39 / 143
第二章 天使時間の歯車
2-9 吸血鬼事件の詳細といえるもの
しおりを挟む
ニュースというものを見る習慣はない。もともと、家にいても、電気代を気にしてしまって家電を使わないからテレビも見ないし、何より、テレビを見るのは娯楽を求めるときなので、一切世界の社会事情なんてより見ることはない。だからこそ登校時に聞く葵の話は少し新鮮に感じた。
「吸血鬼事件?」
「そう、吸血鬼事件」
葵は冗長に話し始めた。
「吸血鬼事件とは、最近日本で騒がれている殺人事件なのです。どっかの都道府県だったかは忘れてしまったけれど、路地裏のような場所で血を抜かれて死んでしまっている死体が見つかったんだって。それが、転々といろんな場所で起こってるとかなんとか」
「へぇ」
なんというか、ファンタジー味を感じるような事件だと思う。
「……というか、吸血鬼って魔法の世界でもいたりするの?」
「いるわけないじゃーん」
葵は馬鹿にするように笑った。
「実際、その事件も吸血鬼の牙?みたいな噛み痕はないらしくて、普通に注射器で全身の血を抜かれていたらしいよ」
「……なんか現実的だなぁ」
吸血鬼、というか、なんというか。
「そもそも魔法の世界にファンタジーなんてないっすよ。ライトノベルとかじゃあるまいし」
「いないんだ……」
軽くショックを受ける自分がいる。なんかドラゴンとか心半ばで存在して欲しい気持ちがあったけれど現実は儚い。
というか魔法使いの存在自体がファンタジーというのも今さらなのだろうか。
「それでその吸血鬼事件がなんなのさ。別に僕らには関連しないだろ?」
「そりゃそうなんだけどね。各地を転々としているから、そのうちこっちにも来たら面白そうだなぁって」
……面白いのだろうか。よくわからない。
「人を殺すとか、そういう行為はどこまでいっても不愉快に感じるものじゃないか?」
「まあ、そうだね。でも友達と会話してたりすると、シリアルキラーの話題とかあって結構面白いんだよね」
「どんな話題だよ」
近頃の女子高生どうなっているんだよ。そんな物騒な話をしているのが通常なの?
「でも、今回の吸血鬼事件は単純に闇医療関連?だと疑われているらしいよ。血を売買だとかなんだとか」
「……なんというか、本当に現実的な事件に感じるなぁ」
吸血鬼事件、なんて名目が負けそうだ。もうちょっとその名にふさわしいファンタジー的な要素を持っていてほしい。
◇
学校に行って、寝たふりをしながら過ごしていれば、葵から聞いた吸血鬼事件とやらが教室でも騒がれている。大して興味もないけれど、耳に入ってくるのだから仕方がないと、そのまま聴いてみるのが、僕のいつも通りの日常だ。
──今度はこっちに来るのかなぁ?
──だんだんと南に進んでいるらしいから、きっとそうだよ。
──めっちゃ美少女の血が抜かれるとかなんとか。
──やばいじゃん、私殺されちゃうかも。
──ふふ、寝言は寝て言いなよ。
……なんというか、普段通りの日常という感じだ。そんな事件があっても、ただの娯楽に近い話題にしかならないのだから、人間の倫理観もそこそこに狂っているかもしれない。
そんなに、面白いものだろうか。それは殺人を許容することにはなりえないだろうか。人の命とはそんなに軽いものなのだろうか。
こんなことを考えるのは、僕が父親の命の存在を知らないからなのだろうか。殺されたのかもわからないし、ただ出ていったのかもしれないけれど、妙に人の命について気にしすぎているのかもしれない。
そうして巡るのは、僕が一度死んだときのこと。自分が死んだとき、僕を轢き殺したあのトラックはどこに行ったのだろうか。それも未だにわからないままで、のうのうと生きている人間がいることが信じられない。
そもそも警察事にしていないのだから捕まらないのはしようがない。僕が生きていることがバレたら、魔法の世界のことが明るみに出るかもしれないから、警察にその捜索をお願いすることもできやしない。
