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始まりの終わり 終わりの始まり 時の輪の向こうへ

エイルの独り言

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この頃は  
兄様はずっと忙しくて 王宮か戦地にいた

少し離れた地方の王(辺境に左遷した王族)の子供である私とは

会う機会がなくて
手紙でやり取りはしていたけれど

そういえば親の薦めもあって・・レリヤ姫と婚約したばかりで

レリヤは、胸が大きくてしっかり者だったな・・あの子


あの後で、突然、現れたアーシュの横槍(?)せいで、婚約解消したっけ



まあ、でも、あの頃は、本当は兄さまの役に立ちたくて

それに当時は、黒の国に戻って連絡不通になったアーシュの事も知りたかったから

国の極秘情報も扱ってる 軍に入りたかっただけど

語学の試験と魔法の試験で落ちてしまった・・だよね

魔法、癒しの魔法をかけたら、何故か近くの建物が吹っ飛ぶし

格闘技は抜群で、剣の方は良い点をもらえたのに!


苦手の語学は あの後、アーシュが教えてくれたけど



結局、地方の行政官の位を取るべく・・勉強と
身体がやせすぎ・・て・・いわれて筋肉トレーニングに励んでいた

筋肉スターになるべく!かなりがんばっただけど
力こぶをしてみるエイル

それにしても随分と真剣な難しい顔

あれ?なんだろう?
僕・・なにかとても大事な事を忘れている気がする・

あ!いけない!僕の身体を捜さないと
それに・・今はアーシュが心配

この後

思い出すのが遅くなってしまったがゆえの
防げなかった悲劇に、エイルは後悔する事になる
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