転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

文字の大きさ
上 下
231 / 621

お客様

しおりを挟む
タナット様とお父様達は執務室でなんか難しいお話をしているみたい。

辺境伯騎士団は、ローゼリア公爵家の騎士団と合同での訓練中

お客様といってもそんなに関わる時間はないわね~


パッ

ん?


「ティアナただいま、いい子にしてたか?」

ちょっと……なにこの保護者。

「シュウはいつから私の保護者になったのかしら?ふふ婚約者じゃなく保護者でもいいわよ?」ニコッ


「そ…それはやめておく。ティアナの事好きだから」


「ふ~ん」


「ごめんて、ティアナ」

焦るシュウ

「クスクス ええもういいわ」ニコッ

ホッ………

「で、なんか屋敷の雰囲気が違うけど誰か来てるのか?」


「うん、辺境伯が来ているの」


「なるほど、それで雰囲気が違うんだな」

「そうなのかもね~」


そう言えばお茶の木ってどうなったっけ??

「シュウ、ちょっと畑見てくる」


「ん?俺もなら行くわ」


「じゃ、一緒に行こう」

二人で自転車に乗りスイスイ
漕いで畑に到着~!!!

ん?確かあの辺の空き地に
何本か植えたのよね…

ん!!

すっごい!!!!もさもさ
なってる!!!!!!
若葉を丁寧に採取!!!緑茶飲めるの嬉しい~!!!!
シュウにも手伝って貰い大量に
収穫!!!!!
それをクリーンしてからシュウと部屋に転移!!!!
大量なので錬金釜に全て入れて蒸す!!!!蒸し終わったら今度は揉む!!!!揉み終わったら乾燥魔法で乾かす!!!!
完成~!!!!!沢山緑茶が出来た~わぁぁい!!!

「シュウ、出来たての緑茶飲んでみる?」

「飲む!!!」

湯呑みほしいわね……

即席で湯呑みを2個作る。

あと、急須も作った!!!!

湯呑みにお湯を入れてから
それを急須に入れて1分蒸らして注ぐ!

うん、緑茶の香りと色!!!!

ついでに空間から桜餅を出してと。

「シュウ召し上がれ」

「うわぁ、緑のお茶なんだな、いい香りがする」


ゴクッ

「うん、美味しい~懐かしい味」


「うん!!!うまい!!俺このお茶が一番好きかも知れない!」


「緑茶は飲みやすくてさっぱりしてて美味しいよね」


「この、桜餅にも合う!!」


「そうそうあんこに合うのよ」

バタバタ バタバタ バタバタ

バン


「この匂いは!!!緑茶!!」

やっぱり…


「おい、響介突然走り出すなよな…全く」


「クスクス 響介は何かセンサーでも付いてるわけ?」


「本当だよな……ぜぇぜぇ…」


「ラサムお疲れ様」クスクス


「俺も緑茶と桜餅食べたい!!!」


「なに!?緑茶と桜餅!!!俺も!!!」


クスクス


「はいはい、今お茶入れるから座ってて」

「「はーい」」


「ラサムと響介は凄いな、良く分かったな」クスクス


「いや…気が付いたの響介だけだから…」


「何か分かるんだよね!!俺天才なのかも!!!!」

「「どんな天才だよ」」


「クスクス はい、お茶どうぞ、桜餅も添えたわよ」


「「ありがとう」」


「どう致しまして」ニコッ


「うまぁぁぁい、緑茶に桜餅が合う!!!」


「うまーーーーっ緑茶の茶葉分けてほしい…」チラッ


うん、昔から蓮と響介は緑茶好きなのよね~


「沢山作ったからもちろんあげるわよ。急須と湯呑も複製してあげる」

「俺も!!!!」


「はいはい、響介もね」


「俺も欲しい!!!!」


「シュウもね、了解」

3個ずつ急須と湯呑みを複製して緑茶の茶葉も多めにわけて
滅菌瓶に乾燥剤もいれて渡した。

「シュウにはスプーンも付属しておいたからこのスプーン1杯だけ急須にいれるのよ?」


「おお、分かった!!ありがとう」


「蓮と響介は入れ慣れているから平気でしょ?」

「「全然平気」」

むしろあの二人は自分の配分で緑茶をいれるでしょうね~昔から凝り性なのよね~。


ん~美味しい!!
今度は豆大福とか…どら焼きも作って見ようかなぁ……


「所で3人は暇なの?」


「「「今日は暇」」」


「ならメルストでも誘って遊んであげてくれない?」

「ん?メルストがどうかしたのか?」

「メルスト??」


「メルちゃんがどうした?」


メルちゃん……って響介なによそのあだ名……。


「勉強こんつめすぎて、昨日ガス抜きにオーシャンに出掛けてきたんだけど、もう少しガス抜き必要だと思うのよね」


「「「なるほど」」」

3人とも頷く

「でも何する?オーシャンで買い物したんだろ?」


「そう」


「あ、ならこの前夜中にティアが抜け出して遊んでた湖に行かない?」

「あちゃ~~」

ラサムが額を押さえる。

ちょっと……響介何シュウの前で言ってくれてるわけ??