恨んでいるわけでもないから別にいいのだけれど、僕を殺したと思っている人間が罪悪感を覚えずに普通に生きているのが、僕には信じられないのだ。
──もし、自分が人を殺したのならどうするのだろう。そんな想像を繰り返す。
自分は人を殺すことになりえるのだろうか。これからの人生で、僕は人を恨み、そうして殺すことをいつか行うのだろうか。
自分の手は他人の血で汚れることになるのだろうか。悪意を持って、僕は人を殺すことになりえるのだろうか。
……そんなことに、なるはずはない。
人に対して強烈な悪意など、きっとこれからも感じることはないだろう。人間でしかない僕に、そんなことは
起こりえるはずは──。
『本当にそうだろうか』
──劣等感が、問いかけてくる。
『また目を逸らそうとしている。お前はいつだって俺のことを考えないようにしている。そうして、前向きさを演出するだけなんだよ。お前は』
そんな訳はない。いつだって劣等感を克服するために僕は行動をして──。
『それなら、どうして魔法から目を逸らすのだろうか』
……僕は答えることができない。
『お前は天原を傷つけたことを忘れているんだ。お前は人を傷つけていることを忘れようとしている。そんな人間が、人を殺さないなんてありえるのだろうか』
忘れようとなんてしていない。僕は、葵のためにも前を向かなければいけないだけだ。
『ほら、またお前は目を逸らすんだ』
僕は、聞こえてくる声を無視した。
それでも劣等感は心をむしばんでいく。
目を逸らすことは確かに行っていたのかもしれないが、それのどこが悪いというのだろう。
どうして僕はここまで魔法に対して気持ち悪いという視線を変えることができないのだろう。
現実的にありえない、という思想はとうに超えている。
実際にありえる非現実的事象を目の前に見ているのだからそれを否定する材料は自分の中には存在しない。
だからこそ、僕は魔法を信じるだけなのだが、それを許せない自分がいるのは、劣等感があるのは何なのだろう。
思考が止まらない。
いつまでも這いよる乖離が心を覆って仕方がない。
こうしてはいけないとわかっている。
葵に対して前を向けるために僕はそんなことを考えないようにしていたはずなのに、僕はどこまで愚劣な存在なのだろうか。
気持ちが悪い。
考えてはいけない考えてはいけない。
それでも思考は止まらないのだけれど。
「吸血鬼事件?」
「そう、吸血鬼事件」
葵は冗長に話し始めた。
「吸血鬼事件とは、最近日本で騒がれている殺人事件なのです。どっかの都道府県だったかは忘れてしまったけれど、路地裏のような場所で血を抜かれて死んでしまっている死体が見つかったんだって。それが、転々といろんな場所で起こってるとかなんとか」
「へぇ」
なんというか、ファンタジー味を感じるような事件だと思う。
「……というか、吸血鬼って魔法の世界でもいたりするの?」
「いるわけないじゃーん」
葵は馬鹿にするように笑った。
「実際、その事件も吸血鬼の牙?みたいな噛み痕はないらしくて、普通に注射器で全身の血を抜かれていたらしいよ」
「……なんか現実的だなぁ」
吸血鬼、というか、なんというか。
「そもそも魔法の世界にファンタジーなんてないっすよ。ライトノベルとかじゃあるまいし」
「いないんだ……」
軽くショックを受ける自分がいる。なんかドラゴンとか心半ばで存在して欲しい気持ちがあったけれど現実は儚い。
というか魔法使いの存在自体がファンタジーというのも今さらなのだろうか。
「それでその吸血鬼事件がなんなのさ。別に僕らには関連しないだろ?」
「そりゃそうなんだけどね。各地を転々としているから、そのうちこっちにも来たら面白そうだなぁって」
……面白いのだろうか。よくわからない。
「人を殺すとか、そういう行為はどこまでいっても不愉快に感じるものじゃないか?」
「まあ、そうだね。でも友達と会話してたりすると、シリアルキラーの話題とかあって結構面白いんだよね」
「どんな話題だよ」
近頃の女子高生どうなっているんだよ。そんな物騒な話をしているのが通常なの?
