歴史トリビア小話

世界を変えた白昼夢・コンスタンス大帝

伝承として有名な話は

312年　戦いの時（ローマのミルウイヌス橋で戦ってる最中）
白昼夢を見ました・・燃える十字架と　この印にて勝てるという言葉です

白昼夢で見たまま　十字架を旗代わりに押し立て戦うと無事に勝った事が
信仰に目覚めたとされています

真実は不明ですが　彼がローマ皇帝としてキリスト教を公認して
守護者となった事　それは新たな教皇の時代への幕引きとなります

コンスタンヌス帝（大帝）
ガイアス・フラウイス・ウアレリウス・コンスタンヌス
270年2月27日～337年5月22日

初のキリスト教徒の皇帝　守護者

モエシア属州（セルビア）ローマ軍人を父として生まれました
父親はやがて　４帝統治の混乱期の中　正帝の一人となりました

また副皇帝としてコンスタンヌス帝は即位

ガリアは拠点
軍隊の中に異国人であるフランク人などを取り込んでゆきます

軍内部も改良を加えて　強化を図ります

政治面でもガリアの有力者などを取り込んでゆく事になりましｔ

父の死後　帝の位を引き継ぎ　東の正帝と面談
西の正帝として認可されます

ガリア方面などに勢力を持っていたコンスタンヌス帝
正規軍に異国人を登用しています

キリスト教徒の安全と財産を保証　教会に保護を与えます

313年キリスト教を正式に認めたものでした（ミラノ勅命）
この時　帝は他の宗教も同じく同等の地位を与えてます

ニケーア公会議
また話し合いの場で宗派に分かれ　教義などが混乱していた
キリスト教宗派との調整をして統一を目指しました


使徒ペテロの墓を中心として寺院を建設
それはサンピエトロ寺院の初期の寺院となりました
（初期タイプは　中世に改装工事で取り壊される）

324年　分裂混乱していたローマ帝国を統一再建

コンスタンテイノーブルへの遷都を行い　後の時代に東ローマ帝国の都になります
※後々の時代には　滅ぼされてオスマントルコ帝国の都イスタンブールとなります

またコンスタンテイノーブルに遷都した事が

その後の歴史に大きな影響を与える事となりました

また経済安定の為にソリドウス金貨（ノミノス）を作り
高品質性は11世前半東ローマ帝国内で続き　安定した貨幣として流通しました

ドルの記号の由来になり　兵士（ソルジャー）の由来ともなりました

800年　西ローマ帝国を蘇らせたフランク王国のカール大帝
教皇ハドリアヌス１世により　戴冠しますが

自分たちをコンスタンヌス帝などに見立て戴冠したとの御話です

神聖ローマ帝国の皇帝の座は　
北欧出身のノルマン人の王国に渡されたり

やがて　当時　小国だった
オーストリアへと転がり込みますが　それは後々の時代の御話となります