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アドベント
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アドベント
聖なる時間…聖なる期間 祈りの時を迎える…
それはドイツの言葉で クリスマスを迎える 冬のはじまりの期間のこと・・
愛しい人…愛しい人…
貴方は誰より綺麗で可愛らしい人…
一緒に過ごした…クリスマス市場での出来事
広場には
小さな可愛らしく飾りつけした
組み立て式の出店達
通り道に置かれたツリー
店もツリーもクリスマスのデコレーションで鮮やかに彩られ
雪が廻りを白く染めあげる
その店の間で子供達の聖歌隊のグループはチヤリテイの為の歌い
歌が済めば
年長者が慈善に使われる為のお金を集める為に
集まった観客達に小さな袋を差し出し…
観客は微笑み…袋にコイン投げ入れる…
クリスマスの市場には
御菓子の店が立ち並ぶ
香料がたっぷりと仕込まれた…可愛らしい模様入りの人形の形のジンジャークッキー
蜂蜜のキャンディー
林檎を甘く煮立てもの…
大人用には…ホットワイン
子供には…暖かなブドウジュース
そのワインやジュースには
シナモンやグローブの香辛料にオレンジの皮や甘味料を入れて…
店の主人はコンロの炎でよくよく温める
あの頃のまだ幼かった僕ら
大好きな少女の為に
僕は…
…少女にささやかな贈り物を捧げる
果実や御菓子に
暖かな葡萄ジュース
君は小雪の舞散る寒さの中で
鼻の先や頬を紅く染めていた…
綺麗な大きな瞳を見開き
それは嬉しそうに
受けとめて…くれたね。
広場から少しだけ離れた木の木陰
とりとめないけど…
他愛ないお喋りの後で…
僕は君の頬にそっと
くちづけをした
アドベント…
甘い薫りの漂う 櫁蝋のロウソクに
灯を灯そう…
それは…天上の方々へ祈りの為に
人達は祈る…
…
そして…愛する人達の為に祈りを捧げる
愛する人…
あれから…長い月日が過ぎたね…
ある冬の日
冬至の日に
君は
君の家族達は遠くの町へ越して行った…
離ればなれになり…
君達の住む町は疫病に襲われ…
君の行方はわからずに…
アドベント…
聖なるかな
祈りの時間…
今は祈りの時に…
君の為の祈りを捧げる
やがて・・僕は神学校に入り…
神父になって…
長い月日の後で
やっと…君からの手紙…
僕は…教会で灯りを灯し
いつものように…祈りを捧げる…
教会のドアを誰かが開く
グレーのケープコートに上品なドレスを纏う君がそこに立っていた…
傍らには…あの頃の君に似た可愛らしい少女が寄り添う
君は涙ぐみ…しばらくのちに それから口を開く
久方ぶりに会えましたね
手紙にあった君の娘さんだね…
あの頃の君によく似てる…
疫病の騒動の後で…その後も大変だったそうだね…
ええ…とても
今は…優しい夫君と幸せに暮らしてるとか…
君は微笑み頷く
安心した…とても心配してた
互いの瞳を見つめあう…
そして…
そっと口を開き
こう問いかけた
君の幼なじみ…として…
神父として
君達親子の為に
祈りたい
君は言う
有難う
どうぞ…祝福を下さいませ…
アドベント…
聖なる時間…聖なる期間・・・
貴方の幸せを願い祈りを捧げる…
聖なる時間…聖なる期間 祈りの時を迎える…
それはドイツの言葉で クリスマスを迎える 冬のはじまりの期間のこと・・
愛しい人…愛しい人…
貴方は誰より綺麗で可愛らしい人…
一緒に過ごした…クリスマス市場での出来事
広場には
小さな可愛らしく飾りつけした
組み立て式の出店達
通り道に置かれたツリー
店もツリーもクリスマスのデコレーションで鮮やかに彩られ
雪が廻りを白く染めあげる
その店の間で子供達の聖歌隊のグループはチヤリテイの為の歌い
歌が済めば
年長者が慈善に使われる為のお金を集める為に
集まった観客達に小さな袋を差し出し…
観客は微笑み…袋にコイン投げ入れる…
クリスマスの市場には
御菓子の店が立ち並ぶ
香料がたっぷりと仕込まれた…可愛らしい模様入りの人形の形のジンジャークッキー
蜂蜜のキャンディー
林檎を甘く煮立てもの…
大人用には…ホットワイン
子供には…暖かなブドウジュース
そのワインやジュースには
シナモンやグローブの香辛料にオレンジの皮や甘味料を入れて…
店の主人はコンロの炎でよくよく温める
あの頃のまだ幼かった僕ら
大好きな少女の為に
僕は…
…少女にささやかな贈り物を捧げる
果実や御菓子に
暖かな葡萄ジュース
君は小雪の舞散る寒さの中で
鼻の先や頬を紅く染めていた…
綺麗な大きな瞳を見開き
それは嬉しそうに
受けとめて…くれたね。
広場から少しだけ離れた木の木陰
とりとめないけど…
他愛ないお喋りの後で…
僕は君の頬にそっと
くちづけをした
アドベント…
甘い薫りの漂う 櫁蝋のロウソクに
灯を灯そう…
それは…天上の方々へ祈りの為に
人達は祈る…
…
そして…愛する人達の為に祈りを捧げる
愛する人…
あれから…長い月日が過ぎたね…
ある冬の日
冬至の日に
君は
君の家族達は遠くの町へ越して行った…
離ればなれになり…
君達の住む町は疫病に襲われ…
君の行方はわからずに…
アドベント…
聖なるかな
祈りの時間…
今は祈りの時に…
君の為の祈りを捧げる
やがて・・僕は神学校に入り…
神父になって…
長い月日の後で
やっと…君からの手紙…
僕は…教会で灯りを灯し
いつものように…祈りを捧げる…
教会のドアを誰かが開く
グレーのケープコートに上品なドレスを纏う君がそこに立っていた…
傍らには…あの頃の君に似た可愛らしい少女が寄り添う
君は涙ぐみ…しばらくのちに それから口を開く
久方ぶりに会えましたね
手紙にあった君の娘さんだね…
あの頃の君によく似てる…
疫病の騒動の後で…その後も大変だったそうだね…
ええ…とても
今は…優しい夫君と幸せに暮らしてるとか…
君は微笑み頷く
安心した…とても心配してた
互いの瞳を見つめあう…
そして…
そっと口を開き
こう問いかけた
君の幼なじみ…として…
神父として
君達親子の為に
祈りたい
君は言う
有難う
どうぞ…祝福を下さいませ…
アドベント…
聖なる時間…聖なる期間・・・
貴方の幸せを願い祈りを捧げる…
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