「でも、今回の吸血鬼事件は単純に闇医療関連?だと疑われているらしいよ。血を売買だとかなんだとか」
「……なんというか、本当に現実的な事件に感じるなぁ」
吸血鬼事件、なんて名目が負けそうだ。もうちょっとその名にふさわしいファンタジー的な要素を持っていてほしい。
◇
学校に行って、寝たふりをしながら過ごしていれば、葵から聞いた吸血鬼事件とやらが教室でも騒がれている。大して興味もないけれど、耳に入ってくるのだから仕方がないと、そのまま聴いてみるのが、僕のいつも通りの日常だ。
──今度はこっちに来るのかなぁ?
──だんだんと南に進んでいるらしいから、きっとそうだよ。
──めっちゃ美少女の血が抜かれるとかなんとか。
──やばいじゃん、私殺されちゃうかも。
──ふふ、寝言は寝て言いなよ。
……なんというか、普段通りの日常という感じだ。そんな事件があっても、ただの娯楽に近い話題にしかならないのだから、人間の倫理観もそこそこに狂っているかもしれない。
そんなに、面白いものだろうか。それは殺人を許容することにはなりえないだろうか。人の命とはそんなに軽いものなのだろうか。
こんなことを考えるのは、僕が父親の命の存在を知らないからなのだろうか。殺されたのかもわからないし、ただ出ていったのかもしれないけれど、妙に人の命について気にしすぎているのかもしれない。
そうして巡るのは、僕が一度死んだときのこと。自分が死んだとき、僕を轢き殺したあのトラックはどこに行ったのだろうか。それも未だにわからないままで、のうのうと生きている人間がいることが信じられない。
そもそも警察事にしていないのだから捕まらないのはしようがない。僕が生きていることがバレたら、魔法の世界のことが明るみに出るかもしれないから、警察にその捜索をお願いすることもできやしない。
恨んでいるわけでもないから別にいいのだけれど、僕を殺したと思っている人間が罪悪感を覚えずに普通に生きているのが、僕には信じられないのだ。
──もし、自分が人を殺したのならどうするのだろう。そんな想像を繰り返す。
自分は人を殺すことになりえるのだろうか。これからの人生で、僕は人を恨み、そうして殺すことをいつか行うのだろうか。
自分の手は他人の血で汚れることになるのだろうか。悪意を持って、僕は人を殺すことになりえるのだろうか。
……そんなことに、なるはずはない。
人に対して強烈な悪意など、きっとこれからも感じることはないだろう。人間でしかない僕に、そんなことは
起こりえるはずは──。
『本当にそうだろうか』
──劣等感が、問いかけてくる。
『また目を逸らそうとしている。お前はいつだって俺のことを考えないようにしている。そうして、前向きさを演出するだけなんだよ。お前は』
そんな訳はない。いつだって劣等感を克服するために僕は行動をして──。
『それなら、どうして魔法から目を逸らすのだろうか』
……僕は答えることができない。
『お前は天原を傷つけたことを忘れているんだ。お前は人を傷つけていることを忘れようとしている。そんな人間が、人を殺さないなんてありえるのだろうか』
忘れようとなんてしていない。僕は、葵のためにも前を向かなければいけないだけだ。
『ほら、またお前は目を逸らすんだ』
僕は、聞こえてくる声を無視した。
それでも劣等感は心をむしばんでいく。
目を逸らすことは確かに行っていたのかもしれないが、それのどこが悪いというのだろう。
どうして僕はここまで魔法に対して気持ち悪いという視線を変えることができないのだろう。
現実的にありえない、という思想はとうに超えている。
実際にありえる非現実的事象を目の前に見ているのだからそれを否定する材料は自分の中には存在しない。
だからこそ、僕は魔法を信じるだけなのだが、それを許せない自分がいるのは、劣等感があるのは何なのだろう。
思考が止まらない。
いつまでも這いよる乖離が心を覆って仕方がない。
こうしてはいけないとわかっている。
葵に対して前を向けるために僕はそんなことを考えないようにしていたはずなのに、僕はどこまで愚劣な存在なのだろうか。
気持ちが悪い。
考えてはいけない考えてはいけない。
それでも思考は止まらないのだけれど。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる