え!?私が公爵令嬢なんですか!!(旧聖なる日のノック)

meimei

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ピュリの隠れ家

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「うまぁ~っ!!!!」
ダリアード

鉄板からは焼いた海老や蟹、
ホイル焼きした魚や帆立の貝や
はまぐりの貝からお醤油の香ばしい香りが漂っている。


もぐもぐ もぐもぐ



「海老美味しい~~」
ピュリ


「こんな食べ方初めて食べたよ!!!めちゃくちゃうまい!!」
ダリアード


そうなんだよね~この世界バーベキューとか鉄板焼きがないんだよ!!!こんな簡単なのに
美味しいのにさ。



「夕方の海もなかなかいいね~~」
ピュリ



「本当だな~ここ見晴らしいいし静かだしな。外灯もあちらこちらにあって自動点灯だから」
ダリアード



「本当ここはいい買い物だったわ」
ピュリ



「だな同意」
ダリアード


最後は海鮮やきそばにして〆た。


「腹いっぱい」
ダリアード


「ん~~良く食べた!!温泉入って寝て明日には戻らないと」
ピュリ



「ん?帰るのか?」
ダリアード


ん?



「帰るよ、だって皆も心配するし。一応居場所は魔法手紙で知らせてあるけど」
ピュリ


なんだか気まずそうな表情の
ダリアードにハテナマークのピュリ。


「あのさ、その……いいずらいんだけど。」
ダリアード


「ん?」キョトン
ピュリ


「公爵令嬢なんだから……居場所くらい知らせてあるに決まっているだろ?」
ダリアード


「そうなの?」キョトン
ピュリ

首を曲げてキョトンとしている
ピュリにため息をはくダリアード。


「あぁ……そうなんだ。皆心配するだろ?」
ダリアード


「そ、そうだね」
ピュリ


「でな、ここの家をピュリが購入した旨を魔法手紙で出しところ………皆がこちらに向かっているみたいだ……。多分ルイ様が
公爵家に戻り次第転移で来ると思うぞ……この街まで」
ダリアード



「ええええええ、家を買ったことまで手紙にしたの!?ダリアードったらおしゃべり!!」
ピュリ


むぅーーっと頬を膨らませるピュリ。


「それは……すまない。が!!隠しておける分けないだろ…。」
ダリアード


「なんで隠せておけないの?」
ピュリ


俺の番は天然か!!!天然物なのか!!


ちらっと木の影に目をむければ
サッと視線を逸らす者

もちろん屋根の影にも……


「そりゃ……はぁ。ピュリは素直で正直だからだよ」
ダリアード



「え!?そ、そうかな~えへへ」
ピュリ


影一同ホッとため息をはいた。

ピュリに影をつけていることは
本人は知らないからだ。


こう2人で話している間も公爵家では……着々とピュリリゾートで楽しむために家族一同が荷物を用意している。
後はルイが魔塔から戻れば………



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