転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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フラグ?

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「お祖父様」

「レオルそこに座りなさい、紅茶を2つ持ってきてくれ。で、話とは何かな?」

「お祖父様、私はティアナ嬢をお慕いしております。まだ日は浅いですが本当の気持ちです。」
はぁ…。やはり、そういうことか…。

「それで?」

「私は第一夫になりたいのです!」

「それは無理じゃな」

バン…レオルはテーブルを叩く。

「なぜです!?」

「落ち着けレオル…。普段冷静沈着のお前がどうしたのだ。」

「なら問うが、ティアナはどういう立場だ?」

ティアナ嬢の立場…?

「筆頭公爵家の第一子ですね。」

「レオルお前は?」

「この国の第一王子です。」

「そうじゃな、でな、マリーナはもう子を持たぬと宣言しておる。ゆえにティアナは公爵家を継ぐ嫡子じゃ。」

「………。」

「となると、第一夫はどうなると思うかのぉ?」

「婿入りという形になりますね。」

「だろうな、でお前はそれができる立場にいると思うかのぉ?」

「…………。私は臣籍降下し、公爵家に婿入り致します。王位はミオルに委ねます。」

「………そこまでなのか…レオル…。」

「はい、昨日初めてティアナ嬢とお会いし、私はその時…雷に撃たれたような感覚に落ちたのです。今まで女性にはむしろ苦手意識しかなかったのですが。」

「まぁ、王位は優秀な物の中から弟に委ねてもいいだろう、しかしな…ルイを認めさせるのは至難の業だぞ。」

「はい、存じております。叔父上がティアナ嬢を溺愛しているのは有名な話なので。認められるようにさらに励んで参ります。本日はお祖父様にも私の気持ちを知っていて頂きたくて参りました。」

「そうか、初孫のレオルと唯一の孫娘が結ばれればわしは嬉しいのぉ。努力してルイに認めて貰えるようにがんばりなさい。」

「はい!ありがとうございます」

ティアナの知り得ない所でどんどん色んな事が動き出しそうな…出さないような…。

マサーロも虫のような…。
すでに色んなフラグが立ち初めているのだった…。

「クシュン」

「ティア、家に着いたよ。クシャミなんて風邪をひいたら大変だ、部屋でゆっくりするんだよ。」
「はい、今日は少し疲れたのでお部屋でゆっくりします」

ティアナとシトリンは部屋に戻ってきてソファーに座った。

「なんだか疲れたねシトリン」

「僕は沢山おやつ食べれて美味しかったなぁ」
「ふふっ、食いしん坊なシトリンね」

「僕はあの白いクリームが沢山のってたケーキが好き」
「ショートケーキね、私はベリーのソースがかかっていたチーズタルトが美味しかったわ」

「また食べたいねシトリン」

「うん!!」

洋菓子も美味しいんだけど、やっぱりたまには和菓子も食べたくなるんだよね。
今度小豆を探してみようかな。


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