「ん?夜中に抜け出して遊んでたとはなんだ?ティアナ」ニコッ


ゔっ………その笑顔がこわいんですけど!!!!!

かくかくしかじかと説明すると……ええ…物凄くおこられました…はい。もぉ!!!!響介何ぺらぺら言ってくれてるわけ!

ギロッと響介を睨むとごめんのポーズ。

「じゃ、その湖でバーベキューでもしようか」

「それいいな、ティアナ」

「それならメルちゃんだけじゃなくて屋敷にいるメンバーに声かけたほうがよくない?」

「だな、みんな肉好きだし…」


「じゃ、3人で声かけて来てくれる?私用意しておくし」


「了解!!」

「オッケー」

「はいよ」


全く……怒られる予定じゃなかったのに!!!!!

プリプリしながら魔導炊飯器5個分のお米をクリーンしてから
軽く水洗いしてセット!それを空間にいれておく。

しばらくするとロビーに集合していた。
あら…今日アランと双子と元契約獣メンバーは仕事でいないけど他のメンバーはいるのね。
サザルとリンサー、カルロ、
カイルもいる!
ん???なぜか…お父様とお母様……タナット様までいるのはなぜかしら??????

「あの………お母様とお父様とタナット様も行くのですか?」


「もちろん!!お肉にエール!!」

お父様食べて飲む気まんまんね……

お母様も頷く。

「その…私も行ってもいいだろうか?」

ここで駄目だと言える人っているのかしら???苦笑


「ふふ、もちろん一緒にどうぞ」ニコッ

ホッとした顔で喜んでいる。


「さ、じゃぁ行きましょ?」


一同頷く


パッ


「すげーーーめちゃくちゃ綺麗な湖だな!!!」

一番喜んでいるのは…響介ね

一人を除いてみんなワイワイ
楽しそうな声をあげている。


「今のは………いったい……」

ぼーぜんとしているタナット様


「どうされました?」ニコッ


「あの…今の魔法はなんですか??」

あら?転移魔法知らないのかしら???

「今の魔法は転移魔法です」ニコッ


「転移魔法!!!!!初めてです!!!!」
目をキラキラさせている。
魔法が好きなのかしら?


「魔法がお好きなんですか?」

「はい!!!!大好きなんです!!」

ふふ、子供みたいで可愛らしいわね。



コホン

「ティアナ、テントだせるか?」


「あー、そうよね。ごめんシュウ」


空間からテントを一応5個だして出した途端魔導炊飯器のスイッチがオンになった。


「あと30分ご飯炊けるのに時間かかるから遊んでいてね」

一同頷く

お父様とお母様まで頷いているわね…苦笑


その間にイツメン達が手伝ってくれてバーベキューコンロを5台並べていく。

テーブルと椅子も!
カリンもすっかり復活して参加!!

「カリン~無理しないでね」


「うん!ありがとう」

空間から物を出すたびにタナットが目をキラキラさせる。


「若様…見つめすぎですよ…姫君に穴があきそうです」


「なっ!?」

かあぁぁと顔を赤くするタナット。

「その年で初恋とは……遅れてきた麻疹のようですね…」


「うるさいぞ!!!」


ピーピー ピーピー


あ、米が炊けたわね!!

「お米が焚けたのでご飯をよそってね!それぞれ5台の前に並んで」

一同頷く

もうみんな慣れたものよね。
ご飯と味噌汁はいつもセルフサービスである!!

「タナット様と侍従様も並んでよそってくださいね」ニコッ


「「はい!!」」


皆がご飯をよそっている間にお肉をそれぞれのコンロの前に並べていく。

よし!!準備オッケー!!!!






しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

獣人の恋人とイチャついた翌朝の話

BL / 完結 24h.ポイント:1,611pt お気に入り:32

鬼は内、福も内

BL / 完結 24h.ポイント:276pt お気に入り:39

私の初恋の人に屈辱と絶望を与えたのは、大好きなお姉様でした

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:5,303pt お気に入り:104

処理中です...