そんな衝動的な行動はしない。いつだって冷静にすべてを見つめて、寛容な心ですべてを受け止める。それくらいの理性が私にはあるのだ。私にはあるの、だ……。
「~~~~~~~っ!! たけはら、あきとぉっ!!」
──まあ、そんな風に偽っても、それでも彼を憎く思う気持ちは変わらない。
それもこれも、私のお姉ちゃんの幼馴染。……というか、私の幼馴染でもあるか。……そんなことはどうでもよくて、それもこれもぜんぶあの人が悪い! あの人が悪すぎるんだ!
もう変態とか鬼畜とか、そういうレベルじゃない。悪人以上、犯罪者以上、悪魔以上、もうなんていえばいいんだろう、悪という概念が生まれる前から存在している生粋の悪犯罪者!! それくらいにあの人は悪い!
「ぜ、ぜったいに、責任、とってもらうんだからっ!!」
私は汚されてしまった純粋な身体を思って、改めてそう決意した。
〇
普通、人のハジメテというものを奪った者には責任が伴うと思う。
それくらいにハジメテというものは大切なものであるし、それを大切にしない人間は少ないはずだ。……少ないはずだよね? 私が知らないだけでそこら辺に投げ売りされているとか、そういうことはないよね?
ともかくとして、そんな私の大切な大切なハジメテを奪ったからには責任は絶対に伴うはず。しかも、もともとはお姉ちゃんにこの身体を捧げる予定だったのに、それを無理に奪うようにして。そんなの犯罪だ、犯罪でしかない。警察に突き出してやってもいいくらいだ。
……でも、それはできない。
まず、諸悪の根源である彰人さんが逮捕されてしまえば、お姉ちゃんが悲しむことは自明の理だ。お姉ちゃんは彰人さんが大好きだし、そんな彰人さんが私を犯して逮捕された、なんて知ってしまったら悲しむことはすぐにわかる。……どうだろう、お姉ちゃん、犯すっていう言葉の意味知ってるかな。……わかんないけど、とりあえず彰人さんがそんなことになれば絶対に悲しむはず。
私は彰人さんを憎いとは思っているけれど、そんな彰人さんを思っているお姉ちゃんの存在こそを大事にしたい。それ故に、彼を警察に突き出す、とか、この際遺体を庭に埋める、とか、そういうことはナシにしておきたい。うん、お姉ちゃんが悲しむのが一番良くないからね。
あ、あと、そ、そうだな。わ、私の処女を奪ったんだから、絶対に責任は取ってもらわないといけない。
あの部屋に閉じ込められて、そして目が覚めたときには出れていた、ということは、確実にえっちしてしまった、というわけで。その事実が塗り替えられることはない。
「わ、私がお姉ちゃんの好きな人と、……~~~~~っ!」
ゆ、許せない! やっぱり許せない! お姉ちゃんという素敵すぎる可愛い存在がいながら、それでも私に手を出したのが許せなさすぎる!
も、もうこうなったら私の身体で彰人さんをメロメロにして、お姉ちゃんに魔の手が伸びないようにしなければいけない。
……別に、あれだから。…………えっちなことに興味があるとか、そういうことじゃないし、あまつさえ結婚出来ればお姉ちゃんも彰人さんも同じ苗字になるし、実質ハッピーエンドだな、とか思ってないから。せ、責任! 責任を取らせるだけだもん! それ以上も以下もないもん!
私は誰に伝わるでもない言い訳を自分自身に並べながら、早速彰人さんの部屋へと行くことにした。
〇
『──さてさて、今日のおかずはどうしよっかなぁー!』
私はそうして彰人さんの家に勝手に上がり込んで、それから部屋の前までたどり着いた。なんかドアの前には見知らぬ黒い機械が取り付けられてるけどなんだろ。……まあ、いっか。
彰人さんは今日の夜ご飯について考えているようで、鼻歌交じりにそんなことを呟いている。あれだもんね、今彰人さんのご両親は海外旅行中なんだもんね。……そういうところは自立してるんだ、へぇ。……偉いじゃん。
私はとりあえず、そんな鼻歌を聞き流しながらゆっくりとドアを開ける。そうするとどうだろう、何かしら片づけをしていたらしい彰人さんが書き初め用紙を眺めながら、今にも横たわろうとしている姿が視界に入った。
「え?」
「……」
「……え、ええと?」
「……」
「な、何用でござるか……?」
ござるって何。というか、私が部屋に来た時点でおおよその察しはつくでしょ。
だ、だって私は彰人さんに処女をあげちゃった伴侶になるひとなんだから、そ、その、責任をとる、って言ってもらわないと困るっていうか、なんていうか……。
私はそんなことを思いながら彰人さんを睨みつける。
ほら、さっさと言いなさい。処女を奪ってごめんなさい、今後はあなたと添い遂げたいと思います、その覚悟を持ってあなたを犯しました、って。もうお姉ちゃんには手を出さないって言いなさい!
私はそう期待を込めながら彰人さんを睨み続けてみる。
……けれど。
「え、ええと、あの、俺、勉強をしたくてですね……」
どうやら、私の気持ちは通じていないのか、そうぼんやりと言葉を続けていく。
「俺、あれ、あれなんだよ。勉強、一人でやらないと集中できないタイプだからさ。そ、その、ね? これを言うのは忍びないけど、か、かえってくれない、かな……?」
いや、まあ気持ちはわかるけど、今はそういう状況じゃないでしょっ。
は、伴侶の私がここにいるんだよ? もうそんなの、責任を取りたくてしょうがないんじゃない? なんなら犯したい、って気持ちでいっぱいになっててもおかしくないんじゃないですか?
いいよ、別にいいですよ。きょ、今日だけ。というか、あれ、今日だけじゃなくてもいいし。お、お姉ちゃんを守るために仕方なく私が身体を張っているだけなんだから。それだけでしかないんだから。
……けれど、それでも彼は一向に行動を起こそうとしない。
この前だったら不慮の事故を装って『えっちしないと出れない部屋』という文言を貼り付けた部屋でドアを閉めていたのに、今日に限っては行動を起こそうとしてこない。
「な、なんでドア、閉じないんですか」
「へ……? 開けたの藍里ちゃんじゃん……?」
そ、そうだけどさぁ! ち、違うじゃん! そういう意味で私が言ってるわけないじゃん!!
そんな怒りを私は視線に宿しながら、そのまま彰人さんを睨み続ける。
……すると、どうだろう。
「わ、わかった。今から冷房つけるからさ、──ドア閉めてくれないかな?」
──まさか、私から淫らなプレイを迫れと?!
そんな悪魔的、いや、悪魔の発想でしかない羞恥プレイを私は迫られていたのであった。
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※彼女は思春期です。突拍子のない考えには目を瞑ってあげてください。
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