え！？私が公爵令嬢なんですか！！（旧聖なる日のノック）

畑

「はーーたーーけー」
ピュリ


「ピュリー、畑つくるの？」
マッシュ


「うん、花は沢山あるしさー、もしかしたらこの先何があるか分からないから、畑を作って食料の備蓄をしておこうかなって」
ピュリ




「確かにそれはいい考えだね！！ピュリは祝福されているからすぐ収穫できるしね！」
マッシュ


ん？



「祝福ってなんの？？」
ピュリ



マッシュがキョトンとしている。



「え？？神様と精霊王様とか……御偉い様の加護とか祝福？」
マッシュ


えええええ！！なにそれ！！！聞いてないけど！！！！



「あれ？言ってないっけ？」テヘペロ
マッシュ


テヘペロじゃなーーい！！！！


ぜぇぜぇ……とりあえずいい。落ち着こう。


「とりあえず植えよう……」
ピュリ



「りょうかーい！！じゃ土の精霊達にまず土を耕して貰って畑をつくろー」
マッシュ



「おーー！！土の精霊さん宜しくお願い」
ピュリ


ピュリが声をかけると精霊達は光りながらサクサク　サクサク土を耕してあっという間に大きな畑が出来上がった。



「すごい………なにこの早さと……広大な畑」
ピュリ



「うん！！早速植えよー！」
マッシュ



「そ、そうだよね」
ピュリ


とりあえず……サツマイモ、じゃがいも、

大根、人参、玉ねぎ、とうもろこし…

きゅうり、トマトを植えた。


あまりに広大だから半分には、イチゴ、
りんご、みかん、ブルーベリーを植えた。この世界にも同じ野菜や果物があって本当良かった！



「水の精霊さん、水をお願いしますーー」
ピュリ


すると、今度はまた光から水がシャワーのように畑と果樹園？に降り注ぐ。

あっという間に芽が出てにょきにょき
大きく………。嘘でしょ……なにこのチート！！！！


「明日には実がなりそうだねー」
マッシュ



マッシュがウキウキした表情で喜んでいる。


「………そ、そうだね」
ピュリ


若干自分のチート具合に引いているピュリ。



とりあえず……畑は終わりかな。



「精霊さん達ありがとう」
ピュリ


「ありがとうねー」
マッシュ

精霊達にお礼を言ってから、自室に戻ってきた。


チート………もしかしたら「アレ」も作れたりして。


空間魔法使えるし……。よし！！図書室に行こう！！！


「マッシュ図書室に行ってくるからお昼寝してて」
ピュリ


「はーい」
マッシュ

既に眠そうなマッシュ。もうそろそろ
マッシュのお昼寝タイムの時間である。


パッ


ピュリは転移で図書室に移動。


んーーー、空間魔法の魔導書、魔導書。

キョロキョロと本を探す。公爵家の図書室だからかなり広い。

なぜか、一つだけ本が光っている………

精霊が教えてくれたのかしら？

「精霊さんありがとう」
ピュリ

ピュリは光っている本を手に取ると
やはり空間魔法の魔導書だった。

椅子に座りパラパラと見ていくと「アレ」の作り方もやっぱり載っていた。


やったわ！！！これで作れる！！！！


パッ

また転移で部屋に戻った。

既にマッシュは夢の中である。

さーーて！！作りますか！！！！